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剣
しおりを挟む「え!!!!!騎士団長の剣を僕が作るのですか!?」
カシウス
食事の席で突然お父様に騎士団長の剣の製作を依頼された。
「あぁ、頼めないかな?カシウスの剣は魔力が多い者が持つととてつもない位に強くなる」
カイサル
それはそうだよね、僕が魔力が高いから僕をベースに作ってあるもの。
逆に魔力が少ない人にも魔力を補えるくらいの剣を作れるけど。
「あの剣は魔力量が多い僕をベースに作ってあるので魔力量の多いお父様やお母様、ウィリーには合うと思います」
カシウス
「ほうーー」
カイサル
「逆に魔力量の少ない人用の剣も作れますけどね」
カシウス
「え!?」ガタン
カイサル
ん?そんなに驚く事を言ったっけ?
「カシウス、お父様に説明してあげられる?」
シルビア
「説明?はい。魔力量の少ない人には
魔力量を微量でも魔法が纏えるように
調節できます。あぁ、僕の剣と同じ魔剣にするならですけどね」
カシウス
「……………凄すぎうちの息子」
カイサル
「カシウスは天才だもの」
シルビア
「………普通ですけどね」
カシウス
カシウスが普通というワードを出すないなや、二人揃って「普通ではない!!」
と大声でツッコミをいれた。
そんな大きな声で言わなくてもいいのに~
「じゃ、必要な種類の剣を明確に紙に書いて渡してくださいね。」
カシウス
「ありがとう!!!!!」
カイサル
ん?何か忘れているような……あっ!!
カフス!!かぁさまのブローチ見て思い出したよ。
「お父様、これ僕が作ったお父様用とリュート父上のカフスです。リュート父上な渡して下さい!ではご馳走様でした」
カシウス
カシウスはカフスをカイサルの前に二箱置いてから食堂を後にした。
剣の制作依頼かーーー、冒険もしたいのに忙しくなりそうで嫌だなぁ。
「あ、そうだマルス」
カシウス
「はいどうかしましたか?」
マルス
マジックバックからもう一つ箱を取り出す。
「これマルスに作ったやつ。」
カシウス
「え!?俺にですか!!」
マルス
「うん、ピアスなんだけど。同じく魔法反転と防御結界と強化魔法増加つけておいた」
カシウス
「また……規格外な物を……。ありがとうございます」
マルス
マルスは大切そうにカシウスから受け取った箱をカバンにしまった。
「どういたしまして!」ニコッ
カシウス
部屋の前でマルスとは別れ、カシウスは
侍女に手伝ってもらいながらお風呂を済ませてベッドにもぐる。
あんなに寝たのにまだ眠い。
おやすみなさい!!!
ベッドに入ればすぐ寝れちゃうの~!
もしかしてこれも加護の効果だったり?
だって前世は多分過労で死んだもん。
明日は何をしようかな~
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