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第1章

三話 木の影から

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はぁー、死ぬかと思った。
今僕がムーブと唱えた瞬間僕の頭の中に大量の情報が入って来た。
まあ、スキルの説明なんかだね。改めて思ったがこれはチートだろ…
あとは、この世界の均衡。今この世界はかなり緊迫しているらしい。国と国が争うことはあまりないらしいが今は〝魔王〟と〝王国〟が争っているらしい。魔王は全部で7人いるらしい。その中の1人が交戦中だとか。

まずは手始めにスキルでも使ってみるかな?
てか、さっきから気になってたんだけどこの見える風みたいなのなに?これが魔素ってやつか。
じゃあこれを手に集めるように…
発射!

「へ?」

なにこれ
めっちゃ威力やばいんですけど?
これはコントロールできるようにしないとけが人が出るぞ。
これは過ごそうだな。アルティメットスキル〝ドッペルゲンガー〟もう1人の自分?百聞は一見に何とやらって言うしな。

「ドッペルゲンガー発動!」

あれ?
この感覚
またか。
意識が

バタッ


《…ター》

ん?

《…スター》
 
なんだこの声

《マスター》

マスターって僕のことかな。
とりあえず返事しようか
あれ?喉が渇いて声が出ないや

《水魔法を使えば良いかと思われます。》

ありがとう。
ってなんでわかったの
声出してないのに
それより水魔法ってどうやるの?

《私に全スキルの共有権を許可していただければ私がして差し上げます。》

わかった。
その共有権を許可するよ
何より僕じゃ使えこなせないからね

《ありがとうございます。では、手を前に出していただければ》

こうか?
おお!何もないところから水が出て来た

フー、とりあえずありがとう。
君は誰?

《私はマスターのスキル、ドッペルゲンガーでございます。ドルペとでもお呼びください。》

へー、君があのスキルか。
随分ゆうちょうに喋るね

《ありがとうございます。それよりマスター、先ほどからこちらを警戒しているものがいます。》

ほんと?
あっほんとだ。魔力感知で見てみたら木の後ろに誰かいた。

「そこの君、出て来なよ」

「えっ!いつから気づいていたの」

いや、ドッペルゲンガーのドルペが気づいたんだけどね

「しょうがないわね!あんた名前は?」

なんだこの女、歳はおなじくらいか?随分と上から目線だな。
ちなみに僕の歳が見る限り15ぐらいかな?
身長が少し低いがな

「無視するな!とりあえず村に来てから聞くからついてきて」

なんて自分勝手な女だ。
しょうがない、ついていくとするか。

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