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翌日、天気が良くいい門出だ。
引っ越しはまだするかも決まってはいないが、今後の生活が決まる大切な日。
シルヴィはメイド達と同じ時間に起きるほど、早起きをしていた。
「おはようございます。お嬢様」
「おはよう。父上と母上はまだ?」
「まだ起きていらっしゃらないと思います。そろそろ起きる時間ですけど、御用があるのでしょうか?」
「いや、まだ時間があるならな。ちと試したいことがあってのう」
メイドは首をかしげている。
シルヴィはよく人目を盗んでどこかに行っていた。
時間がそれほどあるわけでもないため、メイドは引き留めるかどうか悩んでいた。
「私もご一緒にいいでしょうか?」
「うーん…。できれば一人がいいんじゃが」
「そうですか。ですが、そこまで時間はあまりないですよ」
「大丈夫じゃ。5分ばかしで戻ってくる。絶対にじゃ」
メイドはほっと胸を撫で下した。
心残りがなくなったメイドはシルヴィを見届け、シルヴィは外へと向かう。
場所は入り口の真逆、家の裏。
まったく誰も来ないわけではないが、手入れをする人ぐらいしか来ない。
今はまだ朝早い為、シルヴィだけしかいない。
「…ふぅ。姿を見せい」
「あら、いつから気づいていたの?」
「来た時じゃ。姿が見えなくとも、お主の力が強すぎる故にすぐわかる」
目の前に姿を現したのはエフティだった。
彼女は姿を変えられるだけではなく、隠すことも可能。
こうして隠れて見届けることも出来たが、シルヴィに気づかれてしまった。
「何用じゃ?合格してから一緒について来てもらおうかと思ったのじゃが」
「せっかくだし、私も試験に連れて行ってちょうだい」
「なら好きにすればよかろう。お主にとってそれぐらい他愛も――なんじゃこれは?」
エフティが差し出したのは小さな象牙が括りつけられているネックレス。
よく見ると象牙ではなく、象牙の形をした木であった。
「これは?」
「私の一部から取ってきたものよ。これがあれば、どんなに遠くへ行ってもあなたについて行けるわ」
「ほう、これまた大胆な行動に出たのう」
一部と言っても、大きな大樹にとってはほんの一部。
しかし、ほんの一部でも価値は大きい。
道具としても使うこともあれば、薬として使うこともある。
そして、魔力を入れておくことも可能だ。
市場にはまず存在せず、たった木の枝1本でも家宝にされるほどだ。
「ん?空ではないか」
「基本的には私が入って休めるスペースしかないわ。あとのスペースはあなたの自由にしていいわよ」
「ははーん。さてはお主、わしの試験を手助けしようとしているな?」
「さて何のことでしょうね」
「とぼけおって…」
シルヴィは受け取ると、ポケットから別のネックレスを取り出した。
象牙の木とは違い、こちらは緑色に輝く宝石がついている。
ネックレスを取り出すと、先ほど受け取った象牙の木にくっつけた。
すると、緑色に輝く宝石から象牙の木へと魔力が移されていった。
そう、緑色に輝く宝石には魔力が込められていたのだ。
シルヴィは魔力が少なく、魔力が足りない場面がある。
そんな時には、あらかじめ貯めておいた魔力を使っている。
シルヴィの秘策とは、この道具のことであった。
「にしても量が多いのう。相当いい部分だと思うんじゃが、大丈夫なんか?」
「大丈夫よ。むしろ、あなたが魔力を入れてくれたから少し気分がいいわ」
「…もう切り離されているんじゃがな」
「そういう食べる意味じゃないわ。当分はそこに私がいるのだもの。少しだけ魔力は貰うわよ」
「好きにせい。ただ、取りすぎるなよ」
シルヴィが忠告すると、エフティは象牙の木に戻ろうとしていた。
「ちと待てい」
「ん?象牙の木にこれ以上の機能はないわよ?」
「そういうことじゃなく、お主にこれを渡そうかと」
「いいの?これけっこう高いんでしょ?」
シルヴィが渡したのは、先ほど使っていた緑色に輝く宝石が付いたネックレス。
象牙の木に比べれば溜められる魔力の量も少ない。
だが、元々は宝石として付けるもの。
このネックレスを買おうにも、一般人が一生働いても買えないほど価値がある。
「いいんじゃ。元々貰ったものじゃ。渡した者も、宝石の価値しか知らんのじゃろう」
「それが問題と言っているのだけど…。まあいいわ、貰っておくわ」
エフティはネックレスを付けると、満足そうにシルヴィに向かって笑った。
そして象牙の木へと、今度こそ戻っていった。
「魔力の移動でしっかり中身があることも分かったことだし、戻るかのう」
シルヴィはメイドがいる場所へと戻っていった。
メイドは言われた通り待っており、シルヴィを見つけると頭を下げた。
「おかえりなさいませ。食事の準備は終わっております」
「うむ。ということは父上と母上も起きたのじゃろう」
「はい。すでに席へお着きになっております」
部屋に入ると、すでにアドルフとセレナが席に座っている。
食事が運ばれ始めているが、目の前にあるのは書類ばかり。
恐らく学園へ提出する書類なんだろうが、シルヴィに心当たりはなかった。
怒っていた試験監督に渡す謝罪なんだろう。
「ん?用事は終わったのかい?」
「知っておったのか」
「ここに来るまでにメイドにあったからね。前も言ったけど、あまりメイドに迷惑かけちゃだめだよ?」
「うむ…」
これで何回目だろうか。
何度も注意されているが、未だに治っていない。
「じゃあご飯を食べよう。食べ終わったらすぐに出発だ」
食後、3人は外へ向かった。
最初は移動魔法を使っていくつもりだったようだが、今回は馬車。
移動魔法を使おうとしたら執事たちに止められたからだ。
魔力を使うということは、その分疲れてしまう。
好んでやる人の方が少ない。
「昨日話した通り、馬車でも2時間はかかる。出る時間が少し早いから途中で休める、はずだよね?」
「はい。学園までの道のりは穏やかな道のりで草木も生い茂っております。休憩が欲しい場合は言って下されば何時でもお休みになれます」
「だそうだ。お腹が空いたとき用の食料も、喉が渇いた時用の飲み物もあるから心配はいらないよ」
まるでピクニックに行くかのようだった。
人数はシルヴィ、アドルフ、セレナを含んで6人。
2人は馬車を交代で行い、もう1人は護衛兼執事だ。
今の時代、危険なことは野生の動物ぐらい。
あくまでも、もしもの時のためだ。
他の執事やメイドはお留守番。
帰りは試験次第だが、夜には帰る予定のようだ。
それまでは家で仕事をしているらしい。
「さあ行こうか」
6人は家を後にした。
お腹が空いたら軽く食事をつまみ、喉が渇いたら水を飲む。
乗るのに疲れたら馬車から降りて休み、また馬車へと乗り込む。
気分はもう旅行気分だった。
「それにしてもシルヴィ、そんなネックレスを持っていたかい?」
「ん?ああ、これは大切な人から貰ったんじゃ」
「大切な…?」
「人…?」
アドルフとセレナは首をかしげていた。
シルヴィが会うのは家にいる人以外では限られる。
同じ年の子と会ったことはあるが、シルヴィはそこまで仲良くなろうとはしなかった。
それ以外になると年上の人達になる。
だが、その中を探しても仲がよさそうな人はいなかった。
2人はさらに考えた。
「あなたが送ったのかしら?」
「いや、てっきり君かと」
「「うーん…?」」
悩んでいる2人を見てシルヴィは笑っていた。
分かるはずもない、答えは自分とエフティしか知らない。
答えは出さずに2人の考えている姿を見ていた。
引っ越しはまだするかも決まってはいないが、今後の生活が決まる大切な日。
シルヴィはメイド達と同じ時間に起きるほど、早起きをしていた。
「おはようございます。お嬢様」
「おはよう。父上と母上はまだ?」
「まだ起きていらっしゃらないと思います。そろそろ起きる時間ですけど、御用があるのでしょうか?」
「いや、まだ時間があるならな。ちと試したいことがあってのう」
メイドは首をかしげている。
シルヴィはよく人目を盗んでどこかに行っていた。
時間がそれほどあるわけでもないため、メイドは引き留めるかどうか悩んでいた。
「私もご一緒にいいでしょうか?」
「うーん…。できれば一人がいいんじゃが」
「そうですか。ですが、そこまで時間はあまりないですよ」
「大丈夫じゃ。5分ばかしで戻ってくる。絶対にじゃ」
メイドはほっと胸を撫で下した。
心残りがなくなったメイドはシルヴィを見届け、シルヴィは外へと向かう。
場所は入り口の真逆、家の裏。
まったく誰も来ないわけではないが、手入れをする人ぐらいしか来ない。
今はまだ朝早い為、シルヴィだけしかいない。
「…ふぅ。姿を見せい」
「あら、いつから気づいていたの?」
「来た時じゃ。姿が見えなくとも、お主の力が強すぎる故にすぐわかる」
目の前に姿を現したのはエフティだった。
彼女は姿を変えられるだけではなく、隠すことも可能。
こうして隠れて見届けることも出来たが、シルヴィに気づかれてしまった。
「何用じゃ?合格してから一緒について来てもらおうかと思ったのじゃが」
「せっかくだし、私も試験に連れて行ってちょうだい」
「なら好きにすればよかろう。お主にとってそれぐらい他愛も――なんじゃこれは?」
エフティが差し出したのは小さな象牙が括りつけられているネックレス。
よく見ると象牙ではなく、象牙の形をした木であった。
「これは?」
「私の一部から取ってきたものよ。これがあれば、どんなに遠くへ行ってもあなたについて行けるわ」
「ほう、これまた大胆な行動に出たのう」
一部と言っても、大きな大樹にとってはほんの一部。
しかし、ほんの一部でも価値は大きい。
道具としても使うこともあれば、薬として使うこともある。
そして、魔力を入れておくことも可能だ。
市場にはまず存在せず、たった木の枝1本でも家宝にされるほどだ。
「ん?空ではないか」
「基本的には私が入って休めるスペースしかないわ。あとのスペースはあなたの自由にしていいわよ」
「ははーん。さてはお主、わしの試験を手助けしようとしているな?」
「さて何のことでしょうね」
「とぼけおって…」
シルヴィは受け取ると、ポケットから別のネックレスを取り出した。
象牙の木とは違い、こちらは緑色に輝く宝石がついている。
ネックレスを取り出すと、先ほど受け取った象牙の木にくっつけた。
すると、緑色に輝く宝石から象牙の木へと魔力が移されていった。
そう、緑色に輝く宝石には魔力が込められていたのだ。
シルヴィは魔力が少なく、魔力が足りない場面がある。
そんな時には、あらかじめ貯めておいた魔力を使っている。
シルヴィの秘策とは、この道具のことであった。
「にしても量が多いのう。相当いい部分だと思うんじゃが、大丈夫なんか?」
「大丈夫よ。むしろ、あなたが魔力を入れてくれたから少し気分がいいわ」
「…もう切り離されているんじゃがな」
「そういう食べる意味じゃないわ。当分はそこに私がいるのだもの。少しだけ魔力は貰うわよ」
「好きにせい。ただ、取りすぎるなよ」
シルヴィが忠告すると、エフティは象牙の木に戻ろうとしていた。
「ちと待てい」
「ん?象牙の木にこれ以上の機能はないわよ?」
「そういうことじゃなく、お主にこれを渡そうかと」
「いいの?これけっこう高いんでしょ?」
シルヴィが渡したのは、先ほど使っていた緑色に輝く宝石が付いたネックレス。
象牙の木に比べれば溜められる魔力の量も少ない。
だが、元々は宝石として付けるもの。
このネックレスを買おうにも、一般人が一生働いても買えないほど価値がある。
「いいんじゃ。元々貰ったものじゃ。渡した者も、宝石の価値しか知らんのじゃろう」
「それが問題と言っているのだけど…。まあいいわ、貰っておくわ」
エフティはネックレスを付けると、満足そうにシルヴィに向かって笑った。
そして象牙の木へと、今度こそ戻っていった。
「魔力の移動でしっかり中身があることも分かったことだし、戻るかのう」
シルヴィはメイドがいる場所へと戻っていった。
メイドは言われた通り待っており、シルヴィを見つけると頭を下げた。
「おかえりなさいませ。食事の準備は終わっております」
「うむ。ということは父上と母上も起きたのじゃろう」
「はい。すでに席へお着きになっております」
部屋に入ると、すでにアドルフとセレナが席に座っている。
食事が運ばれ始めているが、目の前にあるのは書類ばかり。
恐らく学園へ提出する書類なんだろうが、シルヴィに心当たりはなかった。
怒っていた試験監督に渡す謝罪なんだろう。
「ん?用事は終わったのかい?」
「知っておったのか」
「ここに来るまでにメイドにあったからね。前も言ったけど、あまりメイドに迷惑かけちゃだめだよ?」
「うむ…」
これで何回目だろうか。
何度も注意されているが、未だに治っていない。
「じゃあご飯を食べよう。食べ終わったらすぐに出発だ」
食後、3人は外へ向かった。
最初は移動魔法を使っていくつもりだったようだが、今回は馬車。
移動魔法を使おうとしたら執事たちに止められたからだ。
魔力を使うということは、その分疲れてしまう。
好んでやる人の方が少ない。
「昨日話した通り、馬車でも2時間はかかる。出る時間が少し早いから途中で休める、はずだよね?」
「はい。学園までの道のりは穏やかな道のりで草木も生い茂っております。休憩が欲しい場合は言って下されば何時でもお休みになれます」
「だそうだ。お腹が空いたとき用の食料も、喉が渇いた時用の飲み物もあるから心配はいらないよ」
まるでピクニックに行くかのようだった。
人数はシルヴィ、アドルフ、セレナを含んで6人。
2人は馬車を交代で行い、もう1人は護衛兼執事だ。
今の時代、危険なことは野生の動物ぐらい。
あくまでも、もしもの時のためだ。
他の執事やメイドはお留守番。
帰りは試験次第だが、夜には帰る予定のようだ。
それまでは家で仕事をしているらしい。
「さあ行こうか」
6人は家を後にした。
お腹が空いたら軽く食事をつまみ、喉が渇いたら水を飲む。
乗るのに疲れたら馬車から降りて休み、また馬車へと乗り込む。
気分はもう旅行気分だった。
「それにしてもシルヴィ、そんなネックレスを持っていたかい?」
「ん?ああ、これは大切な人から貰ったんじゃ」
「大切な…?」
「人…?」
アドルフとセレナは首をかしげていた。
シルヴィが会うのは家にいる人以外では限られる。
同じ年の子と会ったことはあるが、シルヴィはそこまで仲良くなろうとはしなかった。
それ以外になると年上の人達になる。
だが、その中を探しても仲がよさそうな人はいなかった。
2人はさらに考えた。
「あなたが送ったのかしら?」
「いや、てっきり君かと」
「「うーん…?」」
悩んでいる2人を見てシルヴィは笑っていた。
分かるはずもない、答えは自分とエフティしか知らない。
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