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あなたに骨抜きにされて
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ドライブデートは島根の旅館で身体の関係を結び、夜明けまでやらかしてしまい、9時過ぎに起きてからの旅館の豪華朝食と一緒に温泉に入ったりしたから昼前まで旅館で過ごしたため、夕方に浜田の水族館アクアに寄っただけで、その後、恐怖のドライブで名古屋に戻った。
『明日の朝、家まで送るからうちに泊まって』
夜中の1時に知立に着き、自宅に送り届けられると思ってたのに頼翔くんの住む高速マンションに連れて行かれ、そして……抱かれた。
「頼翔くん、明日、仕事だよ?」
「……わかってる。でも、やっと真凛を抱けたから止まらなくて」
1時間ぐらいで終わり、ダブルベットで何も身につけずにわたしを抱きしめたまま眠りについた頼翔くん。
さすがに長時間の車の運転と2日続けてやったら疲労は半端ないと思う。
頼翔くんは、わたしが離れないよう、わたしの身体をぎゅっと拘束している。
頼翔くんの胸に顔をつけ、頼翔くんの心臓の音を聞きながら、わたしも眠りについた。
6時に実家に送り届けて貰って、すぐにINDIVIのパンツスーツに着替え、父に冷やかされながら父が運転する車で出勤する。
『真凛、一緒に暮らさない?』
頼翔くんに言われた……。
たぶん、わたしの父と母は許してくれると思う。
でも……今の状態で頼翔くんと同棲なんかしたら、頼翔くんに翻弄されて頼翔くんなしでは生きていけなくなりそうな気がして無理だと思った。
火曜日。新型プリセスの走行動作試験で、頼翔くんがトミタにきた。
先週、頼翔くんのおかげでエンジンが止まるなどエラーばかり起きて制御しきれなかったのが大幅に改善した。
だから、新型プリセスのエンジンECUのシステム開発は今日で終わると思う。
10時少し前に頼翔くんが父とトミタのパワートレイン開発部実験工場にきた。
9時から試作車を走らせ、走行性と燃費についてデータをとる。
車体を重くして実験をしたりと1週間あれこれ試した。
スムーズに問題なく走る。
頼翔くんが父に低燃費に関してもう少しいけると話してた。
前輪をエンジンで駆動して走行させる時にモーターを発電機として使用していて、エネルギーをバッテリーに充電させる。
エネルギーを無駄なくバッテリーに充電できるようにすると頼翔くんが言ってた。
頼翔くんの隣でかきかえたプログラムを見てたら後ろでにやにやしてる父と目があった。
父も母も週末のお泊りドライブデートでわたしと頼翔くんが深い仲になったと気づいてる。
11時半から走行動作実験を開始し、早めに休憩をとることにした。
エンジン制御ECUシステムを今日、完成させる予定だからか最高責任者の父がずっと立ち合ってた。
父が頼翔くんと社外のひつまぶしが美味しい店に連れて行ってくれた。
「真凛とこうやって同じ会社で働けるのも後……半年ぐらいかな」
「父さん、早期退職でもするの?」
「するか!!真凛が頼翔くんと結婚したらデンタに引き抜かれるだろ」
父の発言に飲んでた温かい緑茶をふきだしそうになった。
「はっ……けっ結婚って……」
「頼翔くん、真凛を頼むな」
わたしが結婚話をはぐらかそうとした時、父が頼翔くんに真剣な表情で話をしていて何も言えなかった。
「大切にします、お父さん」
付き合い始めたばかりなのにもう結婚に話が進んでいて戸惑う。
昼休憩の後、走行動作実験の結果は目標を達成していてその後、微調整で実験を数回し16時に終了した。
「真凛、今日、俺、20時に仕事を終わらすからうちにきて待ってて」
頼翔くんが帰り際にわたしのスーツのポケットに合鍵を入れて、わたしの耳元で囁いた。
父から外泊どころか同棲許可まで出た。
でも、まだ付き合い始めて間もないからゆっくり関係を築いていきたいとわたしは思ってる。
18時に仕事を終えて名鉄に乗って帰宅中、頼翔くんのマンションに行くか悩んだ。
結局はいったん家に帰って、下着とパジャマとエプロンだけ持って母に頼翔さんのマンションに泊まる事を伝えて頼翔くんのところへ行った。
頼翔くんの住んでるマンションの地下に食品スーパーがあって、そこで肉じゃがとマカロニサラダとわかめの味噌汁の材料と鰹のタタキを買って頼翔くんの部屋に入る。
そして、キッチンを借りて調理にかかった。
20時過ぎになんとか肉じゃがとマカロニサラダと、わかめと玉ねぎの味噌汁を完成させ、鰹のタタキを切ってお皿に盛り付けた。
味噌汁とご飯以外の料理をダイニングテーブルの上に置く。
「いいにおい。真凛、夕飯作ってくれたんだ。ありがとう」
20時過ぎに頼翔くんが帰ってきて、キッチンで洗い物をしてるわたしのところにきた。
「エプロン姿、可愛い。真凛、ただいま」
わたしの頭の上に手をポンと置いて、頼翔くんが嬉しそうに言った。
悩んだけど、頼翔くんのマンションに来て、ご飯を作って待っててよかったと思った。
ご飯を食べ終え、わたしが片付けをしてる間に頼翔くんがお風呂を沸かしてくれて、先に入って貰って、それからわたしもお風呂を借りてパジャマを来て歯磨きをしてリビングへ行く。
「真凛、おいで」
リビングのソファーに座ってる頼翔さんに呼ばれていくと抱きしめられ、座ったままで抱っこされた。
「仕事で真凛に会って、触れたくて堪らなかった」
そう言って頼翔さんはわたしの唇を唇で塞ぐ。
舌を絡めあうキスをし、頼翔さんがわたしをお姫様抱っこし、寝室へ連れて行く。
わたしをベッドに降ろし、わたしのパジャマのボタンを外し脱がし、ズボンも脱がす。
「仕事に響いたらいけないから、日付が変わるまで愛させて」
頼翔くんと一緒にいるのが居心地がよく、この日から半同棲するようになった。
朝、タクシー代わりに父に迎えにきて貰い会社へ行く。
「結婚してデンタに転職したら?未来の社長夫人だ!!」
父はそんなことをよく言ってるけど、時々時間を見つけてはわたしの職場に顔を出してる。
母もわたしを産んでトミタを辞めてデンタに転職し、家族ぐるみで付き合いがある桐谷一家はデンタの創業者一族の跡取りで、その中、父はトミタでエンジン制御開発部で働き続け、部長までなった。
そんな父を、わたしは尊敬してる。
『明日の朝、家まで送るからうちに泊まって』
夜中の1時に知立に着き、自宅に送り届けられると思ってたのに頼翔くんの住む高速マンションに連れて行かれ、そして……抱かれた。
「頼翔くん、明日、仕事だよ?」
「……わかってる。でも、やっと真凛を抱けたから止まらなくて」
1時間ぐらいで終わり、ダブルベットで何も身につけずにわたしを抱きしめたまま眠りについた頼翔くん。
さすがに長時間の車の運転と2日続けてやったら疲労は半端ないと思う。
頼翔くんは、わたしが離れないよう、わたしの身体をぎゅっと拘束している。
頼翔くんの胸に顔をつけ、頼翔くんの心臓の音を聞きながら、わたしも眠りについた。
6時に実家に送り届けて貰って、すぐにINDIVIのパンツスーツに着替え、父に冷やかされながら父が運転する車で出勤する。
『真凛、一緒に暮らさない?』
頼翔くんに言われた……。
たぶん、わたしの父と母は許してくれると思う。
でも……今の状態で頼翔くんと同棲なんかしたら、頼翔くんに翻弄されて頼翔くんなしでは生きていけなくなりそうな気がして無理だと思った。
火曜日。新型プリセスの走行動作試験で、頼翔くんがトミタにきた。
先週、頼翔くんのおかげでエンジンが止まるなどエラーばかり起きて制御しきれなかったのが大幅に改善した。
だから、新型プリセスのエンジンECUのシステム開発は今日で終わると思う。
10時少し前に頼翔くんが父とトミタのパワートレイン開発部実験工場にきた。
9時から試作車を走らせ、走行性と燃費についてデータをとる。
車体を重くして実験をしたりと1週間あれこれ試した。
スムーズに問題なく走る。
頼翔くんが父に低燃費に関してもう少しいけると話してた。
前輪をエンジンで駆動して走行させる時にモーターを発電機として使用していて、エネルギーをバッテリーに充電させる。
エネルギーを無駄なくバッテリーに充電できるようにすると頼翔くんが言ってた。
頼翔くんの隣でかきかえたプログラムを見てたら後ろでにやにやしてる父と目があった。
父も母も週末のお泊りドライブデートでわたしと頼翔くんが深い仲になったと気づいてる。
11時半から走行動作実験を開始し、早めに休憩をとることにした。
エンジン制御ECUシステムを今日、完成させる予定だからか最高責任者の父がずっと立ち合ってた。
父が頼翔くんと社外のひつまぶしが美味しい店に連れて行ってくれた。
「真凛とこうやって同じ会社で働けるのも後……半年ぐらいかな」
「父さん、早期退職でもするの?」
「するか!!真凛が頼翔くんと結婚したらデンタに引き抜かれるだろ」
父の発言に飲んでた温かい緑茶をふきだしそうになった。
「はっ……けっ結婚って……」
「頼翔くん、真凛を頼むな」
わたしが結婚話をはぐらかそうとした時、父が頼翔くんに真剣な表情で話をしていて何も言えなかった。
「大切にします、お父さん」
付き合い始めたばかりなのにもう結婚に話が進んでいて戸惑う。
昼休憩の後、走行動作実験の結果は目標を達成していてその後、微調整で実験を数回し16時に終了した。
「真凛、今日、俺、20時に仕事を終わらすからうちにきて待ってて」
頼翔くんが帰り際にわたしのスーツのポケットに合鍵を入れて、わたしの耳元で囁いた。
父から外泊どころか同棲許可まで出た。
でも、まだ付き合い始めて間もないからゆっくり関係を築いていきたいとわたしは思ってる。
18時に仕事を終えて名鉄に乗って帰宅中、頼翔くんのマンションに行くか悩んだ。
結局はいったん家に帰って、下着とパジャマとエプロンだけ持って母に頼翔さんのマンションに泊まる事を伝えて頼翔くんのところへ行った。
頼翔くんの住んでるマンションの地下に食品スーパーがあって、そこで肉じゃがとマカロニサラダとわかめの味噌汁の材料と鰹のタタキを買って頼翔くんの部屋に入る。
そして、キッチンを借りて調理にかかった。
20時過ぎになんとか肉じゃがとマカロニサラダと、わかめと玉ねぎの味噌汁を完成させ、鰹のタタキを切ってお皿に盛り付けた。
味噌汁とご飯以外の料理をダイニングテーブルの上に置く。
「いいにおい。真凛、夕飯作ってくれたんだ。ありがとう」
20時過ぎに頼翔くんが帰ってきて、キッチンで洗い物をしてるわたしのところにきた。
「エプロン姿、可愛い。真凛、ただいま」
わたしの頭の上に手をポンと置いて、頼翔くんが嬉しそうに言った。
悩んだけど、頼翔くんのマンションに来て、ご飯を作って待っててよかったと思った。
ご飯を食べ終え、わたしが片付けをしてる間に頼翔くんがお風呂を沸かしてくれて、先に入って貰って、それからわたしもお風呂を借りてパジャマを来て歯磨きをしてリビングへ行く。
「真凛、おいで」
リビングのソファーに座ってる頼翔さんに呼ばれていくと抱きしめられ、座ったままで抱っこされた。
「仕事で真凛に会って、触れたくて堪らなかった」
そう言って頼翔さんはわたしの唇を唇で塞ぐ。
舌を絡めあうキスをし、頼翔さんがわたしをお姫様抱っこし、寝室へ連れて行く。
わたしをベッドに降ろし、わたしのパジャマのボタンを外し脱がし、ズボンも脱がす。
「仕事に響いたらいけないから、日付が変わるまで愛させて」
頼翔くんと一緒にいるのが居心地がよく、この日から半同棲するようになった。
朝、タクシー代わりに父に迎えにきて貰い会社へ行く。
「結婚してデンタに転職したら?未来の社長夫人だ!!」
父はそんなことをよく言ってるけど、時々時間を見つけてはわたしの職場に顔を出してる。
母もわたしを産んでトミタを辞めてデンタに転職し、家族ぐるみで付き合いがある桐谷一家はデンタの創業者一族の跡取りで、その中、父はトミタでエンジン制御開発部で働き続け、部長までなった。
そんな父を、わたしは尊敬してる。
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