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クレ
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クレのベビーベッドの横にシングルベットを設置してもらいメイリーンもクレの隣で寝ている。
「クレ、ママがいるから大丈夫よ。適合者が母親で本当良かった……神様感謝致します」
メイリーン
クレの小さな手を優しく撫でてからメイリーンも眠りについた。
翌朝
「あう~まー」
クレ
ん?クレ???寝ぼけながら目を開けるとベビーベッドの上にお座りしてメイリーンを呼んでいるクレがいた。
「まぁ!?クレ!!貴方元気になったのね!!」ガバッ
メイリーン
「あう!!まぁま」
クレ
ひょいとクレを抱きかかえるメイリーン。
「ええ、まぁまよ、うん熱も下がっているし、顔色も大丈夫ね」
メイリーン
本当……良かった
バタバタ バタバタ
ドン
「はい?」
ガチャ
「メイリーン!!クレはどうだ!!」
「お父様、ご心配おかけしましたがもうこの通り元気になりました」
メイリーン
「じぃじ!!じぃじ!!」
クレ
クレは本当お父様が大好きよね~ちょっと妬けちゃうわ。
「おお、どれクレおいで」
お父様
クレをお父様に渡すとお父様はうっすら涙ぐんで本当に良かったとクレを抱きしめた。クレは抱きしめられながらキョトンとした顔をしていた。
「じぃーじ、じぃーじ」
クレ
「うんうん、じゃじぃーじと
行こう」
お父様
「え!?お父様どこに?」
メイリーン
病み上がりなのに………
「それはもちろん医者に診せるんだよ…。お前は隈がすごい…少し寝なさい」
「お父様………ありがとうございます」
メイリーン
「ん、乳母もいるしじいじもいるからなクレ」
「じぃ~」キャッキャッ
クレ
クレは……他の子よりも成長が早いのよね……まだ1歳にもならないのに単語が出るなんて……
やはり公爵家の血なのかしら…
パタン……
お言葉に甘えて少し寝よう………
クレ……元気になって良かった…
看病疲れもあってすぐに眠りについたメイリーン。
2時間くらいたったころ…ようやく目を覚ましたメイリーン。
喉が乾いたわ……呼び鈴を鳴らし
メイドを呼ぶ。
トントン
「失礼致します。お嬢様どうなさいました?」
「喉が乾いたから何か飲み物を頼める?冷たい飲み物がいいわ」
「かしこまりました」
このメイド初めてみる顔だわ~??新しいメイドかしら?
五分くらい待つとまたさっきのメイドが果実水を持ってきてくれた。
「ありがとう」ニコッ
一礼するとすぐ部屋から出ていった。
ゴクン
うん、冷えてて美味しい~
トントン
「お嬢様、先ほどは呼び鈴失礼致しました」
いつもの専属侍女のウランが
慌てて入ってきた。ん???
「新しいメイドが果実水を持ってきてくれたわよ?」
「え!?新しいメイドなんていませんよ!!!!」
ウラン
ウランが顔を真っ青にしてさらに焦る。
「お嬢様その飲み物飲んだのですか!?」
ウラン
え………
「ええ……喉が乾いていたし…」
そう答えると血相をかえてウランが部屋から出ていった。戻ってきたのは、医師と…お父様と……ウラン。なっ、何事なの!?
「この飲み物ですか?」
医師
「え、ええ…」
医師が魔力でなにかしている…。鑑定かしら?
「大丈夫です……何も毒物はありません…」
医師
みんなため息をつき安心したようだ…。
「お父様……何事ですの?」
メイリーン
「多分、先ほどお前がみたメイドはどこかの間者だろう…」
お父様
え!!!!間者!!!
何をしにこの家に????
騎士家系のこの家に間者だなんてなかなかないわよ…。
「騎士家系のこの家に間者なんてこないという考えをかえねばならんな。うちの騎士団に侵入者ならびに警戒態勢をとらせろ」
お父様
お父様が側近に命じるとすぐさま騎士団本部に側近が転移した。
「メイリーン、お前も鑑定が使えるのだから何か口にするときには必ず鑑定をしなさい。クレの食べ物にもだ。最近は離乳食もたべておるだろう」
お父様
コクコク頷くメイリーン
「お嬢様、顔色が……何か甘味でももってきましょうか?」
ウラン
「ううん、大丈夫…。もう少し横になるわ」
メイリーン
なんでこの家に間者が????
どこの家の????
その事がメイリーンの頭をぐるぐるさせる。
もしかして………
「クレ、ママがいるから大丈夫よ。適合者が母親で本当良かった……神様感謝致します」
メイリーン
クレの小さな手を優しく撫でてからメイリーンも眠りについた。
翌朝
「あう~まー」
クレ
ん?クレ???寝ぼけながら目を開けるとベビーベッドの上にお座りしてメイリーンを呼んでいるクレがいた。
「まぁ!?クレ!!貴方元気になったのね!!」ガバッ
メイリーン
「あう!!まぁま」
クレ
ひょいとクレを抱きかかえるメイリーン。
「ええ、まぁまよ、うん熱も下がっているし、顔色も大丈夫ね」
メイリーン
本当……良かった
バタバタ バタバタ
ドン
「はい?」
ガチャ
「メイリーン!!クレはどうだ!!」
「お父様、ご心配おかけしましたがもうこの通り元気になりました」
メイリーン
「じぃじ!!じぃじ!!」
クレ
クレは本当お父様が大好きよね~ちょっと妬けちゃうわ。
「おお、どれクレおいで」
お父様
クレをお父様に渡すとお父様はうっすら涙ぐんで本当に良かったとクレを抱きしめた。クレは抱きしめられながらキョトンとした顔をしていた。
「じぃーじ、じぃーじ」
クレ
「うんうん、じゃじぃーじと
行こう」
お父様
「え!?お父様どこに?」
メイリーン
病み上がりなのに………
「それはもちろん医者に診せるんだよ…。お前は隈がすごい…少し寝なさい」
「お父様………ありがとうございます」
メイリーン
「ん、乳母もいるしじいじもいるからなクレ」
「じぃ~」キャッキャッ
クレ
クレは……他の子よりも成長が早いのよね……まだ1歳にもならないのに単語が出るなんて……
やはり公爵家の血なのかしら…
パタン……
お言葉に甘えて少し寝よう………
クレ……元気になって良かった…
看病疲れもあってすぐに眠りについたメイリーン。
2時間くらいたったころ…ようやく目を覚ましたメイリーン。
喉が乾いたわ……呼び鈴を鳴らし
メイドを呼ぶ。
トントン
「失礼致します。お嬢様どうなさいました?」
「喉が乾いたから何か飲み物を頼める?冷たい飲み物がいいわ」
「かしこまりました」
このメイド初めてみる顔だわ~??新しいメイドかしら?
五分くらい待つとまたさっきのメイドが果実水を持ってきてくれた。
「ありがとう」ニコッ
一礼するとすぐ部屋から出ていった。
ゴクン
うん、冷えてて美味しい~
トントン
「お嬢様、先ほどは呼び鈴失礼致しました」
いつもの専属侍女のウランが
慌てて入ってきた。ん???
「新しいメイドが果実水を持ってきてくれたわよ?」
「え!?新しいメイドなんていませんよ!!!!」
ウラン
ウランが顔を真っ青にしてさらに焦る。
「お嬢様その飲み物飲んだのですか!?」
ウラン
え………
「ええ……喉が乾いていたし…」
そう答えると血相をかえてウランが部屋から出ていった。戻ってきたのは、医師と…お父様と……ウラン。なっ、何事なの!?
「この飲み物ですか?」
医師
「え、ええ…」
医師が魔力でなにかしている…。鑑定かしら?
「大丈夫です……何も毒物はありません…」
医師
みんなため息をつき安心したようだ…。
「お父様……何事ですの?」
メイリーン
「多分、先ほどお前がみたメイドはどこかの間者だろう…」
お父様
え!!!!間者!!!
何をしにこの家に????
騎士家系のこの家に間者だなんてなかなかないわよ…。
「騎士家系のこの家に間者なんてこないという考えをかえねばならんな。うちの騎士団に侵入者ならびに警戒態勢をとらせろ」
お父様
お父様が側近に命じるとすぐさま騎士団本部に側近が転移した。
「メイリーン、お前も鑑定が使えるのだから何か口にするときには必ず鑑定をしなさい。クレの食べ物にもだ。最近は離乳食もたべておるだろう」
お父様
コクコク頷くメイリーン
「お嬢様、顔色が……何か甘味でももってきましょうか?」
ウラン
「ううん、大丈夫…。もう少し横になるわ」
メイリーン
なんでこの家に間者が????
どこの家の????
その事がメイリーンの頭をぐるぐるさせる。
もしかして………
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