25 / 101
25話、姉。
しおりを挟む
いつも通り、ショウに髪を乾かしてもらう。
もう深夜二時を回っている。すぐに眠らないと、明日の業務に差し障る。
じんじんと下半身が痛む。異物感はまだ残っており、生理のときのような腰の重みがある。
いつか、この痛みに慣れることはあるのだろうか。
……やだ、私。ショウとこの関係を続ける気でいるの?
ショウは、ずっと好きでいる、気まぐれじゃない、と言ってくれたけど、本当に?
「ショウ」
「うん?」
ドライヤーの音と風が消え、頭をぽんぽんとされたので、すぐに振り向く。
笑顔のショウが小首を傾げる。
「あ、あの、ね」
「うん」
「ショウは、私と、どうなりたいの?」
そう。ショウは私と、どうなりたいのだろう。
恋人?
それとも、セックスフレンドみたいな関係?
お互いに好きな人ができたら終わり?
「そうだなぁ……今まで通りかな」
今まで、通り……?
ショウの答えは私が想像したものと違っていた。
「毎日姉ちゃんと一緒に生活して、いろんなことを話して、いろんな場所に行って……今まで通り過ごすんだ」
ショウは目を細める。
「でも、今までとちょっと違うのは」
ショウは軽くキスをしてくれる。
「こうやって、キスをして、一緒にお風呂に入って、セックスをして、愛し合うことくらいかな」
「……恋人ってこと?」
「うーん、そうじゃないかなぁ」
ショウが言いたいことへの理解が追いつかない。
今まで通り、ってどういうこと?
恋人じゃない、ってどういうこと?
「姉ちゃん。俺たちは、恋人でも、セフレでもないでしょ」
ショウは再度私の唇にキスをして。
「家族だ」
もう深夜二時を回っている。すぐに眠らないと、明日の業務に差し障る。
じんじんと下半身が痛む。異物感はまだ残っており、生理のときのような腰の重みがある。
いつか、この痛みに慣れることはあるのだろうか。
……やだ、私。ショウとこの関係を続ける気でいるの?
ショウは、ずっと好きでいる、気まぐれじゃない、と言ってくれたけど、本当に?
「ショウ」
「うん?」
ドライヤーの音と風が消え、頭をぽんぽんとされたので、すぐに振り向く。
笑顔のショウが小首を傾げる。
「あ、あの、ね」
「うん」
「ショウは、私と、どうなりたいの?」
そう。ショウは私と、どうなりたいのだろう。
恋人?
それとも、セックスフレンドみたいな関係?
お互いに好きな人ができたら終わり?
「そうだなぁ……今まで通りかな」
今まで、通り……?
ショウの答えは私が想像したものと違っていた。
「毎日姉ちゃんと一緒に生活して、いろんなことを話して、いろんな場所に行って……今まで通り過ごすんだ」
ショウは目を細める。
「でも、今までとちょっと違うのは」
ショウは軽くキスをしてくれる。
「こうやって、キスをして、一緒にお風呂に入って、セックスをして、愛し合うことくらいかな」
「……恋人ってこと?」
「うーん、そうじゃないかなぁ」
ショウが言いたいことへの理解が追いつかない。
今まで通り、ってどういうこと?
恋人じゃない、ってどういうこと?
「姉ちゃん。俺たちは、恋人でも、セフレでもないでしょ」
ショウは再度私の唇にキスをして。
「家族だ」
0
お気に入りに追加
269
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる