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突然
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「おや……?」
カイシス
「あら、貴方どうかしたの?」
シルビア
「今……馬車の窓からカシウスに良く似た顔立ちの男がいたんだ」
カイシス
「カシウスに?見たかったわぁ~」
シルビア
「髪色は銀髪だったがなー、良く似ていた。」
カイシス
実はウロコニア夫妻は隣国の夜会に来ていたのだ。
今は馬車の中……ルンルンでお買い物をしているカシウスとすれ違った。
「何か嫌な予感がするのは私の気の所為だろうか……」
カイシス
「……………気の所為よ、きっと」
シルビア
その頃………
「お嬢様!!本日のパートナーの方はどうなさるのですか……」
侍女
「どうって言われても、友人達ももう既にハーレム妻が沢山すぎて他人の私なんて入る余地ないのよ」
ルルナニア
「ですから……幼少の時からあんなに早くどの方のハーレム入りをなさるか……このリリは苦言を……」
侍女リリ
「今更言っても遅いわよ~」
ルルナニア
「ですが!!!」
侍女リリ
ドンッ
「おっと…」
カシウス
「あら!?ごめんなさい!?」
ルルナニア
「!?」
侍女リリ
なにこの……めちゃくちゃ格好いい人……。初めて見た人だわ
銀髪……にエメラルドの瞳
どうみても貴族の色合いね、お嬢様!!!これはチャンスですよ!!
専属侍女リリは突如現れた超絶イケメンに鼻息を荒くした。
「大丈夫だった?はいこれハンカチ」
カシウス
「あ、ありがとうございます」
ルルナニア
ルルナニアはカシウスの顔を見て赤面だ。
「じゃ、俺は行くから。そのハンカチはあげるよ」ニコッ
カシウス
「あっ!!」
ルルナニア
ガシッ
「?」
カシウス
思いっきり手を掴まれたカシウスは
目が点である。
「あの……その……。こんな図々しいお願いが出来る立場ではないのですが……私今日の夜会にパートナーもなく……ハーレム入りもまだで…。もしよければ報酬をお支払い致しますので、夜会のパートナーをお願い出来ませんでしょうか?」
ルルナニア
夜会のパートナーかぁ………
確か美味しい物が沢山あるんだっけ!!
ダンスも自信あるし試してみたいかも!ふふっ
「夜会?いいよ、でも俺礼服持ってきていないんだけど……」
カシウス
「大丈夫です、私がご用意しますわ」
ルルナニア
「そう……なら大丈夫だよ」
カシウス
ルルナニアの押しに少々引き気味のカシウス。
ルルナニアにおされまくり、公爵家御用達の店で着替えさせられ…、あれよあれよと夜会に来た。
「そう言えば、お名前をお伺いしてませんわ」
ルルナニア
名前かーーー。んーーーー
「ユニウスだよ」ニコッ
カシウス
「ではユニ様とお呼び致しますわ、私のことはルルとお呼び下さい」
ルルナニア
「分った、ルル嬢」
ルルナニア
名前を呼ばれ会場に入ると煌びやかな雰囲気の会場の中にいる貴族達の視線をひしひしと感じた。
へぇ~父様とかぁ様はいつもこういう所に来ているのか。
令嬢や嫁入りしている男性の視線を一身に浴びているのにそれに全然気が付かないカシウスに苦笑いを浮かべるルルナニア。
ルルナニアは公爵令嬢だ、しかし長子に兄がいる為嫁ぐ者だ。
こんな美しい人がこの国にいたかしら……。
ルルナニアはカシウスとダンスを踊りながらいつの間にかカシウスのハーレム入りをうっすら夢見るのだった。
カイシス
「あら、貴方どうかしたの?」
シルビア
「今……馬車の窓からカシウスに良く似た顔立ちの男がいたんだ」
カイシス
「カシウスに?見たかったわぁ~」
シルビア
「髪色は銀髪だったがなー、良く似ていた。」
カイシス
実はウロコニア夫妻は隣国の夜会に来ていたのだ。
今は馬車の中……ルンルンでお買い物をしているカシウスとすれ違った。
「何か嫌な予感がするのは私の気の所為だろうか……」
カイシス
「……………気の所為よ、きっと」
シルビア
その頃………
「お嬢様!!本日のパートナーの方はどうなさるのですか……」
侍女
「どうって言われても、友人達ももう既にハーレム妻が沢山すぎて他人の私なんて入る余地ないのよ」
ルルナニア
「ですから……幼少の時からあんなに早くどの方のハーレム入りをなさるか……このリリは苦言を……」
侍女リリ
「今更言っても遅いわよ~」
ルルナニア
「ですが!!!」
侍女リリ
ドンッ
「おっと…」
カシウス
「あら!?ごめんなさい!?」
ルルナニア
「!?」
侍女リリ
なにこの……めちゃくちゃ格好いい人……。初めて見た人だわ
銀髪……にエメラルドの瞳
どうみても貴族の色合いね、お嬢様!!!これはチャンスですよ!!
専属侍女リリは突如現れた超絶イケメンに鼻息を荒くした。
「大丈夫だった?はいこれハンカチ」
カシウス
「あ、ありがとうございます」
ルルナニア
ルルナニアはカシウスの顔を見て赤面だ。
「じゃ、俺は行くから。そのハンカチはあげるよ」ニコッ
カシウス
「あっ!!」
ルルナニア
ガシッ
「?」
カシウス
思いっきり手を掴まれたカシウスは
目が点である。
「あの……その……。こんな図々しいお願いが出来る立場ではないのですが……私今日の夜会にパートナーもなく……ハーレム入りもまだで…。もしよければ報酬をお支払い致しますので、夜会のパートナーをお願い出来ませんでしょうか?」
ルルナニア
夜会のパートナーかぁ………
確か美味しい物が沢山あるんだっけ!!
ダンスも自信あるし試してみたいかも!ふふっ
「夜会?いいよ、でも俺礼服持ってきていないんだけど……」
カシウス
「大丈夫です、私がご用意しますわ」
ルルナニア
「そう……なら大丈夫だよ」
カシウス
ルルナニアの押しに少々引き気味のカシウス。
ルルナニアにおされまくり、公爵家御用達の店で着替えさせられ…、あれよあれよと夜会に来た。
「そう言えば、お名前をお伺いしてませんわ」
ルルナニア
名前かーーー。んーーーー
「ユニウスだよ」ニコッ
カシウス
「ではユニ様とお呼び致しますわ、私のことはルルとお呼び下さい」
ルルナニア
「分った、ルル嬢」
ルルナニア
名前を呼ばれ会場に入ると煌びやかな雰囲気の会場の中にいる貴族達の視線をひしひしと感じた。
へぇ~父様とかぁ様はいつもこういう所に来ているのか。
令嬢や嫁入りしている男性の視線を一身に浴びているのにそれに全然気が付かないカシウスに苦笑いを浮かべるルルナニア。
ルルナニアは公爵令嬢だ、しかし長子に兄がいる為嫁ぐ者だ。
こんな美しい人がこの国にいたかしら……。
ルルナニアはカシウスとダンスを踊りながらいつの間にかカシウスのハーレム入りをうっすら夢見るのだった。
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