転生幼児は夢いっぱい

meimei

文字の大きさ
上 下
30 / 124

朝から

しおりを挟む
ん~~良く寝た!!!

なんか朝から………下が騒がしい。


パタパタ パタパタ

「カシー大変だよ~~」
フルール


「フルールおはよう。なにが大変なの?朝から騒々しいよね」
カシウス

本日も侍女にお手伝いしてもらってお着替え中。


「ミミット、何があったのか知ってるの?」
カシウス

侍女のミミットの眉間にシワが寄っていた珍しい……。


「カシウス様には言わないようにと……あとこの部屋から出ないようにと仰せつかっております」
ミミット


えー!!!!なにそれ!!
自室待機なの!?

冒険行けないじゃーん!!!!

誰だよもう!!!!!!!!


「あー、カシーには秘密なのかぁ。じゃぁ僕も言えないよ~父上に怒られるし……」ガクガクブルブル
フルール



「僕がフルールの主人なんだけど?」
カシウス


「…………主人の親は僕の上司みたいなもんだし」
フルール


むむむぅ………いいよ!!勝手に出るし!!

フンス、フンスと鼻息をあらくして
部屋の扉を開けると……


「なりません、カシウス様」
マルス


まさかの……マルスの鉄壁ガード

えええええ……何事なの???


「じゃぁ……いい子にしていたらいつのも倍冒険してくれる?」
カシウス


「はい、お約束します」
マルス


「それと……剣も教えてくれる?」
カシウス


「はい、お約束します」
マルス


ん~~これ何言ってもオッケーでたりして??

ん~~~、何にしようかな~


あっ、そうだ!!男女共にだったから…


「じゃぁ、マルスもハーレムに入ってくれる?」
カシウス


「はい、お約束………」ピキッ
マルス

あ、マルスがフリーズしてる!!

これ、もしかして怒られたり……


「カシウス様………からかいましたね??俺の純情弄ぶなんて……」ギロッ


わっ、わわっ、めちゃくちゃ怒ってる!?

「べ、別にからかってないしぃー」
カシウス

バタバタと部屋に戻り鍵をかける
カシウス。

カシウスが部屋に入ったのを見て深いため息をつくマルス。


「まったく……こっちの気持ちも知りもしないで、呑気な主だな本当」
マルス

そもそも側近はハーレム入り候補だからね、カシウス様。知らないだろうけど。あと、専属侍女もそうだからね。知らないだろうけど……


その頃カシウス


あーーー、こわかったぁ。

マルスがハーレムに入ってくれたら
平和だな~って思ってついポロっとね。

てゆうか、誰が来てるわけ本当。

窓からのぞいてもまだ一階のエントランスにいるからか見えない。

むぅーーー気になる!!!!!!

その頃…エントランスでは。




「先触れも出さずに来るなんて……我が妹ながら恥ずかしいわね」
シルビア


「はぁ!?私はこの国の王妃なのよ!!!お姉さまと言えど不敬罪に処しますわよ!!」
ナルビア


突然ナルビアが公爵家に突撃して来たのだ。


「いいわよ?別に不敬罪にでもしたらどう??」ニコッ
シルビア



「…………それよりシンシアが惚れ込んでいるお姉さまの息子はどこなの?お姉さまに用はないのよ!!カイシス様の息子に会いにきたのよ!」
ナルビア


「は?貴女陛下に嫁いでおきながら相変わらずカイシスが好きなの?不毛ね~~。残念ながら愛息子は今留守なのよ?ごめんなさいね」
シルビア



「………本当相変わらず腹立つわね。さっさとシンシアをカイシス様の息子のハーレム候補にしなさいよね!!!」
ナルビア


本当我が妹ながら……頭の中は綿でも入っているのかしら??


「嫌よ、あり得ないわね。」
シルビア


シンシアは勤勉だし性格もわりと普通だ。嫌いではない、姪だしね。

でもナルビアと繋がりが出来るのは喜ばしくない。いつカシウスが捨てた息子だと気がつくか分からないし、せめてあの子が成人してからなら特に困らないけれど。

リュートもナルビアをさっさとなんとかしてほしいわね。


「ナルビア!!!!!先触れも出さずにここで何をしている!!」
リュート


あら、リュートも来たのね。来るならナルビアがここに来るのを阻止してよね。
ギロッとリュートを睨むと申し訳無さそうな顔をして頭を下げてギャーギャーー喚くナルビアを連れて帰って行った。


あ~うるさかった。朝から……………





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

異世界でのんびり暮らしたい!?

日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

死んだのに異世界に転生しました!

drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。 この物語は異世界テンプレ要素が多いです。 主人公最強&チートですね 主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください! 初めて書くので 読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。 それでもいいという方はどうぞ! (本編は完結しました)

捨てられた転生幼女は無自重無双する

紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。 アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。 ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。 アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。 去ろうとしている人物は父と母だった。 ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。 朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。 クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。 しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。 アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。 王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。 アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。 ※諸事情によりしばらく連載休止致します。 ※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

処理中です...