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1章.転生
1話.死後&転生&ステータス(2018/6/4修正)
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ある日、登校していたら突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれた。
気がついて辺りを見わたすと、そこは何ともいえない不思議な場所だった。遠いところまで真っ白でほこり一つないもない。
そして、なにもないところから突然、人(?)が現れて俺に語りかけてきた。
その人(?)はとても綺麗だった。銀色に近い白髪に銀色の瞳、貧乳ほどでもないが巨乳でもない胸の大きさ、・・・出るところは出ているが締まっているところは締まっている人外じみた美貌を持っていた。
まるで、一種の芸術品ではないかというほどだ・・・
その人(?)は自分が女神だと名乗ってきた。
・・・女神なら人外じみた美貌も分かると俺は一人で納得していた。
『私は女神ルナーレンです』
『春風 宝さん。貴方はトラックに轢かれて死にました』
『そうですか・・・それで俺はどうなりますか?』
そして女神にここがどこで、俺がどうなるか聞いたところ、ここは異世界の神界であって、死後間もない魂が流れ着くところ。
女神が言うには俺は異世界に転生するらしい。
異世界は魔法や剣の世界で、人間以外にもエルフ、獣人などの種族がいるらしい。
そして凶悪なモンスターがいる。そのため、転生特典を一つくれるらしい。
そして俺は何がいいか考えて言った。
『では倒したモンスターの力を奪って無限に強くなれるようにしてください』
『分かりました。では転生の準備をします』
女神はそう言って何かをし始めた。そうして俺はだんだん意識がなくなっていった。
誰かが何かを叫んでいる。それに、誰かが泣いている。泣いているのは・・・俺!?
「オギャー、オギャー」
「(奥様! 奥様! 産まれました。男の子です!)」
「(良かったわ貴方の名前はシズナ)」
「(シズナ・フォン・ラートリアよ)」
日本語ですらないのか全く聞き取れない。それにまだ体の機能が発達してないからか、目が開けられない。
・・・眠気が・・・やはり赤ちゃんだからか?
「(ふふ、もう眠たいのね)」
「(元気に育ってくれるといいわ、おやすみ、シズナ)」
俺は眠りに落ちた・・・
母視点
数分前。
私がお産づいてから、メイドたちは大慌て、・・・私が慌てていたのにメイドたちが慌てているのを見て・・・逆に落ち着いたわ。
・・・お湯を用意して、医者を呼んで、メイドたちが慌てているのを見るのは楽しいわ。
三人目でもまだなれないわ。
そして、私のお腹がいたくなった。
数分後。
大きな産声をあげて小さい、本当に小さい男の子の赤ちゃんが産まれた。
「奥様! 奥様! 産まれました。男の子です!」
メイドのレマが自分の事のように嬉しそうに笑ってる。・・・この子がレマの担当になるか、かしら。
「貴方の名前はシズナ、シズナ・フォン・ラートリアよ」
私がシズナの名前を決めたら、シズナが笑ったような気がしたわ。
・・・親バカかしら・・・
翌日。
目が覚めると知らない天井があった。
周りを見渡すと、天井には大きくないが黄色より薄い色をした石を載せたシャンデリアがあった。床には、表紙によくわからない文字の本が並べてあった。少ししてから、転生したのを思い出した。
せっかくの異世界だからやっぱりステータスを見たいな。
「あうてたう(ステータス)。」
ん? やっぱり赤ちゃんだからか、発音がしにくいな。
----------ーーーーーーーーーーーーー
名前 シズナ・フォン・ラートリア
種族 人間
年齢 0歳
レベル1
HP10/10
MP10/10
筋力?
耐久?
敏捷?
魔力?
器用?
幸運?
スキル?
メール 女神ルナーレンの連絡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おっ、出たけど・・・なんだこれ・・・文字化けか? それに女神の連絡ってなんだろ? 押してみよう。
うわっっっ!? びっくりした!
突然画面が変わったな。
「このメールを見ているということはステータスを開いたのですね。ステータスが文字化けしているのは祝福を受けていないからです。祝福は5歳の誕生日に教会で受けます。ですので今は何も見れません。このメールは一方通行で、そちらから返信することはできません。また、このメールは一回読むと消えます」
なるほど、そういうことなのか。では、しばらくはこの世界のことを知ろうとするか。
気がついて辺りを見わたすと、そこは何ともいえない不思議な場所だった。遠いところまで真っ白でほこり一つないもない。
そして、なにもないところから突然、人(?)が現れて俺に語りかけてきた。
その人(?)はとても綺麗だった。銀色に近い白髪に銀色の瞳、貧乳ほどでもないが巨乳でもない胸の大きさ、・・・出るところは出ているが締まっているところは締まっている人外じみた美貌を持っていた。
まるで、一種の芸術品ではないかというほどだ・・・
その人(?)は自分が女神だと名乗ってきた。
・・・女神なら人外じみた美貌も分かると俺は一人で納得していた。
『私は女神ルナーレンです』
『春風 宝さん。貴方はトラックに轢かれて死にました』
『そうですか・・・それで俺はどうなりますか?』
そして女神にここがどこで、俺がどうなるか聞いたところ、ここは異世界の神界であって、死後間もない魂が流れ着くところ。
女神が言うには俺は異世界に転生するらしい。
異世界は魔法や剣の世界で、人間以外にもエルフ、獣人などの種族がいるらしい。
そして凶悪なモンスターがいる。そのため、転生特典を一つくれるらしい。
そして俺は何がいいか考えて言った。
『では倒したモンスターの力を奪って無限に強くなれるようにしてください』
『分かりました。では転生の準備をします』
女神はそう言って何かをし始めた。そうして俺はだんだん意識がなくなっていった。
誰かが何かを叫んでいる。それに、誰かが泣いている。泣いているのは・・・俺!?
「オギャー、オギャー」
「(奥様! 奥様! 産まれました。男の子です!)」
「(良かったわ貴方の名前はシズナ)」
「(シズナ・フォン・ラートリアよ)」
日本語ですらないのか全く聞き取れない。それにまだ体の機能が発達してないからか、目が開けられない。
・・・眠気が・・・やはり赤ちゃんだからか?
「(ふふ、もう眠たいのね)」
「(元気に育ってくれるといいわ、おやすみ、シズナ)」
俺は眠りに落ちた・・・
母視点
数分前。
私がお産づいてから、メイドたちは大慌て、・・・私が慌てていたのにメイドたちが慌てているのを見て・・・逆に落ち着いたわ。
・・・お湯を用意して、医者を呼んで、メイドたちが慌てているのを見るのは楽しいわ。
三人目でもまだなれないわ。
そして、私のお腹がいたくなった。
数分後。
大きな産声をあげて小さい、本当に小さい男の子の赤ちゃんが産まれた。
「奥様! 奥様! 産まれました。男の子です!」
メイドのレマが自分の事のように嬉しそうに笑ってる。・・・この子がレマの担当になるか、かしら。
「貴方の名前はシズナ、シズナ・フォン・ラートリアよ」
私がシズナの名前を決めたら、シズナが笑ったような気がしたわ。
・・・親バカかしら・・・
翌日。
目が覚めると知らない天井があった。
周りを見渡すと、天井には大きくないが黄色より薄い色をした石を載せたシャンデリアがあった。床には、表紙によくわからない文字の本が並べてあった。少ししてから、転生したのを思い出した。
せっかくの異世界だからやっぱりステータスを見たいな。
「あうてたう(ステータス)。」
ん? やっぱり赤ちゃんだからか、発音がしにくいな。
----------ーーーーーーーーーーーーー
名前 シズナ・フォン・ラートリア
種族 人間
年齢 0歳
レベル1
HP10/10
MP10/10
筋力?
耐久?
敏捷?
魔力?
器用?
幸運?
スキル?
メール 女神ルナーレンの連絡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おっ、出たけど・・・なんだこれ・・・文字化けか? それに女神の連絡ってなんだろ? 押してみよう。
うわっっっ!? びっくりした!
突然画面が変わったな。
「このメールを見ているということはステータスを開いたのですね。ステータスが文字化けしているのは祝福を受けていないからです。祝福は5歳の誕生日に教会で受けます。ですので今は何も見れません。このメールは一方通行で、そちらから返信することはできません。また、このメールは一回読むと消えます」
なるほど、そういうことなのか。では、しばらくはこの世界のことを知ろうとするか。
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