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疲労とストレス解消

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それからというもの、毎日放課後は、コットン、まーちゃん、
レード、ミール、カルヴァに
シナモンで魔法と錬金の練習タイムが日課になっていた……。

日中は薬師学の授業も受け持つことに……。私学生なのにぃー!!

授業の評判はみるみる広がり……
まさかの…他のクラスまで合同で
受け持つ事になるなんて……

連日…クタクタである。。


「あーーこんなはずじゃなかったのに…さっさともう一人みつけて天上に帰ろうかな……」

「え!?コットン帰りたいの!?」

マスカットが驚く。

「だってさー私天上で学校実は卒業してるし…」

「!?」

「そもそも5人婚約者いたら帰れるし」

「!?」

「まーちゃんだって、天上の学校のほうが授業のクオリティーも高いし天馬族のメンズと沢山知り合えて一石二鳥だと思うのよね」


「!!!!!!」

「でも、ミールとレードがいるしね」


「あー確かに」

「あの二人婚約者いるんでしょ?」


「いるような話をしてたよね」


「なら連れていけないもんなぁ~でも…三年間しんどい…」

「せめて、授業受け持つの今年の一年だけに交渉したらどうかな」

「そうだよね……そうしよう…」

すぐさま学園長室へGO!!

なんとか…交渉成立!!!
今年の一年間限定になった!!
わぁぁい!


「良かったね~コットン」

「本当!!!毎月貰える給料はお小遣いにするわ!」

「おおおおーー」

「いいなぁ~」


「ペガーノ先生!!!」

ん???先生???

振り向くと、一人の生徒が立っていた。

「あの…同じ学生だから先生はやめてほしいのだけど……」

「あ、すみません…」

「どうしたの??」

「その…その…俺と婚約を前提に付き合って下さい!!」


一同シーーーン

レード、ミール、マスカットは
カルヴァンに視線で…あんたこのままだと、5人目決まるけどいいの??の視線を向けている……。

ゔっ…………いいわけあるかー!


「ちょっと待った!!!!」

「!?」

「カルヴァ?」

カルヴァンが二人の真ん中に立った。


「お、俺が!!コットンの5人目の婚約者になるから、悪いけど諦らめてくれ!!!!」

カルヴァンは真剣な眼差しで
その告白してきた男子生徒に
告げた。

「ふぅ~ごめんね、そういう事だから」ニコッ


「あ、はい!!失礼しました!」
ペコッと頭を下げて走っていなくなった。

「ね~いつカルヴァが私の5人目の婚約者になったの??私知らないんだけど」


「ご、ごめん…俺、コットンが好きなんだ!!!取られたくなくて……」

「ふふ、耳と尻尾が出ちゃってるわよ」

さわっとカルヴァの耳を触る

「もふもふね~気持ちいい」

かあぁぁと赤くなるカルヴァン


「コットン……」

「ふふ、私の5人目の婚約者さん宜しくね」ニコッ


「やっ!!やったぁぁ!!!」
カルヴァン歓喜
なぜか、マスカット、レード
ミールが拍手する。

「これで、デザート決定!!」


「わぁ~いデザート!」

「デザート嬉しい~ふふ」


「クスクス オッケーデザートね」

「「「やったぁぁ」」」

こうして、5人目の婚約者は
決まったのだった。

「でもカルヴァン実は婚約者上限はないんだぜ」
シナモンが爆弾発言

「え!?そうなのか!?」

「そうそう、最低でも5人目というていだな」

「余計なことを……」ギロッ
コットンがシナモンを睨む

「睨んでもしょうがない……だろ?事実だし…そもそもあの兄達が契約婚だとバレてるからコットンは沢山夫が必要なんだろ…」

「そ、そうね…あの馬鹿なお兄様達のせいよね…」

「それに、叔父上の唯一瞳を受け継いだのがコットンだから
多分石もコットンを選ぶということだろ?」


「むむむっ……王になるのはいいけど……畑と私達の植物達は手放せないわよ…」


「別に手放なす必要ないだろ?そもそもコットンの畑と植物達は…国にとって必用不可だろうよ…」


「それってどういう意味なの?」マスカットが聞く


「コットンの畑と薬草と植物園は趣味のレベルじゃない……茶畑まであるんだ……それは広大な敷地でな…そこで作られる紅茶、緑茶、コーヒー豆…ポーション用の薬草は格別で他のものなんて…飲めなくなるくらいだ」


「言い過ぎじゃない?みんなも私のコーヒー飲んでみる?」

全員コクコク頷く


コーヒーを入れると部屋にふんわりコーヒーのいい香りが広がる。

「お菓子もどうぞ~」


「!!!なにこの…コーヒー!?めちゃくちゃ美味しい…」


「コクが全然違うな…」

「これを飲んだら確かに他のコーヒーは…無理かも」

「美味しい……このコーヒー焙煎された粉ほしい……」


「ん?いいよ沢山あるしあげようか?」

「「「「欲しい!!」」」」


「クスクス いいよ400グラムずつとりあえず分けてあるのあるからそれね」


「俺はまだあるから無くなったらくれ!!」

「はいはい」


「んー美味しい」

それぞれ珈琲を堪能し部屋に戻っていった。

「カルヴァの事は俺が婚約手続きしてくるから任せておけ」

「ありがとう、シナモン」

「おう、じゃまたな」

パタン


ふう~~やっと一人になれた…

あーそう言えば明日は土曜日で
休みよね。
何して過ごそうかしら!

久しぶりに一人で買い物に行こうかな~。

この部屋に観葉植物とか置きたいし。

そうしよう!!!そうと決まればお風呂に入ってさっさと寝よう!!

さっさとお風呂を済ませて
寝る……

スヤスヤ スヤスヤ


よし!!!朝市から出かけよう!!!
ささっと支度をしてお金もオッケー!!
パッと街に転移した。

トントン

「コットン??」

シーーン

まさか…あいつ………嘘だろ?

ガチャ

「おい!!コットン!!!」

シーーン

「あいつ………馬鹿なのか…護衛騎士の俺を置いて出かけるなんて……」シナモンは真っ青になり…コットンの魔力を辿って
探しに出た。

そもそもあいつは危機感がなさすぎるんだよ!!!!
イライラ……

ペガーノの次期国王候補なんだぞ!!!!しかも有力な!!
だから…騎士団長の俺が護衛騎士に任命されたのに……。
くっそ!!!!あの馬鹿!!


その頃……呑気な姫は…


いらっしゃい いらっしゃい

新鮮な果物を仕入れていますよ!

「まぁ、本当に新鮮そうね」

鑑定

摘みたてのいちご
糖度高め
甘い


「おじさん、このいちごをそうねどのくらいある?」


「3キロくらいならありますね~」

「なら3キロほしいわ」ニコッ

「は、はい!!!」

すぐさまいちごを山ほど潰れないような入れ物にいれてくれた。

「はい、これお代よ」

「はい、確かに受け取りました!」

いちごを全てマジックバックに入れる。


次は~キョロキョロ

あら、いい匂い~!!

匂いの方に行くとお肉の串焼きの店だった。

「おばさん、この串焼きを10本くださる?」

「あいよ~一本おまけしておいたよ」ニコッ

「ありがとう!!!」

一本は食べながら、あとはしまった。

「んー美味しい」
もぐもぐ

一人って久しぶり~あー!気楽!たまには一人にならないと息がつまるのよね~

「コットン?」

ん?

振り向くと…


「あら、バゲット!!!」

「なんで、一人なんだ……護衛騎士はどうした?」ギロッ

ビクッ


「その……一人になりたくて…置いて来ちゃった」テヘ

「はぁぁ??お前は危機感がなさすぎるだろ!!!王族なんだぞ!!!俺に出さえ護衛騎士がついてるんだぞ!!」

「ぐっ……だって!!疲れるんだもの!!たまには一人でお買い物したいのよ!」

突然バゲットに手を掴まれる。

「ちょ、ちょっと離してよ」

「この手を振りほどいてみろ」

ぐっ、ぐっ……っと引っ張っても
びくともしない……。

「な?いくら魔法が得意でも聞き手を男に掴まれら使えないし、動けないだろ??」

「そ、そうね…」シュン


「少しは反省したか?」


「ええ……ごめんなさい…」


「それは後ろから走ってくるお前の婚約者兼護衛騎士に言うんだな……顔が真っ青だぞあいつ…」


バタバタ バタバタ


「姫様………ぜぇぜぇ…ご無事ですか…」

口調が……昔のシナモンだわ…


「ぶ、無事よ……その…」


「バゲット殿下、姫様を保護して下さってありがとうございます」頭を下げる。


「お前も苦労するなぁ……我らの婚約者姫には少々お説教をしておいたから流石に今後は一人で出歩かないよな?」ニコッ

ぐっ……笑顔の圧がこわい…



「ええ…もう一人で出歩かないわ…ごめんなさいシナモン」
シュン

「はあぁ……本当に?」

「ええ…本当よ」

ポカッ

「いったぁぁい」
頭をげんこつされた…。


「この馬鹿コットン!!!!どれだけ心配したと思っているんだ!!!!!お前自覚なさすぎるぞ!!!!!」


「ごめん…」


「あーー休みなのに……疲れた…」


「シナモンも串焼き食べる?」

「食べる」ギロッ

マジックバックからシナモンと
バゲットに串焼きを一本ずつあげた。


「うまい!!!いいなこの味付け」

「ホントだな!!!どこの店だ!!俺も買って帰りたい」

「あそこの角の店よ」

「じゃ、俺は串焼き買って戻るわ!またな」

「「バゲットまたね」」

結局、シナモンと二人でカフェに行ったり、パン屋で沢山パンを買ったりそこそこ有意義な時間を過ごせたのだった。








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