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283.幸せな朝と明日への決意。
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‥やってしまった‥とかは思わない。
今まで生きてきた中で、一番「生きてる」「幸せだ」って思えた時間だった。
愛ってこれだよ!
思えば、アンバーに感じてたのって、ただの好奇心や性欲みたいなものだったかもしれない。
‥そういう風に思うのって、アンバーに悪いけど‥それは‥嘘偽りない気持ちな気がする。
ナナベルさんが言ってたのってそういうことなんだろう。(‥なんて言われてたか覚えてないけど、そういうようなこと言われてなかった?? )
分かってます! 総て言い訳です!!
今までの浮ついた僕をいますぐ消し去りたい!!
でも、過去は消せない。
やり直しもできない。
やり直せたら、もっといい未来があるかって言うと‥そうでもない気もする。
もし、自分にとって「黒歴史! 」って過去を全部消してその記憶ごとすっかり消し去ってしまっても、‥僕は「その時とは」別の時に同じ失敗をするんだろう。それで「あ~黒歴史! 」って思うんだ。
‥時間が変わっただけで、僕は‥僕という人間が丸ごと変わりでもしない限り、僕はきっと、いつかそれをしてしまう。
‥そういうことだ。
(それどころか)僕が変わらないと、僕はきっと何度も同じ失敗をするだろう。
恥ずかしい、忘れたい、なかったことにしない‥じゃなくて、もう二度と同じことをしないって、反省して決意することが大事なんだろう。
だから、過去の黒歴史は皆「避けては通れない」「どうせいずれはしてしまうであろう」通過儀礼だったって思って、忘れない様に、逃げない様に、胡麻化さない様に真摯に受け止め、克服していかないといけないんだろう。
そんなことを考えていたら、
「ん‥」
シークさんが目を覚ました。
目を覚ましたっていっても、目が開いただけって感じで、まだボーっとしてる。
可愛い。
昨日のことを思い出したらそんなこと絶対言えないんだけど‥今は隙だらけでただただ可愛い。
キュンキュンしてたら、抱き寄せられた。
あったかくって、たくましい胸にドキドキする。
頭の上で
「大丈夫? 」
ってちょっと寝起きでかすれた声が聞こえて、心臓が一気に活性化したっていうの?? もう、大変なことになった。(なんか、パニくりすぎて語彙力死んだ)なんじゃ、大変なこと、って。
僕は咄嗟に声が出なくって、コクコクと頷いた。
「だ‥」
大丈夫。
ん‥ちょっと待て、喋ろうと思ったら喉が!!
喉がカラカラだ。
シークさんは優しく微笑んで起き上がり、僕に水を入れるために台所に向かおうとしたんだけど‥水瓶に水なんか入ってないことに気付いたんだろう、困ったように微笑んだ。
僕はぎゅっとシークさんにしがみついて
いいよ~
って意思表示したつもりなんだけど‥
「寒い? 」
って聞かれちゃった。
ん~
確かにシークさんが離れちゃうと寒いかも‥。
うんうん。
僕はコクコクと頷く。
シークさんはベッドの下に落ちていた僕の服を拾って頭から被せて、
「湯屋に行ってから、朝食を食べよう。‥って、ああ、もう昼に近いな」
って言ったんだ。
‥もう、昼なんだ‥。
ガッツリお泊りしちゃった~。
ザッカさんたち心配してないかな?? ‥シークさんと一緒だからそれは大丈夫かな??
ちらっとシークさんを見たら、シークさんはちょっと照れたような顔をしてた。
そうだね~。朝帰りして‥とかちょっと照れくさいね~。
でも‥なんて幸せなんだろう。
別れなきゃいけいないのに、‥自分から別れを切り出したのに‥こんな幸せ‥僕は‥ホントに「これはいい思い出にしよう」って割り切って、諦めることが出来るんだろうか‥。
シークさんはどうなんだろう。
まあ、そんなこともあったな。
将来そういう風な「過去」の一つになってしまうことを考えたら‥たまらなく辛くなった。だけど、‥せめて「若気の至り」やら「黒歴史」にならなかったらいいな‥ってそれだけは願った。
今だけ
今だけだとしても、僕はこの幸せな朝をきっと生涯忘れないだろう。
僕は、この思い出‥宝物を胸に明日からの人生を真面目に過ごしていこうって思う。前向きに、成長するために生きていこうって思う。
シークさんと約束したからね。
シークさん‥
今までホントに有難う‥。
ホントに‥愛してる。
今まで生きてきた中で、一番「生きてる」「幸せだ」って思えた時間だった。
愛ってこれだよ!
思えば、アンバーに感じてたのって、ただの好奇心や性欲みたいなものだったかもしれない。
‥そういう風に思うのって、アンバーに悪いけど‥それは‥嘘偽りない気持ちな気がする。
ナナベルさんが言ってたのってそういうことなんだろう。(‥なんて言われてたか覚えてないけど、そういうようなこと言われてなかった?? )
分かってます! 総て言い訳です!!
今までの浮ついた僕をいますぐ消し去りたい!!
でも、過去は消せない。
やり直しもできない。
やり直せたら、もっといい未来があるかって言うと‥そうでもない気もする。
もし、自分にとって「黒歴史! 」って過去を全部消してその記憶ごとすっかり消し去ってしまっても、‥僕は「その時とは」別の時に同じ失敗をするんだろう。それで「あ~黒歴史! 」って思うんだ。
‥時間が変わっただけで、僕は‥僕という人間が丸ごと変わりでもしない限り、僕はきっと、いつかそれをしてしまう。
‥そういうことだ。
(それどころか)僕が変わらないと、僕はきっと何度も同じ失敗をするだろう。
恥ずかしい、忘れたい、なかったことにしない‥じゃなくて、もう二度と同じことをしないって、反省して決意することが大事なんだろう。
だから、過去の黒歴史は皆「避けては通れない」「どうせいずれはしてしまうであろう」通過儀礼だったって思って、忘れない様に、逃げない様に、胡麻化さない様に真摯に受け止め、克服していかないといけないんだろう。
そんなことを考えていたら、
「ん‥」
シークさんが目を覚ました。
目を覚ましたっていっても、目が開いただけって感じで、まだボーっとしてる。
可愛い。
昨日のことを思い出したらそんなこと絶対言えないんだけど‥今は隙だらけでただただ可愛い。
キュンキュンしてたら、抱き寄せられた。
あったかくって、たくましい胸にドキドキする。
頭の上で
「大丈夫? 」
ってちょっと寝起きでかすれた声が聞こえて、心臓が一気に活性化したっていうの?? もう、大変なことになった。(なんか、パニくりすぎて語彙力死んだ)なんじゃ、大変なこと、って。
僕は咄嗟に声が出なくって、コクコクと頷いた。
「だ‥」
大丈夫。
ん‥ちょっと待て、喋ろうと思ったら喉が!!
喉がカラカラだ。
シークさんは優しく微笑んで起き上がり、僕に水を入れるために台所に向かおうとしたんだけど‥水瓶に水なんか入ってないことに気付いたんだろう、困ったように微笑んだ。
僕はぎゅっとシークさんにしがみついて
いいよ~
って意思表示したつもりなんだけど‥
「寒い? 」
って聞かれちゃった。
ん~
確かにシークさんが離れちゃうと寒いかも‥。
うんうん。
僕はコクコクと頷く。
シークさんはベッドの下に落ちていた僕の服を拾って頭から被せて、
「湯屋に行ってから、朝食を食べよう。‥って、ああ、もう昼に近いな」
って言ったんだ。
‥もう、昼なんだ‥。
ガッツリお泊りしちゃった~。
ザッカさんたち心配してないかな?? ‥シークさんと一緒だからそれは大丈夫かな??
ちらっとシークさんを見たら、シークさんはちょっと照れたような顔をしてた。
そうだね~。朝帰りして‥とかちょっと照れくさいね~。
でも‥なんて幸せなんだろう。
別れなきゃいけいないのに、‥自分から別れを切り出したのに‥こんな幸せ‥僕は‥ホントに「これはいい思い出にしよう」って割り切って、諦めることが出来るんだろうか‥。
シークさんはどうなんだろう。
まあ、そんなこともあったな。
将来そういう風な「過去」の一つになってしまうことを考えたら‥たまらなく辛くなった。だけど、‥せめて「若気の至り」やら「黒歴史」にならなかったらいいな‥ってそれだけは願った。
今だけ
今だけだとしても、僕はこの幸せな朝をきっと生涯忘れないだろう。
僕は、この思い出‥宝物を胸に明日からの人生を真面目に過ごしていこうって思う。前向きに、成長するために生きていこうって思う。
シークさんと約束したからね。
シークさん‥
今までホントに有難う‥。
ホントに‥愛してる。
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