転生幼児は夢いっぱい

meimei

文字の大きさ
上 下
70 / 74

夜会のあとで

しおりを挟む
祖母アミリアSide


カシウスから貰ったこの可愛いうさぎのぬいぐるみ、モコモコでとても可愛いらしいわー。

今日は少し冷えるし、早速侍女に
湯たんぽ??を作ってぬいぐるみにいれてもらったのだけど、ぽかぽかしていて本当に最高なのよ。


カシウスは本当に天才ね!!!!


私の専属侍女達がみんな羨ましそうにしていたわ。

女性は冷え性の人が多いから需要があると思うのよね。

私もその一人でお腹が冷えると
お腹が痛くなるのよ………。

それが夜会でおきると本当に辛い………。

とカシウスに話したら、追加でなんと!!お腹に付ける腹巻きなる物までくれたの!!!
これならお腹も冷えることなく過ごせるわ。

我が孫が最高すぎる………神様に感謝致します。

それと同時に神の愛し子を森に捨てるなどあってはならない事………
我が娘の愚行心より謝罪致します。

心の中で神様に祈りを捧げたアミリア。


今年の冬はカシウスのおかげでお腹も平和に過ごせそうだわ!!!



シルビアSide



「奥様、本当に素敵な贈り物ですね!!!そのような素敵な羽織は初めて拝見しましたわ」
専属侍女


侍女達はシルビアのポンチョを見てうっとりしている。


「ふふっ、カシウスの手作りなのよ?触ってみて、ふわふわなの」
シルビア


シルビアはポンチョを外して侍女達に手渡した。


「わぁ~~本当ですね、ふわふわです」
侍女



「ふわふわで、しかもとても可愛いです」
侍女



「カシウス様は本当に天才ですよね。素晴らしいです」
侍女


「そうでしょ~~うちの子本当に天才よね!!!」
シルビア


あの後実はカシウスから呼び止められて、シルビアも抱き枕と
腹巻き、スリッパをプレゼントされたのだ。

シルビアのは白いうさぎシリーズだ。

さっそく侍女が湯たんぽを入れてくれてぬくぬくだ。

何よりとても可愛い!!



「奥様のそのうさぎもとても愛らしく羨ましいです」
侍女


「触ってみる?とても温かいわ」
シルビア


うさぎ抱き枕を借りた侍女はあまりのぬくぬくさに頬が緩んだ。


「これ………カシウス様商品化なさいませんでしょうか……」
侍女


「分かるわ!!私も冷え性だから欲しい………です」
侍女


侍女達は口々に絶賛し欲しいと希望する。



「あらまぁ………カシウスに頼んで欲しい?」
シルビア


「「「いいのですか!?」」」  
侍女達


「ええ」クスクス
シルビア


トントン


「どうぞ」
シルビア


「失礼致します奥様。お前達廊下まで声が聞こえていましたよ。なんです?はしたない!!」
侍女長クロア




「「「!?」」」
侍女


侍女3人はシルビアに頭を下げて
そそくさと部屋から出て行った。


「あらまぁ……クロアほどほどにしてあげてね」苦笑


「…………善処致します」
侍女長クロア



「ふふっ………クロアも冷え性だからカシウスに話しておくわね」
シルビア


「!?」
侍女長クロア


ふふふっ………クロアったら頬が緩るむのを我慢しているけど、目で分かるのよ?苦笑



「ありがとうございます……。では失礼致します」
侍女長クロア


「ええ、またね」
シルビア


パタン


さて、後でカシウスにお願いに行かないとね~



カシウスSide

皆に喜んで貰えて本当に良かったー!!!
これ商品化しようかなー。

カシウスは今はクマの着ぐるみパジャマを着て、また新たなデザインを考え中だ。

次は何を作ろうかな~
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢は処刑されました

菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。

【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜

福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。 彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。 だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。 「お義姉さま!」           . . 「姉などと呼ばないでください、メリルさん」 しかし、今はまだ辛抱のとき。 セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。 ──これは、20年前の断罪劇の続き。 喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。 ※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。 旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』 ※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。 ※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。

美しい姉と痩せこけた妹

サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――

【完結】「父に毒殺され母の葬儀までタイムリープしたので、親戚の集まる前で父にやり返してやった」

まほりろ
恋愛
十八歳の私は異母妹に婚約者を奪われ、父と継母に毒殺された。 気がついたら十歳まで時間が巻き戻っていて、母の葬儀の最中だった。 私に毒を飲ませた父と継母が、虫の息の私の耳元で得意げに母を毒殺した経緯を話していたことを思い出した。 母の葬儀が終われば私は屋敷に幽閉され、外部との連絡手段を失ってしまう。 父を断罪できるチャンスは今しかない。 「お父様は悪くないの!  お父様は愛する人と一緒になりたかっただけなの!  だからお父様はお母様に毒をもったの!  お願いお父様を捕まえないで!」 私は声の限りに叫んでいた。 心の奥にほんの少し芽生えた父への殺意とともに。 ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。 ※「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 ※タイトル変更しました。 旧タイトル「父に殺されタイムリープしたので『お父様は悪くないの!お父様は愛する人と一緒になりたくてお母様の食事に毒をもっただけなの!』と叫んでみた」

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

妹を見捨てた私 ~魅了の力を持っていた可愛い妹は愛されていたのでしょうか?~

紗綺
ファンタジー
何故妹ばかり愛されるの? その答えは私の10歳の誕生日に判明した。 誕生日パーティで私の婚約者候補の一人が妹に魅了されてしまったことでわかった妹の能力。 『魅了の力』 無自覚のその力で周囲の人間を魅了していた。 お父様お母様が妹を溺愛していたのも魅了の力に一因があったと。 魅了の力を制御できない妹は魔法省の管理下に置かれることが決まり、私は祖母の実家に引き取られることになった。 新しい家族はとても優しく、私は妹と比べられることのない穏やかな日々を得ていた。 ―――妹のことを忘れて。 私が嫁いだ頃、妹の噂が流れてきた。 魅了の力を制御できるようになり、制限つきだが自由を得た。 しかし実家は没落し、頼る者もなく娼婦になったと。 なぜこれまであの子へ連絡ひとつしなかったのかと、後悔と罪悪感が私を襲う。 それでもこの安寧を捨てられない私はただ祈るしかできない。 どうかあの子が救われますようにと。

王太子さま、側室さまがご懐妊です

家紋武範
恋愛
王太子の第二夫人が子どもを宿した。 愛する彼女を妃としたい王太子。 本妻である第一夫人は政略結婚の醜女。 そして国を奪い女王として君臨するとの噂もある。 あやしき第一夫人をどうにかして廃したいのであった。

処理中です...