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21.新しい暇つぶし(side 梛木)
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初めて腹を割って話せた気がした。
だからといって、今のところ何も変わってない。
相変わらず、だ。
だけど、少年漫画みたいに殴り合って大喧嘩して「雨降って地固まる」式に「今日から俺たち友達な! 」って風な劇的な変化なんて、現実にはなかなかないって思う。
そもそも、俺たち別に殴り合って大喧嘩してないし。
でも、意味はあった。少なくとも必要な作業だったって思う。
‥きっと、言わないままだったら俺たちの関係はずっとあのままだったろうから‥。
俺と楠との関係は変わってないんだけど、柊の兄ちゃんとの関係はどうだろ? 何か変わったかな? あの後話す機会があったかな? ‥そうだったらいいな、って思った。
そう思ってちらちら柊の兄ちゃんを観察してたんだ。いつもより(確実に)頻繁に。
今日は、桂ちゃんと楠は学校で、柳の兄ちゃんは出張みたいでここに居るのは俺と柊の兄ちゃんだけだった。
ただでさえ人口密度の低い事務所‥だけど明るいオフィスなのに、いつもは今日はまるで無人の交番みたいに静まり返っている。(例えがおかしいかね? )
隣の部屋から聞こえる声、柊の兄ちゃんが慣れないパソコンをポチポチ打つ音、それ以外聞こえない。
俺? 俺はもう午前中の仕事「データ打ち込み」は終了したよ! ここに来るまでパソコンなんて打ったことなかったけど、もうすっかり慣れた。慣れたら、スピードアップも‥結構あっという間だった。
現在っ子だもの。
柊の兄ちゃんの席は俺の斜め前。観察しやすい絶妙なポジション。見てたら、これが結構いろんな発見があって面白い。
パソコンを打つときも前髪あげないんだ~。邪魔じゃないかな?
とか
指細いな~。長いな~。
とか
色、白! 髪の毛サラサラ!
とか
痩せすぎじゃね? 喉仏目立つな~
とか、ね。
あ、言っとくけど俺にとって柊の兄ちゃんは「惚れる! 」要素はないよ? 寧ろ、柊の兄ちゃん見てたら「痩せ過ぎ~、寒々しい‥痛々しい‥」としか感じない。
俺はね。可愛いものが好きなの!
もう分かりやすく、ユリよりガーベラが好きだし、爬虫類より哺乳類(モフモフ)が好きなの!
綺麗派より可愛い派。
シックよりラブリー。モノトーンよりパステルカラー(イメージね。別にパステルカラーの部屋に住みたいわけじゃないよ)
日本古来の色っぽい美人とか、あんまり趣味じゃない。
(あ、でも、朝顔柄の浴衣着た女の子は可愛いかな~。それは別腹じゃない?? )
例えば髪の毛はストレートより軽くウエーブ派だし、目も切れ長よりクリクリ派だし、痩せ過ぎより標準~ちょいぽちゃ位がいい。
特に、手。これは絶対。
もにっとした肉付きのいい手が好きなの。触ってて気持ちいいじゃん?
程よい肉付き。大事。骨が浮いてるほど痩せてる子見てるとかっての自分を思い出して‥ちょっと、ね。
見てて安心、癒される~が一番だ。(あと、「可愛い~」もね!! )
‥途中からは柊の兄ちゃん関係なくなってきた。
「何、梛木キモチワルイ‥」
昼休憩の時間が来ても「ぽわ~」としてたら、柊の兄ちゃんに背後に立たれたことに気付かなかった。思わず「わあ! 」って言いそうになったけど、それはぐっと我慢できた。(俺ナイス)
「楠いないから、暇なの? 」
手にちっちゃな鞄を持ってる。財布やスマホと、単行本が入ってる‥柊の兄ちゃんのいつもの鞄だ。食堂に行んだろう。
「あ、食堂行く? 」
って俺も財布を手に立ち上がったら、柊の兄ちゃんが首を振って
「ゲームを教えてあげる」
って言って、俺を「畳スペース」に誘った。
「ゲーム? 」
俺が首を傾げると、柊の兄ちゃんは頷いた。
「ほら、これ」
鞄から、名刺四枚枚並べた位よりちょっと大きい豪華な木箱をだした。木箱はなんか渋い紫色の紐で括られていた。なんての? 高級な和菓子って感じ。
柊の兄ちゃんが紐を解いて箱を開ける。
そこには、紫と紫の名刺よりちょっと大きめのカルタの山が四つ入っていた。
一瞬百人一首か? って思った。分かるでしょ? あの、裏面が紫とかの分厚いカルタ。百人一首でも結構特別感あるけど(ちょっとお高い奴はね)柊の兄ちゃんが持ってる奴は、それらよりも更に高級っぽい奴だった。
「このごろ梛木が元気なさそうだから持ってきた。もしかしたら、周りに大人ばっかりで退屈なのかなって‥。
あ、昼ごはん困ると思ってさっきコーヒーを買うとき購買でお握り買ってきた。これ梛木の分」
「ありがとう‥」
俺はNoルックでお握りを受け取る。目はカルタに釘付けだ。
裏は紫と緑の二種類。それが色ごとに分けられている。
百人一首の読み札と取り札みたいな感じ? だけど、あれは別に色分けはされてないけど‥。
紫色の札の表をめくると、美麗な絵が描いてある。今風の絵じゃない。昔風。それこそ、百人一首みたいな感じのオールドスタイルの絵。‥神社の絵馬とかに書いてありそうなタイプ。有名な絵師とかが描いたって感じ。
「これ‥神様? 『アマテラスオオミカミ』って書いてある」
で、緑色の札の表
「『太陽神』ん? シンプル。こっちは、『海の神、航海安全』」
‥なんのカルタ?
俺は首を傾げてお握りを一口齧る。あ、カルタ汚さないようにしないと‥こんなとてつもなく高そうなカルタ汚したら‥マズい。
カルタを元の箱に戻すと、
「これは『神合わせ』っていって、俺たちの一族の‥子供たちの遊びなんだ。正月やなんかで一族の子供たちが集まる時にやったもんだ。このカルタは一度一等をとった時にご当主様からもらったんだ」
‥どんな一族だ。(※ 柊さんは西遠寺の出生)
「梛木だったら興味あるかな、って思って。あげる」
‥貰っていいんだ。そんな貴重なもの‥。
「これを紫の分は下を向けて、緑の方は上を向けて並べて、神経衰弱みたいに遊ぶんだ。例えば、「アマテラスオオミカミ」だったら「太陽神」でも「五穀豊穣」「厄除け」どれでも合うんだけど、他の札もあるからうまく考えて取らないといけない。子供たちで順番に取り合って、合うものがなくなったら終わり。その地点で持ち札の多いものが勝ち。因みに自分が引いた紫の札に合う緑の札が無かったら、そのターンは「パス」ってことになる」
‥とんでもなく個性的なゲームだね。
そもそも、アンタらの一族って何する人々??
柊は別ににこりとも笑わず
「暇つぶしにでもなるかなって思って」
って言った。
ならん。絶対に。
暇つぶしにしては高度過ぎるだろ‥。
俺は首を傾げた。だが、「超貴重なカルタ」はありがたく受け取った。‥これは八卦に続く最高な暇つぶしだ! 。
「つまり、このカルタに出て来る神様とそれに合う緑の札の組み合わせで、最大数合う組み合わせを丸暗記するのが勝利の秘訣だね? 」
ちょっと興奮した声で聞いたら、柊が首を振る。
「この箱についてはそうだろうけど、対戦するのが他の箱だったらその対策は全部無駄になる。
この札は、箱にランダムにいれられるから、同じ組み合わせの箱は一つとしてない。だから、きちんと全部合う箱はあるかもしれないけど稀だろうし、全然合わない箱も稀にあるだろう」
‥なんじゃそりゃ。
「だから、この箱で対策を練っても、本家の箱が全く違ったら、全然意味がない。因みに、本家には全部の札があって、そのなかから50ずつ選ぶから‥全く対策が無意味とか普通にある」
‥じゃあ、その全部を暗記しろってことか?? 全部の札って何枚くらい??
神様の名前なんだよね??
なんの意味があって‥。
「‥‥」
黙った俺に柊の兄ちゃんは更なる衝撃の事実を話し始めた。
「これは、少し大きくなった子供向けの遊び。もう少し小さな子供がするのは‥「神名八卦表。別名『魂の門』」だ」
‥ホンマどんな一族やねん!!
寺の坊さんの一族か!??
しかしさっき何を言った?!
「八卦‥! 」
だからといって、今のところ何も変わってない。
相変わらず、だ。
だけど、少年漫画みたいに殴り合って大喧嘩して「雨降って地固まる」式に「今日から俺たち友達な! 」って風な劇的な変化なんて、現実にはなかなかないって思う。
そもそも、俺たち別に殴り合って大喧嘩してないし。
でも、意味はあった。少なくとも必要な作業だったって思う。
‥きっと、言わないままだったら俺たちの関係はずっとあのままだったろうから‥。
俺と楠との関係は変わってないんだけど、柊の兄ちゃんとの関係はどうだろ? 何か変わったかな? あの後話す機会があったかな? ‥そうだったらいいな、って思った。
そう思ってちらちら柊の兄ちゃんを観察してたんだ。いつもより(確実に)頻繁に。
今日は、桂ちゃんと楠は学校で、柳の兄ちゃんは出張みたいでここに居るのは俺と柊の兄ちゃんだけだった。
ただでさえ人口密度の低い事務所‥だけど明るいオフィスなのに、いつもは今日はまるで無人の交番みたいに静まり返っている。(例えがおかしいかね? )
隣の部屋から聞こえる声、柊の兄ちゃんが慣れないパソコンをポチポチ打つ音、それ以外聞こえない。
俺? 俺はもう午前中の仕事「データ打ち込み」は終了したよ! ここに来るまでパソコンなんて打ったことなかったけど、もうすっかり慣れた。慣れたら、スピードアップも‥結構あっという間だった。
現在っ子だもの。
柊の兄ちゃんの席は俺の斜め前。観察しやすい絶妙なポジション。見てたら、これが結構いろんな発見があって面白い。
パソコンを打つときも前髪あげないんだ~。邪魔じゃないかな?
とか
指細いな~。長いな~。
とか
色、白! 髪の毛サラサラ!
とか
痩せすぎじゃね? 喉仏目立つな~
とか、ね。
あ、言っとくけど俺にとって柊の兄ちゃんは「惚れる! 」要素はないよ? 寧ろ、柊の兄ちゃん見てたら「痩せ過ぎ~、寒々しい‥痛々しい‥」としか感じない。
俺はね。可愛いものが好きなの!
もう分かりやすく、ユリよりガーベラが好きだし、爬虫類より哺乳類(モフモフ)が好きなの!
綺麗派より可愛い派。
シックよりラブリー。モノトーンよりパステルカラー(イメージね。別にパステルカラーの部屋に住みたいわけじゃないよ)
日本古来の色っぽい美人とか、あんまり趣味じゃない。
(あ、でも、朝顔柄の浴衣着た女の子は可愛いかな~。それは別腹じゃない?? )
例えば髪の毛はストレートより軽くウエーブ派だし、目も切れ長よりクリクリ派だし、痩せ過ぎより標準~ちょいぽちゃ位がいい。
特に、手。これは絶対。
もにっとした肉付きのいい手が好きなの。触ってて気持ちいいじゃん?
程よい肉付き。大事。骨が浮いてるほど痩せてる子見てるとかっての自分を思い出して‥ちょっと、ね。
見てて安心、癒される~が一番だ。(あと、「可愛い~」もね!! )
‥途中からは柊の兄ちゃん関係なくなってきた。
「何、梛木キモチワルイ‥」
昼休憩の時間が来ても「ぽわ~」としてたら、柊の兄ちゃんに背後に立たれたことに気付かなかった。思わず「わあ! 」って言いそうになったけど、それはぐっと我慢できた。(俺ナイス)
「楠いないから、暇なの? 」
手にちっちゃな鞄を持ってる。財布やスマホと、単行本が入ってる‥柊の兄ちゃんのいつもの鞄だ。食堂に行んだろう。
「あ、食堂行く? 」
って俺も財布を手に立ち上がったら、柊の兄ちゃんが首を振って
「ゲームを教えてあげる」
って言って、俺を「畳スペース」に誘った。
「ゲーム? 」
俺が首を傾げると、柊の兄ちゃんは頷いた。
「ほら、これ」
鞄から、名刺四枚枚並べた位よりちょっと大きい豪華な木箱をだした。木箱はなんか渋い紫色の紐で括られていた。なんての? 高級な和菓子って感じ。
柊の兄ちゃんが紐を解いて箱を開ける。
そこには、紫と紫の名刺よりちょっと大きめのカルタの山が四つ入っていた。
一瞬百人一首か? って思った。分かるでしょ? あの、裏面が紫とかの分厚いカルタ。百人一首でも結構特別感あるけど(ちょっとお高い奴はね)柊の兄ちゃんが持ってる奴は、それらよりも更に高級っぽい奴だった。
「このごろ梛木が元気なさそうだから持ってきた。もしかしたら、周りに大人ばっかりで退屈なのかなって‥。
あ、昼ごはん困ると思ってさっきコーヒーを買うとき購買でお握り買ってきた。これ梛木の分」
「ありがとう‥」
俺はNoルックでお握りを受け取る。目はカルタに釘付けだ。
裏は紫と緑の二種類。それが色ごとに分けられている。
百人一首の読み札と取り札みたいな感じ? だけど、あれは別に色分けはされてないけど‥。
紫色の札の表をめくると、美麗な絵が描いてある。今風の絵じゃない。昔風。それこそ、百人一首みたいな感じのオールドスタイルの絵。‥神社の絵馬とかに書いてありそうなタイプ。有名な絵師とかが描いたって感じ。
「これ‥神様? 『アマテラスオオミカミ』って書いてある」
で、緑色の札の表
「『太陽神』ん? シンプル。こっちは、『海の神、航海安全』」
‥なんのカルタ?
俺は首を傾げてお握りを一口齧る。あ、カルタ汚さないようにしないと‥こんなとてつもなく高そうなカルタ汚したら‥マズい。
カルタを元の箱に戻すと、
「これは『神合わせ』っていって、俺たちの一族の‥子供たちの遊びなんだ。正月やなんかで一族の子供たちが集まる時にやったもんだ。このカルタは一度一等をとった時にご当主様からもらったんだ」
‥どんな一族だ。(※ 柊さんは西遠寺の出生)
「梛木だったら興味あるかな、って思って。あげる」
‥貰っていいんだ。そんな貴重なもの‥。
「これを紫の分は下を向けて、緑の方は上を向けて並べて、神経衰弱みたいに遊ぶんだ。例えば、「アマテラスオオミカミ」だったら「太陽神」でも「五穀豊穣」「厄除け」どれでも合うんだけど、他の札もあるからうまく考えて取らないといけない。子供たちで順番に取り合って、合うものがなくなったら終わり。その地点で持ち札の多いものが勝ち。因みに自分が引いた紫の札に合う緑の札が無かったら、そのターンは「パス」ってことになる」
‥とんでもなく個性的なゲームだね。
そもそも、アンタらの一族って何する人々??
柊は別ににこりとも笑わず
「暇つぶしにでもなるかなって思って」
って言った。
ならん。絶対に。
暇つぶしにしては高度過ぎるだろ‥。
俺は首を傾げた。だが、「超貴重なカルタ」はありがたく受け取った。‥これは八卦に続く最高な暇つぶしだ! 。
「つまり、このカルタに出て来る神様とそれに合う緑の札の組み合わせで、最大数合う組み合わせを丸暗記するのが勝利の秘訣だね? 」
ちょっと興奮した声で聞いたら、柊が首を振る。
「この箱についてはそうだろうけど、対戦するのが他の箱だったらその対策は全部無駄になる。
この札は、箱にランダムにいれられるから、同じ組み合わせの箱は一つとしてない。だから、きちんと全部合う箱はあるかもしれないけど稀だろうし、全然合わない箱も稀にあるだろう」
‥なんじゃそりゃ。
「だから、この箱で対策を練っても、本家の箱が全く違ったら、全然意味がない。因みに、本家には全部の札があって、そのなかから50ずつ選ぶから‥全く対策が無意味とか普通にある」
‥じゃあ、その全部を暗記しろってことか?? 全部の札って何枚くらい??
神様の名前なんだよね??
なんの意味があって‥。
「‥‥」
黙った俺に柊の兄ちゃんは更なる衝撃の事実を話し始めた。
「これは、少し大きくなった子供向けの遊び。もう少し小さな子供がするのは‥「神名八卦表。別名『魂の門』」だ」
‥ホンマどんな一族やねん!!
寺の坊さんの一族か!??
しかしさっき何を言った?!
「八卦‥! 」
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