Day Walker

みさ☆バニー

文字の大きさ
上 下
91 / 97

Day Walker 90

しおりを挟む

「はぁ~。」
「どうした?悩み事?」
「ん~、テンと約束したから、蓮には内緒。」
「なんだよ。そんなに考え込むなら話せよ。」
「・・・テンを怒ったりしない?」
「しない。まぁ、内容にもよる。」

「ね、買ってやれないだろ?」
「うーん。」

「元はと言えば、誰かさんの趣味だからな、どうすんだよ。」
「前を抜いてもスッキリしないのかぁ。凛はどうしてる?」
「お、俺は大人だから、良いの。」
「その大人理論、通じないと思う。」
「俺は、まぁ、蓮がいるし、出来ない時は、時々、たまーにだよ?お世話になってるかなぁ~。」
視線が泳ぐ。
「テンは、もう知っちゃってるからなぁ。今更、禁欲も厳しいと思う。」
「何?買ってやんの?」
「エッチばっかり、頭が一杯になる年頃だぞ。隆君がいるのに、エッチ解消する為に他人の誘いに乗りかねない。」
「うーん、どうすっかなぁ。」


「テン、話ある。」
「何?パパ。」
「あのさ、凛から話聞いた。・・・なんだ。そのスッキリしないんだ?」
「・・・・。」
テンが、睨む。
「凛は、悪くないよ。アレは俺の趣味だから。」
「え?アレ、パパのなの?」
「そ、だから、凛は悪くないよ。」
「うん、分かった。」
「まだ、身体成長中だし、玩具は使わない方が良いんだけどね。そのさ、指じゃダメ?」
顔赤らめて、頷く。
「そっかぁ。ダメかぁ。うーん。」
暫し沈黙。俺、逃げたいんだけど。

「じゃぁさ、週に何回までって、決めたら守れる?」
え?買ってやんの?マジかよ。
「凛に預けるから。そうだね。週に2回。2回まで。必要な時は、凛に言う。使い方も習って?」
えー!全部、俺に丸投げかよ!
「うん!分かった、ありがと!」
キッチンにいる俺に向かって
「凛、お願いだよ~!買ってくれるって!」
あのね、ゲームとかじゃないんだから、そんなに満面の笑みで喜ぶな。

「教育に良いとは、思えないんだけど。」
例の店に蓮と来てる。
「暴走されるより、マシ。ただの解消のためだよ。」
「でもなぁ~。」
真剣に選ぶ蓮。いや、そうだけどさぁ。
「これくらいかね、どう?」
いや、どうって聞かれても。使うの俺じゃないし。
「ま、まぁ、そのくらいかな?うん。」
「よし、コレとコレだね。」
え?二個も買うの?
「二個も要らないだろ?」
「どっちも身体合うかわからないだろ?管理すんの、凛だし。」
「そこ。なんで丸投げすんだよ。」
「だって、俺、ネコわかんねーもん。」
そ、そうだな。わからんな。

「おかえり♪」
いや、そんなにワクワして、待たれても。
「ちゃんと凛から、教えてもらえ。良いね。」
「はーい!」
はーい、じゃないよ。なんで息子にディオルドの使い方教えなきゃいけないんだよ。
「ね、どんなの買って来たの?」
まるでオモチャ待ってた子供みたい。いや、オモチャなんだけど、玩具ね。はぁ。

一通り教えて、今日は一個持ってった。
「盛ってますか?」
ゲシッと蹴りを入れる。
「元はと言えば、蓮がいつまでも持ってるからだろ?」
「だって、まだ使うじゃん。」
「キャビネットが、満杯になる量はいらん。」

「あーもー、こんな筈じゃなかったのに!もっと普通の子になって欲しかったよ。」
「何をもって普通と定義するか、そこが問題。」
「言い方、変えたって、我が子にディオルド買った事実は変わらない。」

もう、寝るかと立ち上がったら、テンが、俺に玩具返してきた。
「や、約束だから。はい。」
顔、紅い。良かったみたいですね。はい。預かります。中身がわからないように、袋買ってそれで受け渡し。
「そ、そのスッキリした?」
「え?あ、あぁ、うん。スッキリした。痛くなかったし。」
「そか、じゃお休み。」

「スゲ~複雑。」
蓮は俺の下半身に顔埋めてます。
「もう、今は大人タイム。テンの事は頭から離せ。」
離せるか!これから、息子と玩具のやり取りだぞ。萎える。
「ちっとも、勃たないじゃん。」
「葛藤してんのに、勃つかよ。」
今日は諦めて下さい。

「凛~。隆と喧嘩しちゃった。」
泣きながら帰ってきた。
「どうした?何で喧嘩したの?」
「玩具の事、言ったら怒った。」
グスグス泣いてる。
「何で玩具の話、したの?」
「えっ、えっ、あ、あのね、エッチ回数少ないから、ヒックッ、買ってもらったって。」
「んで、そしたら?」
「身体目的で付き合ってる訳じゃない。って。ゔゔ、んで、自分も我慢してんのに、親に頼んで買って貰うなんて、最低だって。フェ~ン。」
まぁ、隆君、正解だよね。
「ま、また、終わり?僕が悪いの?」
「良い悪いじゃないと思うけど、ちゃんと話し合えてる?」
「今日は出来なかった。」
「じゃ、週末、ちゃんと話し合いなさい。」

テンは経験が多分、豊富。葵ってクソガキにいつからかは分からないけど、身体を弄られてる。だから、我慢とか理性が働く年齢より先に快感を覚えてコントロール出来てないんだ。
隆君、受け止められるかなぁ。多分、どっかで修正かけないと、短期間で相手をコロコロ変えちゃうタイプになってしまう。

「いらっしゃい。ごめんね、テンの事。」
「いえ、俺もカッとして、怒鳴っちゃったから、泣かしちゃってすいません。」
「うん、ちゃんと話し合いして。」
「はい、ちゃんと話し合いします。」

飲み物とオヤツ出して、2人っきりにした。
重たい空気。


「な、テン。そんなに身体もたないか?」
「・・・分かんない。」
「玩具無いとダメ?」
「・・・前だけじゃスッキリしないんだよ。」
「ま、毎日?」
「ち、違う、毎日じゃないよ。うん、我慢出来ない時だけ。」
「あ、あぁ、そうなんだ。俺てっきり毎日かと思ってた。」
「ち、違う。皆んなは知らないけど、普通にその、1人エッチしたくなって、我慢出来なくなったらやる。玩具も、自分で持ってない。」
「え?どうしてんの?」
「凛が、管理してる。」
「ま、マジか?使う時、わざわざ借りに行くの?」
「うん、自分用のね。恥ずかしいからまだ、一回だけ。」
なんか気が抜けた。
「怒鳴ってごめん。俺の早とちりだね。テンが、俺と玩具おんなじ目で見てるかと思った。」
「ち、違うよ!隆は、隆は大切な人だよ。玩具は、その好奇心的な?」
「玩具使わなくちゃいけない位、我慢出来なくなったら、俺を呼べよ。玩具なんか使うなよ。ちゃんと抱く。」
「隆!うん、玩具よりね、隆が良い。ギュウッて抱きしめてくれるし、キスもしてくれる。玩具は終わったらなんか虚しいんだ。」
「そりゃそうだよ。玩具だもん。」
クスクス笑う。うん、テンは笑顔が1番。

「ごめん、勃っちゃった。」
「フフッ、うん、僕も。」


もう三時間。長いけど年頃のカップルだもんな。そっとしとくか。

暫くしたら、隆君だけ部屋から出て来た。
「すいません、ちゃんと話し合えました。仲直りしたんで、大丈夫です。」
「良かったね、テンは?」
「あ、あの、ね、寝てます。すいません。」
ん?話し合いで寝る?
「俺、帰ります。また、来て良いですか?」
「あ、あぁ、勿論。じゃ、またね。」
隆君、見送って、テンの部屋を覗く。
うーん、残り香。
スヤスヤ、テンはお寝んね。服は着てるけど明らかにエッチ後の余韻。ま、仕方ないか。仲直りの後のエッチって、定番なんだろうか?

「なんだかさぁ、超高速で大人になってくなぁ。」
「まぁ、下半身だけだけどな。」
「ゔー、そこだよなぁ。そこが問題。」
「でも、相手が隆君なら、大丈夫なんじゃない?」
「んー、そうでも無いかもなぁ。今日さ喧嘩してたから、仲直りの話し合い、部屋でしてたみたいなんだけど・・・。」
「あー、仲直りエッチか。」
「そ、多分、俺の能力持ってんじゃないかなぁ。」
「恋人同士だから、能力なくったって、やりたい年齢だけどな。」
「こう言ったら悪いけどさぁ、外見俺にソックリで、中身、蓮だろ?んで、ネコ体質だ。ちゃんとどっかで、ケジメつけないと欲に負けかねないよ。」
「確かになぁ。高校、大学になったら、自由度上がるしな。それまで、隆君と付き合ってるか分からんしな。」
「て、おいっ!どこ触ってんの!」
「凛のJr.。」
「もー、真剣に話してんのに。」
「最近、ご無沙汰じゃんか。もう、待てません。」
「せめて、寝室!」
「テン、寝てるんだろ?大丈夫っ!」
「うわっ!」
ソファーに押し倒される。確かにご無沙汰だけど、リビングはヤダなぁ。

「んっ、ハァッ、ううんっ!あぁ!」
「凛、ビンビンだよ、溜まってた?」
「う、うっさい!見たらわかるだろ!」
「わかんなーい。」
俺のモノの先端を舌で舐め回す。尿道口を舌で拡げるように突く。
「ん、ふっ、ううっ!ハァッ、蓮!」
「何?他の場所も、触った方が良い?」
「今日、意地悪だ。」
「そう?素直に反応して欲しいだけだよ。」
「ううっ、ん、んん、う、後ろ、後ろもっ。」
「了解。エロくて紅い実を頂きます。」
「も、もう、蓮のバカッ!」
双丘を開かれ、秘孔を舌で解される。
久しぶりの快感で、腰が揺れる。
「んっ、ハァ、良い、蓮、良いっ!」
「素直が一番。」
指をやっと挿れてくれた。
「あぁ、んっ、イ、イイッ!もっと、ね、もっと欲しいっ!」
「欲張りだな。まだ少し狭いけど、欲しい?」
「うん、欲しいっ!」
「じゃ、これが良いね。」
蓮の上に跨る。騎乗位だ。恥ずかしい。
「コレ、あんまり好きじゃない。」
「自分の好きなように動けるから、痛くないだろ?」
「そうだけど・・・。」
ゆっくりと蓮の昂りに秘孔を当てて、腰を降ろす。
「ん、ハゥッ、クッ、あぁ!」
体重が掛かるから、深くまで挿さる。
「自分の好きな様に動いて?」
「うんっ、わかった。」
ユルリと腰を上下したり、弱い所に擦り付けたり、蓮を味わう。
「はぁ、んっ、はっ、んっ!」
「胸も紅いね。ほら、触ってあげる。」
クリクリッと捏ねたり、摘んだり。
「あっ、うんっ!はぁ、あぁんっ!」
気持ちいい。蓮が触れてる所、全部イイ。
徐々に腰も激しく動かす。もっともっとと。
「堪んないね。綺麗でエロい。最高だ!」
「はぁんっ!うんっ、あ、あぁんっ!イイッ!」

(ん?寝ちゃってた?あ、隆帰っちゃったか。悪いなぁ)
テーブルの上に書き置き。
[寝ちゃったから、帰るね。目が醒めるまで居たかったけど、グッスリ眠ってたから。疲れさせちゃったかな?ごめんね。大好きだよ。    隆]
ふふっ、なんか嬉しいな。これが思いやりだね、パパ。分かったよ。一緒にいれないけど、なんか心が満タンって感じだ。
トイレいこ。
扉を開いたら、声がする。リビングから。照明は少し暗くしてあるけど、見える。

あ、パパと凛、エッチしてる。

なんか、凛、綺麗。髪を下ろして、顔もいつもの親って、感じじゃない。頬は、紅が射した様に紅くて、白い肌が浮き立つ。
恋人同士に戻ってる。
声も艶っぽくて凄いな。あれが大人のエッチか。僕もあんな風になってんのかな?


蓮が、腰を掴み、下から突き上げる。
「ンアッ!ううんっ!はぁんっ!うっ、うわっ!」
「イイ?凛?ちゃんと気持ちイイ?」
「うんっ!イイッ!あぁっ!く、くる!来そう!」

ん?何がくるんだろ?わかんない。

「あぁっ!イ、イクッ!イク、蓮!」

綺麗な髪がパパの動きで揺れてる。
ビクビクッと痙攣し始めた!
凄いな、あんなに感じちゃうの?

「あぁー!ヒィッ!あ、あぁ!」

ドサッと凛と入れ替わってパパが見えた。
目が合った。指を人差し指立てて、シィ~って、部屋に戻れって合図してる。
うん、お邪魔しちゃダメだな。静かに部屋に戻った。

「ん、あっ、な、何?蓮?」
「え?なんでも無いよ。ほらっ!」
「ヒッ!あぁんっ!クゥッ!あっ、んっ!」
「久しぶりだから、沢山イかなきゃね。」
「はぁ、ん、そんな、の無理っ!」
「無理じゃないよ。イかせてあげるから。」
「ハァッ!ヒッ!ま、またイクッ!あぁ!イクッ!」
「今日は、アレだな、やっちゃうかな。」
「はぁ、な、何?」
「潮吹き。」
「や、ヤァ、ヤダっ!」
「ん~、決めちゃったもん。沢山、噴いてね!」
膀胱と前立腺狙ってガツンガツンッと打ち当てる。膝が、奥にあたる度、ビクッビクッと引き攣る。
「やぁ、噴きたく無い!あぁん、やめてぇ!」
「なんで?気持ちイイでしょ?」
「頭、おかしくなるっ!」
「なっちゃえ。SEXの間くらい、理性飛ばして夢中になれ!」
「あぁ!クゥッ!あっ、あ、で、出ちゃう!出ちゃうよぉ!」

凛のモノから突き上げる度にプシュップシュッと体液が溢れる。さっき、テン見てたな。多分、今も見てる。視線を感じる。

テン、これが大人のSEXだ。遊びじゃない愛し合う2人が交わるんだ。

す、すごいや。こんなにハッキリ見た事ない。凛が、乱れて喘いでる。いつも、固い事ばっかり言ってる凛が、凄くエロい。部屋に戻ったけど、気になって仕方ないから、そぉ~と見てる。

僕もあんなに感じるようになれるかな?隆大好きだから、なれるよね。そっと扉をしめて、ベッドに潜った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ドSな義兄ちゃんは、ドMな僕を調教する

天災
BL
 ドSな義兄ちゃんは僕を調教する。

美形な兄に執着されているので拉致後に監禁調教されました

パイ生地製作委員会
BL
玩具緊縛拘束大好き執着美形兄貴攻め×不幸体質でひたすら可哀想な弟受け

兄たちが弟を可愛がりすぎです~こんなに大きくなりました~

クロユキ
BL
ベルスタ王国に第五王子として転生した坂田春人は第五ウィル王子として城での生活をしていた。 いつものようにメイドのマリアに足のマッサージをして貰い、いつものように寝たはずなのに……目が覚めたら大きく成っていた。 本編の兄たちのお話しが違いますが、短編集として読んで下さい。 誤字に脱字が多い作品ですが、読んで貰えたら嬉しいです。

R-18♡BL短編集♡

ぽんちょ♂
BL
頭をカラにして読む短編BL集(R18)です。 ♡喘ぎや特殊性癖などなどバンバン出てきます。苦手な方はお気をつけくださいね。感想待ってます😊 リクエストも待ってます!

ペット彼氏のエチエチ調教劇場🖤

天災
BL
 とにかくエロいです。

兄が媚薬を飲まされた弟に狙われる話

ْ
BL
弟×兄

【BL-R18】変態ドM勇者の淫乱一人旅

ぬお
BL
※ほぼ性的描写です とある世界に、一人旅をする勇者がいた。 その勇者は気ままな旅をしながら立ち寄った村、町、都市で人々を救っている。 救われた人々は皆、感謝の言葉を口にして勇者を賞賛した。 時には、涙を流して喜ぶ人々もいる。 ・・・だが、そんな勇者には秘密の悪癖があったのだった。

[R18] 転生したらおちんぽ牧場の牛さんになってました♡

ねねこ
BL
転生したら牛になってて、毎日おちんぽミルクを作ってます♡

処理中です...