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4 領主の補佐の仕事

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魔力回復のため、夜中まで辱められたエリアートはショックを隠しきれないまま、なんとか自力で部屋に戻った。真夜中だったのでとっくにヨエルは寝ていたので、泣いて目が腫れてしまった自分の顔を見られなかったのは幸いだったとエリアートは思う。ベッドで寝ているヨエルの寝顔を覗き込むと気持ちよさそうに熟睡していた。騎士団長のアルブレヒトから治療が受けられると聞く前は、ヨエルは夜も眠らずにずっと一人で何かを考えていた。そんな姿を見るのがエリアートはとても辛かった。

『ヨエルの為だから……私が頑張らないと……』

ヨエルの頬にキスをしようとしたが、先程まで自身の口をジャルミルに深く舌を吸われたり陰茎をしゃぶらされたりしたことを思い出して止めてしまう。

『こんな、身体中が全て汚れた状態でヨエルにキスなんかできない……』

ヨエルが寝るベッド脇に立ち、エリアートは声を押し殺して静かに泣いた。

+++++++++++++++

ヨエルの治療やリハビリがある時間は、エリアートはジャルミルの執務を手伝っていた。ヨエルのリハビリを手伝いたい気持ちもあるが、屋敷で働く下男や侍女はジャルミルの治療を補佐し治療師としての仕事もできる者が多く、彼らが主にヨエルのリハビリをしていた。強い治癒力はないが、軽いけが程度は直せる治癒が使える者達をジャルミルは雇っていた。

「ジャルミル様は、神殿に保護されないそこそこの力を持つ治癒の力を持つ人でも育てれば有事の際に役に立つというお考えなんだ。あと医療の知識が大切だと。これがあれば、治癒力が弱くても怪我や病気が治せるからな。うちにいる治癒師はみんな医療知識があるんだ」

治療中のヨエルを見に来たエリアートは、ヨエルのリハビリを手伝う治癒師の男に話を聞くとそんなことが返ってきた。ジャルミルは献身的な考えで、村人や屋敷の者までみんな褒め称えている。

『確かに素晴らしい領主だ。ジャルミル様は……』

しかしエリアートは魔力回復の手伝いとはいえ、ジャルミルと激しい獣のような性行為をしてしまい、立派な領主の裏の顔を知ってしまった。

『ヨエルのためにって決めたのに……情けないな私は……』

胸に暗くて重い罪悪感がエリアートの気分を沈めさせていたが、頭を振って自分の仕事に戻ることにした。

「じゃあヨエル、私は仕事に行くからね」
「ああ、あんま。無理するなよエリアート。」

ヨエルがエリアートに笑いかけたその笑顔が嬉しかったが、彼を裏切っている罪悪感がエリアートの胸にズシリとのしかかった。

+++++++++++++++++++

ジャルミルの執務室の隣に作業用の机を用意してもらい、エリアートは事務仕事を執事のヨルゲに教えてもらいながら、手伝っていた。

「エリアートさんは物覚えが早い方ですね。これなら私がいつ、隠居しても安心でしょう」
「そんな、手伝い始めたばかりですよ?」

執事のヨルゲは、すでに高齢で白髪のある重鎮という雰囲気の老人だった。体力がなくなってきたから仕事から引退したいのでエリアートにまかせるとしきりに言うので、エリアートは困ってしまう。

「僕は恋人の治療の付き添いできたので、この仕事は期間限定みたいなもので……」
「そうですか、ならエリアートさんとそのお連れさんは治療が終わったらここに住むのはどうですか?いいところですよ、ここは。」
「ははは……住みやすそうですよね……」

エリアートは笑って誤魔化すが、うまく笑えたかわからなかった。執務室のドアがノックされて、ジャルミルが入ってくる。

「エリアート、少し私の仕事を手伝ってほしい」
「はい、承知しました。ヨルゲさん、すいませんが、ちょっと外します」
「構いませんよ」

ヨルゲを残し、ジャルミルと隣の執務室に向かい部屋に入ると、ジャルミルはドアをすべて閉じて部屋のカーテンを締めてしまった。

「あっ、あの、ジャルミル様、そんなに聞かれてはいけない内容なのですか?」

不安気に聞くエリアートに、ジャルミルはニヤリと淫猥な笑みを浮かべた。

「そうだ。聞かれては困るだろう。今から魔力回復の仕事だからな」
「えっ……でも、まだ昼間ですよ……」

エリアートは後ずさり無意識に逃げようとするが、魔力回復のためと言われればここから逃げ出すことはできなかった。

「時間は関係ない。私が魔力枯渇したら治療ができないんだ。君が協力するしかないだろうエリアート」
「そんな……せめて夜に……」
「前にも言ったが、私は魔力回復が物凄く遅いんだ。少しでも早く回復をさせたい。君の愛するヨエルを、早く治したいだろう?」
「……っ……はい、わかりました……」

ヨエルを出されるとエリアートは従う他なかった。執務室の仕事をする重厚な机とセットの椅子にジャルミルが座り、その足の間にエリアートは座らされる。

「エリアート、君は口での奉仕が下手だからちょっと練習がてらに私のモノを舐めてイカしてもらおうか」
「……っ……か……かしこまりました……」
「そうだ、エリアートに私のペニスを直に出してもらおうかな」
「……そんな……」

色々と指示されてエリアートはそれだけで、頭がいっぱいになり余裕がなくなってしまう。エリアートはなんとか震える手で、ジャルミルのスラックスからベルトを緩めて陰茎を取り出すが、勢いよく飛び出た陰茎に顔が当たってしまう。すでに陰茎は硬く昂っていて、エリアートはそれだけで恐怖してしまう。

「やっ…いやだ……怖い……」
「早く抜いてくれないと、人が来てしまうかもしれないよ?ここは執務室だからね」
「……ッ!……わかりました……ううっ……」

すでに天を突くように硬くなった陰茎の先端をエリアートの舌が舐める。鈴口からは先走りの白い液が流れ、舌で舐め取ったエリアートの口内に苦い味が拡がり吐きそうになってしまう。

「うっ……うえぇっ……」
「この味が苦手か?これから、嫌というほど飲むことになるから慣れておきなさい。ほら、舌で私ペニスに奉仕を続けなさい」

エリアートはいまだに慣れない舌での奉仕をたどたどしく続けた。陰茎の裏筋を舌でなぞるように這わせて下から上に舐めあげてそれを繰り返す。まだどのくらいの強さで舐めあげればいいのかわからないまま奉仕をしていた。

「口に含んで強く吸うんだ」
「うっ…ううっ……んんっ……」

言われるがままに奉仕をするが、ジャルミルの昂った陰茎を射精させるにはまだだった。そんな時に部屋にノックがされて、エリアートはビクッと身体を震わせた。口淫の奉仕を見られてしまうと恐怖するが、ジャルミルは驚いた様子もなくエリアートに小さい声で言い放つ。

「エリアート、机の下に隠れて奉仕を続けなさい」
「えっ……」
「早くするんだ。このまま人に見られてもいいのか?」

エリアートは重厚な執務机の下に身体を潜らせる。思った以上に身体を隠せるスペースがあり、エリアートの身体は隠れることができた。机の下の隠れているエリアートの口にすぐさまジャルミルの陰茎がねじ込まれてしまう。

「んんっ…うっ……」
「声を出すとバレてしまうぞ。大人しくしているんだ」

そう言いながらも、ジャルミルの陰茎は更に硬度を増してエリアートの口内を蹂躙する。エリアートは仕方なく咥え込むが、怒張はエリアートの喉奥まで侵犯し陵辱している中、部屋のドアが空き執事のヨルゲが入ってきて、書類の束を机の上に置いた。

「ジャルミル様、エリアートさんはどちらに?」
「ああ、今は書類を治療室に届けさせている」
「そうですか、彼は騎士団の裏方で働いてたそうですが、仕事ができる方で良かったですな。エリアートさんのような方がいてくれたら、私も年ですし安心して引退できるのですが」
「気が早いなヨルゲ、まだ働いてもらわないと私が困るよ」

執事のヨルゲと話をしながら、ジャルミルは机の下のエリアートの口内に陰茎を咥えさせ根本まで飲み込ませ喉奥まで届くほどで、エリアートの唇に硬い毛叢が触れるほどだった。

「では別室で作業をしてますので失礼します」

ヨルゲが部屋から出ていき、また二人だけになった瞬間に陰茎から大量の白濁がエリアートの口に放精される。全部飲み込むことができずに、エリアートは口周りを汚してしまう。

「あっ……ああっ……」
「初日よりはうまくなったが、今度から零さずに全部飲み干すようにならないとな。さあ、次はペニスを舌できれいにしてもらおう」
「っ……わかりました……」

口周りを精子で汚したエリアートは、精がついた陰茎をまた舌を這わせてきれいに舐め取っていく。口の中に広がる苦味で顔をしかめてしまう。

「うっ……うぅっ……」
「尿道に残ってる精子もしっかりきれいにするんだ」
「ひっ……わっ……わかりました……」

エリアートは舌先で恐る恐る陰茎の先端を舐めてきれいにするが、残った精子を吸いきれずに悪戦苦闘する。

「先端にキスをして吸うんだエリアート」
「ふぁっ……はい……」

エリアートは涙を流しながら言われるがままに先端を口に含み残った精子を吸い出す。


「ううっ……ジャルミル様、できました……もう許してください……」
「エリアートの口淫が下手すぎたせいでまた勃ってしまったよ。下手なのにまた私のを勃たせるとは君はこういうことに素質があるなフフフ」
「そっ、そんな……」
「ほら、早く私のイカせないとまたヨルゲが来てしまうぞ。早く咥えるんだ」
「うっ…はっ、はい……」

エリアートは再びいきり立った陰茎を口で奉仕を始める。早くイカせようと口に含み顔を前後に動かしながら、手で陰茎を根本から扱くように動かした。

『そんな……ジャルミル様の、さっきより大きくなってる……なんで……?』

口に頬張るように陰茎への奉仕を必死にするエリアートを見て、ジャルミルは思い出したように話しかけた。

「そうだ、まだ紹介してなかったが私の息子の教師の件だが、明日からエリアートにやってもらうからな。少し甘えたがりの部分もある息子だが、よろしく頼むよ」
「うっ……んんむっ……」

口の中に熱い白濁を再び出されてしまい、今度は溢さないように口の中の白濁をエリアートは全て飲み込んだ。

「……はっ、はい、承知しました……」

『性奴隷みたいなことをされるよりも、まだジャルミル様のご子息様の家庭教師のほうがマシだ……』

エリアートは荒い息を吐きながらそう思ったが、廊下側のドアの隙間からエリアートを見ている視線には気づかなかった。

「あれが僕の先生か……綺麗な人だな」

廊下から扉の隙間より、ジャルミルと自身の家庭教師になる青年の淫らな行為を見ていたジャルミルによく似た外見の少年は熱の籠もった視線でエリアートを見ていた。

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【後書き】
お読みいただきありがとうございます。
次は領主様のご子息との勉強回になる予定です。
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