上 下
56 / 186

55

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

白の無才

ユウキ ヨルカ
青春
高校生の羽島悠は『才能』を欲していた。 人は誰しも、何らかの才能を持って生まれてくる。 しかし、自分がどんな才能を持っているのか自覚しているものは少ない。 悠もその一人だった。 悠は自分の才能が何なのか、そんなことを考えながら毎日を過ごしていた。 そんな時、悠のクラスに転入してくるという少女に遭う。 彼女は悠に対し「私は才能が欲しい」と話し出す。 彼らは自分の「才能」を見つけ出すため、共に様々なことに挑戦していく。 ——友情あり、恋愛あり、葛藤ありの青春ストーリー。

三度目の庄司

西原衣都
ライト文芸
庄司有希の家族は複雑だ。 小学校に入学する前、両親が離婚した。 中学校に入学する前、両親が再婚した。 両親は別れたりくっついたりしている。同じ相手と再婚したのだ。 名字が大西から庄司に変わるのは二回目だ。 有希が高校三年生時、両親の関係が再びあやしくなってきた。もしかしたら、また大西になって、また庄司になるかもしれない。うんざりした有希はそんな両親に抗議すべく家出を決行した。 健全な家出だ。そこでよく知ってるのに、知らない男の子と一夏を過ごすことになった。有希はその子と話すうち、この境遇をどうでもよくなってしまった。彼も同じ境遇を引き受けた子供だったから。

秘密部 〜人々のひみつ〜

ベアりんぐ
ライト文芸
ただひたすらに過ぎてゆく日常の中で、ある出会いが、ある言葉が、いままで見てきた世界を、変えることがある。ある日一つのミスから生まれた出会いから、変な部活動に入ることになり?………ただ漠然と生きていた高校生、相葉真也の「普通」の日常が変わっていく!!非日常系日常物語、開幕です。 01

ガラスの世代

大西啓太
ライト文芸
日常生活の中で思うがままに書いた詩集。ギタリストがギターのリフやギターソロのフレーズやメロディを思いつくように。

雪町フォトグラフ

涼雨 零音(すずさめ れいん)
ライト文芸
北海道上川郡東川町で暮らす高校生の深雪(みゆき)が写真甲子園の本戦出場を目指して奮闘する物語。 メンバーを集めるのに奔走し、写真の腕を磨くのに精進し、数々の問題に直面し、そのたびに沸き上がる名前のわからない感情に翻弄されながら成長していく姿を瑞々しく描いた青春小説。 ※表紙の絵は画家の勅使河原 優さん(@M4Teshigawara)に描いていただきました。

Drowning ステージから見た観客が忘れられなくて、地方で再会したら本気で好きになったミュージシャンの話

みちまさ
ライト文芸
30代のミュージシャン爽は、地方でライブする時に立ち寄るある街のバーで、ある女性と知り合います。 爽が多分この人だ、と思った理由は、あるライブの時に客席で印象に残っていた人と同じだと気付いたから。

恋とオバケと梟と

はじめアキラ
ライト文芸
「で、英玲奈ちゃんには言ったわけ?好きですって」  藤根宮小学校の七不思議は、何故かその殆どが可愛いおまじないで占められている。  小学生の弟・燕の恋愛成就のため、彼に恋のおまじないを勧めた中学生の兄・梟。  ところがその弟は、おまじないを試した後家に帰ってこなかった。  小学校に弟を迎えに行った梟と、弟の思い人である英玲奈は。とんでもない怪異に見舞われることになる。  小学生と中学生の彼らが体験する一夜の恐怖と冒険。そして、少年少女の恋の行方と兄の覚悟。  ひと夏の青春×ホラー×現代ファンタジー、ここに開幕。 <劇中歌> 『カナリアのうた』 https://www.nicovideo.jp/watch/sm37705769 作詞作曲編曲:はじめアキラ     歌唱:鏡音リン

立ち止まっている暇はない

柊 あると
ライト文芸
西野葵(にしのあおい)。2016年8月20日時点で18歳の大学1年生だ。 「へそから血脈(ちみゃく)を辿って毛細血管の最先端まで行くために、オートバイの免許を取った」と理解不能宣言をした。 聞いていたのは、清水悠真(しみずゆうま)。小林巧(こばやしたくみ)、小松清太郎(こまつ)(せいたろう)。西田文一(にしだぶんいち)。「十王輪友会(じゅうおうりんゆうかい)」というライダーズクラブのメンバーだ。 葵が言う「へそ」とは、上田市にある「生島足島神社(いくしまたらしまじんじゃ)」のことだ。別名「日本のへそ」と言われている。 上田市には「真田幸村」の居城がある。「十王」とは「真田十勇士」から取ったものだった。 「十王」になれるだけのテクニック。オートバイを御せるだけの精神力。ゆるぎない信念。どんなに辛いことにも屈しないで立ち上がる。絶対に諦めない。「やさしさ」は心の余裕の部分に住んでいる。その場所を持ち続けられるもの。それが、彼らが目指す「十王」だった。 葵はどかっと大地に足を付けた、重たい奴らの背中を追いながら、「十王」になっていった。

処理中です...