28 / 37
三章 ○○ハッピーエンド
028.【サンドリヨン】おとぎ話のその先
しおりを挟む
あるところに、可愛らしい娘が優しい両親と一緒に住んでおりました。しかし、娘が幼いうちに、母親が亡くなってしまいました。
父親は娘を使用人たちに任せ、妻を亡くした寂しさを埋めるように仕事に没頭していきました。
娘は愛情に飢えていました。寂しくて、寂しくて、たまりません。優しい愛に包まれたくて仕方がありません。
ですから、あるとき、聖母神に祈りを捧げたのです。
――わたしに、新しい家族をください。
その願いは聞き届けられました。父親は新たな母親と、娘二人を迎えたのです。
しかし、新たな継母と継姉は娘をいじめました。意地の悪い三人は娘を使用人のように扱い、「灰かぶり」と蔑んだのです。
理想的な優しい母と姉ではないことに、娘は心を痛めました。しかし、家族の愛に飢えていた娘は、多少意地が悪い程度のことだとして、それなりに過ごしておりました。
あるとき、王国の王子が花嫁探しの舞踏会を開くことになりました。娘は社交界デビューを果たしておりましたが、上の娘たちをさっさと嫁がせたい父親が二人にドレスを新調したため、娘のための新しいドレスはありませんでした。
娘は舞踏会へ行きたくて行きたくて仕方ありません。王子と結婚したら、きっと、幸せな未来が待っているからです。新しい家族の愛を手に入れることができるからです。
しかし、意地悪な家族は娘だけを邸に残したまま、王宮へ行ってしまいました。
娘がわぁわぁと泣いていると、どこかから声がしました。
『そんなに舞踏会へ行きたいのなら、今から言うものを準備するがいい』
娘がカボチャやネズミ、トカゲを持ってくると、それは素敵な馬車と御者、使用人になりました。娘はカボチャの馬車に乗って王宮へ向かいます。
『五つ時まで、存分に楽しむがよい』
声の主は結局姿を現しませんでした。
王宮へ着くと、夢にまで見た舞踏会が開催されています。継母や継姉も見つけました。
娘は藍色の髪の王子と踊り、楽しい時間を過ごしました。しかし、五つ時の鐘の音が聞こえたため、慌てて邸へと戻ります。その際、ガラスの靴を置き忘れてしまったことには気づきませんでした。
後日、藍色の髪の王子がガラスの靴を持って娘の前に現れました。王子からの求婚に、娘は大喜びで応じました。
二人の結婚式はそれはそれは盛大に行なわれました。家族は祝福してくれましたが、娘は新たな家族をも手に入れたことのほうを喜んだのです。
ようやく結ばれた二人。幸せな日々が続くのだと、娘は信じておりました。しかし、幸福は長くは続きません。
いつまでたっても、二人の間には子どもができません。結婚式が終わって三年ほどで王子のもとへ「娘を側室に迎えてください」と貴族たちがやってくるようになりました。
王子は夜ごとどこかの令嬢と遊ぶようになり、娘もまた寂しさを他の男で埋めるようになりました。
「王子様と幸せに暮らしました」という結末はおとぎ話にしかないのだと、娘は大変落ち込みました。そんなとき、またあの声が聞こえてきたのです。
『望みどおり家族を与えてやったというのに、これ以上の幸せをまだ望むというのかえ。何とも強欲な娘よのう』
強欲だと言われても、娘には何のことであるかさっぱりわかりません。ただ、現状は望んだ幸福とは程遠いものであるという事実だけが、娘の思考を支配しておりました。
「でも、これはわたしが望んだ幸せではなかったわ」
『では、お前の幸せとは何かえ?』
娘はしばらく考えます。娘の幸福はどこにあるのでしょう。
生みの母親が生き続けていれば、と考えたこともあります。しかし、父が男爵夫人と出会ったら、父は母を蔑ろにするであろうことはわかっていました。王子と同じように。母があの寂しさを感じながら生きていくことは、想像したくもありません。
娘は考えます。
もしも、継母や継姉の心が優しく、娘を大切に想ってくれるのならば、とても幸せな時間を過ごすことができるのではないか、と。
「優しい家族に囲まれて、穏やかな時間を過ごしたかったわ」
『ほう。結婚では幸せになれないとは、おかしなことを言うのう』
「夫の心を繋ぎ止めることは容易ではないの。家族愛に勝る愛はないのではないかしら。それを証明したいの」
『家族の愛が、お前の幸せか……よかろう、叶えてやろう』
娘は愛に飢えていました。ずっと家族から愛されたいと願いました。ずっと、愛する家族と一緒にいたいと。
しかし、何度人生を繰り返しても、うまくいきません。継母や継姉は随分と優しくなり、娘を甘やかしてくれますが、ずっと一緒にはいてくれません。父や継母はいつか死に、継姉は嫁いで行ってしまうのですから。
娘の欲する愛は、いつか手から零れ落ちてしまう砂のようなものです。娘はまだ、それに気づきません。
「家族にはわたしの近くにいてもらいたいの。ずっとそばに」
「そうだわ、もう一人王子を作って、お姉様にはその人と結婚してもらえればいいんじゃないかしら。そうすれば、近くにいられるわ」
「お姉様を遠くに嫁がせてはいけないの。あぁ、困った。これは失敗だわ。早くやり直さなくちゃ」
「あぁ、ダメ、これもやり直し。こんなの、全然幸せじゃない。今のお姉様には死んでもらわなければ」
「どうして王子は邪魔をするの! 全然ダメだわ、早く死んでもらわないと! 早くやり直さないと!」
途中で舞台に上げた人形のことも、継姉や王子が苦しんでいることにも、娘はまったく気づいておりません。それどころか、一つ綻びができるとそれを直すこともせずに、すべてを諦め、捨ててしまいます。
理想の家族を求める怪物に成り果てても、声の主が呆れ果てても、娘はまだ諦めないのでした。
「わたしは、ずっと悪夢を見ているの。不幸の中から幸福を探す、途方もない年月の悪夢を」
娘は、まだ気づかないのです。ずっと、ずっと、幸せな夢を探しているのです。
ずっと、ずっと……。
父親は娘を使用人たちに任せ、妻を亡くした寂しさを埋めるように仕事に没頭していきました。
娘は愛情に飢えていました。寂しくて、寂しくて、たまりません。優しい愛に包まれたくて仕方がありません。
ですから、あるとき、聖母神に祈りを捧げたのです。
――わたしに、新しい家族をください。
その願いは聞き届けられました。父親は新たな母親と、娘二人を迎えたのです。
しかし、新たな継母と継姉は娘をいじめました。意地の悪い三人は娘を使用人のように扱い、「灰かぶり」と蔑んだのです。
理想的な優しい母と姉ではないことに、娘は心を痛めました。しかし、家族の愛に飢えていた娘は、多少意地が悪い程度のことだとして、それなりに過ごしておりました。
あるとき、王国の王子が花嫁探しの舞踏会を開くことになりました。娘は社交界デビューを果たしておりましたが、上の娘たちをさっさと嫁がせたい父親が二人にドレスを新調したため、娘のための新しいドレスはありませんでした。
娘は舞踏会へ行きたくて行きたくて仕方ありません。王子と結婚したら、きっと、幸せな未来が待っているからです。新しい家族の愛を手に入れることができるからです。
しかし、意地悪な家族は娘だけを邸に残したまま、王宮へ行ってしまいました。
娘がわぁわぁと泣いていると、どこかから声がしました。
『そんなに舞踏会へ行きたいのなら、今から言うものを準備するがいい』
娘がカボチャやネズミ、トカゲを持ってくると、それは素敵な馬車と御者、使用人になりました。娘はカボチャの馬車に乗って王宮へ向かいます。
『五つ時まで、存分に楽しむがよい』
声の主は結局姿を現しませんでした。
王宮へ着くと、夢にまで見た舞踏会が開催されています。継母や継姉も見つけました。
娘は藍色の髪の王子と踊り、楽しい時間を過ごしました。しかし、五つ時の鐘の音が聞こえたため、慌てて邸へと戻ります。その際、ガラスの靴を置き忘れてしまったことには気づきませんでした。
後日、藍色の髪の王子がガラスの靴を持って娘の前に現れました。王子からの求婚に、娘は大喜びで応じました。
二人の結婚式はそれはそれは盛大に行なわれました。家族は祝福してくれましたが、娘は新たな家族をも手に入れたことのほうを喜んだのです。
ようやく結ばれた二人。幸せな日々が続くのだと、娘は信じておりました。しかし、幸福は長くは続きません。
いつまでたっても、二人の間には子どもができません。結婚式が終わって三年ほどで王子のもとへ「娘を側室に迎えてください」と貴族たちがやってくるようになりました。
王子は夜ごとどこかの令嬢と遊ぶようになり、娘もまた寂しさを他の男で埋めるようになりました。
「王子様と幸せに暮らしました」という結末はおとぎ話にしかないのだと、娘は大変落ち込みました。そんなとき、またあの声が聞こえてきたのです。
『望みどおり家族を与えてやったというのに、これ以上の幸せをまだ望むというのかえ。何とも強欲な娘よのう』
強欲だと言われても、娘には何のことであるかさっぱりわかりません。ただ、現状は望んだ幸福とは程遠いものであるという事実だけが、娘の思考を支配しておりました。
「でも、これはわたしが望んだ幸せではなかったわ」
『では、お前の幸せとは何かえ?』
娘はしばらく考えます。娘の幸福はどこにあるのでしょう。
生みの母親が生き続けていれば、と考えたこともあります。しかし、父が男爵夫人と出会ったら、父は母を蔑ろにするであろうことはわかっていました。王子と同じように。母があの寂しさを感じながら生きていくことは、想像したくもありません。
娘は考えます。
もしも、継母や継姉の心が優しく、娘を大切に想ってくれるのならば、とても幸せな時間を過ごすことができるのではないか、と。
「優しい家族に囲まれて、穏やかな時間を過ごしたかったわ」
『ほう。結婚では幸せになれないとは、おかしなことを言うのう』
「夫の心を繋ぎ止めることは容易ではないの。家族愛に勝る愛はないのではないかしら。それを証明したいの」
『家族の愛が、お前の幸せか……よかろう、叶えてやろう』
娘は愛に飢えていました。ずっと家族から愛されたいと願いました。ずっと、愛する家族と一緒にいたいと。
しかし、何度人生を繰り返しても、うまくいきません。継母や継姉は随分と優しくなり、娘を甘やかしてくれますが、ずっと一緒にはいてくれません。父や継母はいつか死に、継姉は嫁いで行ってしまうのですから。
娘の欲する愛は、いつか手から零れ落ちてしまう砂のようなものです。娘はまだ、それに気づきません。
「家族にはわたしの近くにいてもらいたいの。ずっとそばに」
「そうだわ、もう一人王子を作って、お姉様にはその人と結婚してもらえればいいんじゃないかしら。そうすれば、近くにいられるわ」
「お姉様を遠くに嫁がせてはいけないの。あぁ、困った。これは失敗だわ。早くやり直さなくちゃ」
「あぁ、ダメ、これもやり直し。こんなの、全然幸せじゃない。今のお姉様には死んでもらわなければ」
「どうして王子は邪魔をするの! 全然ダメだわ、早く死んでもらわないと! 早くやり直さないと!」
途中で舞台に上げた人形のことも、継姉や王子が苦しんでいることにも、娘はまったく気づいておりません。それどころか、一つ綻びができるとそれを直すこともせずに、すべてを諦め、捨ててしまいます。
理想の家族を求める怪物に成り果てても、声の主が呆れ果てても、娘はまだ諦めないのでした。
「わたしは、ずっと悪夢を見ているの。不幸の中から幸福を探す、途方もない年月の悪夢を」
娘は、まだ気づかないのです。ずっと、ずっと、幸せな夢を探しているのです。
ずっと、ずっと……。
0
感想募集中。更新中は励みになりますし、完結後は次回作への糧になります。
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
姫の歳月〜貴公子に見染められた異形の姫は永遠の契りで溺愛される
花野未季
恋愛
最愛の母が亡くなる際に、頭に鉢を被せられた “鉢かぶり姫” ーー以来、彼女は『異形』と忌み嫌われ、ある日とうとう生家を追い出されてしまう。
たどり着いた貴族の館で、下働きとして暮らし始めた彼女を見染めたのは、その家の四男坊である宰相君。ふたりは激しい恋に落ちるのだが……。
平安ファンタジーですが、時代設定はふんわりです(゚∀゚)
御伽草子『鉢かづき』が原作です(^^;
登場人物は元ネタより増やし、キャラも変えています。
『格調高く』を目指していましたが、どんどん格調低く(?)なっていきます。ゲスい人も場面も出てきます…(°▽°)
今回も山なしオチなし意味なしですが、お楽しみいただけたら幸いです(≧∀≦)
☆参考文献)『お伽草子』ちくま文庫/『古語辞典』講談社
☆表紙画像は、イラストAC様より“ くり坊 ” 先生の素敵なイラストをお借りしています♪
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結済】姿を偽った黒髪令嬢は、女嫌いな公爵様のお世話係をしているうちに溺愛されていたみたいです
鳴宮野々花@書籍2冊発売中
恋愛
王国の片田舎にある小さな町から、八歳の時に母方の縁戚であるエヴェリー伯爵家に引き取られたミシェル。彼女は伯爵一家に疎まれ、美しい髪を黒く染めて使用人として生活するよう強いられた。以来エヴェリー一家に虐げられて育つ。
十年後。ミシェルは同い年でエヴェリー伯爵家の一人娘であるパドマの婚約者に嵌められ、伯爵家を身一つで追い出されることに。ボロボロの格好で人気のない場所を彷徨っていたミシェルは、空腹のあまりふらつき倒れそうになる。
そこへ馬で通りがかった男性と、危うくぶつかりそうになり──────
※いつもの独自の世界のゆる設定なお話です。何もかもファンタジーです。よろしくお願いします。
※この作品はカクヨム、小説家になろう、ベリーズカフェにも投稿しています。
夢の言葉と陽だまりの天使(上)【続編②】
☆リサーナ☆
恋愛
師匠であり想い人リディアとの過去を乗り越えたヴァロンは、ついに妻アカリと甘い夜を過ごし結ばれた。
…しかし、また新たな問題発生!?
アカリの幼なじみの登場で三角関係!?
アカリの元婚約者がヴァロンに迫る!?
そして、まさかまさかの…。
ヴァロンが白金バッジ降格の危機…?!
夢の配達人を辞めてしまう……??
人生の選択を迫られて、 果たしてヴァロンが選ぶ道は……??
今回もハラハラドキドキの展開をお楽しみ下さい (o^^o)
この作品は前作品「夢の言葉と虹の架け橋」 の続編になります。
本編の終わり直後からの開始になりますので、
①夢の言葉は魔法の呪文&夢の言葉は魔法の呪文+《プラス》
②夢の言葉と虹の架け橋
の順番で読んて頂けると、より楽しんでもらえると思います。
この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称等は架空であり、 実在のものとは関係ありません。
〈別サイトにて〉
2016年12月1日(木) 投稿・連載開始
2017年2月24日(金) 完結

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

【完結】今世も裏切られるのはごめんなので、最愛のあなたはもう要らない
曽根原ツタ
恋愛
隣国との戦時中に国王が病死し、王位継承権を持つ男子がひとりもいなかったため、若い王女エトワールは女王となった。だが──
「俺は彼女を愛している。彼女は俺の子を身篭った」
戦場から帰還した愛する夫の隣には、別の女性が立っていた。さらに彼は、王座を奪うために女王暗殺を企てる。
そして。夫に剣で胸を貫かれて死んだエトワールが次に目が覚めたとき、彼と出会った日に戻っていて……?
──二度目の人生、私を裏切ったあなたを絶対に愛しません。
★小説家になろうさまでも公開中

【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる