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エピソード1

試験はこれから

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ニーダ「おーう!みんなおつかれー!どうだった?」

サミィ「私は救護支援タイプで、治癒力測ったわよ。なんと、、Aランク!!」


ニーダ「ほんとか!?おれもAランクだったぜ!!」


ルイ「まじかよ、、お前らすごいな。おれCだったよ。」


ヨキ「僕はまだこれからだよ。」


審査員「それでは最後、その他のタイプの方。あちらへ。」


ヨキ「はい!」


審査員「あなたの個人力はなんですか。」

ヨキ「『宝箱』です!」

審査員「え!!2文字!!??」

ヨキ「毎朝新しい個人力やアイテムを得られる能力だと思います。」

審査員「新しい個人力、、??」

ヨキ「はい!今は『走』と『念』を使えます!」

審査員「これは、、上の人に話してきます!!」








サミィ「お!ヨキおかえりー!どうだった??」

ニーダ「そんなのきまってる!Sだろ!?」


ヨキ「、、、Zだった。。」



ルイ「え??Zって。。」

ニーダ「なんだそりゃ、A、B、C、D...Z!?」

サミィ「ど、どゆこと??」

ルイ「なーんだ、おれより下じゃん!なんだなんだ、みんなおれより上かと思ってヒヤヒヤしたぜー!」



審査員「それでは、それぞれの個人力のランクが出た方々、次に冒険者としての力を測り、最終的な冒険者ランクを決めていきます。あちらへ。」


ニーダ「なんだよー、まだあるのか。」

ルイ「お、まだ終わってないんだな!次でニーダよりいい結果出してやる!」



(ぷーーーーーーー!)
会場にアナウンスが流れた。


《今回の試験は9名で行います。3人1組となって、第2試験会場の中に隠された“白く光る鍵”を獲得し、集合場所に帰ってきてください。詳細はまたご連絡します。》


サミィ「3人??私たちもバラバラになってしまうのね。」


ルイ「そうみたいだな、まぁ今回1番のランクを貰うのは俺だな!」


《グループを発表します。
 グループAは、ヨキ、ニーダ、サマル。
 グループBは、サミィ、スプリン、ミヅキ。
 グループCは、ルイ、ウィント、オーサ。》


ニーダ「お!ヨキ一緒じゃねーか!」

ヨキ「そうみたいだな。よろしくな!」

サミィ「ミヅキさん!?ミヅキさんも試験を受けてたのね!」

ニーダ「ミヅキさんって誰だ?知り合いなのか?」

サミィ(あ、そういえば、記憶を食べられたんだっけ。)
            「いや、まぁそんな所かなぁ。」

ルイ「いいなぁ、おれは2人とも知らない奴だよ。」




オーサ「だれだぁ?ルイって奴わよぉ!!」

少し先から声が聞こえてきた。
ルイは声がした方に駆け寄った。



ルイ「ルイは俺だよ!そう言うアンタは誰なんだよ!?」

オーサ「なんだおめぇ、弱そうだなぁ、せいぜい足引っ張るなよ?」

ルイ「なんだと?コラァ!」


ウィント「2人ともやめなさい!!」


ルイ「お??おぉ、、」
ルイはウィントに見とれている。


オーサ「おいお前!ウィントに見とれてんじゃねぇ!!」


ルイ「な、なんだよ、別にそんなんじゃねぇよ。」

ルイ「おれはルイ。個人力は『風』だ。ウィントちゃんはおれが守ってあげるから安心してね。」


ウィント「ふふっ面白いこと言いますね。楽しみにしてますねっ。」


ルイ「おおっっおう!!じゃあまた後でな!」

(ドンッ)

ルイがぶつかった。


スプリン「ん??なんだ?」


ルイは見上げた。自分の2倍近くある身長に、横幅は3人分?いや4.5人分あるだろう。


ルイ「、、、」


サマル「おい。ぶつかったんだから謝るのが筋だろ。」


ルイ「あ、すみませんでした!」


オーサ「はは!お前は情けないなぁ。」


そこにヨキ達が駆けつけてきた。


ニーダ「何してんだよー。だいじょ、、」

ニーダはウィントに見とれている。

オーサ「おい!お前もウィントばっか見てんじゃねぇ!」

ニーダ「あっ。すまんすまんこんな可愛い人初めて見てさ。」


(バシンッ)


サミィがニーダの頭を叩いた。


サミィ「私は!?私だって村じゃ1番可愛いって言われて育ったんだけど!?」


ニーダ「サミィはお世辞にも可愛いとは、」


(ゴチンッ)


今度はグーでニーダの頭を叩いた。


ニーダ「サミィガイチバンデス。」


ヨキ「所で、君たちわ?」


サマル「俺たちは【シーズンスクワッド】。おれはサマル。個人力は『竜』だ。」


ウィント「私はウィントよ。個人力は『凍』だよっ。」


オーサ「オーサ。個人力は『烈』。」


スプリン「おいらスプリン。個人力は『重』よろしくねぇ~!」



ヨキ達も自己紹介をした。


サマル「2文字!?個人力が2文字だと、、凄いなぁ。。自分はさっきの試験でSだったから敵無しかと思っていたが、、やるなぁ。」

ニーダ「S!?おいおい。凄いやつはおれだけじゃなかったのかぁ。。」

サミィ「私とヨキも入れなさいよ。」


ルイ「く、、見てろよお前ら。この試験で1番俺がすごいって知らしててやる。」



(準備が整いましたので、第2試験の会場へご案内します。各グループで移動式ボックスに乗って頂きます。)

アナウンスが流れた。





-Aグループ移動中-

サマル「なぁ、ヨキ。なんで判定がZだったか知ってるのか?」

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