6 / 41
第1章:知らないことだらけのこの世界
第5話:家庭教師
しおりを挟む
0歳から3歳に至るまでのことを俺は別の部屋ーー俺の部屋以外ーーで座りながら思い出し終えた頃、待っていた人物が入って来た。
「お待たせしました」
入って来た人は随分と若い女性だった。んー‥‥‥20代くらい?
「初めまして、私の名前は『エルマ・ローズ』と申します。シズナ様の家庭教師を勤めさせてさせていただきます。よろしくお願いします」
家庭教師の先生が自己紹介をした後、頭を下げた。自分より年上の人に頭を下げられるなんて初めての経験だ。‥‥‥自分が偉くなったような錯覚がする。
っと、俺も返事をしないと。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
俺は返事をした。こんなことになっている理由を知るためには少し昨日に遡る。
ーー昨日
俺は夕食中に父さんから「明日、家庭教師をつける」と言われた。俺は驚いたが、『拒否権』は無かったみたいで勝手に決められた。別に拒否権があろうとなかろう、どっちでも良かった。
ちなみに父さんは金髪に茶色の瞳をしている。父さんには3歳になって初めて会った。最初にあった時は髪色と違って渋い人だな~と思っていた。
話が逸れたがそんなこんなで今に至るわけだ。
「少しお待ちください」
ローズさんーーローズ先生はポーチから『黒板』を取り出した。なんで、黒板が入ってるんだ?
「なんで、その袋に大きなものが入るのですか?」
気になった俺は質問してみた。黒板のことは伏せて‥‥‥。
「これは魔法袋と言って、この袋より大きい物を収納出来る道具です」
へぇー、凄いなぁ~。俺も一つ欲しい‥‥‥。
俺の質問に答えた後、ローズ先生は黒板にチョークらしきもので書いていった。黒板に書かれたものは『文字』と言うより、『記号』に近い。そのせいか全く読めない。
「それでは、本日の授業をさせていただきます。本日は私たちが住む世界について勉強しましょう」
何かを描き終えたローズ先生はチョークを置いて喋り始めた。
「この世界は『ディルガルド』と言い、『創造神フィリエ様』をはじめ、『フィリエ様』から誕生された他の神々によって創造れました」
「『ディルガルド』には2つの大陸があります。一つが、私たち『人間種』が住む広大な『スリューム大陸』。もう一つが、竜や龍といった強大なモンスター種が住む『ミュルス大陸』。以上の二つがあります」
あの女神って『フィリエ』って言うのか‥‥‥。あと、大陸が二つしかないって‥‥‥一つ一つが大きいのか?
「本日の授業はここまでです。また、復習しますので真剣に覚えなくていいです。精々、こんなことがあるんだくらいに思っていただければいいです」
「わかりました」
「それでは私は失礼します」
そう言ってローズ先生は部屋を出た。
‥‥‥短っ!?えっ?実際、10分くらいの授業だな。まあ、短いほうがいいか。
—————
神様の名前を変更しました。(前のは違和感があったので)
—————
「お待たせしました」
入って来た人は随分と若い女性だった。んー‥‥‥20代くらい?
「初めまして、私の名前は『エルマ・ローズ』と申します。シズナ様の家庭教師を勤めさせてさせていただきます。よろしくお願いします」
家庭教師の先生が自己紹介をした後、頭を下げた。自分より年上の人に頭を下げられるなんて初めての経験だ。‥‥‥自分が偉くなったような錯覚がする。
っと、俺も返事をしないと。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
俺は返事をした。こんなことになっている理由を知るためには少し昨日に遡る。
ーー昨日
俺は夕食中に父さんから「明日、家庭教師をつける」と言われた。俺は驚いたが、『拒否権』は無かったみたいで勝手に決められた。別に拒否権があろうとなかろう、どっちでも良かった。
ちなみに父さんは金髪に茶色の瞳をしている。父さんには3歳になって初めて会った。最初にあった時は髪色と違って渋い人だな~と思っていた。
話が逸れたがそんなこんなで今に至るわけだ。
「少しお待ちください」
ローズさんーーローズ先生はポーチから『黒板』を取り出した。なんで、黒板が入ってるんだ?
「なんで、その袋に大きなものが入るのですか?」
気になった俺は質問してみた。黒板のことは伏せて‥‥‥。
「これは魔法袋と言って、この袋より大きい物を収納出来る道具です」
へぇー、凄いなぁ~。俺も一つ欲しい‥‥‥。
俺の質問に答えた後、ローズ先生は黒板にチョークらしきもので書いていった。黒板に書かれたものは『文字』と言うより、『記号』に近い。そのせいか全く読めない。
「それでは、本日の授業をさせていただきます。本日は私たちが住む世界について勉強しましょう」
何かを描き終えたローズ先生はチョークを置いて喋り始めた。
「この世界は『ディルガルド』と言い、『創造神フィリエ様』をはじめ、『フィリエ様』から誕生された他の神々によって創造れました」
「『ディルガルド』には2つの大陸があります。一つが、私たち『人間種』が住む広大な『スリューム大陸』。もう一つが、竜や龍といった強大なモンスター種が住む『ミュルス大陸』。以上の二つがあります」
あの女神って『フィリエ』って言うのか‥‥‥。あと、大陸が二つしかないって‥‥‥一つ一つが大きいのか?
「本日の授業はここまでです。また、復習しますので真剣に覚えなくていいです。精々、こんなことがあるんだくらいに思っていただければいいです」
「わかりました」
「それでは私は失礼します」
そう言ってローズ先生は部屋を出た。
‥‥‥短っ!?えっ?実際、10分くらいの授業だな。まあ、短いほうがいいか。
—————
神様の名前を変更しました。(前のは違和感があったので)
—————
1
お気に入りに追加
1,540
あなたにおすすめの小説
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
前世が官僚の俺は貴族の四男に転生する〜内政は飽きたので自由に生きたいと思います〜
ピョンきち
ファンタジー
★☆★ファンタジー小説大賞参加中!★☆★
投票よろしくお願いします!
主人公、一条輝政は国際犯罪テロ組織『ピョンピョンズ』により爆破されたホテルにいた。
一酸化炭素中毒により死亡してしまった輝政。まぶたを開けるとそこには神を名乗る者がいて、
「あなたはこの世界を発展するのに必要なの。だからわたしが生き返らせるわ。」
そうして神と色々話した後、気がつくと
ベビーベッドの上だった!?
官僚が異世界転生!?今開幕!
小説書き初心者なのでご容赦ください
読者の皆様のご指摘を受けながら日々勉強していっております。作者の成長を日々見て下さい。よろしくお願いいたします。
処女作なので最初の方は登場人物のセリフの最後に句点があります。ご了承ください。
異世界でのんきに冒険始めました!
おむす微
ファンタジー
色々とこじらせた、平凡な三十路を過ぎたオッサンの主人公が(専門知識とか無いです)異世界のお転婆?女神様に拉致されてしまい……勘違いしたあげく何とか頼み込んで異世界に…?。
基本お気楽で、欲望全快?でお届けする。異世界でお気楽ライフ始めるコメディー風のお話しを書いてみます(あくまで、"風"なので期待しないで気軽に読んでネ!)一応15R にしときます。誤字多々ありますが初めてで、学も無いためご勘弁下さい。
ただその場の勢いで妄想を書き込めるだけ詰め込みますので完全にご都合主義でつじつまがとか気にしたら敗けです。チートはあるけど、主人公は一般人になりすましている(つもり)なので、人前で殆んど無双とかしません!思慮が足りないと言うか色々と垂れ流して、バレバレですが気にしません。徐々にハーレムを増やしつつお気楽な冒険を楽しんで行くゆる~い話です。それでも宜しければ暇潰しにどうぞ。
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる