風見鶏と八方美人

トネリコ

文字の大きさ
上 下
1 / 1

風見鶏と八方美人

しおりを挟む




 サイトの記事からの転載なので、読みづらめで申し訳ない(笑)
 あらすじにも書きましたが、正解はないですので、よければ皆様の印象を教えて頂ければ単純にトネリコが楽しいです(ぇ






何故かこの言葉っていい風に使われないことが多いですよね。
トネリコももし言われたとしたら苦笑してしまう言葉なのかなぁと(笑)

ただ、人にいいように見られたいとか、嫌われたくないと思うのは人としてごく当たり前にあってもおかしくない感情だと思います。

誰にでもいい顔するって人は、逆に言えば誰にでも嫌な態度をとらないって人だと思うので、初対面でこういった方が目の前に居たら話しやすいだろうなぁって思います。

こういった方は初対面で嫌われぬように最初から好意的な雰囲気、あるいは下てな雰囲気で対応される方が多い印象ですので(笑)

何でこういった言葉が悪目に使われるんだろうって思ったことがあるんですけど、んー、たぶん一つは『自分がなさそう』に見えるからかなぁって(笑)

都合のいい方についたり、誰にでもいい顔してる間は正反対の意見に呑まれる時もあると思うんです。例えばその時に、片方の時に居ては『そうですかね』とおり、もう反対の時に居ても『そうですかね』と居る。

例え『あの人が嫌い』と言う陣営で決定的な発言をしておらずとも、遮らず反対せずでいたら同意したとみなすのが大勢ですし、互いの陣営同士があいつは『この陣営の仲間だ』と同時に『あっちの陣営にも居る敵だ』とも思う。

例えを続行しまして、『そうだね。私も嫌い』という決定的なひとことが言えないままなら味方から不審を募らされますし、言ったら言ったで『どうせ向こうでも言ってるんだろうな』と思われる。

決定的なひとことが言えない人は、責任を後で逃げようとしていて『ずるい』。もしくは双方にゴマをするタイプも自分だけ生きようとしているんだろうなと思われて不快感を募らされる。

たぶん悪目に使われる理由の内に、そういったずるいとか、不快とかが重なって『風見鶏や八方美人の人は信用ならない』ってのがあるからじゃないかなぁと。

『卑怯なコウモリ』、またはこちらの方が好きな名前なのですが『獣と鳥と蝙蝠』ってお話をみなさん知ってますか…?

簡単に説明すると獣一族と鳥一族が喧嘩しまして、蝙蝠は獣一族が有利になると『私は全身に毛が生えてるから獣の仲間です』。鳥一族が有利になると『私は羽があるから鳥の仲間です』という。そうして両者が和解したあと、双方に良い顔して裏切りを繰り返した蝙蝠は鳥からも獣からも嫌われ仲間はずれにされてしまう…というお話です(笑)詳しくはまたウィキペディアでも見て頂ければ*

教訓は『何度も人に背く者は、やがて誰からも信用されなくなる。だが初めに争いを起こした獣と鳥が、その渦中で生き残ろうとした蝙蝠を責めて良いのだろうか 』とかですね* 参照URL;https://ja.wikipedia.org/wiki/卑怯なコウモリ

このお話は教訓が分かりやすくて、でもユニークで面白くて、幼いながらにとても心に残った物語ではありました。

たぶんこういった物語からも、蝙蝠の様なイメージから風見鶏や八方美人さんは悪い印象の言葉になってしまってるのかなぁと思います。(あくまで一意見

そりゃ何度も裏切られたら信用するのは難しいですしね(笑)蝙蝠さんは2者択一だったので、もう少し裏切り回数を少なくする工夫と2重スパイの技巧を高めればワンチャン…ゲフンゲフン冗談ですw

トネリコ的には蝙蝠も風見鶏や八方美人も、別にいいじゃん?って思いますけどねぇ。だって、それも生存戦略ではありませんか。『自分(の意見)がない』のは、『自分の(保身の)ことしか考えてない』から。

え?悪く聞こえる?

我が身が大事なのの何処が悪い話ですか。その人間らしさが酷く大好きです。生き残りたいのも、困った時に助けて欲しいのも、嫌われたくないのも生存戦略で、上手くやれなかったら蝙蝠、上手くやれたら世渡り上手に化けるんだと。

そもそも陣営や派閥とかグループとか、何かと纏まりたがるのも生存戦略でしょうしねぇ(笑)

自分のグループでないけど、自分のグループの者も良く知っている者を見せしめとして使うのは有効的な戦略です。だから、槍玉対象にも上がりやすい=悪目に使いやすいんだと。

個人的には、蝙蝠で生きようとする人って、人狼ゲームでいう狐ばりにセンスと能力が必要そうな気もします(笑)でも、もし何かあった時、いろんな所に良い顔してたら捨てる神があれば拾ってくれる神もあるかもですし。

んー、まぁただの雑談記事なのでオチとか結論とかはないんですけど…

結構どっちつかずの人って多いと思うんです。でもその人をただ悪く思うんじゃなくて、お互いそういった戦略なんだなって思えれたら少し冷静になるんじゃないでしょうか。いい印象を持てとはいいませんが、悪いことではないという一意見です、はい(笑)

久々に長く記事書いたなーw
眠いので途中から変になってる気がしなくもないですが、長文失礼しました☆


ではでは、みなさま本日もよい一日を☆
 


トネリコ







しおりを挟む
感想 3

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(3件)

此処寝
2020.03.08 此処寝

 蝙蝠の話ですか。私は最初に読んだ時に、蝙蝠がかわいそうだと思いました。
 毛皮があって獣にについたとしても、羽があるから鳥の仲間だと言われるだろうなと。また、鳥についたとしても毛皮があるから獣の仲間として煙たがられる。 蝙蝠は、どっちにも完全に溶け込めない異端者なんだなぁ。 
 少し大きくなって、蝙蝠は哺乳類で獣と知ったときは(笑)でしたが。         
 外見だけで判断するのことは、バカらしい行為ですね。 
                                            
 2つ意見があった時に、どちらの意見も共感するけど納得できない、心が受け入れないってことがあると思う。素直に両方に、うんと言ったら、己の陣営に入れ? 共感するなら同士だと、そんなのそちらの勝手な、思い込みでしょ。ほっといてください。               
 風見鶏は、風(気分)に任せてくるくる廻っているだけですょ。

トネリコ
2020.03.10 トネリコ

此処寝様へ

 うわぁ、めっちゃ読んでいて頷いておりましたぁ…!
 蝙蝠は分類上獣であるというのは、知った時思わず(笑)になりますよねぇ(笑)
 
 あはは、最終、面倒事さんよほっといてくれってのは心理上、真理な気もします(笑)

 凄く含蓄に富んだ感想を下さり本当にありがとうございました…!こんなに素敵な感想を頂けて感謝しております…!
 お時間をありがとうございました…!

解除
荒谷創
2020.02.03 荒谷創

風見鶏は、その場で勢いのある方に着くので、信用出来ない。ただし、自分が勝っている時には安心していられますね。

八方美人は信用出来ます。裏切りすら出来ないで、影で勝手に血反吐吐くだけなので。

蝙蝠は信用出来ません。
自己の保身より、目先の利益のみを見て立ち位置を変えるので、味方には出来ませんね。すり寄って来たら毒饅頭を与えると喜んで敵方に貢いでくれるので、そういう意味では使い勝手は良いかもしれません。

小国の処世術。
AとBの二つの大国に挟まれた小国Cは、どっちにも付かず。しかし、離れない様に立ち回って来た。
ある時、潔癖な王子はAかBどちらかと同盟を結んだ方が良いと考える。
距離は近く、穏健派のA国
山一つ挟んだ軍事国家B国。
王子はB国と同盟を結びたいと考えた。B国は山を挟む何もない我が国と同盟を結んでも、大した旨味が無いから影響は少ないだろう。
A国は穏健派だから、B国と同盟を結んだら戦争を恐れて我が国に手出しはしてこないだろう。
王子は王に奏上した。
王は王子の説明を最後まで聞くと、王子を廃嫡して追放した。
A国とB国に挟まれた小国Cは、今日も平和である。

随分昔に、読んだ本だったかと。
ふと、思い出しました。




トネリコ
2020.02.03 トネリコ

荒谷創様へ

ははぁ…おもしろい。なるほどうと有難く拝見させて頂いております~(笑)

小国の処世術というのも面白いですねぇ(笑)なんか性格診断できそうw

うーん、わいなら態々波風立てたくないから何もせずに静観だけど…、でも事が起こった時に対処じゃ遅いときもあるから一概に良い手かと言われると何ともな気もします(笑)
それにしても王様の決断力凄いw

いやぁ、凄く楽しい時間でした…!いつも感想ありがとうございます~!//
これからもよろしくお願い致します*

解除
ジオラマ
2020.02.03 ジオラマ

こんばんは、ジオラマです。
リアルな話、人の笑顔を見るのが好きです。
ネコの笑顔を見るのは、もっと好きです。
とりあえず風見鶏でもみんなが楽しそうなら。
さいこうの笑顔を見られるならそれでいいな。
んー、話の趣旨からズレてすいません。

わたしは程度の問題と思ってます。
らくですからね、皆にいい顔をしていれば。
っまり、必要な処世術かと。
テキトー過ぎるのは嫌ですけど。
ねこだいすき。


トネリコ
2020.02.03 トネリコ

ジオラマ様へ

なるほど~!(=^・・^=)!
ご感想を拝見できて嬉しいです(にやにや

とりあえず、結論は猫最高ですね!!!(ぇ
ニャー(=^・・^=)!(押し通す
もうみんな笑顔でいればいいと思います(笑顔とモフモフで圧力

ゲフンwご感想誠にありがとうございました~!*
いつも感謝です*

解除

あなたにおすすめの小説

日々、思う事、常々

くぼう無学
エッセイ・ノンフィクション
日頃生活していて、ふと思う事、ふと感じた事を、掌編小説として、ここに綴りたいと思います。

「ここ」で笑ったり怒ったり真顔になったり

あおみなみ
エッセイ・ノンフィクション
今までも震災をテーマや背景としていろいろ書いてきましたが、あちこちに書き散らした日記やブログを整理中なので、その中でも震災関係のものや地元・福島関係の話題に絞って、こちらで取りまとめることにしました。 なお、地元ネタはもともと多かったのですが、今回の転載は「2011年以降に福島について書いたもの」に絞りました。

うちの話( ´∀`)死別再婚日記

あやは
エッセイ・ノンフィクション
見てくださりありがとうございます♪ 伴侶を亡くして6年。 娘と猫ちゃんに癒されシングルマザーやってきましたが、再婚しました⭐︎ 死別からの再婚ってこんな感じ。何気ない日々を綴れたらいいなと思います!

人生・にゃん生いろいろ

景綱
エッセイ・ノンフィクション
人と猫のエッセイ短編集。 「はい、私カビが生えました」えええ、なにぃ~。それに猫カビってあるらしい。 気づくとそこに知人の子供が!? 勝手入って来るなんて。猫が勝手に侵入? 惹かれる声ってあるよね。濁声の猫? 子猫がずっとついてきて可愛すぎ。などなど。 ここから、学べることもあるのかも? 「えええ、こんなことがあるのか」と楽しんでくれたらと思い書いてみました。 わが家にいた愛猫、わが家に来る通い猫さんの写真も掲載。 (写真は画像が荒いものもあります。古い写真もあるので)

どうも、癌患者です。

エッセイ・ノンフィクション
2023年8月、癌告知を受けました。

徒然ホウレン草

ントゥンギ
エッセイ・ノンフィクション
日々のよしなし事を脈絡なく

カルバート

角田智史
エッセイ・ノンフィクション
連想させるのは地下を走る水。 あまり得るものはないかもしれません。 こんな人間がいる、こんな経験がある、それを知る事でまたあなた自身を振り返る、これからのあなたを考える、そのお手伝いが少しでもできればいいかなと思っています。 また時折出てくる対人間関係のアドラー、フロム、ニーチェに感化された僕の考え方が今後の皆様の生活の参考になる事があれば、幸いです。 もし最後まで、僕にお付き合いされる方がいらっしゃれば、心より感謝致します。

「植物との日々のこと」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
植物を育てていて感じること等を綴ります✨

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。