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妖精

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バタバタ バタバタ

バタバタ バタバタ

賑やかだな~今日

トントン

ん?私の部屋??

「どうぞ~」

「ピュリ!!!妖精が見えるって本当なのか!?」
お祖父様


「妖精と契約したの!?」
お祖母様


「は、はい。先程……名前はシズリーです」


「ピュリ!皆に見えるようにしようか?」
シズリー


「え!?できるの?」
ピュリ


「出来るよ!!ほい!」
シズリー

ぱあぁぁと光るとより鮮明になるシズリー


「「!?」」
お祖父様、お祖母様


「こんにちわ、ピュリのおじいちゃん、おばぁちゃん」ニコッ
シズリー


「こ、これは…妖精様…拝顔出来光栄でございます」
お祖父様


「可愛らしい妖精様なのですね」
お祖母様


「敬語いらないよ?私ピュリの契約妖精だもん。皆とも家族!」
シズリー


「では…なんと呼んだら?」
お祖父様


「シズリーでいいよ?シズリーちゃんとか可愛いし」
シズリー


「では、シズリーちゃんと呼ぶね」
お祖父様


「うん!!おじいちゃん」
シズリー


「これで…ますます王家に…」
お祖母様


「王家は精霊の血が入っているから妖精が見える王族がたまに生まれるんだよね」
シズリー

「「!?」」
お祖父様、お祖母様



「え……それって…私の血に王族の血が?」
ピュリ


「ん?だって筆頭公爵家だから元々おじいちゃんが王弟でしょ?」
シズリー


「なるほど!!お祖父様が王弟だからその血なのね!」
ピュリ


ホッとする…お祖父様とお祖母様。


「それにピュリは愛し子だもん。女神様もそうだけど精霊と妖精の」
シズリー


「え!?そうなの!?」
ピュリ


「そうだよ~ってこのクッキー美味しい~」もぐもぐ もぐもぐ

ポメリが置いてくれたクッキーをご機嫌で食べるシズリー。


「と、とりあえず……ピュリもシズリーちゃんも…その件は他言無用で頼む」
お祖父様


「うん!分かった!!」もぐもぐ
シズリー


「分かりました」ニコッ
ピュリ


そうして…お祖父様達は戻って行った。


「ポメリ、錬金釜とかあったら欲しいの」
ピュリ


「お嬢様、錬金出来るのですか?」
ポメリ


「多分??ちょっと作りたい物があって」
ピュリ

沢山の薔薇で色々作りたいんだよね~!


「多分、ルナル様のお下がりの錬金釜が沢山ございますので…少々お待ち下さいませ」
ポメリ


「うん!」
ピュリ


「ピュリ何作るの?」
シズリー


「うんとね、薔薇の入浴剤と美容液と、ハンドクリームとか色々」
ピュリ


「私も使ってもいい?」
シズリー


「もちろん」
ピュリ


わーいと喜んでくるくる飛んでいるシズリー


「そう言えば、妖精のお友達とかと遊ばなくてもいいの?」
ピュリ


「あ!!忘れてた!!約束してたんだった…」
シズリー


「あらら、気をつけていっておいで」
ピュリ


「うん!!すぐ戻るね!!」
シズリー

パッ


友達か~いいなぁ……友達欲しいかも。
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