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エピソード1

ギルド [マウン]

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[ 山の街 ]


「そこのお嬢ちゃん!いいもの揃ってるよー!」

「美味しい団子~!団子だよ~!」

「うちの店寄ってってねー!」


( がや がや )




サミィ 「もうすぐ着地するよ!!」

ヨキ 「ルイ!着地点に風を起こして!」

ルイ 「分かった!」


〈ルイは個人力『風』を発動した〉


ルイ 「ほいやっ!」


ルイは、着地点の広場に風を起こした



「なんだなんだ!ここだけ突風が吹いてるぞ!」

「災害だー!!」

「よりによってこんな神聖な場所で!!」

( がや がや )

謎の男 「私に任せよ。」

「あんちゃんは・・・」


謎の男 「はぁ!」


ルイの起こした風はかき消された


ルイ 「まって、風消えたよ!」

ニーダ 「どういうことだよ?!」

ルイ 「わっかんねぇよ、どうしよ。」

ヨキ 「着地したら、サミィ。直ぐに痛みを癒してほしい!」

サミィ 「分かったわ、、」




(ドサァァァァァァーーーーーン!)


「今度はなんだ!!」

「人が降ってきたぞー!」

「魔人だ!!」

「これは大変だぞ。。」


謎の男 「貴様ら!何者だ!!」

ヨキ 「いててて。」

ニーダ 「サミィ、、はやく。。」

ルイ 「ぐぅふ。」

サミィ 「ふぅーーぅ・・・」


謎の男 「貴様ら、魔物の使いか?」

「そうだ!そうに違いないぞ!」

「ギルドに報告をしろ!」


謎の男 「はぁ!」


謎の男はパンドラの4人を目には見えないもので拘束した


サミィ 「なに!なによこれ!」

ヨキ 「動けない、、」

サミィ 「私たちはただ、冒険者登録をしに来ただけなの!」

謎の男 「少し待たれよ、話は後で聞く。」


しばらく経って


(たたたたたたっ)

可愛らしい女の子が走ってきた


スイズ 「やぁ。私はこの街のギルド[マウン]のギルド主だ。」

ニーダ 「ギルド主だって?子供じゃねぇか。(ボソッ)」

謎の男 「ばかっ!貴様!」

謎の男 「スイズ!場所を考えよ!!


スイズ(誰が・・・子供だって・・・・・・?)


スイズの様子がおかしい


ニーダ 「なんだ??」

謎の男 「貴様、個人力を駆使して生き伸びよ。30秒間だ。」


謎の男はニーダの拘束を解いた


ニーダ 「なに、、?」


スイズ 「もう30歳だっつうの!!」


(ドドドドドドッ)


ニーダの足元の地面にヒビが入った


謎の男 「あ・・・」


〈ニーダは個人力『力』を発動した〉


ニーダ 「あぶねっ!」


ニーダは大きくジャンプをし、ヒビから離れた


スイズ 「ふぁちゃっ!」


地面のヒビからマグマが飛び出した


ルイ 「うそだろ、、ニーダ!避けろ!」

ニーダ 「やっべぇな。」


スイズ 「ふぁちゃっ!」


マグマは柱のようになり、ニーダに向かって倒れた


ニーダ 「うわぁぁぁぁぁあ!!」


ニーダはマグマに包まれた




スイズ 「私を子供呼ばわりする奴は許さんぞ。」



倒れたマグマの柱が崩れていく


ヨキ 「ニーダ!!」

サミィ 「私が怪我を癒す!!」


マグマの明るさでマグマの中に影が見えた


謎の男 「ん??あのシルエット。。」

スイズ 「なに?生きてんの?まぁ、あと10秒くらいあるからねー。」

スイズ 「ふぁちゃっ!」


地面のヒビからマグマが飛び出した


スイズ 「ふぁちゃっ!」


マグマが柱のようになり、もう一度ニーダに向かって倒れた


謎の男 「これはこれは。」


スイズ 「なにこれ、効いてないの?」



(お前、いい加減にしろ!!)


マグマの中から聞こえてくる


ヨキ 「この声は!」


ユウト 「ゴラァ!スイズ!!」


ユウトが個人力を使い、ニーダを守っていた


スイズ 「うわっ!ユウトだ!」

ヨキ 「ユウトさん!」

ユウト 「おーす、今着いたぞ。間一髪だったな。」

謎の男 「面倒だな、おれは失礼するよ」


謎の男はパンドラの拘束を解き、立ち去った


ユウト 「スイズ!!お前はやっぱりギルド主の器じゃねぇ!」

スイズ 「うるさぁぁい!私は向いてるんだから!」


2人は言い争いを続けた


ヨキ 「今のうちにここから離れよう!」


パンドラは移動した


ルイ 「ニーダ大丈夫?」

ニーダ 「あぁ、なんもなってねぇよ。ユウトさんのおかげだ。」

サミィ 「この街の人、酷い言い様だったね。何もしてないじゃない。」


それから少し歩いた


ヨキ 「あれギルドかな?」

サミィ 「[マウン]って書いてるしそうじゃない?」

ルイ 「行って、さっさと冒険者登録済まして、この街から出たいよ。」



パンドラはギルド[マウン]へ入った
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