74 / 124
疲れた
しおりを挟む
お母様の買い物に付き合い…………
クタクタのカシウスとカイウスは
ようやく帰宅した。
「なんか冒険の方が疲れないんだけど……」ボソッ
カシウス
「分かる」ボソッ
カイウス
「何か言った?」
シルビア
「「なにも!!」」
カシウス、カイウス
馬車1台分の荷物を今使用人達がせっせと屋敷に運んでいる。
「お帰りなさいませ、旦那様、奥様、カシウス様」
カミル
「カミルただいまー、もうクタクタだよ……」
カシウス
「あら、カシウスは体力なさすぎじゃないかしら?」
シルビア
えーーーー、お父様だってクタクタだよほら。
「お部屋でゆっくりとお休み下さいませ」
カミル
「うん、そうさせてもらうー」
カシウス
カシウスは専属の侍女とマルスと共に自室に向かった。
隣国での屋敷の自室もとても広く日当たりの良い部屋だった。
キッチンも備え付けられていたのにはかなり驚いたけど、お父様が頼んでくれていたみたい。
部屋に入るなり靴をポンポン脱ぎ、靴下も脱ぎ、ソファーに横になった。
「ちょっと、マルスくすぐったい………あはははは」
カシウス
マルスが横に座りカシウスの足を
マッサージしはじめた。
「未来の旦那様ですからね、マッサージしてさしあげてるんです」
マルス
未来の旦那様…………
「ね~マルスはさ、それでいいの?」
カシウス
ピタッとマルスの手が止まる。
「どういう意味です?」
マルス
「僕でいいの??」
カシウス
「俺は………カシウス様をお慕いしております」
マルス
「可愛い女の子じゃなくて僕でいいの?」
カシウス
マルスが目を見開く
「それは……カシウス様は女が良いということでしょうか?」
マルス
「そんな事は言ってないよ?僕は元々男でも女でも両方いけるくちだし……」
カシウス
前世からね……
マルスはホッと一息はく
「何を心配されているのか分かりませんが、我々の恋愛において……男女の垣根はありません。好きになった方ということです。性別はおまけのような物です。カシウス様はご両親2人の元におられるので……男女と思うのかもしれませんが。そして、私は次男という立場に生まれましたので……そもそも嫁ぐ者の立場として育ちました。
もちろん……閨教育も嫁としての
閨教育を受けました。」
マルス
マルスが俯き顔を赤くしている。
「可愛い………」
カシウス
マルスもとても美形だ。
カシウスはマルスの口にチュッとキスをした。
「!?」
マルス
「ふふっ、マルス顔が真っ赤……僕より年上なのに。」
カシウス
「俺は、俺は、、年上ですが!!嫁ぐ者なのでカシウス様に捧げるべく清い体ですので!!」
マルス
「そ、そうなんだ……ふふっ」
カシウス
「何がおかしいんです!?」
マルス
「別に~~あっ、シスリ達とも仲良くしてね?」
カシウス
「もちろんです」
マルス
「嫁同士で浮気とかだめだよ?」
カシウス
「ありえません!!!!結婚は誓約を結ぶので浮気はできないんですっ!!!」
カシウス
「誓約?」
カシウス
「はい、嫁達は浮気できないように、それと子の出自を疑われないように魔法誓約するのです。だから他の者なんて絶対無理なのです。もちろんハーレムを築くカシウス様はそんな誓約はないですよ?嫁を増やしていかないとですからね」
マルス
へぇ…………なるほど。
「そ、そうなんだ」
カシウス
ドヤ顔してそうなんです!!と
言っているマルスがとても可愛く見えた。
さーて、早く学園に行きたいな!
クタクタのカシウスとカイウスは
ようやく帰宅した。
「なんか冒険の方が疲れないんだけど……」ボソッ
カシウス
「分かる」ボソッ
カイウス
「何か言った?」
シルビア
「「なにも!!」」
カシウス、カイウス
馬車1台分の荷物を今使用人達がせっせと屋敷に運んでいる。
「お帰りなさいませ、旦那様、奥様、カシウス様」
カミル
「カミルただいまー、もうクタクタだよ……」
カシウス
「あら、カシウスは体力なさすぎじゃないかしら?」
シルビア
えーーーー、お父様だってクタクタだよほら。
「お部屋でゆっくりとお休み下さいませ」
カミル
「うん、そうさせてもらうー」
カシウス
カシウスは専属の侍女とマルスと共に自室に向かった。
隣国での屋敷の自室もとても広く日当たりの良い部屋だった。
キッチンも備え付けられていたのにはかなり驚いたけど、お父様が頼んでくれていたみたい。
部屋に入るなり靴をポンポン脱ぎ、靴下も脱ぎ、ソファーに横になった。
「ちょっと、マルスくすぐったい………あはははは」
カシウス
マルスが横に座りカシウスの足を
マッサージしはじめた。
「未来の旦那様ですからね、マッサージしてさしあげてるんです」
マルス
未来の旦那様…………
「ね~マルスはさ、それでいいの?」
カシウス
ピタッとマルスの手が止まる。
「どういう意味です?」
マルス
「僕でいいの??」
カシウス
「俺は………カシウス様をお慕いしております」
マルス
「可愛い女の子じゃなくて僕でいいの?」
カシウス
マルスが目を見開く
「それは……カシウス様は女が良いということでしょうか?」
マルス
「そんな事は言ってないよ?僕は元々男でも女でも両方いけるくちだし……」
カシウス
前世からね……
マルスはホッと一息はく
「何を心配されているのか分かりませんが、我々の恋愛において……男女の垣根はありません。好きになった方ということです。性別はおまけのような物です。カシウス様はご両親2人の元におられるので……男女と思うのかもしれませんが。そして、私は次男という立場に生まれましたので……そもそも嫁ぐ者の立場として育ちました。
もちろん……閨教育も嫁としての
閨教育を受けました。」
マルス
マルスが俯き顔を赤くしている。
「可愛い………」
カシウス
マルスもとても美形だ。
カシウスはマルスの口にチュッとキスをした。
「!?」
マルス
「ふふっ、マルス顔が真っ赤……僕より年上なのに。」
カシウス
「俺は、俺は、、年上ですが!!嫁ぐ者なのでカシウス様に捧げるべく清い体ですので!!」
マルス
「そ、そうなんだ……ふふっ」
カシウス
「何がおかしいんです!?」
マルス
「別に~~あっ、シスリ達とも仲良くしてね?」
カシウス
「もちろんです」
マルス
「嫁同士で浮気とかだめだよ?」
カシウス
「ありえません!!!!結婚は誓約を結ぶので浮気はできないんですっ!!!」
カシウス
「誓約?」
カシウス
「はい、嫁達は浮気できないように、それと子の出自を疑われないように魔法誓約するのです。だから他の者なんて絶対無理なのです。もちろんハーレムを築くカシウス様はそんな誓約はないですよ?嫁を増やしていかないとですからね」
マルス
へぇ…………なるほど。
「そ、そうなんだ」
カシウス
ドヤ顔してそうなんです!!と
言っているマルスがとても可愛く見えた。
さーて、早く学園に行きたいな!
344
お気に入りに追加
795
あなたにおすすめの小説
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる