転生幼児は夢いっぱい

meimei

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「ね~~ちょっとカシウス」
クルト

ぼーーーーっとしているカシウス。

「……………」
カシウス


「ちょっと!!!カシウスってば!!聞いてるの?」
クルト


「ん?なにか言った?」
カシウス


「もう!!カシウスったら。どうせマリンちゃんが転校しちゃったから寂しいんでしょ!」
クルト


そう……転校するまではちょこちょこカシウス達と数日お茶を楽しんでいたのだ。


シバルは苦笑いしている。



「クルトそう言うなって。多分カシウスはマリンちゃんのうさ耳が触れなかったのが残念なんだよ」
シバル


「なっ!!!なんで分かるのシバル」
カシウス


「ちょっ!!図星なの~」
クルト



「あはは、そりゃあれだけマリンちゃんの耳をチラチラ見てたら気がつくよね」
シバル



「えーーー!!僕全然気がつかなかった」
クルト


「「クルトだもんね」だからなー」
カシウス、シバル



「むぅーー!!!」
クルト


「あははは、お昼食べに行こう」
カシウス


「お腹すいたよなー」
シバル


「確かにペコペコ」
クルト


3人で食堂に向かった。

少しお昼の時間がずれたのか
生徒達もまばらになっていた。


「何食べようかな~~」
クルト


「俺はステーキセット」
シバル


「んーーー。僕もそれにしようかな。デザートついてるし」
カシウス


「え!!デザート!?本当だ!なら僕もそれ」
クルト


3人でステーキセットを手に持ち空いている席に座る。

ステーキはあらかじめ食べやすいサイズにカットされていて、
味付けはシンプルな塩コショウだ。


パクッ


「うん、柔らかくて美味しい」
カシウス


ステーキの横にはほうれん草と
コーンのバター炒めも添えてある。


「本当だ、美味しい」
クルト


「うん、うまい」
シバル


3人でたらふくステーキを食べて、デザートの果物のりんごも
ペロッと食べ終えた。


「ねー、今日ってもう授業ないよね?」
クルト


「ないねー」
カシウス


「なら部活いくか?」
シバル


部活かーー、でもちょっと今日は。


「ちょっと今日は久しぶりに冒険者ギルドに行ってくるよ」
カシウス


「冒険者ギルド!?俺も行く!ついでに登録する」
シバル


「え!!!2人も行くなら僕も行く!!!」
クルト


ん?クルトも行くの?冒険者ギルドに??


「クルトも冒険者になるの?」
カシウス


「なっ、なるよ!!僕だって魔法使えるし」
クルト


「森には虫型の魔物もいるけど」
シバル


「む、虫」
クルト



「虫だけじゃないけど……危険が盛り沢山だけどクルトも行く?」
カシウス


少し考えるクルトを待つ二人


「………行く。」
クルト

何かを決心したのか二人の目を真っ直ぐ見つめるクルト


カシウスとシバルはニコッと微笑む。


「よし、じゃー3人で行くか」
カシウス



「クルト足手まといになるなよ?」クスクス
シバル



「もうー!!!それこっちのセリフだし」
クルト


さて、どうなるかなー
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