11 / 73
第二章 もふもふはモサモサ
11.方向音痴? いや、街が勝手に動いているようです
しおりを挟む
書いてもらった地図通りにギルドスタッフに教えてもらった武器屋に向かう。この街は道が入り組んでいるのか、中々地図通りには進まない。
「こっちで合ってるのかな?」
『キュ、キュキュ!』
僕が変な道に入るとモススが髪の毛を引っ張って、行き先を教えてくれる。
「ここが武器屋なのか?」
店の前には看板はなく、どこか不気味な外観に入るのを戸惑ってしまう。それでも頭の上にいるモススが髪の毛を引っ張っているから、ここが武器屋で合っているのだろう。
ゆっくりと扉を開けると、中にはたくさんの武器が展示されていた。ただ、店舗内は暗く人がいる様子もない。
「ヒヒヒィ、武器をお求めかい?」
突然聞こえてきた声に僕は固まってしまった。部屋には僕達以外に誰もいない。
僕は魔物の中でもレイスと呼ばれる存在、はっきりとしていないものが嫌いだ。
以前レイスの討伐依頼でパーティーの荷物持ちとして行ったが、あまりにも不気味すぎて漏らしたのを覚えている。
「ムリムリムリィー!」
僕は店から出ようとするが、なぜか扉が開かなかった。魔法が得意なレイスが何かしら扉に細工をしたのだろう。
「ヒヒヒ、それは引き戸だよ」
何か言っていたが、焦っている僕には聞こえない。
そんな逃げ腰の僕にモススは早く戦えと言わんばかりに、髪の毛を引っ張ってくる。そのまま引っ張り過ぎると、おじさんになる前にハゲになってしまう。
「食べるなら丸呑みでお願いします」
僕がその場で座り込むとレイスはなぜか笑っていた。
「ヒヒヒ、そんなに驚かなくても食ったりせんよ」
よく見るとカウンターから人の頭頂部のようなものが出ている。
僕はゆっくりと立ち上がった。警戒しつつ近づくと、カウンターの下からひょっこりと顔を出すお婆さんがいた。
どうやら身長が低くて、入り口から見えないようだ。
「驚いてすみません」
「ヒヒヒ、よく言われているから気にしなさんな」
背丈は僕と同じぐらいで、体格的にきっとドワーフなんだろう。
「そんなにキラキラした目で見られても困るわ!」
どうやら興味津々なのがバレてしまったようだ。初めてドワーフを見たが、実在するとは思いもしなかった。
手先が器用で酒好きのドワーフは、武器や防具の他に日用品を作っていたりする。鉱山が多い土地に住んでいることが多いため、こんな普通の街にいるとは誰も思わないだろう。
「武器のレンタルをしたいんですが、ここで合ってますか?」
「武器のレンタルか?」
武器屋の店主は僕を見て少し考えているようだ。やはりお金がなさそうな見た目だと、レンタルもさせてもらえないのかもしれない。
お店に入った時に思ったのは、どれも値段が高く、武器はそれぞれの種類で数点しか取り扱っていなかった。
剣が三本、斧が二本、槍が二本と武器が厳選されているように感じた。
「普段は何を使っているんだ?」
「あー、今まで戦ったことがないんです」
僕の言葉に店主は大きなため息を吐いていた。戦うスキルがない僕が、武器を持つことをあまりよく思っていないのだろう。
現に僕は戦う気もないため、武器というよりは何かあった時の自衛手段ができれば問題はない。
急に剣や弓なんてもらったら、ただの宝の持ち腐れになってしまう。
「きっとテイマーなら鞭がオススメ――」
「鞭は嫌です! 家族のモススに命令なんかしたくないです」
一般的にテイマーは鞭を使って魔物を操るスキルだ。一方、召喚士は魔力で魔物を操るため杖を使っている。どちらも魔物を操るという点では同じだ。
だが、僕はモススを家族だと思っている。それに頭が良いフェンリルに命令するなんて無礼だと思われてしまう。
僕の気持ちが伝わったのか、モススは頭の上でお腹を擦り付けていた。そんなモススの頭を撫でると気持ち良さそうにうっとりしている。
「ヒヒヒィ、そんなに仲が良いならこういうのがオススメだね」
店主が持ってきたのは、先端にたくさんの鳥の羽のような物がついた短杖だ。見た目は掃除をする時のホウキに近い。杖なら召喚士ではないガチャテイマーの僕に必要ない。
ここはしっかりと断って、短剣をレンタルしたいと言った方が良さそうだ。
「できれば短剣が――」
「これは魔力を通すと、先端の毛の硬さが変わる少し変わった杖なんだ」
杖を握ると毛は少し硬くなったのか、杖を振っても毛はふさふさとせずに固定されている。どうやら魔力に反応する素材で作っており、そのまま魔力を高めると攻撃手段にもなるらしい。
だが、この杖の良さはそこではなかった。
「こうやって程よい硬さであれば、そやつの毛繕いもできるぞ」
僕は短杖を受け取ると、少し体の中の何かが短杖に奪われているようだ。これが魔力を使うってことなんだろう。
意識してたくさん魔力を流せば、先端の羽は刃物のようになり、少しだけ通すと程よく硬い羽だ。
小さい時に見た本に載っている魔女が使っていたホウキにどこか似ている。あの当時は本があんなに高いとは知らなかったな。
「モスス試してみるか?」
僕はモススに聞くと、嬉しそうにテーブルに降りてきた。体に沿わせるように短剣の羽を押し当てると、少しずつ頭からお尻に向けて動かす。
『キュ……キュー!』
気持ち良いのか体をブルブルと震わせている。一度手を止めると、足りないのか体を自分で短剣に擦り付けていた。
「可愛い……」
僕はモススにメロメロだ。モスモスするだけで今まで満足していたが、毛繕いに魅了されてしまったようだ。
今もお腹を見せてねだっている。
何度も何度もモススの毛を整えると、モススは満足そうに羽をバタバタと羽ばたいている。
【スキル:毛繕いを覚えました】
「へっ?」
脳内で突然聞こえる声に僕は驚いてしまった。
どうやら僕は新しいスキルを手に入れたようだ。
「こっちで合ってるのかな?」
『キュ、キュキュ!』
僕が変な道に入るとモススが髪の毛を引っ張って、行き先を教えてくれる。
「ここが武器屋なのか?」
店の前には看板はなく、どこか不気味な外観に入るのを戸惑ってしまう。それでも頭の上にいるモススが髪の毛を引っ張っているから、ここが武器屋で合っているのだろう。
ゆっくりと扉を開けると、中にはたくさんの武器が展示されていた。ただ、店舗内は暗く人がいる様子もない。
「ヒヒヒィ、武器をお求めかい?」
突然聞こえてきた声に僕は固まってしまった。部屋には僕達以外に誰もいない。
僕は魔物の中でもレイスと呼ばれる存在、はっきりとしていないものが嫌いだ。
以前レイスの討伐依頼でパーティーの荷物持ちとして行ったが、あまりにも不気味すぎて漏らしたのを覚えている。
「ムリムリムリィー!」
僕は店から出ようとするが、なぜか扉が開かなかった。魔法が得意なレイスが何かしら扉に細工をしたのだろう。
「ヒヒヒ、それは引き戸だよ」
何か言っていたが、焦っている僕には聞こえない。
そんな逃げ腰の僕にモススは早く戦えと言わんばかりに、髪の毛を引っ張ってくる。そのまま引っ張り過ぎると、おじさんになる前にハゲになってしまう。
「食べるなら丸呑みでお願いします」
僕がその場で座り込むとレイスはなぜか笑っていた。
「ヒヒヒ、そんなに驚かなくても食ったりせんよ」
よく見るとカウンターから人の頭頂部のようなものが出ている。
僕はゆっくりと立ち上がった。警戒しつつ近づくと、カウンターの下からひょっこりと顔を出すお婆さんがいた。
どうやら身長が低くて、入り口から見えないようだ。
「驚いてすみません」
「ヒヒヒ、よく言われているから気にしなさんな」
背丈は僕と同じぐらいで、体格的にきっとドワーフなんだろう。
「そんなにキラキラした目で見られても困るわ!」
どうやら興味津々なのがバレてしまったようだ。初めてドワーフを見たが、実在するとは思いもしなかった。
手先が器用で酒好きのドワーフは、武器や防具の他に日用品を作っていたりする。鉱山が多い土地に住んでいることが多いため、こんな普通の街にいるとは誰も思わないだろう。
「武器のレンタルをしたいんですが、ここで合ってますか?」
「武器のレンタルか?」
武器屋の店主は僕を見て少し考えているようだ。やはりお金がなさそうな見た目だと、レンタルもさせてもらえないのかもしれない。
お店に入った時に思ったのは、どれも値段が高く、武器はそれぞれの種類で数点しか取り扱っていなかった。
剣が三本、斧が二本、槍が二本と武器が厳選されているように感じた。
「普段は何を使っているんだ?」
「あー、今まで戦ったことがないんです」
僕の言葉に店主は大きなため息を吐いていた。戦うスキルがない僕が、武器を持つことをあまりよく思っていないのだろう。
現に僕は戦う気もないため、武器というよりは何かあった時の自衛手段ができれば問題はない。
急に剣や弓なんてもらったら、ただの宝の持ち腐れになってしまう。
「きっとテイマーなら鞭がオススメ――」
「鞭は嫌です! 家族のモススに命令なんかしたくないです」
一般的にテイマーは鞭を使って魔物を操るスキルだ。一方、召喚士は魔力で魔物を操るため杖を使っている。どちらも魔物を操るという点では同じだ。
だが、僕はモススを家族だと思っている。それに頭が良いフェンリルに命令するなんて無礼だと思われてしまう。
僕の気持ちが伝わったのか、モススは頭の上でお腹を擦り付けていた。そんなモススの頭を撫でると気持ち良さそうにうっとりしている。
「ヒヒヒィ、そんなに仲が良いならこういうのがオススメだね」
店主が持ってきたのは、先端にたくさんの鳥の羽のような物がついた短杖だ。見た目は掃除をする時のホウキに近い。杖なら召喚士ではないガチャテイマーの僕に必要ない。
ここはしっかりと断って、短剣をレンタルしたいと言った方が良さそうだ。
「できれば短剣が――」
「これは魔力を通すと、先端の毛の硬さが変わる少し変わった杖なんだ」
杖を握ると毛は少し硬くなったのか、杖を振っても毛はふさふさとせずに固定されている。どうやら魔力に反応する素材で作っており、そのまま魔力を高めると攻撃手段にもなるらしい。
だが、この杖の良さはそこではなかった。
「こうやって程よい硬さであれば、そやつの毛繕いもできるぞ」
僕は短杖を受け取ると、少し体の中の何かが短杖に奪われているようだ。これが魔力を使うってことなんだろう。
意識してたくさん魔力を流せば、先端の羽は刃物のようになり、少しだけ通すと程よく硬い羽だ。
小さい時に見た本に載っている魔女が使っていたホウキにどこか似ている。あの当時は本があんなに高いとは知らなかったな。
「モスス試してみるか?」
僕はモススに聞くと、嬉しそうにテーブルに降りてきた。体に沿わせるように短剣の羽を押し当てると、少しずつ頭からお尻に向けて動かす。
『キュ……キュー!』
気持ち良いのか体をブルブルと震わせている。一度手を止めると、足りないのか体を自分で短剣に擦り付けていた。
「可愛い……」
僕はモススにメロメロだ。モスモスするだけで今まで満足していたが、毛繕いに魅了されてしまったようだ。
今もお腹を見せてねだっている。
何度も何度もモススの毛を整えると、モススは満足そうに羽をバタバタと羽ばたいている。
【スキル:毛繕いを覚えました】
「へっ?」
脳内で突然聞こえる声に僕は驚いてしまった。
どうやら僕は新しいスキルを手に入れたようだ。
4
お気に入りに追加
1,000
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
悪役令嬢の騎士
コムラサキ
ファンタジー
帝都の貧しい家庭に育った少年は、ある日を境に前世の記憶を取り戻す。
異世界に転生したが、戦争に巻き込まれて悲惨な最期を迎えてしまうようだ。
少年は前世の知識と、あたえられた特殊能力を使って生き延びようとする。
そのためには、まず〈悪役令嬢〉を救う必要がある。
少年は彼女の騎士になるため、この世界で生きていくことを決意する。
外れスキル持ちの天才錬金術師 神獣に気に入られたのでレア素材探しの旅に出かけます
蒼井美紗
ファンタジー
旧題:外れスキルだと思っていた素材変質は、レア素材を量産させる神スキルでした〜錬金術師の俺、幻の治癒薬を作り出します〜
誰もが二十歳までにスキルを発現する世界で、エリクが手に入れたのは「素材変質」というスキルだった。
スキル一覧にも載っていないレアスキルに喜んだのも束の間、それはどんな素材も劣化させてしまう外れスキルだと気づく。
そのスキルによって働いていた錬金工房をクビになり、生活費を稼ぐために仕方なく冒険者になったエリクは、街の外で採取前の素材に触れたことでスキルの真価に気づいた。
「素材変質スキル」とは、採取前の素材に触れると、その素材をより良いものに変化させるというものだったのだ。
スキルの真の力に気づいたエリクは、その力によって激レア素材も手に入れられるようになり、冒険者として、さらに錬金術師としても頭角を表していく。
また、エリクのスキルを気に入った存在が仲間になり――。
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる