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元Sランクの俺、ユークと決闘する

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 何十名──下手したら百名近くの野次馬に見守られながら、レンは決闘場の入口方面にある枠線の中で待機する。

 決闘のルールとして、申し込まれた側は決闘場の入口、申し込んだ側は決闘場の奥側で待機するというものがあり、今は審判をする者を待っていた。

 そして待つこと数分。
 まだ始まらないのかとギャラリーの野次馬達が騒ぎ始めた頃、決闘場の扉が開かれて、一人の男がやってくる。

 その男を見て、レンだけでなくユークや野次馬達も驚きを隠せないのか、口を揃えて驚愕の声を洩らしていた。

「ギ、ギルドマスターッ!?」

 レンが口にする前にユークが叫びことで、騒がしかった決闘場が更に騒がしくなる。

 それもそうだろう。
 普通、冒険者が勝手に始めた決闘にギルドマスターのような者はあまり介入することはない。

 普通なら決闘する者の仲間以外の者に頼むのが定石なのである。

 なのでギルドマスターであるルーセフが審判をやるのは有り得ないことなのだが、レンはルーセフの性格を知っているので意外とすんなり受け入れることが出来た。

「いやぁ~、すまんね。レンくんとユークくんが決闘をするというから、楽しみで審判を変わってもらったのだ。まぁ、EランクとBランクだから危ないという理由もあるが、個人的に決闘は昔から好きでね。ワクワクしているのだよ」

「は、はぁ……」

 まるで夢見る子供のように目を輝かせるルーセフに、ユークは若干困惑気味な表情を見せる。

 だが今から始まることが自分のパーティを強化するための決闘であると思い出し、すぐに乱れた前髪を手で退かす。

 そのときキラリと輝く金髪が美しく、ギャラリーで見ている多くの女性が歓声を上げる。確かにイケメンで、しかも金髪。顔も整っているので、当然といえば当然だと言えるだろう。

「それで、もうルール説明はしたのかね?」

「はい。一応ギルドマスターにも伝えておきます」

 そう言うと、ユークはルーセフに向き直って胸ポケットから紙を一枚取り出す。

「決闘のルールとして、攻撃の手段は自由。剣や槍、斧などのあらゆる近接武器を良しとし、魔法の使用も可。武器の使用本数は無制限とするが、相手の行動を封じるアイテムの使用は禁止。勝敗の判断として、降参もしくは気絶した場合は負けとしました」

「うーむ、異論はないのだが、レンくんは納得したのかな? 一応致命傷になるであろう攻撃を向けられたら負けというルールも追加してみてはいかがだろう」

「ルーセフさん、ルールはこれで大丈夫です。致命傷になる攻撃を向けられたら負けというルールは判定がシビアなので、このままで」

「……いや、少し待ってほしい。ユークくん、ルールの追加で、勝敗の判断はワタシに任せてくれないかな? 過去に色んな問題があったから不安なのだ」

 それを聞き、渋々そうに考え込むユークであったが、ルーセフの意見も一理あると思い至ったのか、すんなりと許諾する。

 そして取り出したルールの書かれた紙をルーセフに預け、再びユークは自分の定位置に戻って決闘の準備をする。

「では、ギルドマスターであるルーセフが、今回の決闘の審判をやらせてもらう。異論がある者は、名乗りを上げろ!」

 いつもとは違う剣幕でルーセフが声を上げると、空気が震えてピリピリと肌に伝わってくる。

 それはギャラリー全体を包み込み、最初は静寂に包まれていたものの、皆決闘が楽しみなのか『早くしてくれよ!』とルーセフに催促をしていた。

「…………うむ、異論はないようだな。では、双方準備はいいか?」

「はい、いつでもどうぞ」

 ルーセフの問いに、爽やかに答えるユーク。
 そのままルーセフの視線がレンに向かれたので、レンは静かに首を縦に振る。

「では、決闘──」

 右腕を振り上げ、ルーセフが息を吸い込む。

 それを見て、レンは腰を低くして聖剣を構え、ユークは腕を交差して両腰に収められた短剣に手を伸ばす。

「始めッ!」

『わぁぁあぁぁああぁぁっ!』

 決闘の合図と共に、ギャラリーの野次馬達が大きな歓声を上げる。

 その歓声は地面を震わせ、ギルド全体を揺らしていく。そしてそれと同時に、ユークは地面を蹴ってレンに肉薄する。

「悪いが、すぐに終わらせてもらうっ!」

 銀色に光る二本の短剣を抜き放つユークは、助走のスピードで勢いを増しながらレンに向けて短剣を頭から切り裂くように切りかかる。

 だがレンはその攻撃を読んでいた。
 ユークの動きを観察し、どこからどのような攻撃を仕掛けるかをユークが攻撃に転じる前から完璧に予測していたのだ。

 そしてレンが聖剣を抜き、短剣の攻撃を受け止める。

 ガキンッという甲高い金属音が響き、野次馬達のテンションがヒートアップする。一方のユークは攻撃を受け止められたことが嬉しいのか、悔やむことなく口角を上げて笑みをこぼしていた。

「そうだ、そうでないと面白くないっ!」

 一度飛び退いたユークは、片手を地面に付けて体勢を低くし、今度は下から潜り込んで抉るように斬撃を繰り出していく。

 その攻撃をレンが躱すと、そのままの勢いで回転し、短剣を持ち替えて刃の部分を下に向け、目にも留まらぬ連撃を浴びせていく。

「どうだどうだ! この攻撃を全て受け止めることはできるかっ!?」

 右下から左上、左上から右へ、そして右上から左下と、決めたれたルートを正確にたどってユークの攻撃がレンに襲いかかる。

 だがレンはその攻撃を刀身の長い聖剣で受け止め続ける。その表情は余裕そのもので、汗水を垂らすことなく受け止めていた。

「おいおい、ユークの奴気合い入ってんなぁ!」

「そうだな、見ろよ。あのレンって奴なにもできずに攻撃を受け止めてるのがやっとだ。ポーカーフェイスを保っているが、そろそろ体力の限界が来るだろう」

 ギャラリーに移動したリルネスタとティエリナの横で、決闘を見守る冒険者が始まったばかりの決闘の結末を語り始める。

 それはどこも同じで、レンがなにもできず攻撃を受け止めるのを見て鼻で笑う者、つまらなそうに足を組んで座る者などたくさんいた。

「レン、大丈夫かな」

 ふとリルネスタがそんな言葉を口からこぼすと、横にいたティエリナがピクッと反応する。

 そしてリルネスタの肩に優しく触れ、柔らかな微笑みを見せた。

「きっと大丈夫よ。レンさんを信じましょ」

「……そうですね、レンなら絶対勝てますよね!」

 ティエリナが元気づけたことでリルネスタはガッツポーズをとって再びレンとユークの決闘を静かに見守る体勢になる。

 だがそんなとき、リルネスタはあることに気付いた。

「動いてない」

「え?」

「レン、あそこから一歩も動いてない。しかも全部片手で受け止めてる」

「…………ほ、本当だ」

 そんなことをリルネスタが呟くと、近くにいた男達に聞こえたのかまるで伝言ゲームのように周りに伝わっていく。

 そして皆レンが『まだ本気を出していない』ということに気付き、静まりかけていたギャラリーが瞬く間に盛り上がり始める。

「どうした! まだ一回も攻撃に転じていないじゃないか! 本気でやっているのか!?」

「まぁ、待てよ。俺だって本気でやりたいからな、今はお前の動きを観察しているだけだ」

「観察、だと……? 決闘中に僕の動きを観察しているのか!? この、真面目にやれぇ!」

 レンの何気ない行動がユークの逆鱗に触れたのか、短剣を振るう速さと力がどんどん鋭くなっていき、次第に短剣の軌跡が見えてくるようになる。

 それほどユークの連撃は凄まじいものなのだが、レンは息一つ切らすことなくその連撃を全て受け流す。

 するとユークはレンを警戒しているのか、短剣を元に持ち替えると決闘場の中央へとバックステップで戻っていく。

 いくら怒っているとはいえ、慎重な行動をとる辺りさすがBランク冒険者と呼ぶべきだろう。

「なぜ、なぜ攻撃を仕掛けてこない!?」

「お前の攻撃を受け流していたからな、暇がなかった」

「……そうか、やはり僕は舐められているようだ。Eランクと思って少し躊躇していたが、その必要はないようだな」

 怒りを前面に出していたユークだが、深呼吸をして平静を取り戻し、とあるポーズをとる。

 それはとある《剣技》の構え。
 レンが使う《一閃》とは違って詠唱を必要としないもので、魔法を一切使用せず己の築き上げた技量で繰り出す技である。

「剣技を使うのは控えていたが……仕方ない、僕の剣技を披露しようっ!」

 地面を蹴り、先程見せた連撃とは打って変わって短剣の先を見せながらレンに向けて突進していく。

 きっとユークの中では剣技が決まり、ゲームセットという流れが出来ていたのだろう。

 だがユークは知らなかった。
 途中からレンはユークの連撃を受け止めるのではなく、受け流していたことに。

「くらえ! これが僕の──」

「まぁ、こんなもんか」

 誰しもがユークの剣技が決まったと思っただろう。

 だが結果は違う。ユークが剣技を叫ぼうとした瞬間、カキンと軽い金属音が鳴り響く。

 その瞬間、決闘場が不気味なほど静かになっていた。それはそのはず、なぜならレンが向けられていた短剣を的確に真上へ弾き飛ばしたからだ。

「よいしょっ」

「──なっ!?」

 ユークの動きが固まったことをいいことに、レンはもう片方の短剣を下から真上へ弾き飛ばす。

 一見簡単そうに見える動きだが、小さな短剣を刀身の長い剣で的確に、しかも片手で弾き飛ばしたのだ。

 それも、ユークの手には一切ダメージが通らないほど丁度いい力加減だったので、当のユークはなにが起きたのか分からないのか剣技を繰り出す体勢のまま唖然としていた。

「今のは《霧旋むせん》という短剣使いが使う剣技だな。片方の短剣を相手に刺しこんでから切り流し、もう片方の短剣でそこを回転しながらなぞってを繰り返す。飛び出る血飛沫が霧のように見えるからそういう名前が付けられた剣技だ」

 レンが説明を終える頃には、宙に舞っていた二本の短剣はユークの両腰にある嚢に音もなく収められていた。

 ユークが自分で短剣を収めたのではない。
 重力によって落ちてきた短剣が自ら嚢に飛び込むように収められたのだ。

「まだだ! まだ僕にはあれがある!」

 額から汗を垂れ流しつつも、ユークはレンから遠ざかって再び短剣を抜き放つ。

 そして今度は片方の短剣だけ持ち替え、腰を低く構える。その構えを見て、ギャラリーがいきなりざわつき始めた。

「あれは迅撃じんげきかえでの構え……!」

「……? じんげき、かえで?」

「お前知らないのか!? あの剣技は到底人にやるものじゃない。岩のような鱗を持つモンスターに使われるとんでもない剣技だ」

「そ、そんなにすごいのか?」

「あぁ。動きの癖はあるが、決まったら一瞬でバラバラになる。あの剣技を食らったモンスターの血痕がまるで巨大な楓に見えるほどバラバラに切り裂くんだ……!」

 それを近くで耳にしたリルネスタとティエリナは目を見合わせる。

 いくらレンの力を知っているリルネスタも、そんな剣技を正面からくらってしまえばひとたまりもないことを察したからだ。

「そ、そんな危険な技をやるのに、ルーセフさんは止めないのかな……?」

「止めてほしいけど……これは決闘だから。きっとユークさんも力加減するはず……」

「ほ、本当かな……?」

 リルネスタには、ユークの目が人を殺めるものに見えていた。真っ直ぐレンを見捉え、微塵も残さず切り裂く強い意志がそこにはあった。

「いくぞっ! レンッ!」

 牙を剥いて唸りを上げるユークには既に自制心というものが存在していなかった。

 既に決闘だとか、リルネスタを勧誘するだとか、そのようなものは全て消え去っていた。

 では今彼を動かす原動力はなんなのか。
 それは自分を愚弄し、舐め腐った態度を取り続けたレンへの怒りであった。

迅撃じんげきかえでッ!」

 ユークが剣技を叫ぶと、最初に見せた連撃とは比べ物にならないくらいの速さの舞いがレンに浴びせられ、砂埃が舞っていく。

 その砂埃はどんどん濃さを増していき、周囲には見えないほど濃く、そしてレンとユークを包むように広がっていく。

 そしてその砂埃がレンとユークを完全に包み込むと、突然鳴り響いていた金属音が止み、静寂が訪れる。

 誰しもが『終わったか?』とギャラリーから身を乗り出した刹那、天井に向かって二つの線が走っていき、衝突と同時にカーンと音を鳴らす。

 それはユークの握っていた短剣で、天井から落ちるとそのまま重力に逆らわず地面に突き刺さる。

 それに気付いた者は少なからずいたが、なにが起きたのか分からない様子であった。

「おいおい、見えねぇぞ!?」

 一人が野次を飛ばすと、それが引き金になったようにギャラリーが騒がしくなっていく。

 だがすぐに砂埃が収まっていき、次第に状況が判断できるようになる。すると、突如その砂埃の中心から眩い白い閃光が溢れ出す。

 その眩い光のおかげで、ギャラリーの野次馬達が全員引き寄せられるかのようにその光の発生源に視線が集められ、静かになる。

 皆が『なんだこの光は……?』と呟いている中、リルネスタの表情がぱあっと明るくなる。この光はレンが得意とする剣技のあれだと、瞬時に理解したのだ。

「────を発揮せよ、一閃」

 静かな詠唱が木霊する。
 だがその詠唱が唱え終わると、舞っていた砂埃と共に決闘場の壁に浅い切り込みが入る。

 そして光が弾けると砂埃は爆発するように霧散し、ユークの体が吹き飛ばされ、地面に投げ出されていた。

「一応鞘に入れてからやったが、死んでないよな?」

 レンがボソッと呟き前に出ると、ルーセフが右腕を大きく振り上げる。

「勝者、レンッ!」

『わぁあぁぁあぁぁああぁぁっ!』

 ルーセフがレンの名を呼びながら勝利を示すと、決闘が始まったときの二倍はあるだろう歓声が起こり、皆興奮してるのかギャラリーから身を乗り出してレンを見ていた。

『なんなんだあいつは!』
『EランクがBランクを圧倒してたぞ!』
『強い、強すぎる!』

 などと、レンを賞賛するような言葉が飛び交う。

「ほら、言っただろ? 俺は負けないって」

 得意気な顔をして握った拳をリルネスタとティエリナに向けたレンは、笑いながらそう呟く。

 それに対し、リルネスタはレンに応えるように握った拳を向け、ティエリナはホッと一安心した様子で静かに拍手を送っていた。
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