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ストーカーライフ
55. へへへ、このために私達はあなたを追いかけてきたのよ。 ※ソフィア視点
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「なんでこんなにトラップが多いのよ!」
「それは何も考えずにソフィアが歩いていくからよ?」
「さっきのは私じゃなくてルーダが踏んでたいたじゃないの」
「あの時はすまなかった」
私達はトラップを避けながらもついにボスがいると思われる部屋の前まで来た。
ここに来るまでに数々のトラップに弾き返された。
ダンジョンにこんなにトラップがあることを私達は知らなかった。
私達はクロウを追いかけて、今回初めてダンジョンに入ったのだ、
「じゃあ、開けるよ」
「ええ」
私は全力で大きな扉を押した。そのまま部屋に足を入れると全身が震えるような感覚に襲われた。
それは私だけではなくモナとルーダも感じたのだろう。震えないようにぎゅっと縮こまっていた。
「ああああん! クロウの匂いがする」
「ええ、多分さっきまでこの部屋に居たんだわ」
私達が扉を開けて感じたのは、クロウがいただろうと思われる形跡だった。
そこから感じる匂いに私達は確信を持っていた。
絶対この部屋にクロウがいる。
「あれって……」
「いかにもトラップが仕掛けてありますって言ってるね」
部屋には魔物の姿もなく、中央には宝箱が置いてある。
私達は宝箱の前に近づくと、開けるかどうか話し合うことにした。
「ソフィアこれどうする?」
「んー、私としては中身が気になるけどここに来るまでがね……」
ここまで来るのに私達は散々な目にあった。
入った瞬間に大量の水が壁から出てくるし、そこを抜けた瞬間に何かを踏むと気づいた時には入り口に戻されたりなど来ては戻されるを繰り返した。
ただ、ダンジョンに来たことがない私達にとっては全てが新鮮だった。
幸いなことに思ったよりも複雑な構造はしていないため、すぐにこうやって辿り着くことができたのだ。
「トラップばかりだったから絶対にあそこにもあるわ」
「でも開けずに帰るのもね……」
「なら私はが行ってくる」
「いや、ルーダ一人に任せられないよ。モナも一緒に行くよ」
「やれやれ、わかりましたわ」
私達は三人で宝箱を開けることにした。これで入り口に戻ってしまえば、またここまで来ればいいだけだ。
「じゃあ、開けるよ」
私は宝箱に手をかけて勢いよく開けた。
何か起きると思い身構えたが、何も起こることなくただ時間が過ぎていた。
「ねぇ……」
「何もないわね」
トラップが発動することもなく、中には何かのポーションが入っていた。
「これがダンジョンのアイテムかな?」
「魔物も出てこなかったらこんなものよね」
「命が無事なだけよかったとしましょう」
「そうね。さぁ、ここからが本命よ」
「ああ!」
私達がダンジョンに来た目的はこのためだ。
「先に見つけた人がデートに誘うのよ! 二人とも文句はないね?」
「せーの!」
先にクロウを見つけた人がデートに誘うと三人で話し合っていたのだ。
私は部屋の中を隅々までクロウを探すことにした。
クロウ……私が絶対見つけてあげるからね。
「それは何も考えずにソフィアが歩いていくからよ?」
「さっきのは私じゃなくてルーダが踏んでたいたじゃないの」
「あの時はすまなかった」
私達はトラップを避けながらもついにボスがいると思われる部屋の前まで来た。
ここに来るまでに数々のトラップに弾き返された。
ダンジョンにこんなにトラップがあることを私達は知らなかった。
私達はクロウを追いかけて、今回初めてダンジョンに入ったのだ、
「じゃあ、開けるよ」
「ええ」
私は全力で大きな扉を押した。そのまま部屋に足を入れると全身が震えるような感覚に襲われた。
それは私だけではなくモナとルーダも感じたのだろう。震えないようにぎゅっと縮こまっていた。
「ああああん! クロウの匂いがする」
「ええ、多分さっきまでこの部屋に居たんだわ」
私達が扉を開けて感じたのは、クロウがいただろうと思われる形跡だった。
そこから感じる匂いに私達は確信を持っていた。
絶対この部屋にクロウがいる。
「あれって……」
「いかにもトラップが仕掛けてありますって言ってるね」
部屋には魔物の姿もなく、中央には宝箱が置いてある。
私達は宝箱の前に近づくと、開けるかどうか話し合うことにした。
「ソフィアこれどうする?」
「んー、私としては中身が気になるけどここに来るまでがね……」
ここまで来るのに私達は散々な目にあった。
入った瞬間に大量の水が壁から出てくるし、そこを抜けた瞬間に何かを踏むと気づいた時には入り口に戻されたりなど来ては戻されるを繰り返した。
ただ、ダンジョンに来たことがない私達にとっては全てが新鮮だった。
幸いなことに思ったよりも複雑な構造はしていないため、すぐにこうやって辿り着くことができたのだ。
「トラップばかりだったから絶対にあそこにもあるわ」
「でも開けずに帰るのもね……」
「なら私はが行ってくる」
「いや、ルーダ一人に任せられないよ。モナも一緒に行くよ」
「やれやれ、わかりましたわ」
私達は三人で宝箱を開けることにした。これで入り口に戻ってしまえば、またここまで来ればいいだけだ。
「じゃあ、開けるよ」
私は宝箱に手をかけて勢いよく開けた。
何か起きると思い身構えたが、何も起こることなくただ時間が過ぎていた。
「ねぇ……」
「何もないわね」
トラップが発動することもなく、中には何かのポーションが入っていた。
「これがダンジョンのアイテムかな?」
「魔物も出てこなかったらこんなものよね」
「命が無事なだけよかったとしましょう」
「そうね。さぁ、ここからが本命よ」
「ああ!」
私達がダンジョンに来た目的はこのためだ。
「先に見つけた人がデートに誘うのよ! 二人とも文句はないね?」
「せーの!」
先にクロウを見つけた人がデートに誘うと三人で話し合っていたのだ。
私は部屋の中を隅々までクロウを探すことにした。
クロウ……私が絶対見つけてあげるからね。
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