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2章.学園

14話.入学式&自己紹介(前編)

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翌日。
俺は、晴れて学園生となった。それも首席だ。

入学式。
まずは、学園長の挨拶が始まった。
「儂はこのスタールフ国立ドゥーリン学園の学園長、バード・ナルクじゃ。成績が良かったもの、悪かったもの、いろんなものがいるが、この学園で良き友に恵まれ、良き学園生活を送れることを儂は祈っている」
次は、俺の挨拶の番だ。
「此度はとても歴史あるスタールフ国立ドゥーリン学園に入学できたことをとても嬉しく思います。先程、学園長も述べた通り、僕も良き友に恵まれ、良き学園生活を送りたいと思います。新入生代表、シズナ・フォン・ラートリア」
俺の挨拶が終わると拍手が響いた。
次はクラス発表だ。上位10人がSクラスになる。俺はもちろんSクラスだ。

「俺はお前ら、Sクラスの担任をする、ドラン・ジルバだ。よろしく」
Sクラスの先生は筋肉隆々なマッチョだ。……不思議と暑苦しさを感じない。
「今からお前達には、自己紹介をしてもらう。知ってる奴、知らない奴もいると思うが自分の名前と好きなことを答えてもらう。ステータスを答えるのは任意だ」
「まずは主席のシズナ・フォン・ラートリアからだ」
……うぅ。自己紹介、嫌なんだよな……前世でも、苦手だったし。
「俺の名前はシズナ・フォン・ラートリア。好きなことは、強くなることだ。これからよろしく!」
「元気が良くてとてもいい自己紹介だったぞ」
そう言って、ドラン先生が俺の背中を笑いながら叩いてくる。……痛い。
「次々行くぞ!」
次に出ていたのはあの(幼女)エルフだった。
「あたしの名前は、リーフェル・ルーンよ! 好きなことは魔法を使うこと。みんなよろしくね!」
……ヤバイ、ギャップ萌えする。……年齢に合わないのに容姿に合う可愛い声……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号 ロリコンを習得しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……ヤバイの習得した。……俺は断じて、ロ・リ・コ・ンではない!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロリコン
小さいものや幼いものを愛するものに贈られる称号。なお、異性や性的に対するものとは違う愛情を持つもの。(心の中では認めているのに)ロリコンではないと思っているものに贈られる。……贈られた者は手遅れ。諦めて、ロリコンを認めよう。(前世が高校生なので、精神年齢が17歳)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

嘘、だろ……認めるしかないのか……
……忘れよう。[シズナ、精神的に死んだ……]
「私の名前はマリナ・フィール。好きなことは鍛錬だ。脳筋ではない。よろしく頼む」
「僕の名前はジル・バークス。好きなことは薬物作り。よろしくね」
「俺の名前はマーク・オルテイン。好きなことは試合だ!これからよろしく」
「私の名前はリース・ククル。好きなことは魔法よ。みんな、これからよろしくね!」
「私の名前はアイリス・オリオン。好きなことは働くこと。私の家は宿屋だからね。割引するから来てねー、よろしく!」
「僕の名前はジル・ヨハネス。好きなことは創作料理だ。これからよろしく」
「僕の名前はバース・ジャルムン。シズナ君、父上が君によろしく言っといて言われたよ。好きなことは商売。よろしくねー」
「わ、わたしのなまえはレイカ・アリスです。す、すきなことは動物に触れ合うことです。ひ、人見知りだけどよろしくお願いします……」
「これで、挨拶は終わりだな。人のことを覚えたか?このSクラスは他のクラスより優遇されているが、違反行為をした場合はクラス降格などもあるからな。そんなことはするなよ。今日はこれだけだ。それにて解散!」
ドラン先生が解散と言った途端みんなが話しかけて来た。
「さっきも言ったけど、父上ーーーーーバートラー・ジャルムンが君によろしくって言ってたよ。僕も君と仲良くなりたいな~よろしく」
「そうか、君はバートラーさんの息子さんなんだね。こちらこそよろしく」
そう言って、俺たちは握手を交わした。

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……シズナの新属性、ロリコン……
すまん、幼女キャラ入れたかったから……
小学生が小学生を好きになったらロリコンなのかと言う感想がありましたが、それはないです(多分)
この話の設定ですので、気にしないでください。
内容が薄かったら、すみませんm(_ _)m
新作もよろしくお願いします。
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