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ピュリ購入

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「ん~~これも美味しい!!!」
ピュリ


「良く食べるな~どこにそんなに入っているんだ……」
ダリアード


そんなに……細いのに


「え?お腹にきまってるじゃん?」
ピュリ


まぁ……そうなんだが。


「この海の街最高!!!自分用の家欲しいな~~別荘!!」
ピュリ



ここなら一度来たから転移でこれるし、なにより新鮮なお魚が食べられるし夏は泳ぎに行ける!!

お庭にプールも作りたい


思い立ったら……なんちゃらだ!!

毎月ピュリには多額のお小遣いが
振り込まれる。

それは養父であるルナルや、祖父、祖母、叔父、あと、なぜか婚約者達……。

一生使いきれないくらいのお金を持っているのである。

それプラスピュリは実は色んなアクセサリーを作っては別名で売り出していてちょっとした売れっ子デザイナーなのである。

だからそちらの事業からも毎月多額の収入があるのだ。その事はルナルも把握している。


「え!!!ピュリここに家を買うのか!?」
ダリアード



「うん、買う。私自身が働いて得ているお金も使いきれないくらいあるから」
ピュリ


目が点になるダリアード


は?公爵令嬢が働いているのか???


筆頭公爵家だろ???????
色んな疑問が頭を駆け巡る。


「何して働いているんだ?」
ダリアード



「私?ジュエリーデザイナーだけど」
ピュリ


「ジュエリーデザイナー??そのままの名前か?」
ダリアード



「もちろん違うわよ?サブネームね」
ピュリ



「ちなみにサブネームを聞いても?」
ダリアード



「ん?いいよ、わりと有名みたいだから。クイーンムーンという名前なの」
ピュリ


月の王女



「!?クイーンムーン!!!!」
ダリアード



「なにその…驚き方…。ちょっと引くんだけど」
ピュリ



「クイーンムーンと言ったら今や超売れっ子のジュエリーデザイナーだぞ!!!うちの国でもかなり人気が高い!!!」
ダリアード



あーー、取引している商会が興奮してたっけ……。


「そうみたいね、有り難いことに。だからお金は沢山あるの!この街気に入ったし家を買うわ」
ピュリ


海を見ながらジュエリーをデザインしてみたいしね。


一緒に土地を売り買いしている大手の商会に行く。

もちろんここでもサブネームを使う



「!?クィーンムーン様でございますか!!!!」
商会長



「ええ、そうよ?これが証拠になるかしら?」
ピュリ


ピュリはいくつか商品登録はされているものの、非売品のジュエリーを何点か取り出した。

商会長の目は見開かれ、ジュエリーを見ながら目をキラキラさせている。


「大変申し訳ありませんでした、クィーンムーン様、本日のご要件は?」
商会長



「海が見える家が買いたいの。海を見ながらジュエリーをデザインしたくて、あるかしら?」
ピュリ


「!?はい!!ございます!!予算はどうなさいますか!?」
商会長



「予算ね~~とりあえず金額は考えなくて大丈夫よ?見て気に入ったら買うわ」
ピュリ


「か、かしこまりました!!!」
商会長


海が一望出来る高台の屋敷を3軒
商会長自ら連れ立って見てきた。

その中でも白い白亜の城のような
美しい屋敷がとても気に入ったピュリ。
城の前にはバラが咲き乱れ、目の前にはエメラルドグリーンの透き通った海が見える。

庭も広いし、ここならまた果物とかも育てられるわね。


ピュリはこの家を購入した。
もちろん正式な手続き済みだ。
魔法誓約も交わしたのだ、それはいつもルナルが口酸っぱく言っている小言の賜物だ。

名実ともにピュリの屋敷になった




「この家最高ね~庭にプールも
温泉もあるのよ。ここに住みたいくらいね」
ピュリ


「本当だな、ここは最高すぎる。高台だから静かだし」
ダリアード

すっかりダリアードもここを気に入った。


「今度他の婚約者メンバーも連れて皆でバーベキューしたいわね」
ピュリ



「お、いいなーそれ!楽しそうだ」
ダリアード

さーて、何して遊ぼうかなー

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