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番外編 牧野圭太の下衆事情
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スーパーゼネコンの営業No.1の成績を常にとっているできる男な俺。
本命の元ファッションモデルで売れっ子ファッションデザイナーの彼女がいても、辞めれない事がある。
それは、コンパに声がかかるとついつい参加し、可愛い女の子をおもちかえりして食べちゃう事。
それで、本命の彼女を怒らせ傷つけてるのはわかってるけど辞められない。
大学時代からの親友が、やらかして、遠距離恋愛の彼女に現場を見られ破局し、その後職場で再会して結婚した。
親友の匠は、性欲よりゲームや仕事に没頭するタイプで、興味の先が違う。
匠を見ていて思う。6年間も同じ彼女と付き合い、別れてからも彼女に執着して、周りを見たら、たくさん可愛い女の子はいるのに人生勿体無いと。
でも、仕事で匠の彼女と絡むようになると、匠が彼女にのめり込む理由がわかった。
見た目は清楚系な綺麗な子だけど、俺の本命の彼女には劣る。
でも、真っ直ぐて仕事にひたむきで、表情がころころ変わるのが可愛い。
匠がのめり込む理由がわかる。
常に側にいたら、ほかの女に目なんて行かないだろう。
俺も、匠が好きな子じゃなかったら手を出してる。
9月。毎年の事で新しい案件がなかなか取れなくてむしゃくしゃして、誘われたコンパに参加し、お持ち帰りした女の子とワンナイトを楽しんだ俺。
俺の本命彼女は売れっ子のファッションデザイナーで、なかなか会えない。
元、スーパーモデルで美しすぎる美貌の持ち主で、IT企業の社長や医者や弁護士からアプローチを受けてるのを知ってる。
でも、できる男でなく、設計士になり損なった俺を恋人として選んでくれた。
でも、それが、重みに感じる俺。
彼女は俺よりできる女だから、俺は相応しくないと。
だから、思うように仕事が取れない時に、コンパで女を釣り上げてその場限りの関係を持ってしまう。
本命の彼女とは、大学時代にすすめられて応募したジョノンでグランプリを受賞した後にモデル同士という立場で出会った。
見てくれだけはいい俺
同じく見てくれが神級の彼女との交際は楽しかった。
でも、俺はスーパーゼネコンに就職しても設計士になれず、彼女はファッションデザイナーとして活躍し、格差に悩み、女遊びに走ってしまった。
営業No.1をとっても、設計士になりそこねた自分が情けなくて、堪らなかった。
本命彼女のめぐはそんな俺の気持ちを理解してくれてた。
俺の悪い虫が動き出すと、察知して、俺を叱咤する。
何度か俺がやらかして別れても、俺がなきついたら元サヤに戻ってくれるめぐ。
俺は情けない男だ
同じく1度のやらかしで本命彼女を失い、青春時代を勉強とゲームに明け暮れた親友は、学生時代に取った資格と経験で設計士になり、彼女とも復縁して、幸せそうだ。
アリとキリギリス
大学時代に遊んでいた俺が悪い。
営業No.1を取るために毎月、死にものぐるいにクライアント先に笑顔を振りまく俺。
最近、疲れてきた。
匠の勧めで、一級建築士の資格を受ける事にした。
死にものぐるいで勉強した。
匠に泣きついて週末に押しかけて、教えて貰った。
彼女も実技試験だけ受けるとかで、10月はから11月の終わりまで死にものぐるいで勉強し、なんとか合格できた。
もちろん、匠の彼女も合格した。
営業職として実績を残していても、俺は設計士としては何も建築物をうみだしてない。
匠が結婚し、飲食店の設計から橋などの大型建築物の設計に移り、嫁となった彼女も妊娠して産休に入った。
俺は営業として多くのクライアントに可愛がって貰ったのと、自分で一級建築士として実績を残したいから、スーパーゼネコンを退社し、個人事務所を構えて起業した。
匠の奥さんがスーパーゼネコンを退社して、仕事を手伝ってくれた。
そして、俺の彼女も、建築とファッションは関係ないけど一緒だと言い張り、飲食店とブライダルドレスを手がける事務所として俺の会社は創設された。
彼女のブライダルドレスを目当てに客が殺到したのと、匠の嫁の丁寧な仕事ぶりで飲食店のリフォームの依頼が来て、下請けに受注業務などで社長が下働きしている生活をしている。
個人事務所でも、できる女2人がいるから、黒字経営をしている。
「圭太くん、そろそろ、めぐさんと結婚したら?」
3歳と1歳の子を連れて出勤してる匠の嫁。一花ちゃんに言われた。
俺もそろそろめぐとの結婚を考えてはいた。
でも、不甲斐ない俺と結婚してめぐが幸せかと考えてしまう俺がいた。
めぐはキャリアを捨てて、俺を選んでくれた。
だから、不甲斐ない俺だけど、俺はめぐにプロポーズして、OKを貰えた。
めぐとめぐがデザインしたウエディングドレスとタキシードと、匠の嫁が設計したこじんまりとした結婚式場で結婚式を挙げた。
スーパーゼネコンにいた頃の俺は今、個人事務所で嫁と親友の嫁に見張られ、大人しく生活をしている。
本命の元ファッションモデルで売れっ子ファッションデザイナーの彼女がいても、辞めれない事がある。
それは、コンパに声がかかるとついつい参加し、可愛い女の子をおもちかえりして食べちゃう事。
それで、本命の彼女を怒らせ傷つけてるのはわかってるけど辞められない。
大学時代からの親友が、やらかして、遠距離恋愛の彼女に現場を見られ破局し、その後職場で再会して結婚した。
親友の匠は、性欲よりゲームや仕事に没頭するタイプで、興味の先が違う。
匠を見ていて思う。6年間も同じ彼女と付き合い、別れてからも彼女に執着して、周りを見たら、たくさん可愛い女の子はいるのに人生勿体無いと。
でも、仕事で匠の彼女と絡むようになると、匠が彼女にのめり込む理由がわかった。
見た目は清楚系な綺麗な子だけど、俺の本命の彼女には劣る。
でも、真っ直ぐて仕事にひたむきで、表情がころころ変わるのが可愛い。
匠がのめり込む理由がわかる。
常に側にいたら、ほかの女に目なんて行かないだろう。
俺も、匠が好きな子じゃなかったら手を出してる。
9月。毎年の事で新しい案件がなかなか取れなくてむしゃくしゃして、誘われたコンパに参加し、お持ち帰りした女の子とワンナイトを楽しんだ俺。
俺の本命彼女は売れっ子のファッションデザイナーで、なかなか会えない。
元、スーパーモデルで美しすぎる美貌の持ち主で、IT企業の社長や医者や弁護士からアプローチを受けてるのを知ってる。
でも、できる男でなく、設計士になり損なった俺を恋人として選んでくれた。
でも、それが、重みに感じる俺。
彼女は俺よりできる女だから、俺は相応しくないと。
だから、思うように仕事が取れない時に、コンパで女を釣り上げてその場限りの関係を持ってしまう。
本命の彼女とは、大学時代にすすめられて応募したジョノンでグランプリを受賞した後にモデル同士という立場で出会った。
見てくれだけはいい俺
同じく見てくれが神級の彼女との交際は楽しかった。
でも、俺はスーパーゼネコンに就職しても設計士になれず、彼女はファッションデザイナーとして活躍し、格差に悩み、女遊びに走ってしまった。
営業No.1をとっても、設計士になりそこねた自分が情けなくて、堪らなかった。
本命彼女のめぐはそんな俺の気持ちを理解してくれてた。
俺の悪い虫が動き出すと、察知して、俺を叱咤する。
何度か俺がやらかして別れても、俺がなきついたら元サヤに戻ってくれるめぐ。
俺は情けない男だ
同じく1度のやらかしで本命彼女を失い、青春時代を勉強とゲームに明け暮れた親友は、学生時代に取った資格と経験で設計士になり、彼女とも復縁して、幸せそうだ。
アリとキリギリス
大学時代に遊んでいた俺が悪い。
営業No.1を取るために毎月、死にものぐるいにクライアント先に笑顔を振りまく俺。
最近、疲れてきた。
匠の勧めで、一級建築士の資格を受ける事にした。
死にものぐるいで勉強した。
匠に泣きついて週末に押しかけて、教えて貰った。
彼女も実技試験だけ受けるとかで、10月はから11月の終わりまで死にものぐるいで勉強し、なんとか合格できた。
もちろん、匠の彼女も合格した。
営業職として実績を残していても、俺は設計士としては何も建築物をうみだしてない。
匠が結婚し、飲食店の設計から橋などの大型建築物の設計に移り、嫁となった彼女も妊娠して産休に入った。
俺は営業として多くのクライアントに可愛がって貰ったのと、自分で一級建築士として実績を残したいから、スーパーゼネコンを退社し、個人事務所を構えて起業した。
匠の奥さんがスーパーゼネコンを退社して、仕事を手伝ってくれた。
そして、俺の彼女も、建築とファッションは関係ないけど一緒だと言い張り、飲食店とブライダルドレスを手がける事務所として俺の会社は創設された。
彼女のブライダルドレスを目当てに客が殺到したのと、匠の嫁の丁寧な仕事ぶりで飲食店のリフォームの依頼が来て、下請けに受注業務などで社長が下働きしている生活をしている。
個人事務所でも、できる女2人がいるから、黒字経営をしている。
「圭太くん、そろそろ、めぐさんと結婚したら?」
3歳と1歳の子を連れて出勤してる匠の嫁。一花ちゃんに言われた。
俺もそろそろめぐとの結婚を考えてはいた。
でも、不甲斐ない俺と結婚してめぐが幸せかと考えてしまう俺がいた。
めぐはキャリアを捨てて、俺を選んでくれた。
だから、不甲斐ない俺だけど、俺はめぐにプロポーズして、OKを貰えた。
めぐとめぐがデザインしたウエディングドレスとタキシードと、匠の嫁が設計したこじんまりとした結婚式場で結婚式を挙げた。
スーパーゼネコンにいた頃の俺は今、個人事務所で嫁と親友の嫁に見張られ、大人しく生活をしている。
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