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十七話
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「健康を害するものは作ってはいけないって習いました。それとストレスが溜まらないように仕事も自由に変えることが出来るんです」
「なるほどね、お金を稼ぐんじゃないからね」
「誰でも体の調子が悪かったらすぐ病院へ行くんです」
「じゃあ患者さんは多いんじゃないか?」
「病気にならないように行くんです(笑)」
「ものは言いようだな(笑)」
「でもほとんどの人は治療しないんです」
「じゃあどうするの?」
「整体やお灸やハリなどに仕分けするんです」
「なんだか予防医療みたいな感じだね」
「はい。病気にならない工夫って言ってました」
「それじゃあ、本当の病人は少ないんだね」
「はい」
話をしている間に病院に着いた。
病院の中では非常用電源を使って明るかった。
二人で病室に行くと4人部屋の窓際のベッドに座って健司の父親が新聞を読んでいた。
「親父元気そうじゃないの」
「お~来たか。おや?優希じゃないのか」
「あ~、わけあって預かっている子だよ」
「こんにちは、稔といいます」
「はい、こんにちは。君はどこから来たの?」
健司も稔もどうやって説明したら良いのか?
悩んでいたけど簡単にいきさつだけ伝えた。
「俺はよくわからんが(笑)ゆっくりしなさい」
「はい、ありがとうございます」
「ところで健司、老人ホームの広告を見ていたんだけどな、今の預金ではかなり足らないじゃないかと思うんだよ」
「老人ホームはまだ先で良いんじゃないの?」
「今のうちから予定を立てておかなくっちゃお金の都合があるだろ?」
「それもそうだね」
「ところで稔君、君の世界では老人ホームなんてあるのかな?」
「あるけど老人ホームというより、老人世帯専用の団地で小さな病院と幼稚園が同じ敷地にあるんです」
「なるほどね、お金を稼ぐんじゃないからね」
「誰でも体の調子が悪かったらすぐ病院へ行くんです」
「じゃあ患者さんは多いんじゃないか?」
「病気にならないように行くんです(笑)」
「ものは言いようだな(笑)」
「でもほとんどの人は治療しないんです」
「じゃあどうするの?」
「整体やお灸やハリなどに仕分けするんです」
「なんだか予防医療みたいな感じだね」
「はい。病気にならない工夫って言ってました」
「それじゃあ、本当の病人は少ないんだね」
「はい」
話をしている間に病院に着いた。
病院の中では非常用電源を使って明るかった。
二人で病室に行くと4人部屋の窓際のベッドに座って健司の父親が新聞を読んでいた。
「親父元気そうじゃないの」
「お~来たか。おや?優希じゃないのか」
「あ~、わけあって預かっている子だよ」
「こんにちは、稔といいます」
「はい、こんにちは。君はどこから来たの?」
健司も稔もどうやって説明したら良いのか?
悩んでいたけど簡単にいきさつだけ伝えた。
「俺はよくわからんが(笑)ゆっくりしなさい」
「はい、ありがとうございます」
「ところで健司、老人ホームの広告を見ていたんだけどな、今の預金ではかなり足らないじゃないかと思うんだよ」
「老人ホームはまだ先で良いんじゃないの?」
「今のうちから予定を立てておかなくっちゃお金の都合があるだろ?」
「それもそうだね」
「ところで稔君、君の世界では老人ホームなんてあるのかな?」
「あるけど老人ホームというより、老人世帯専用の団地で小さな病院と幼稚園が同じ敷地にあるんです」
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