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第六章 マリオネット教団編(征夜視点)
EP166 不信感
しおりを挟む「・・・ふがっ!?・・・あぁ、僕は寝ちゃったのか・・・。」
トイレの個室で目を覚ました征夜は、放置されたままの吐瀉物を処理する事にした。
この歳になって、まさか病気以外で吐く事になるとは思わなかったが、あの内容では仕方ない気もする。
「続きは・・・シンと一緒に読もう・・・。」
花は殺人事件の現場を見て、嘔吐した経験がある。ミサラも恐らく、この日記に耐えられるメンタルはないだろう。
シンならば慣れていそうだし、頼りになる。一緒に読むにはピッタリだ。
トイレの掃除を終えた征夜は、個室の外に出た。
カーテンから光が差し込み、既に日が昇っている事が分かる。
(一晩中寝てたのか・・・。)
今思えば、自分は夕食を食べていない。
もし食べていたとしても全て吐き出していただろうが、どちらにせよ空腹が耐えられない。
「ミサラ、ちょっと出かけて来るよ。すぐに戻る。」
征夜はそれだけ言うと、廊下に出て行った。
~~~~~~~~~~
「ごちそうさまでした!」
征夜は勢いよくあいさつをすると、空の皿が乗った盆をカウンターに返却した。
廊下に出て、部屋に戻ろうとすると、後頭部がピリッと痺れる感覚に襲われた。
(ん?なんだ?・・・誰かが呼んでる?)
征夜は直感で、誰かが自分を呼んでいる事を悟った。
そして、その感覚に吸い寄せられるように、廊下の突き当たりへと歩いて行く。
「元気そうだな吹雪征夜よ!」
「うわぁっ!?」
突如として響いた声に、征夜は思わず叫んでしまった。
その声は脳内に直接響いており、人間のものではないと察せられる。
「エレーナ様ですか!?」
「いかにも!暇だから覗いてみた!」
征夜の問いかけに対し、その女神は返事をした。
数ヶ月ぶりの会話に、積もる話はたくさん有る。ただ彼には、どうしても気になる事があった。
「エレーナ様に聞きたい事があるのですが!」
「うん?なんだ?」
「その・・・一人の男についてなのですが・・・。」
彼はその後、数分に渡ってこれまでの経緯を話した。
初めて出会った日の事、バザーの旅団が襲われた事、不思議な技の事、そして教団の事。
ラドックスについて、自分の知っている事を全て話した上で、エレーナに質問をした。
「エレーナ様は・・・本当にあの男を転生させたのですか・・・?」
「あぁ、させた。」
「えぇぇっ!?」
否定も無ければ、誤魔化しも無い。一切の躊躇いなく、自分の行為を認めた。
「失礼ですが、あの男は危険です!正気を失っている上に、すでに大勢の人を殺しています!野放しには出来ません!」
「ふむ、一理あるな。・・・それで?」
「えっ?そ、それでって・・・?」
「具体的にどうして欲しいのだ?もう一度殺して欲しいのか?
それとも、奴を討伐するための転生者を、新たに寄こして欲しいのか?」
「いえ・・・そういう訳じゃないです!」
「なら、なんだと言うのだ?」
話が、完全にすれ違っている。
征夜の語彙力が足りないせいか、それとも価値観の違いか。全く話が通じない。
「つ、つまり!僕が言いたいのは、危険な転生者を誕生させた"責任"について・・・。」
「・・・責任?何のだ?」
言いたい事は口に出せた。しかし今度は、エレーナが理解出来なかった。
「転生者は、世界を良くする存在のはずです!しかし、ラドックスが行なっているのは、許し難い蛮行です!
これについて、エレーナ様はどのようにお考えですか・・・?」
「・・・?」
より具体的に伝えようとしても、全く理解できない。
征夜より、遥かに聡明なはずのエレーナ。
女神という無限に等しい叡智を持った存在でありながら、言葉では理解できない壁が、彼女との間にあるようだ。
<征夜よ。お前は、何か誤解しているようだな?>
「え?」
エレーナの声色が、一瞬にして変わった。
まるで天使のように美しい声から、女帝とも呼ぶべき冷淡な声に変化したのだ。
<転生者とは"神の遣い"。即ち"部下"だ。
部下が犯した過ちを償う支配者が、お前の国には居るのか?>
「・・・はいっ?」
<お前には命を与えた。魔王を倒す事を条件に、新たな人生を与えたのだ。
あの男にも命を与えた。人形使いとして、その世界に娯楽を伝導させる為にな。
神の仕事はそこまでだ。後は、転載したお前たちに一任している。>
「し、しかしアイツは!人を殺してます!"心の清い者"が、転生するのでは!?なら、アイツは失格のはずです!
責任を取れとは言いませんが、この事について何らかの"反省"などは・・・。」
征夜は思わず動揺した。
想像の何十倍も、エレーナに話が通じないのだ。
髪の先端から足の指先まで、その全てが見下されている気がしてならない。
だが、そんな気持ちは即座に消し飛んだ。
「ハッハッハッ!征夜よ!アレを真に受けていたのか!」
「え?」
「お前たち人間の考える神とは、あんな事を言うのだろう?
その想像に乗っかれば、やる気が引き出しやすいと思ってな!早い話、アレは嘘だな!」
「えぇぇっ!?」
「まぁ、お前たちが心清き者である事は、私がよく知っている!だから安心しろ!お前の場合は嘘でないぞ!」
先ほどの雰囲気がどこへやら、いつもの陽気な女神へと瞬時に切り替わった。
その結果、温度差について行かない征夜だけが、取り残されてしまう。
「女神も色々と忙しくてな!特にお前の世界、"地球"は色々とピンチだ!
そういった所に、より多くのリソースを割く必要がある!そうなってしまうと、転生者に頼らざるを得ない部分があるのだよ!
だから、ラドックスの事は自分達で何とかしてくれ!」
「ま、まぁ・・・最初からそのつもりですが・・・。」
「もう、お前はその世界の住人だからな!自覚を持って事に当たるのだぞ!・・・そろそろ定時だ。健闘を祈るぞ!」
「あっ!ちょっと待っ・・・切れちゃった・・・。」
征夜は直感で、エレーナとの通信が切れた事を悟った。
切られる直前に聞こえた言葉に、"定時"という物があった。それがどうにも、彼には腑に落ちない。
(いくら何でも・・・他人事過ぎないか・・・?無責任と言うか・・・。)
彼の中に生まれた、仄暗い不信感。
女神や、天界の神々に対する、ごく小さな疑念。
自分達は、この世界で必死に戦っている。それなのに、神々は何をやっているのか。そう思えて仕方がなかった。
(まぁ・・・神ってこういう物なのか・・・。)
湧き上がる不満を飲み込んだ征夜は、強引に自分を納得させる事にした。
~~~~~~~~~~
部屋に戻った征夜は、ミサラの点滴を変える事にした。
看護師から教わった通りに手順を踏み、液体を差し替える。
「ゆっくり休んでくれ、ミサラ。君には無理をさせ過ぎた。」
冒険者にしては小さ過ぎる手を握りながら、征夜は語りかける。
もはや、彼女が目覚めない事への不満や焦りは一切なく、ただ目覚めてくれれば良いと思っていた。
「今日もモンスターを倒してくるよ。帰ってきたら、また話をしよう。」
征夜はそれだけ言うと立ち上がり、再び廊下へと歩み出した。
また、いつも通りの1日が始まる。実戦で経験を積み、剣術を磨き、金を稼ぐ。それだけの1日だ。
花の元には戻れず、ソントに向けて進むことも出来ない。そんな1日が始まるのだと、征夜は思った。
だが、それで良いのかもしれない。それこそが、幼い少女を利用した自分への、天罰だと思えば。
そんな思いが、彼女に伝わったのだろうか。
年を経る毎に難しくなる、真の悔悟。それは年を経る毎に、純粋な心の証となる。
そして、純粋な心は希望を呼び、希望は新たな導きを与える――。
カーテンの隙間から差し込んだ光が、ミサラの顔を照らした。
温かな光に包まれた少女は、まるで氷が溶けたかのように、ゆっくりと瞳を開ける。
「・・・んぅ?あ・・・れ・・・?」
「ミサラッ!!!」
征夜は飛び上がって叫んだ。そして180度向きを変え、ミサラに向かって駆け出していく。
「たい・・・さ?・・・ふあっ!?」
体を起こしたミサラに、征夜は勢いよく抱きついた。そして力強く抱きしめ、頭を撫でる。
「目を・・・覚ましてくれて・・・ありがとう!!!」
堰を切ったかのように溢れ出した涙は、数分に渡り流れ続けた――。
~~~~~~~~~~
「えぇっ!?わ、わたし、そんなに寝てたんですか!?」
「そうなんだ!本当に心配したよ!何があったの!?」
「いえ・・・私にも、よく覚えがなくて・・・とても、怖い思いをしたとしか・・・。」
「そっか・・・。」
傷心の少女に、気絶するほどの恐怖体験を思い出させるのは、あまりに酷な話である。
これ以上抉るのは、征夜にとっても心苦しい。なので、深く質問はしない。
「起きてくれて良かったよ!看護師さんとお医者さんに、お礼を言ってくる!」
「あっ!私も行きます!ついでに、チェックアウトもしちゃいましょう!」
ミサラはそう言うと、ベッドから飛び起きた。
白いシーツを払い除け、点滴を引っこ抜き、身支度を済ませる。
(良かった!体力的には、そこまで低下してない!)
数週間も寝たきりだった為、征夜はそこも心配だった。
心的なショックが原因とは言え、やはり体力は衰えると思っていたからだ。
身支度を済ませたミサラは、何か浮かない顔をしている。
征夜の方をチラチラと見ながら、恥ずかしそうに顔を赤らめている。
「あ、あの・・・。」
「どうしたの?」
「私のトイレって・・・どうしてました・・・?」
「・・・あぁ!それなら、看護師さんが全てしてくれたから、安心して良いよ!」
「あぁ・・・良かったぁ!恥ずかしくて死んじゃうところでした!」
流石の征夜も、その程度のデリカシーはある。
ミサラの部屋と自分の部屋は、早々に別にした。そして、片方は完全に看護用の部屋にしたのだ。
「それなら大丈夫です!では!行きましょ・・・あ、あれ・・・?」
「うわっ!?大丈夫!?」
元気そうにエンジンを噴かせたミサラだが、突如としてその場に座り込んでしまった。
頭を抑えて地面を覗き込み、動けない様子でいる。
「め、めまいが・・・貧血・・・かな・・・。輸血が・・・要るかも・・・。」
「分かった!すぐに病院に行こう!」
ミサラの様子から、ただならぬ雰囲気を感じ取った征夜は、彼女を背中に抱えて走り出していった。
~~~~~~~~~~
「ふぅ~!元気いっぱいです!爆発しそうなくらい!100%フルパワーです!!!今なら空も飛べそう!」
「良かったぁ・・・!」
様々な薬を飲んでも、ミサラは回復しなかった。
ところが輸血を行なった途端、ミサラの容体は急激に改善した。
「私、昔から貧血になりやすいんです!予備の血液を持ち歩くように、パパからもよく言われてました!」
「なるほど!また具合悪くなったら言ってね!」
元気そうなミサラを見ると、心が癒される。
最初の悪印象が何処へやら。今となっては、まるで"妹"のように可愛らしく思える。
「荷造りしてチェックアウトして、早速ソントを目指しましょう!この調子なら、3日もあればソントに着けますよ!」
「ストーップ!!!」
「え?なんですか?」
征夜は大袈裟にミサラを引き留めた。
この数週間床に伏せたままで、ついさっきまで貧血を起こしていた少女が、再び赤魔法を使おうとしているのだ。止めないほうが変だろう。
「あの魔法は禁止だよ!君に負担がかかり過ぎる!」
「でも、そのほうが早くソントに着けて・・・。」
「ダメだ!半日でアレなんだ。3日も使ったら死んじゃうよ!」
「あ、いや・・・それは・・・。」
「ダメったらダメ!僕が許さない!」
「わ、分かりました・・・。」
いつになく強気な征夜に押されたミサラは、黙らざるを得なかった。
自分を過小評価されるようで、少しだけ悲しかった彼女だが、そんな感情は直後に消し飛ばされた。
「君の事は僕が負ぶさるよ!」
「負ぶさる・・・えぇっ!?おんぶですか!?」
「うん、そうだけど。」
「いえ、流石に重いかと・・・。」
一般的に考えて、いくら小柄とは言え少女一人を背負って旅をするのは、かなり難しいと言わざるを得ない。
身体強化されての半日ならともかく、生身の状態で数週間はかかる旅路を、彼女を背負ったまま乗り切るのは、不可能に思われた。
しかし征夜は、こんな日の為に訓練を積んでいた。
重たい荷物を数キロに渡り運搬し、軽々と持ち運べるように、"実戦"で鍛錬を重ねていたのだ。
「大丈夫!ワイバーンよりは軽いから!」
「あぁ、そうですね!・・・・・・失礼ですね!軽いに決まってます!」
「あっ、ごめん!そう言うつもりじゃ・・・。」
「えへへ!冗談ですよ!じゃあ、おんぶお願いしますね!」
「了解!」
これまでにないほど多くの談笑を交わしながら、二人はホテルに戻った。
そしてその日の正午、二人は混沌と絶望渦巻くオルゼを抜け出し、広大な草原へと再び歩み出したのだった――。
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