転生幼児は夢いっぱい

プロローグ

ほぎゃーーほぎゃーーほぎゃーー


「貴方……こんな森に赤ちゃんが」
夫人


「本当だな……しかし見事なツルツル…」
夫

「貴方！！まだ赤ちゃんですもの。これから生えるわよ」



「この子は私達に神様が与えてくださったのよ…」
夫人


「………そうだな」
夫


二人は大切に赤ちゃんを抱きかかえ森を後にした。



二人はバードニア帝国の公爵家


カイサル.ウロコニア当主公爵


シルビア.ウロコニア公爵夫人だった。


この二人は病のゆえ子供は諦めていた。

病といっても命には支障はない。

だから森で授かった男の子をそれはそれは我が子として大切に可愛がっている。


名前は　カシウス.ウロコニア

今は５歳の元気な男の子だ。