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クリスマス 男女 2人用
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女 (あーっ、何が悲しくて、花のJ Kがクリスマスにバイトなんかしているんだろう!!
しかも…こんな…こんな…!!トナカイの着ぐるみを着て踊らなきゃダメだなんて!!!
それもこれも店長のせいだ…。なーにが、サンタを子供達のもとまで導くように、お客さん達をケーキのもとまで導いてあげるんだよ♡なの!!
私はただ、ケーキ屋さんとパティシエールに憧れて、バイトをしてただけなのに…。もうこんな記憶、どっかに捨てまいたい!!
くそ~、そこら中にいるリア充爆発しろ…。
きっと、◯◯君も今頃ああやって可愛い女の子といちゃついているんだろうな…うん、◯◯君かっこいいし…。
あーっ、何か悲しくなってきた…!!もう吹っ切れた方がいいのかも…。着ぐるみのせいで冬なのに暑いし、汗びっしょりだし。って、うわっ!!
誰かとぶつかった~、ってこの着ぐるみの頭重すぎて立ち上がれないっ!!)
女「す、すみません…」
男「こちらこそすみません。立てますか?手を貸してください。…よいしょっと」
女(思いっきりぶつかったのに、この人優しい…。手を掴んで立ち上がらせてくれた…。ちゃんと謝ったけど、着ぐるみ越しでちゃんと聞こえたかな、頭外すべき?
…!?◯◯君!?何で!?
その声と雰囲気は絶対◯◯君だ!あああ、何でこんなタイミングに会うの…。)
男「怪我はないですか?一度着ぐるみを脱いで確認した方がいいんじゃないですか…?」
女(◯◯君は怪我してないか心配してくれてるけど、どーしてもこの着ぐるみの頭は外せない!!
だって、この間抜けなトナカイの着ぐるみを着ているってことだけでも恥ずかしいのに、頭外したら絶対茹でだこで汗だくでしょ…!!
引かれたくない…!!)
女「い、いえ、大丈夫です。元気一杯なので…」
男「結構着ぐるみって身動き取れないし、重たいから心配だったんですけど…。
わかりました。
…このビラは…あなたはそこのケーキ屋さんのトナカイですか?」
女「は、はい。」
女(うわーっ、ビラがそこら中飛んでいってる…!!後で拾うの絶対しんどい…。
あっ…!!)
女「あの…!ビラは後で私が拾うのでお構いなく…!」
男「いや、その手だと拾いにくいですよ」
女(何もかも◯◯君の手を煩わせてる…!
申し訳ない…!やっぱり◯◯君優しいなぁ…。
でも、多分この優しさはみんなに向けられてるんだろうな…。
だって現に顔の見えない私にもこんなに優しいし…。うーん、もやもやする…。)
男「じゃあ、ぶつかったお詫びも兼ねて、クリスマスケーキを買っていこうかな。小さい子供が喜びそうなケーキとかありますか?」
女「小さな子供…ですか?」
男「はい、小学生の妹がいるので、可愛らしいケーキがいいかと思って」
女(うっ…!恋人と過ごすわけじゃなかったんだ…!しかも妹思い…!かっこいい…!)
女「トナカイやサンタクロースの乗ったケーキもあります。大丈夫ですよ」
男「着ぐるみを着るというのは大変だと思うけど、頑張ってね。
…また年明けにまた会おう!××さん良いお年を。」
女「はい、良いお年…え?」
女(えっ…??ちょっと待って?今…××さんって言った…!?
え、どういうこと?いつ気がついたんだろう…。
ていうか、冬休み明けに会うの気まずい…!!
◯◯君に会えて嬉しいけど、複雑…!!!)
しかも…こんな…こんな…!!トナカイの着ぐるみを着て踊らなきゃダメだなんて!!!
それもこれも店長のせいだ…。なーにが、サンタを子供達のもとまで導くように、お客さん達をケーキのもとまで導いてあげるんだよ♡なの!!
私はただ、ケーキ屋さんとパティシエールに憧れて、バイトをしてただけなのに…。もうこんな記憶、どっかに捨てまいたい!!
くそ~、そこら中にいるリア充爆発しろ…。
きっと、◯◯君も今頃ああやって可愛い女の子といちゃついているんだろうな…うん、◯◯君かっこいいし…。
あーっ、何か悲しくなってきた…!!もう吹っ切れた方がいいのかも…。着ぐるみのせいで冬なのに暑いし、汗びっしょりだし。って、うわっ!!
誰かとぶつかった~、ってこの着ぐるみの頭重すぎて立ち上がれないっ!!)
女「す、すみません…」
男「こちらこそすみません。立てますか?手を貸してください。…よいしょっと」
女(思いっきりぶつかったのに、この人優しい…。手を掴んで立ち上がらせてくれた…。ちゃんと謝ったけど、着ぐるみ越しでちゃんと聞こえたかな、頭外すべき?
…!?◯◯君!?何で!?
その声と雰囲気は絶対◯◯君だ!あああ、何でこんなタイミングに会うの…。)
男「怪我はないですか?一度着ぐるみを脱いで確認した方がいいんじゃないですか…?」
女(◯◯君は怪我してないか心配してくれてるけど、どーしてもこの着ぐるみの頭は外せない!!
だって、この間抜けなトナカイの着ぐるみを着ているってことだけでも恥ずかしいのに、頭外したら絶対茹でだこで汗だくでしょ…!!
引かれたくない…!!)
女「い、いえ、大丈夫です。元気一杯なので…」
男「結構着ぐるみって身動き取れないし、重たいから心配だったんですけど…。
わかりました。
…このビラは…あなたはそこのケーキ屋さんのトナカイですか?」
女「は、はい。」
女(うわーっ、ビラがそこら中飛んでいってる…!!後で拾うの絶対しんどい…。
あっ…!!)
女「あの…!ビラは後で私が拾うのでお構いなく…!」
男「いや、その手だと拾いにくいですよ」
女(何もかも◯◯君の手を煩わせてる…!
申し訳ない…!やっぱり◯◯君優しいなぁ…。
でも、多分この優しさはみんなに向けられてるんだろうな…。
だって現に顔の見えない私にもこんなに優しいし…。うーん、もやもやする…。)
男「じゃあ、ぶつかったお詫びも兼ねて、クリスマスケーキを買っていこうかな。小さい子供が喜びそうなケーキとかありますか?」
女「小さな子供…ですか?」
男「はい、小学生の妹がいるので、可愛らしいケーキがいいかと思って」
女(うっ…!恋人と過ごすわけじゃなかったんだ…!しかも妹思い…!かっこいい…!)
女「トナカイやサンタクロースの乗ったケーキもあります。大丈夫ですよ」
男「着ぐるみを着るというのは大変だと思うけど、頑張ってね。
…また年明けにまた会おう!××さん良いお年を。」
女「はい、良いお年…え?」
女(えっ…??ちょっと待って?今…××さんって言った…!?
え、どういうこと?いつ気がついたんだろう…。
ていうか、冬休み明けに会うの気まずい…!!
◯◯君に会えて嬉しいけど、複雑…!!!)
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