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1.スタダ
14.放送後
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ログアウト後、パソコンでネット開きながらスポンサーへ電話。
「もしもし、上野樹です」
「おお!上野君!生放送見てたよ!凄い反響じゃないか!」
スポンサー会社の担当者である、大沼さんが珍しく興奮している。
「反響?視聴者が多かったと言っても4万位ですよね?」
「何言ってるの!今すぐ確認してみなよ!RDOの生放送の中でトップ3に入る来場者だ!4万じゃなくて40万だ!」
慌てて動画サイトを確認する。
そして来場者数とコメント数に驚愕する。
RDO生放送の中でランキング表示にすると
1位 ナミキー動画 来場者105万人 120万コメント
(有名な動画配信者で放送始める前に見ていた動画)
2位 ゲーマーズ(株) 来場者65万人 84万コメント
(ゲーム情報を扱う会社による動画配信。最大手といってもいいだろう)
3位 上野 樹 来場者 41万人 162万コメント
(オレ。個人)
4位以降も、今まで見たことが無い数になっている。
「40万人!?」
「確認したかい?動画サイトもRDO放送にだいぶ力を入れてたようで、生放送で多くのミラーが作られたんだ。上野君の動画は10個くらいミラー作られて放送してたよ!」
「ああ…それで…。配信中に表示されてたコメントはメインの方だけだったんですね」
「他のミラーでもアイシャさん関連や、何と言っても上野君のレベルとプレイスキル!それで色々なサイトに広まって話題になったみたいだよ!」
かなり興奮ぎみの大沼さんにちょっとひくが…。
確かに無名の放送主がこれだけの快挙を達成するのは、見たことがないかもしれない。
大沼さんは続ける。
「うちも上層部が両手を挙げて喜んでいるよ!すぐにでもインタビューしたいところだ!上野君の独占インタビューだけで雑誌の売り上げはうなぎ上り間違いない!」
「はは…約束なので、インタビューはいつでも受けますよ」
オレはゲーマーとして、二社とスポンサー契約をしている。
生放送する上で、2社の会社名を宣伝する契約を結んでいる。
片方はゲーム関係の付属品を扱うメーカーで規模は中堅。
条件は大会で使うコントローラー等の付属品をその会社の物を使うだけ。
そしてこの大沼さんの会社は、ゲーム情報を扱う雑誌やネット配信の会社だ。
会社名はプレイオン。動画を上げていたゲーマーズに比べると規模はかなり小さい。
「じゃあインタビューの詳細が決まったらまた連絡するね!雑誌の売り上げによっては、上野君に特別手当が出るかも」
「それは嬉しいですね。決まったら宜しくお願いします」
「また明日の生放送も期待しているよ!じゃあね!」
大沼さんは最後までテンションが高かった。
まあRDOでオレの名前が売れれば、スポンサーをしていふプレイオンへの宣伝効果も大きい。
さらにスポンサー契約を言い出したのも大沼さんだそうだ。
評価はうなぎ上り…になると良いな。
オレみたいな個人が、ネット媒体で有名になるということ。
それは少なからず影響力を持ってしまう事になる。
(これが良い事なのか、悪い事なのか……)
影響力を持てば、お金を稼ぐチャンスも増える。
その分リスクも考えなければならない。
人気を維持できる人なんて居ないし、オレみたいなパッとでなら尚更だ。
浮かれるにはまだ早い。
-----
この生放送による反響は、彼に大きく影響を与える。
影響力を持った彼は…世界の今後の展開に、どれだけ変化を与えるのだろうか?
そんな彼は…
栄養ドリンクを一気に飲み干し…RDOの世界へ戻っていった。
時間は夜11時。MMOプレイヤーの夜はまだまだこれからだ。
「もしもし、上野樹です」
「おお!上野君!生放送見てたよ!凄い反響じゃないか!」
スポンサー会社の担当者である、大沼さんが珍しく興奮している。
「反響?視聴者が多かったと言っても4万位ですよね?」
「何言ってるの!今すぐ確認してみなよ!RDOの生放送の中でトップ3に入る来場者だ!4万じゃなくて40万だ!」
慌てて動画サイトを確認する。
そして来場者数とコメント数に驚愕する。
RDO生放送の中でランキング表示にすると
1位 ナミキー動画 来場者105万人 120万コメント
(有名な動画配信者で放送始める前に見ていた動画)
2位 ゲーマーズ(株) 来場者65万人 84万コメント
(ゲーム情報を扱う会社による動画配信。最大手といってもいいだろう)
3位 上野 樹 来場者 41万人 162万コメント
(オレ。個人)
4位以降も、今まで見たことが無い数になっている。
「40万人!?」
「確認したかい?動画サイトもRDO放送にだいぶ力を入れてたようで、生放送で多くのミラーが作られたんだ。上野君の動画は10個くらいミラー作られて放送してたよ!」
「ああ…それで…。配信中に表示されてたコメントはメインの方だけだったんですね」
「他のミラーでもアイシャさん関連や、何と言っても上野君のレベルとプレイスキル!それで色々なサイトに広まって話題になったみたいだよ!」
かなり興奮ぎみの大沼さんにちょっとひくが…。
確かに無名の放送主がこれだけの快挙を達成するのは、見たことがないかもしれない。
大沼さんは続ける。
「うちも上層部が両手を挙げて喜んでいるよ!すぐにでもインタビューしたいところだ!上野君の独占インタビューだけで雑誌の売り上げはうなぎ上り間違いない!」
「はは…約束なので、インタビューはいつでも受けますよ」
オレはゲーマーとして、二社とスポンサー契約をしている。
生放送する上で、2社の会社名を宣伝する契約を結んでいる。
片方はゲーム関係の付属品を扱うメーカーで規模は中堅。
条件は大会で使うコントローラー等の付属品をその会社の物を使うだけ。
そしてこの大沼さんの会社は、ゲーム情報を扱う雑誌やネット配信の会社だ。
会社名はプレイオン。動画を上げていたゲーマーズに比べると規模はかなり小さい。
「じゃあインタビューの詳細が決まったらまた連絡するね!雑誌の売り上げによっては、上野君に特別手当が出るかも」
「それは嬉しいですね。決まったら宜しくお願いします」
「また明日の生放送も期待しているよ!じゃあね!」
大沼さんは最後までテンションが高かった。
まあRDOでオレの名前が売れれば、スポンサーをしていふプレイオンへの宣伝効果も大きい。
さらにスポンサー契約を言い出したのも大沼さんだそうだ。
評価はうなぎ上り…になると良いな。
オレみたいな個人が、ネット媒体で有名になるということ。
それは少なからず影響力を持ってしまう事になる。
(これが良い事なのか、悪い事なのか……)
影響力を持てば、お金を稼ぐチャンスも増える。
その分リスクも考えなければならない。
人気を維持できる人なんて居ないし、オレみたいなパッとでなら尚更だ。
浮かれるにはまだ早い。
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この生放送による反響は、彼に大きく影響を与える。
影響力を持った彼は…世界の今後の展開に、どれだけ変化を与えるのだろうか?
そんな彼は…
栄養ドリンクを一気に飲み干し…RDOの世界へ戻っていった。
時間は夜11時。MMOプレイヤーの夜はまだまだこれからだ。
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