30 / 99
元Sランクの俺、仲が深まる
しおりを挟む薄暗い路地裏の奥に存在する工房。
そこの主であるカラリアと出会ったレンは、彼女の持つ《鑑識眼》という名の魔眼系スキルに強い警戒心を宿していた。
一歩間違えば自分の能力を暴露され、平穏な日常を脅かす存在。
レンはカラリアを横目見ながらも、ポーチの横にぶら下げている嚢に収められたナイフの柄をバレないように握りしめていた。
そんなレンから放たれるほんの僅かな殺気を感じ取ったのか、カラリアは気さくに笑いながら頭を掻き、笑顔のままレンに接近した。
「ごめんごめん、別に怒らせたいわけじゃなかったんだ。ただボクは初めて見る人の力や能力を好奇心で覗いちゃう癖があってね。今回の件、これでも悪いと思っているんだ。絶対に公言しないと約束するよ」
「…………言質はとったからな」
「うん、これでも口は堅いんだよ?」
そう言われ、レンは多少カラリアを睨み付けながらも、ナイフの柄から手をゆっくりと離し、ポケットに手を突っ込む。
「なぁ、一ついいか?」
「ん? どうしたんだい?」
レンがカラリアを呼ぶと、カラリアはキョトンとした顔で首を傾ける。なのでレンはカラリアの肩を掴み、ティエリナには聞こえないくらいの声で耳打ちをした。
「お前、元冒険者だろ」
「……それはボクを試してるのかい? というか、なぜそう思ったか聞いてもいいかな?」
「ただの勘だ。だが、これでも俺の勘はよく当たるんだ」
それだけ言い放ち、レンはカラリアから離れる。
そのときティエリナから『どうしたの?』とアイコンタクトが送られるが、レンは黙って首を横に振って『なんでもない』という意思表示をした。
「うん、やっぱりレンさんは面白いね。ますます気に入っちゃったよ」
「そりゃどーも。ところで、今回どういう件でここに来たんだ?」
「ごめんなさい。ここに来てからすぐに話そうとしたんですけど……カラリアが勝手なことするから。今回は私だけじゃなくてレンさんの息抜きでもあるんだから、変なことしないでよね?」
「分かったから、続けていいよ」
「ほんとに分かってるの……? はぁ、まぁいいけど」
きっとカラリアも悪気があるわけではないだろう。だがそんな気さくなカラリアがふざけているように見えるのか、ティエリナは小さくため息を吐いていた。
それはレンも同じで、極力相手に回したくない相手に出会ってしまったものだと、ティエリナと同じタイミングでため息を吐く。それに気付いたのか、カラリアはそんな二人を指さしてケラケラと笑っていた。
「…………これでも、カラリアは結構腕がいい鍛治職人なの。だからレンさんの武器とか防具とか、新調したり強化したりしてくれないかと頼んだんだけど……本当にごめんなさい。カラリアが言うことは気にしないで」
「あぁ、もう気にしていないさ。でも、こんな路地裏の奥に工房があってもあんまり人が来ないんじゃないか?」
「あはは、ボクの工房はお得意様専用さ。だから今後は遠慮なく来てほしい。ティエリナからの紹介人ってのもあるけど、さっきのお詫びも兼ねて格安にしておくよ」
話してて悪い人ではないことが伝わってくるのだが、やはり先ほどの件が件なだけにレンはまだ心の底からカラリアを信用しきっていなかった。
一応ティエリナの友人らしいので信用出来ないことはないのだが、裏がある可能性がある。なのでレンはあまりカラリアにマウントを取られないようにティエリナの側に寄っていた。
ティエリナを壁にするようで少し良心が痛むが、これでカラリアがなにか言ってもティエリナが叱ってくれるのは確実なので、とりあえずは一安心ということである。
「ところで、レンさんは今冒険者ランクはEなんだっけ?」
「あぁ、そうだが」
「ちょっと剣を見てもいいかい? あ、ボクが信用できないなら渡さなくてもいいよ。ただちょっと見たいだけなんだ」
「…………」
渡したくないわけではないが、快く渡す気にもなれない。だがあまりにも気にしすぎるのもあれかと思い、レンは鞘ごと聖剣をカラリアに手渡しする。
もしここでカラリアが剣を引き抜き、切りつけてきてもレンにはまだナイフがある。
伊達にSランク冒険者まで上り詰めていないので、初心者の剣くらいはナイフで捌ける自身がレンにはあった。
だがそんなレンの気にしすぎた予想とは裏腹に、カラリアは音を立てずに聖剣を鞘から引き抜いて刃の表面と目線を平行にして観察したり、太陽の光を反射させたりする。
「これは……まさかAランクの《ホーリーメアキャンサー》の裏甲殻を使って造った聖剣……? すごいね、ここまで裏甲殻の特性を生かして造られた聖剣を見るのは初めてだよ。しかもかなり使いん込んであるね」
「Aランク……? レンさん、この剣って……」
「父親から譲り受けたものだな。Eランクの俺がAランクの魔物なんか倒せるわけないだろ?」
「まぁ、そう思うのが妥当だね。だってこの刃、太陽の光を浴びせると特徴的な輝きを見せる。これは使い込まないと現れないものだよ」
父親から譲り受けたというのは嘘だが、カラリアは疑うことなくレンの都合よく解釈してくれたおかげで、変に疑われることはなくなる。
だがティエリナには既に数えるのも大変なくらいの数の嘘をついてしまった。これはいつか誠心誠意の謝罪をしないといけないと、レンは心の中で決心していた。
「レンさん、ちょっと腕に触ってもいいかい? あはは、そんな嫌な顔しないでくれ。別に取って食おうとするわけなんじゃないんだからさ、力を抜いてほしい」
「嫌な顔してるか? まぁ、腕くらいは……」
「ありがとうね…………うんうん、なるほどなるほど」
レンの腕に触れ、カラリアは頷きながらブツブツと独り言を呟く。
そして途中で腕を曲げるように指示したり、力を込めるように指示をするなど、レンは約3分という短い時間の間にカラリアによって右腕と左腕を満遍なく触られてしまった。
「ごめんね、ボクみたいな貧相で可愛げ無い女が体に触って。男の子ならティエリナみたいな美人でおっぱいが大きな女の子に触って──」
「カ ラ リ ア?」
「そ、そんな目で見ないでほしいな。あ、あはは……ねぇ?」
「いや、ねぇと言われてもだな……」
困り果てたのか、カラリアはレンの顔を見て苦笑いを浮かべながらたははと笑う。
だがそうやって共感を求められてもレンが反応できるはずもなく、ただ黙って極力ティエリナと目が合わないようにさり気なく空を仰ぎ見ていた。
「で、カラリアはいつまで触ってるつもりなの?」
「いや、ちょっと筋肉の構造が気になってね」
「筋肉の構造って?」
ティエリナが首を傾けながらカラリアに質問すると、カラリアは得意げな表情になって胸を張る。
「冒険者の筋肉ってね、二種類あるんだよ。ただ体を鍛えてできた筋肉と、使う筋肉が動かされて自然に必要な筋肉だけ鍛えられた筋肉がある。レンさんは完全に後者なんだよね」
筋肉について、カラリアはレンの腕を触りながら話を続ける。
途中、右腕に巻かれた包帯を取ってもいいかと聞かれたが、レンは首を横に振って断固として拒否した。
「まぁ、話を続けるよ。レンさんの腕の筋肉はね、左よりも右の方が発達してるんだ。それも、力こぶができるくらいガチガチな筋肉じゃなくて、どちらかというとしなやかな筋肉に近い。それで、レンさんの剣は左の腰にぶら下げているから、レンさんはいつも右手で剣を持って戦ってる……合ってるよね?」
「あぁ、その通りだな」
「ということは、レンさんの筋肉は『実戦によって成長した筋肉』なんだよ」
長く語るカラリアに感心したのか、レンは素直に聞き入っていた。
それはティエリナも同じで、まさかカラリアがここまで真面目に答えるとは思ってもみなかったのか、口から感心の声を洩らしていた。
「でも、これほどの筋肉ならもっと大きい剣を使っても大丈夫だと思うけど……どうしても大剣や長剣を使わない理由はあるのかい?」
「理由は……特にないな。ただ使い回しやすく軽いから理想の動きができるってだけで採用してるな。それにあまり場所をとらないから邪魔にもならないし」
「うん、意外とそれって重要だからね。でも、ほんのちょっとだけ刃こぼれが気になるかな~」
「刃こぼれ? そんなのあるか……?」
レンがカラリアから剣を受け取り、目線と刃の表面を平行にして右から左へと目線を動かしていく。
だがどこにも刃こぼれらしい刃こぼれは見つからず、ただ真っ直ぐで綺麗な刃にしか見えない。
なのでレンは目を凝らしながら何度も右から左、左から右へと何往復も目線を動かし続けた。
「あはは、さすがに分かるはずないよ。だって目に見えないくらい小さな刃こぼれだからね」
「目には見えないくらい……それならどうやって?」
「それは、これだよこれ」
カラリアは人差し指を自分の目に向けてウィンクをする。
それを見た瞬間、レンは『なるほど』と呟いていた。
「まぁ、この目は応用が効くわけさ。じゃあ少しだけこの剣を借りるね。すぐ終わるからレンさんとティエリナはここで待っててほしい」
再びレンから剣を受け取ったカラリアは、一度剣を鞘に収めて軽い足取りで工房の奥へと向かう。
そして残されたレンがふぅと一息つくと、少し遠くにいたティエリナがため息を吐きながら肩が触れてしまうくらい近い距離まで移動していた。
「ごめんなさい。事前に魔眼は使っちゃダメって注意したはずなのに……」
「いや、もう気にしてないからいいよ。それより、ティエリナは大丈夫なのか?」
「……え? なにがですか?」
「ほら、今日って貴重な休みじゃないか。それなのになんで……」
毎日毎日朝から晩までカウンターに立ち、掃除や仕事をこなしている。
それはきっと肉体的にも精神的にも疲れが生じることだろう。
それなのにティエリナはせっかくの休日だというのに、オシャレなカフェではなく、暑苦しい工房へと連れてきてくれた。
個人的にはすごく嬉しいことではあるのだが、これではティエリナが休めないのではないかと、レンは心配しているのだ。
だが、一方のティエリナは首を横に振り、レンに向かって優しく微笑んで見せた。
「私はギルドの受付嬢であり、レンさんの専属でもあります。だから、私にとってレンさんの手助けや補助をするのが嬉しくて、楽しいのです」
「…………そういうものなのか?」
「はい。私たち受付嬢は冒険者を見送るだけで、なにも手助けできることはありません。なので私は少しでもレンさんの役に立ちたかった。そう考えたとき、ここの工房をオススメしようと判断したんです」
「なるほど……ありがとな、ティエリナ」
まさか自分のことをここまで深く考えてくれていたとは知らなかったレンは、心からの感謝を口にする。
だがなぜかティエリナはレンから視線を外して明後日の方向を向いてしまっていた。
そのときティエリナの髪が風でなびいて耳が見えたのだが、その耳はビックリするほど真っ赤に染まっていた。
「い、今………私のこと、ティエリナって」
「え? あ、あー……ご、ごめん! 馴れ馴れしかったかな」
「い、いえ。いいんです! むしろ、このままで…………お願いします」
今目の前で消え入るような声で願うティエリナは、あの魔王のような風貌は跡形も無く消え去り、まるでただの乙女のようになっていた。
そんなギャップに、レンはどこかむず痒そうに自分の頬をポリポリと掻き、ティエリナの姿が見えないように目をつぶっていた。
「ありゃりゃ、せっかく刃こぼれを直したのにこれじゃ出れないな」
レンの剣を調整し終えたカラリアがレンとティエリナの元へ戻ろうとすると、あまりにも良い雰囲気になっていたので咄嗟に身を隠し、工房内から二人を観察する。
遠くからでも見えるもどかしい空気が大好物なのか、カラリアはニヤニヤしながらバレないよう、静かに笑っていた。
「まさか、あのティエリナがあれだけ表情豊かになるなんてね」
そんな謎めいたことをポツリと呟き、カラリアは机の上にレンの剣を丁寧に置いて、ある場所へ向かう。
そこは『立ち入り禁止』の文字がペンキで書かれた扉の奥で、その部屋に入ったカラリアはあまりの埃っぽさにむせながらも、光魔法の《ライト》を唱えて部屋の中を照らす。
そして部屋の中が明るくなると、そこには大きな槌と銀色の杖に細くしなやかな弓が床に敷かれた布の上に置かれていた。
だがその中にある異色を放つ六本の刀。
その刀を見つめ、カラリアはどこか寂寥感の溢れる表情を浮かべながら小さなため息を吐いていた。
0
お気に入りに追加
3,780
あなたにおすすめの小説
「おっさんはいらない」とパーティーを追放された魔導師は若返り、最強の大賢者となる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
平山和人
ファンタジー
かつては伝説の魔法使いと謳われたアークは中年となり、衰えた存在になった。
ある日、所属していたパーティーのリーダーから「老いさらばえたおっさんは必要ない」とパーティーを追い出される。
身も心も疲弊したアークは、辺境の地と拠点を移し、自給自足のスローライフを送っていた。
そんなある日、森の中で呪いをかけられた瀕死のフェニックスを発見し、これを助ける。
フェニックスはお礼に、アークを若返らせてくれるのだった。若返ったおかげで、全盛期以上の力を手に入れたアークは、史上最強の大賢者となる。
一方アークを追放したパーティーはアークを失ったことで、没落の道を辿ることになる。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜
石八
ファンタジー
スキルが全ての世界で、主人公──レイは、スキルを持たない無能力者であった。
そのせいでレイは周りから蔑まされ、挙句の果てにはパーティーメンバーに見限られ、パーティーを追放させられる。
そんなレイの元にある依頼が届き、その依頼を達成するべくレイは世界に十本ある塔の一本である始まりの塔に挑む。
そこで待っていた魔物に危うく殺されかけるレイだが、なんとかその魔物の討伐に成功する。
そして、そこでレイの中に眠っていた《殺奪》という『スキルを持つ者を殺すとそのスキルを自分のものにできる』という最強のスキルが開花し、レイは始まりの塔で数多のスキルを手にしていく。
この物語は、そんな《殺奪》のスキルによって最強へと駆け上がるレイと、始まりの塔の最上階で出会った謎の堕天使の美少女が力を合わせて十本の塔を巡る冒険譚である。
スキルスティール〜悪い奴から根こそぎ奪って何が悪い!能無しと追放されるも実はチート持ちだった!
KeyBow
ファンタジー
日常のありふれた生活が一変!古本屋で何気に手に取り開けた本のタイトルは【猿でも分かるスキルスティール取得法】
変な本だと感じつい見てしまう。そこにはこう有った。
【アホが見ーる馬のけーつ♪
スキルスティールをやるから魔王を倒してこい!まお頑張れや 】
はっ!?と思うとお城の中に。城の誰かに召喚されたが、無能者として暗殺者をけしかけられたりする。
出会った猫耳ツインズがぺったんこだけど可愛すぎるんですが!エルフの美女が恋人に?何故かヒューマンの恋人ができません!
行き当たりばったりで異世界ライフを満喫していく。自重って何?という物語。
悪人からは遠慮なくスキルをいただきまーーーす!ざまぁっす!
一癖も二癖もある仲間と歩む珍道中!
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる