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「さて!後は試験だが、これを判断するのは私ではなく教師たちだ。皆に実力をあるところ見せなければならない」
「魔法をか?」
「そうだよ。まあ、かと言って難しい魔法が使えなければいけないというわけではない。日常生活でも使うような魔法でも全然構わないから」
元々賢者であったシルヴィにとって、それぐらいは造作もない。
問題があるとしたら、今は子供の姿。
魔法を使う回数は限られている。
「どういう魔法を使えればいいんじゃ?」
「基本となるのが五大魔法の地、水、火、風の4つ。筆記試験や体力試験をやるかは試験監督次第で分からないけど、まあアドルフくんの子だから大丈夫だろう」
「む、無論じゃ」
実の所、シルヴィは筆記試験の方は大丈夫だが、体力面には自信がない。
子供の姿だから前よりはあるが、昔の名残で運動は得意としない。
「あまりしっかりと説明していなかったけど、すべてがダメだから落ちるというわけではないからね」
「どういうことじゃ?」
「まだ伸びを期待できる生徒なら入学させる。それっぽくアピールするのもポイントだね」
「それはちとどうかと思うんじゃが…」
入学試験の説明を受け、時間的にちょうどいいということで食事をすることになった。
もちろん、特別な来客のため食事はいつもよりも豪華。
アドルフはミストの前では見栄を張っていた。
「これはまあ、珍しい食材をとってきたものだね」
「先生と食事を出来るならこれぐらい…」
「そういうのは、奥さんに言うのが普通だよ」
アドルフが苦笑いをしている。
セレナはそれほど気にしていなかったが、アドルフ自身は気にしたのだろう。
「先生、この後はまだお時間はありますか?」
「今日は学園も休み。午後も予定はないけど、まだ何かあるのかい?」
「出来ればシルヴィを見てほしいんです」
「それは少しズルい気もするがねぇ…」
しかし、ミストはまんざらでもないようだった。
シルヴィが学園に興味を持ったように、ミストはシルヴィに興味を持っている。
ああは言ったが、ミストにとっては嬉しい話しだった。
「こんなごちそうまでいただいたんだ。今の実力はどれほどなのか、みせてもらおうか」
「ありがとうございます!ほら、シルヴィも」
「う、うむ。ありがとう」
食事後、シルヴィにミスト、それにアドルフとセレナは外へと向かった。
中庭ではなく、しっかりとした広場。
ここなら魔法を使っても大丈夫なように手入れがされている。
「さて、好きな魔法からやってみようか」
「ちと質問なんじゃが、道具は使ってもいいのか?」
「いや、元々の力を見るからダメだけど、ないと無理なのかい?」
しばし考えるシルヴィ。
だけどすぐに答えを出した。
「大丈夫じゃ。問題ない」
「それならよかった」
すぐにシルヴィは準備をする。
的に魔法を当てるわけではなく、パフォーマンスのように魔法を使う。
今までとは違う使い方だが、お手本として見せるときがあったからそれを思い出して行えばいい。
そう思い、シルヴィは魔法を唱え始めた。
「まずは風から、竜巻!」
「おおぉ…」
見事な竜巻がシルヴィの目の前に現れる。
シルヴィ的に結構魔力を使ってつくった竜巻だが、大きさはシルヴィほどで小さい。
今の魔力はそれほどまでに低いのだ。
だが、ミストたちの評価は違った。
「バランスを保ってこの魔法を使えるのは、その年齢だとまずいないでしょう」
「そうでしょう。私も最初に見た時は驚きました」
確かに10歳の少女がこのような魔法を簡単に使えるのはおかしい。
前世のダーヴィルだった頃も、バランスを保てるようになったのは20前半の時だったのだから。
「1つ目でこの出来上がり。あとの3つも楽しみだよ」
「ええ。ご覧になってください」
「もしかしてアドルフくん。娘を自慢するためにこうしているのかな?」
「い、いえいえ。本当に大丈夫か見てほしかったんですよ」
慌てるアドルフを見ると、例え嘘ではなくても嘘に見えてしまう。
今の状況を見ると、ミストが言った通り娘の自慢にしか見えない。
「次に行ってもいいかのう?」
「ええ、もちろん。君の好きなタイミングでいいですよ」
「うむ、分かった。だが期待はしない方がいいぞ?」
すかさず、次の魔法を唱え始める。
「次は火の魔法、弱火」
「おや?てっきりまた何か驚くような魔法かと思ったのだけれど」
「魔力が少なくてのう。ちょっとばかし小さめじゃ」
竜巻規模を四大魔法全部でやるとなると、魔力はけっこう使ってしまう。
大人であっても、竜巻規模でやると足りるか足りないかほど消費は激しい。
どこかで魔法を抑えなければならなかった。
「確かに平均的に魔法を見せるよりは、凹凸があったほうがインパクトはあるね」
「じゃろう?じゃあ、次じゃ」
また次の魔法を唱え始める。
先ほどと同様、魔力はあまり込められていない。
「水の魔法、水泡」
「それは身なりを綺麗にする魔法だね。日常で使える便利な魔法で、すぐに綺麗にできる魔法だけど、どこか汚れていたのかい?」
「ベンチに座った時にのう。綺麗にしてくれているんじゃが、何せ外にあるから仕方がない」
「なるほどね。確かに他に比べて地味ではあるけど、大切な魔法だから十分ポイントは高いよ」
日常で使われる魔法を使えるというのは、学園に良い印象を与えられる。
普段から魔法に触れているという印象を与えることが出来るからだ。
「さて最後じゃ」
「期待しているよ」
「うむ。ならばその期待に応えるとしよう」
シルヴィは手を前に出すと、先ほど以上に魔力を使っている。
竜巻と同じ、もしくはそれ以上もの魔力を。
宣言通り、ミストの期待に応えようとしていた。
「最後に地の魔法、大地浮上」
「なんと!?」
シルヴィの足元にある地面の一部は、大きな岩となり浮かび上がる。
そして、シルヴィを乗せて大きな岩はふわふわと浮かんでいた。
「これは驚いた。持続系魔法の応用まで使えるとは…」
「持続系魔法、とは?」
「セレナさんは魔法をあまり使わないのですか?」
「そうですね。魔法は使えませんので、他の分野のほうを学んできました」
一般的には、学問は魔法と別の勉学もある。
アドルフは魔法学、セレナはそれ以外の学問。
見た目はセレナの方が多いように見えるが、魔法学はたった1つだけで莫大な学問になっている。
そのため、大まかな魔法は知っているが、持続系魔法のように詳しくなるとセレナも分からなくなってしまう。
「持続系魔法というのは、一度に込めた魔力だけで魔法を使うのではなく、常に一定の量の魔力を注ぎ続ける魔法のことを持続系魔法と言うんですよ」
「ということは、浮かび続けるために、常に魔力を使っているということでしょうか?」
「その通り。今もこうして浮かび続けているんだけど、辛そうだね」
「う、うむ。魔力はあまりないから辛いんじゃが…」
「もう大丈夫だよ。辛かったらもう降りても」
シルヴィは前にぴょんと飛ぶと、すぐに魔法を解いた。
その瞬間、シルヴィを支えていた地面は魔法を解いたと同時に落ちた。
バランスを崩して片膝をついたが、残った少ない魔力を使って水泡を使う。
「見た感じ、どの教師が見ても合格は間違いないだろう。だけど心配な点はあるね」
「うむ。これはもう仕方がないのう」
「何をですか?私にはもう十分にしか見えなかったのですが」
「使える魔法は十分です。しかし、年相応の魔力があるわけではないので、そこが心配ですね」
理由を直接言わなかったが、母親であるセレナが魔法を使わなかったのが原因でもある。
学園の生徒は皆、両親とも魔法を使う人ばかり。
両親の魔力が多ければ、子供は両方から引き継ぎ、魔力が多くなるケースが多い。
魔法を使わないことは決して悪いことではないため、ミストはセレナのことを口に出さなかった。
「ですが大丈夫でしょう。彼女には何か特別な力があるように思えますし」
「特別な力?」
「それは私も分かりません。ただそう感じただけですから。気のせい、ということもありますけど」
ミストはシルヴィに近づき、1枚の紙を手渡した。
「あとは君の努力次第。期待しているよ」
「任せるのじゃ」
紙は学園の志望書で、シルヴィの名前が書かれていた。
紙を手に取ったシルヴィは、嬉しそうに眺めている。
「魔法をか?」
「そうだよ。まあ、かと言って難しい魔法が使えなければいけないというわけではない。日常生活でも使うような魔法でも全然構わないから」
元々賢者であったシルヴィにとって、それぐらいは造作もない。
問題があるとしたら、今は子供の姿。
魔法を使う回数は限られている。
「どういう魔法を使えればいいんじゃ?」
「基本となるのが五大魔法の地、水、火、風の4つ。筆記試験や体力試験をやるかは試験監督次第で分からないけど、まあアドルフくんの子だから大丈夫だろう」
「む、無論じゃ」
実の所、シルヴィは筆記試験の方は大丈夫だが、体力面には自信がない。
子供の姿だから前よりはあるが、昔の名残で運動は得意としない。
「あまりしっかりと説明していなかったけど、すべてがダメだから落ちるというわけではないからね」
「どういうことじゃ?」
「まだ伸びを期待できる生徒なら入学させる。それっぽくアピールするのもポイントだね」
「それはちとどうかと思うんじゃが…」
入学試験の説明を受け、時間的にちょうどいいということで食事をすることになった。
もちろん、特別な来客のため食事はいつもよりも豪華。
アドルフはミストの前では見栄を張っていた。
「これはまあ、珍しい食材をとってきたものだね」
「先生と食事を出来るならこれぐらい…」
「そういうのは、奥さんに言うのが普通だよ」
アドルフが苦笑いをしている。
セレナはそれほど気にしていなかったが、アドルフ自身は気にしたのだろう。
「先生、この後はまだお時間はありますか?」
「今日は学園も休み。午後も予定はないけど、まだ何かあるのかい?」
「出来ればシルヴィを見てほしいんです」
「それは少しズルい気もするがねぇ…」
しかし、ミストはまんざらでもないようだった。
シルヴィが学園に興味を持ったように、ミストはシルヴィに興味を持っている。
ああは言ったが、ミストにとっては嬉しい話しだった。
「こんなごちそうまでいただいたんだ。今の実力はどれほどなのか、みせてもらおうか」
「ありがとうございます!ほら、シルヴィも」
「う、うむ。ありがとう」
食事後、シルヴィにミスト、それにアドルフとセレナは外へと向かった。
中庭ではなく、しっかりとした広場。
ここなら魔法を使っても大丈夫なように手入れがされている。
「さて、好きな魔法からやってみようか」
「ちと質問なんじゃが、道具は使ってもいいのか?」
「いや、元々の力を見るからダメだけど、ないと無理なのかい?」
しばし考えるシルヴィ。
だけどすぐに答えを出した。
「大丈夫じゃ。問題ない」
「それならよかった」
すぐにシルヴィは準備をする。
的に魔法を当てるわけではなく、パフォーマンスのように魔法を使う。
今までとは違う使い方だが、お手本として見せるときがあったからそれを思い出して行えばいい。
そう思い、シルヴィは魔法を唱え始めた。
「まずは風から、竜巻!」
「おおぉ…」
見事な竜巻がシルヴィの目の前に現れる。
シルヴィ的に結構魔力を使ってつくった竜巻だが、大きさはシルヴィほどで小さい。
今の魔力はそれほどまでに低いのだ。
だが、ミストたちの評価は違った。
「バランスを保ってこの魔法を使えるのは、その年齢だとまずいないでしょう」
「そうでしょう。私も最初に見た時は驚きました」
確かに10歳の少女がこのような魔法を簡単に使えるのはおかしい。
前世のダーヴィルだった頃も、バランスを保てるようになったのは20前半の時だったのだから。
「1つ目でこの出来上がり。あとの3つも楽しみだよ」
「ええ。ご覧になってください」
「もしかしてアドルフくん。娘を自慢するためにこうしているのかな?」
「い、いえいえ。本当に大丈夫か見てほしかったんですよ」
慌てるアドルフを見ると、例え嘘ではなくても嘘に見えてしまう。
今の状況を見ると、ミストが言った通り娘の自慢にしか見えない。
「次に行ってもいいかのう?」
「ええ、もちろん。君の好きなタイミングでいいですよ」
「うむ、分かった。だが期待はしない方がいいぞ?」
すかさず、次の魔法を唱え始める。
「次は火の魔法、弱火」
「おや?てっきりまた何か驚くような魔法かと思ったのだけれど」
「魔力が少なくてのう。ちょっとばかし小さめじゃ」
竜巻規模を四大魔法全部でやるとなると、魔力はけっこう使ってしまう。
大人であっても、竜巻規模でやると足りるか足りないかほど消費は激しい。
どこかで魔法を抑えなければならなかった。
「確かに平均的に魔法を見せるよりは、凹凸があったほうがインパクトはあるね」
「じゃろう?じゃあ、次じゃ」
また次の魔法を唱え始める。
先ほどと同様、魔力はあまり込められていない。
「水の魔法、水泡」
「それは身なりを綺麗にする魔法だね。日常で使える便利な魔法で、すぐに綺麗にできる魔法だけど、どこか汚れていたのかい?」
「ベンチに座った時にのう。綺麗にしてくれているんじゃが、何せ外にあるから仕方がない」
「なるほどね。確かに他に比べて地味ではあるけど、大切な魔法だから十分ポイントは高いよ」
日常で使われる魔法を使えるというのは、学園に良い印象を与えられる。
普段から魔法に触れているという印象を与えることが出来るからだ。
「さて最後じゃ」
「期待しているよ」
「うむ。ならばその期待に応えるとしよう」
シルヴィは手を前に出すと、先ほど以上に魔力を使っている。
竜巻と同じ、もしくはそれ以上もの魔力を。
宣言通り、ミストの期待に応えようとしていた。
「最後に地の魔法、大地浮上」
「なんと!?」
シルヴィの足元にある地面の一部は、大きな岩となり浮かび上がる。
そして、シルヴィを乗せて大きな岩はふわふわと浮かんでいた。
「これは驚いた。持続系魔法の応用まで使えるとは…」
「持続系魔法、とは?」
「セレナさんは魔法をあまり使わないのですか?」
「そうですね。魔法は使えませんので、他の分野のほうを学んできました」
一般的には、学問は魔法と別の勉学もある。
アドルフは魔法学、セレナはそれ以外の学問。
見た目はセレナの方が多いように見えるが、魔法学はたった1つだけで莫大な学問になっている。
そのため、大まかな魔法は知っているが、持続系魔法のように詳しくなるとセレナも分からなくなってしまう。
「持続系魔法というのは、一度に込めた魔力だけで魔法を使うのではなく、常に一定の量の魔力を注ぎ続ける魔法のことを持続系魔法と言うんですよ」
「ということは、浮かび続けるために、常に魔力を使っているということでしょうか?」
「その通り。今もこうして浮かび続けているんだけど、辛そうだね」
「う、うむ。魔力はあまりないから辛いんじゃが…」
「もう大丈夫だよ。辛かったらもう降りても」
シルヴィは前にぴょんと飛ぶと、すぐに魔法を解いた。
その瞬間、シルヴィを支えていた地面は魔法を解いたと同時に落ちた。
バランスを崩して片膝をついたが、残った少ない魔力を使って水泡を使う。
「見た感じ、どの教師が見ても合格は間違いないだろう。だけど心配な点はあるね」
「うむ。これはもう仕方がないのう」
「何をですか?私にはもう十分にしか見えなかったのですが」
「使える魔法は十分です。しかし、年相応の魔力があるわけではないので、そこが心配ですね」
理由を直接言わなかったが、母親であるセレナが魔法を使わなかったのが原因でもある。
学園の生徒は皆、両親とも魔法を使う人ばかり。
両親の魔力が多ければ、子供は両方から引き継ぎ、魔力が多くなるケースが多い。
魔法を使わないことは決して悪いことではないため、ミストはセレナのことを口に出さなかった。
「ですが大丈夫でしょう。彼女には何か特別な力があるように思えますし」
「特別な力?」
「それは私も分かりません。ただそう感じただけですから。気のせい、ということもありますけど」
ミストはシルヴィに近づき、1枚の紙を手渡した。
「あとは君の努力次第。期待しているよ」
「任せるのじゃ」
紙は学園の志望書で、シルヴィの名前が書かれていた。
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