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我が子
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それから安定期まで近衛騎士の雑務を担当して産休をへて、立派な男の子を生んだのだった。
最初は怒っていた両親も今ではすっかり孫溺愛である。
あーそうそう私の容姿は、はちみつブロンドの髪と瞳はペリドットのような色の瞳なんだけど
生まれた子はそれはそれは綺麗なプラチナシルバーの髪の毛と
ラピスラズリのような瞳の色だったの。きっと父親似なのね~
とっても整った顔をしていて
天使のようなのよ?
名前はクオーレよ!
イタリア語で心という意味なの!!
そう……実は私は転生者なんだけど別にチートもないし普通に馴染んで生きてるの。前世の記憶が戻ったのは4歳の頃に嫌いな
ピーマンを食べたときね。あれは辛かったわ………
「メイリーン、うちのクオーレは元気か?」
「まぁ!?お父様またいらしたのね」クスクス
「そりゃうちの次期次期当主だからな、それにこんなに賢そうだ!!」
「あぶぅ~」
「そうかそうか、クオーレは可愛いなぁ~どれじぃじと散歩に行くとしよう」
「お父様……執務は大丈夫なのですか?また……スミスから怒られますよ」
ギクッと肩が震えたわね…
「執務は大丈夫だ!!」
「騎士団は良いのですか?」
お父様は王国騎士団の……団長なんだけど?
「それも……もうそろそろ引退をだな……コホン」
引退!?
「お父様……まだその若さで引退など許されませんよ?まさかクオーレと遊びたくて引退なさるわけではありませんよね?」
ギクッ
え!?そうなの!?
「いいじゃないか……領地のこともあるし…引退しても、なっ?」
「なりません………せめてきちんと引き継ぎをなさってからにしてくださいませね!!」
「ああ……分かっている……。クオーレ……お前のお母様はお前のお祖母様にそっくりだな。怖い怖い」
「あ!!!お父様!!!」
クオーレを抱いて庭に転移したのね。まったく……あれで王国1の騎士団長なのに。
「クスクス あの人はすっかり孫に骨抜きにされたわね」
「お母様!!!騎士団長なのに!!良いのですか!?」
「クスクス いいんじゃない?今は平和だし、それに初孫ですもの
クオーレはとても愛らしい子だから夢中になるのは分かるわ」
「お母様まで……」
はあぁぁとため息をつくメイリーン
「ねぇ、あの子の父親はわかったの?」
「それが近衛騎士にプラチナシルバーの髪はいないのです」
「まぁ!?でも近衛騎士のパーティーでしょ?」
「ええ……そうなんですが」
「あの容姿だもの貴族なのは確かねぇ……でもあの顔どこかで見たような気がするのよね~」
「え!?お母様見たことあるのですか!?」
「ええ、でも思い出せないのよ……」
お母様が見たことと言うことは
パーティーやお茶会とかそういう場だろうなぁ…。
「まっ、父親が現れないほうがいいのじゃなくて?」
「え??なぜですか?」
「だってあのじぃの溺愛ぶり……貴女の次の当主にする気まんまんよ?」
「ですね……」苦笑
「ロードはお婿にいったし、ナリーナはハリーナル侯爵家にお嫁に行くしね」
「寂しくなりますね」
「そうね、でもメイリーンとクオーレがいるから」ニコッ
「そう言って貰えると嬉しいです」
「あら、本当よ?」
ニコッ
「おい、クオーレが腹を空かせたらしい」
「あうあーー!!」
「ふふ、クオお帰り」
お父様から愛する我が子を受け取る
「あうあーあんぶっぶっ」
「飲みましょうね」
お父様は執務室に戻っていった
我が子に乳をあげると元気にコクコク飲みだす。
可愛い……さらさらの銀髪
絶対将来イケメン確定よね~
「クオーレ、ゆっくり大きくなってねママ寂しいから」
キョトンとした綺麗な瞳で乳を飲みながらうとうとしはじめる。
可愛い~天使よ~ぐっすりお眠り~可愛い~天使よ~
子守歌を歌えばスヤスヤと寝入ったクオーレ。ゆっくりベビーベッドに寝かせる。
「うん、成功ね」
たまにビッグって起きちゃうこともあるよね~。
寝ている間に近衛騎士の書類関係の仕事をはじめる。
そう、近衛騎士の書類作成や書類関係の仕事は育休中のメイリーンが受け持っている。
さっ、がんばらなきゃね!!
最初は怒っていた両親も今ではすっかり孫溺愛である。
あーそうそう私の容姿は、はちみつブロンドの髪と瞳はペリドットのような色の瞳なんだけど
生まれた子はそれはそれは綺麗なプラチナシルバーの髪の毛と
ラピスラズリのような瞳の色だったの。きっと父親似なのね~
とっても整った顔をしていて
天使のようなのよ?
名前はクオーレよ!
イタリア語で心という意味なの!!
そう……実は私は転生者なんだけど別にチートもないし普通に馴染んで生きてるの。前世の記憶が戻ったのは4歳の頃に嫌いな
ピーマンを食べたときね。あれは辛かったわ………
「メイリーン、うちのクオーレは元気か?」
「まぁ!?お父様またいらしたのね」クスクス
「そりゃうちの次期次期当主だからな、それにこんなに賢そうだ!!」
「あぶぅ~」
「そうかそうか、クオーレは可愛いなぁ~どれじぃじと散歩に行くとしよう」
「お父様……執務は大丈夫なのですか?また……スミスから怒られますよ」
ギクッと肩が震えたわね…
「執務は大丈夫だ!!」
「騎士団は良いのですか?」
お父様は王国騎士団の……団長なんだけど?
「それも……もうそろそろ引退をだな……コホン」
引退!?
「お父様……まだその若さで引退など許されませんよ?まさかクオーレと遊びたくて引退なさるわけではありませんよね?」
ギクッ
え!?そうなの!?
「いいじゃないか……領地のこともあるし…引退しても、なっ?」
「なりません………せめてきちんと引き継ぎをなさってからにしてくださいませね!!」
「ああ……分かっている……。クオーレ……お前のお母様はお前のお祖母様にそっくりだな。怖い怖い」
「あ!!!お父様!!!」
クオーレを抱いて庭に転移したのね。まったく……あれで王国1の騎士団長なのに。
「クスクス あの人はすっかり孫に骨抜きにされたわね」
「お母様!!!騎士団長なのに!!良いのですか!?」
「クスクス いいんじゃない?今は平和だし、それに初孫ですもの
クオーレはとても愛らしい子だから夢中になるのは分かるわ」
「お母様まで……」
はあぁぁとため息をつくメイリーン
「ねぇ、あの子の父親はわかったの?」
「それが近衛騎士にプラチナシルバーの髪はいないのです」
「まぁ!?でも近衛騎士のパーティーでしょ?」
「ええ……そうなんですが」
「あの容姿だもの貴族なのは確かねぇ……でもあの顔どこかで見たような気がするのよね~」
「え!?お母様見たことあるのですか!?」
「ええ、でも思い出せないのよ……」
お母様が見たことと言うことは
パーティーやお茶会とかそういう場だろうなぁ…。
「まっ、父親が現れないほうがいいのじゃなくて?」
「え??なぜですか?」
「だってあのじぃの溺愛ぶり……貴女の次の当主にする気まんまんよ?」
「ですね……」苦笑
「ロードはお婿にいったし、ナリーナはハリーナル侯爵家にお嫁に行くしね」
「寂しくなりますね」
「そうね、でもメイリーンとクオーレがいるから」ニコッ
「そう言って貰えると嬉しいです」
「あら、本当よ?」
ニコッ
「おい、クオーレが腹を空かせたらしい」
「あうあーー!!」
「ふふ、クオお帰り」
お父様から愛する我が子を受け取る
「あうあーあんぶっぶっ」
「飲みましょうね」
お父様は執務室に戻っていった
我が子に乳をあげると元気にコクコク飲みだす。
可愛い……さらさらの銀髪
絶対将来イケメン確定よね~
「クオーレ、ゆっくり大きくなってねママ寂しいから」
キョトンとした綺麗な瞳で乳を飲みながらうとうとしはじめる。
可愛い~天使よ~ぐっすりお眠り~可愛い~天使よ~
子守歌を歌えばスヤスヤと寝入ったクオーレ。ゆっくりベビーベッドに寝かせる。
「うん、成功ね」
たまにビッグって起きちゃうこともあるよね~。
寝ている間に近衛騎士の書類関係の仕事をはじめる。
そう、近衛騎士の書類作成や書類関係の仕事は育休中のメイリーンが受け持っている。
さっ、がんばらなきゃね!!
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