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EP168の続き

返り討ちにあった淫乱拳士が、年下男とイチャラブエッチする話!

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 荒縄を咬まされたセレアは、全身を縛られた状態で荷台に詰め込まれていた。
 目隠しにより視界は遮られ、手足は一切の自由が効かないほど、硬く亀甲縛りされていた。

(おまんこ・・・縄が食い込んで・・・♡また・・・来ちゃうっ!♡)
「んんぅっ!♡」

 荒縄がクリトリスを擦り、軽く絶頂してしまった。
 全裸のまま大股開きで緊縛された彼女にとって、身に受けるすべての刺激が、快感に思えた。

 口の中に広がる、しょっぱい味。口に押し込まれた下着の味だ。
 戦闘に負けて失禁した尿と、興奮で分泌された愛液。友人との性行為で、たっぷりと中に出された精液。

 一般人からすれば、地獄のような味だろう。しかし彼女にとっては、それすらも興奮の対象に過ぎない。

(レイプ寸前って感じ・・・あぁん♡焦らさないで♡早く・・・犯してぇ・・・♡)

 数時間も馬車に揺られ、いや正確には”ユニコーン車”なのだが、セレアの発情は限界にまで達していた。
 膣や陰核を擦る荒縄によって、既に何度も絶頂してしまったのだ。これ以上焦らされては、気が狂ってしまう。

 そんな事を考えていると、荷台を引くユニコーンはゆっくりと歩みを止めた――。

~~~~~~~~~~

「お~い!帰ったぞ~!」

「あっ、おかえり!」

 シンは鞍から身を乗り出し、大声で呼びかけた。
 するとすぐに、若い女性の返事が返って来る。

「必需品を買う為だけに、遠くの町まで行くなんて・・・そんなに用心する必要あるの?まぁ良いや、ありがとね!」

「おう。」

 シンと会話する女性の名は"楠木花"。転生者であり、シンと行動を共にするヒーラーである。
 セレアほどでは無いが、人間としてはかなりの巨乳だ。

「サランちゃんもありがとね!疲れたでしょう?」

ヒヒィーン♪

 花の呼びかけに応えたユニコーンは、どこか嬉しそうだ。恐らく、シンよりも花に懐いているのだろう。

「ちなみに何を買ってきたの?私、オルゼって行ったこと無いんだけど。」

「色々と凄い町だったぞ。風俗が多かった。」

「あぁ、風俗ね。・・・風俗!?」

「そんな驚くなよ。」

 オルゼは風俗と反社会勢力の町。
 セレアはその両方を梯子して、日々を仕事三昧に過ごしている。

「あ、あの・・・危なくなかった?」

「いや、別に危険はなかったぞ。」

 娼婦の一人に襲撃された事は、彼にとって危険ではないらしい。
 シンにとって、セレアは軽くいなした程度の相手なのだ。彼の中には、"所詮は売女"という認識がある。

「そっか、なら良いんだけど・・・。
 あっ、荷物は私が運ぶから大丈夫よ!もう疲れたでしょ?後は私がやっとくから。」

「いや、しなくて良いよ。」

「なんで?」

 荷台を開けようとした花に対し、シンは慌てて制止する。流石に今、荷台を見られるのはまずい気がした。
 全身を縛られて目隠しをされた全裸の女が、横たわっているのだ。

「ほら、俺は男だし?荷物運びなんて、軽い筋トレみたいなもんだよ。」

「う~ん・・・怪しい・・・!」

 花は女の勘で、敏感にシンの嘘を見抜いた。
 彼女の中で、彼は進んで荷物運びをするような男ではないのだ。

「何か隠してるでしょ!」

「あ~・・・まぁ・・・エロ本とか・・・?」

「フフッ♪大丈夫よ!男の子だもん、Hな本くらい気にしないわ♪
 ・・・それより、読み終わったら見せてくれない?彼が、どんなことして欲しいのか知りたいし・・・///」

「あぁ~・・・うん。」

 シンはエロ本など買っていなかった。
 セレアがそうだったように、彼が夜の街に繰り出すと、自然と女が寄ってくるのだ。
 あとは自然な形でホテルに入り、夜が明けるまで抱き潰す。
 そんなシンが、エロ本など必要とするはずない。

(バレても良いか。めんどくせぇし。)

 彼はもう、隠す事を諦めた。
 荷台を開く花を止める事はなく、堂々とその時を待つ。

「たくさん野菜があるわね!あっ、生理用品も買ってきてくれたの!?ありがと!
 あと、他には・・・・・・ん?」

 花はついに気が付いた。
 荷台の最奥、薄暗がりの中に何かが横たわっている。

 女である花すらも見惚れさせるほど美しい女性が、全身を縛られて転がされている。
 裸を隠す事は許されず、秘所は剥き出しにされ、大きく股を開かされていた。

 鮮やかな紫の髪に、驚くほど綺麗な白い肌。そして何よりも、"高身長・爆乳・巨尻"と三拍子の揃った女体。
 股間には一切の毛が生えていない。美しく整った乳房の中央には、ピンク色に染まった乳首が聳えており、荷台の窓から差し込んだ月光に照らされている。

(綺麗な人・・・悔しいけど・・・私よりスタイルが良いわ・・・。)

 花の心は、セレアの放つ怪しい色気に犯されてしまった。
 女も男も魅了する淫魔の力を前には、異性愛も同性愛も関係ないのだ。

 ポーッと火照る気持ちでセレアを見つめていた花だが、ふとした瞬間に我に帰った。

「・・・はっ!きゃあぁぁぁッッッ!!!???な、なにっ!?どういう事っ!?」

 花は思わず悲鳴を上げた。当然である、その様子からは明らかに、性犯罪の香りがするのだ。

「あぁ、ソイツな。多分だけど、俺たちを狙ってる暗殺者だ。
 オルゼで襲われたもんだから、ぶちのめして捕まえて来た。」

「あ、暗殺者っ!?この人が!?さっき、危険はなかったって!」

「あぁ、いうて女だし。危なくはないだろ。」

「とっ、取り敢えず!目と口のを取らないと!」

 お人好しの花はそう言うと、すぐに目隠しと口を覆う縄を剥がした。
 視覚と味覚を解放されたセレアは、少しだけ安堵する。

「ぷはぁっ!はぁ・・・はぁ・・・あ、ありがとね・・・お嬢さん・・・!」

「大丈夫ですか!?」

 口に詰め込まれたパンティーを吐き出すと、すぐに花への感謝を述べた。
 しかしすぐに、シンが横槍を入れる。

「コイツを今から尋問する。俺だけでやるから、お前は先に寝とけ。」

「ふむぅっ!?」

 シンはそう言うと、セレアの口を押さえ付けた。
 沙汰袋を新たに被せ、首輪を力強く引っ張る。

「シン!何をする気なの!」

「そのままにはしておけないだろ。コイツがどこから来たのか、なぜ狙われてるのか知る必要がある。」

「まさか拷問する気!?そんなのダメよ!乱暴な事はしないって約束して!」

「いや、タダで帰したら報復に来るだろ。やるなら徹底的にやらないと。」

「その人が暗殺者とは思えないわ!きっと、何かの勘違いよ!」

 セレアは心の中で、花に深く感謝した。
 彼女が暗殺者というのは、確かに勘違いだ。

 暗殺を企てる組織の人間ではあるが、シンを襲ったのは保護のためである。
 話を聞いてもらえずに殺されたのでは、流石の彼女も悔しい気持ちになる。

「要するに殺さなきゃ良いんだろ?善処しとくぜ。」

 シンはそう言うと、セレアの首輪を乱暴に引っ張り、ホテルの中へと連れ込んだ。
 もう既に深夜の12時を回っていたが、廊下には大勢の人がいる。

「うわっ!なんで裸なんだ!?」
「エロい体してるなぁ!どこの娼婦だ?」
「性奴隷か・・・関わらんとこう・・・。」
「あの爆乳!揉みしだきてぇ~!」
「露出狂なんて不潔よ!子供は見ちゃいけません!」

 自室へと連れ込む途中で、彼女の裸を数人に目撃された。しかし彼は、気にも留めなかった。

~~~~~~~~~~

 シンの部屋に押し込まれたセレアは、沙汰袋を外された。
 よく整理されたホテルの一室には、芳香剤の簡素な匂いが広がっている。

「ここは・・・ホテルよね?」

「あぁそうだ。」

「旅をしてるの?」

「この世界ではまだ、家を買ってない。それだけだ。」

「もしかして、あなた達はてんせ、んぐっ!」

 セレアが会話を広げようとすると、シンは彼女の首輪を引いた。
 ベッドまで力強く引っ張り、勢いよく押し倒して組み伏せる。

「ウフフ♡あなた乱暴なのね♡好きよ、そういう男♡」

「そいつぁどうも。」

 セレアがシンを褒めても、彼の表情はびくともしない。
 ただ無機質に、彼女の手足をベッドのポールに拘束していく。

「さてと、まずは名前を聞こうか。」

「セレアティナよ♡セレアって呼んで♡」

「そうかセレア。お前はなぜ俺を襲った?誰の差金だ。」

「殺そうとしたわけじゃないのよ。実は・・・。」

 セレアはその後、彼に対しての襲撃の意味を伝えた。

 自分は淫魔と人間のハーフである事。
 危険な組織の構成員だが、本業は娼婦である事。
 戦闘職として"魔装拳士"を名乗っているが、人を殺したことはない事。
 組織の中でも、"性的な接待"が主な役目という事。

 そしてシンが、組織の暗殺対象に入っているので、それを保護しようとした事。

「言い分は分かった。だが、いきなり襲ったのは何故だ?保護するだけなら、口で伝えれば良いだろ。」

「あなたに・・・惚れちゃって・・・♡襲いたくなっちゃった・・・♡」

「・・・なるほど、俺を"逆レ"するつもりだったのか。」

 セレアはゆっくりと、首を縦に振った。
 酒場でダーツを行なうシンに、個人的な興味が湧いた事。
 濃厚な雄の気配を感じ取り、"淫魔として"襲いたくなった事。
 その為に鞭を使って、彼を拘束する気だった事。

 全てを、洗いざらい話す。

「信じ難い話だが、証拠はあるか?」

「私、鞭よりも素手の方が強いわ。
 それに、魔法の方が鞭よりも速いし、威力も高いの。それが手加減した証拠よ。」

 筋は通っている。相手を生捕りにする為に、手加減をする。だがそれでは、捕らえた後に組織へ突き出した可能性がある。

「まぁ良い。取り敢えず信じてやる。」

「良かったわ♡あなたって、意外と優し・・・んっ・・・ちゅっ・・・ちゅぅっ・・・♡」

 安堵したセレアの口は、シンの口付けで塞がれた。
 両手を絡ませられた彼女は、シンにより上から押さえ付けられる。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・♡キス・・・上手ね・・・♡」

「上手いのはキスだけじゃないぞ。」

 不敵な笑みを浮かべたシンは、ゆっくりと上着を脱ぎ下ろした。
 その下に着用した灰色のタンクトップを脱ぐと、メリハリのついた胸筋が露わになる。

「良い体してるのねぇ・・・♡鍛えてる男って好きよ・・・♡」

 のし掛かられたセレアは、シンの胸部を優しく撫でる。
 細身の割にがっしりとした胸板が、彼女に熱い鼓動を伝える。

「お前こそ、これまでに会った女ではベスト3には入るぞ。」

 シンはセレアの頬を右手で撫で、耳に掛かった髪をかき上げる。
 娼婦歴が長いとは言え、彼女も乙女である。先ほどまでの乱暴な態度と、現在のロマンチックな雰囲気に、心を蕩かされてしまった。

「ウフフ♡1番とは言ってくれないのね。ちなみに、経験人数はいくら?」

「1000って所だな。」

「まだ若いのに、プレイボーイなのね・・・期待しても良いのかしら?」

「壊れように気を付けろよ。」

 シンはそう言うと、ズボンを脱ぎ下ろした。
 しかしそこで、セレアは彼を制止する。

「あっ、待って!」

「なんだ?」

「私、シャワー浴びたいわ。汗かいちゃったし、さっき地面に転がされて埃まみれなのよ。」

「それもそうだな。・・・よいしょっと。」

「フフッ♡力持ちなのね♡」

 お姫様抱っこをされたセレアは、シンの首筋に腕を回した。
 全身で抱きつき、柔らかい体を密着させる。Kカップの爆乳を胸板に擦り付け、シンの欲情を誘う。

「ほんと、良い女に出会ったもんだ。」

「ありがとう♡私こそ、こんなハンサムさんに抱かれるのは嬉しいわ♡」

 優しく、甘いムードに包まれた二人は、シャワールームに向かった。

~~~~~~~~~~

「脱がすわね・・・あっ♡大きい♡」

 シンの下着を脱ぎ下ろしたセレアは、彼の逸物を品定めする。大きさを褒め、目を丸くして見入っている。

「舐めても良いかしら?もう・・・我慢出来なくて・・・♡」

「おいおい、風呂に入るんだろ?程々にしとけよ?」

「分かった♡それじゃ少しだけ・・・ちゅっ♡」

 露出した肉棒の鈴口に、セレアは優しく口付けした。まるで、これから交わる相手へ挨拶するかのように、愛しい気持ちを伝えている。

(貯まってるのね・・・♡最後にしたのは1ヶ月前、相手は10代の女の子、本番は無し・・・♡)

 尿道に押し当てた舌で、精力の残穢を感じ取るセレア。
 彼女は淫魔の技能で、僅か一秒の間に相手の状態を感じ取る事が出来るのだ。

 口を離した彼女は、恍惚とした表情でシンに語り掛ける。

「お風呂・・・入りましょうか・・・///」

「あ、あぁ。」

 シンは少しだけ、セレアに見惚れていた。
 ここまで純粋に行為を楽しむ女も、中々居ないと思ったからだ。
 そして何より、亀頭に口付けをするという行為そのものが、雄に服従する雌の態度を示すようで、本能的に興奮した。

 シャワールームに入った裸の男女は、まずはお互いの体を洗う事にした。
 蛇口を捻り、溢れ出した温かいお湯を上半身に被る。視界が湯気に包まれて、全身が温かい心地になる。

「レディーファーストだ。洗ってやるよ。」

「ありがとね。でも、私は洗う方が好きなの♡」

「分かった。じゃあ、頼んだぞ。」

「了解♡」

 セレアはそう言うと、シンを椅子に座らせた。
 こうして座高に落とし込むと、自分よりも彼の方が遥かに小さい事が分かる。
 戦っている最中は覇気によって補正されていたが、実際に並んで立つと182cmと168cm。その差は歴然だ。

(私より小さいのに・・・素敵♡)

 モテる男にとっては、身長など大した問題ではないのだろう。
 たとえ14センチの身長差があっても、女の心を惑わせるのは容易なのだ。

(ウフフ♡いつもより張り切っちゃう♡)

 セレアは数多の風俗店を駆け回り、高級娼婦として仕事をしている。
 ストリップからデリヘル、娼館、キャバクラなど多岐にわたる中、その中には当然ながらソープも含まれる。

 オルゼを代表する娼婦として、セレアの技は超一流。それは、男と共に浴びるシャワーでも遺憾なく発揮される。

「お背中、流しますね・・・♡」

「おう。・・・くっ!」

 彼女の柔らかい手が体に触れた途端、シンはまるで電流が流れたかのような感覚に襲われた。
 ゆっくりと全身をマッサージしながら洗って行く中で、シンのモノは大きく隆起する。

(こ、コイツ・・・ソープ嬢か!)

「気持ち良いですか?」

「あ、あぁ!」

「なら、次は・・・♡」

 頭と体を洗い終えたセレアは、自らの豊満な果実を持ち上げた。
 両耳を谷間に挟み込み、側頭部を優しく圧迫する。

「そ~れ♡ぱふぱふ・・・♡ぱふぱふ・・・♡」

「う、うぐぉっ!」

 あまりの心地よさに、シンは一瞬で昇天しそうになった。しかし、紙一重のところで踏み留まる。

 その後もセレアは、数分に渡って"ぱふぱふ"を続けた。シンは射精こそしなかったが、興奮は頂点にまで押し上げられた。

「よ、よし・・・次は俺の番だ・・・。」

「大丈夫かしら?もう限界なの?そんなに弱いの?」

 セレアは心配する様子を装いながら、シンを煽った。その煽りに対し、シンの肉棒はいきり立つ。

「むしろ、今からが本番だぜ?イカないように気を付けろよ?」

「あら、怖い怖い♡」

 彼女は相変わらず、シンを見くびっているようだ。
 戦闘技術こそ高いが、夜の技は並であると感じている。

 彼女は想像もしていないだろう。
 まさかこの後、"経験のないアクメ地獄"に叩き落とされるなどーー。

「まずは、どこから洗おうか。・・・ん?」

「どうしたの?」

「・・・なるほど。お前を鳴かせる良い方法を思い付いた。」

「あら、頼もしいわ♡でも、私は簡単にはイカないわよ♡」

「それはどうかな?」

 シンはそう言うと、泡に塗れたタオルを両手に装備した。これから格闘する女体に対し、臨戦態勢を構える。

 二つの柔らかいタオルが、セレアの乳房に触れた。
 優しく、包み込むような調子で、全体を揉み込んでいく。

「おっぱいが好きなのね♡良いわよ、好きなだけ揉んで♡」

 彼女は建前上はこう言っているが、実際は不満がある。

(はぁ・・・私、おっぱい感じないのに・・・。
 気になるのは分かるけど、他の所の方が良いわ・・・。)

 彼女は局所的な不感症を患っている。
 娼婦として、膣や肛門はもちろんの事、足の裏や耳の中まで開発されているのに、どうしても乳房だけは感じないのだ。
 その豊満な乳房に、男は哺乳類の本能で吸い寄せられる。しかし実際は、どう足掻いてもセレアを感じさせる事は出来ないのだ。

(この子・・・所詮はその程度かしら・・・。もっと上手だと思ったんだけど・・・。)

「足、洗うぞ。」

「う、うん・・・。」

 些か落胆させられたセレアは、テンションが急に低くなった。"期待はずれ"という感情が、全身を駆け巡る。
 しかしすぐに、足先に湧き上がった快感が、それを塗り潰した。

「んっ・・・♡」

「マジで全身を開発されてるんだな・・・。体中が性感帯じゃないか・・・!」

「セックス専用の体に・・・改造されちゃったから・・・♡んぁっ・・・♡指の間・・・くすぐらないでぇ・・・♡」

 10歳の頃から娼婦としてのイロハを叩き込まれた彼女は、足を愛撫されただけでも十分に感じる事が出来る。
 そのまま続ければ絶頂も可能だが、シンの考えは違うようだ。

「なるほど・・・凝り固まって・・・散らばって・・・よし。性感マッサージしてやる。」

「あら嬉しい♡お願いするわね♡」

 セレアはそう言うと、自らの背中を完全にシンに預けた。

 シャワールームという環境は蒸気が溜まる関係上、血行が良くなりやすい。
 体が芯から温められ、血管を流れる体温も上昇するのだ。
 全身の神経が、普段よりも覚醒する。それ即ち、マッサージには最適な環境である。

 シンの手は足先を圧迫し、少しずつ血流を胴に寄せる。同じようにしてセレアの手先の血を、肩の方まで持ち上げた。
 まるで、心臓に向けて血を集めるかのような動きを、シンは何度も繰り返した。するとすぐに、彼女の体に変化が訪れた。

(血が・・・末端から中央に集まって・・・♡気持ち良い・・・♡)

 セレアは性感など関係なく、ごく普通のマッサージとして楽しんでいる。
 仕事を楽しんでいるとは言え、娼婦の暮らしは疲れが溜まる。特に手足の凝りは、自分では簡単に発散できないモノだ。

(イッたりはしないけど・・・普通にありがたいわ・・・♡この子、女を知ってるのね・・・♡)

 彼女の中に、シンに対する信頼感が芽生え始めた。
 恋とは違うのかもしれないが、体を預ける事に対する本能的な不安は、既に存在しない。

(あっ・・・そこは・・・♡)
「んぅっ!♡」

 シンの指先が、鼠蹊部を優しく撫でた。簡単に言えば、股関節の辺りである。
 この周囲には女性器と子宮があり、彼女にとっての弱点でもある。

「ここ、好きなのか?」

「う、うん・・・///」

「なら、もっと念入りに・・・!」

「ふぁ・・・んっ♡」

 ソフトな感覚で撫でさすられ、思わず声が漏れてしまう。彼女は明らかに、感じてしまっていた。
 下腹部が火照り、膣が粘液で濡れてしまう。焦らされる感覚が、彼女の体をより淫猥な本能で満たす。

「そろそろ・・・出ない?私・・・もう・・・♡」

 一刻も早く、挿れて欲しくて仕方がない。
 子宮の疼きが、まるで脈動を起こすかのように一定のテンポで、全身を駆け巡るのだ。

「そう焦るな。これから、もっと気持ち良くしてやるよ・・・!」

「わ、分かった・・・!」

 セレアは仕方なく了承した。発情は限界に達しているが、これ以上の事があるのなら我慢するしかない。

 そして何よりも、この先が楽しみなのだ。
 様々なマッサージ師に出会った彼女でも、これほど感じさせられた経験はほとんど無い。

 その後もシンは、全身のマッサージを続けた。
 全身から集められた血によって火照った下腹部を、シンは両手の親指で圧迫する。

(そ・・・そこぉ・・・♡卵が・・・ある場所なのにぃ・・・♡グリグリ・・・しないでぇ・・・♡)
「卵巣・・・やめれぇ・・・♡ぁん・・・あぁん・・・はぁっ・・・♡」

「そろそろ良いか。よし、湯に浸かるぞ。」

 シンはまだ焦らす。絶頂寸前の発情を寸止めされ、セレアの心は完全に蕩けてしまう。

「へうぇ・・・?まだ・・・しないのぉ・・・?」

「まだ我慢だ!ほら、立ってくれ。」

「お腹が蕩けてぇ・・・立てないよぉ・・・♡」

「仕方ないなぁ。」

 シンはそう言うと、セレアの脇下から両腕を入れた。両手でセレアの上半身を抱え上げて、立たせるつもりなのだ。



 そんな中、シンの人差し指がセレアの下乳に触れた時、不思議な事が起こったーー。



「・・・ひぁっ!♡」

 彼女の心臓に、鋭い電流が走った。
 まるで、長年に渡って止まっていた何かが、一斉に流れ出して繋がったかのような感覚。
 驚いたセレアは、思わず声を上げてしまった。

「どうしたぁ?」

「あ、いや・・・なんでもない!」

「そうか。」

 困惑するセレアに対し、シンは心の底でしたり顔を浮かべていた。

(効いてきたな・・・良い感じだ!)

 これまでに行なってきた下拵えが、完璧に機能している。それはまるで、柔らかく熟成された高級肉のようにシンの欲望を誘う。

 濃厚な匂いを漂わせる"極上の雌牛"を前に、彼はセレア以上に強い我慢を強いられていた。

~~~~~~~~~~

 裸で向かい合った二人は、風呂桶の中で恋バナを開花させる。

「恋人とかいるのか?」

「居ないのよねぇ。愛人ならいるけど、仕事って感じだし。」

「そうか・・・好きなタイプは?」

「"身も心も支配してくれる人"・・・かな♡乱暴なだけじゃなく、程よく優しい人が良いわね・・・♡」

「つまり、尊敬できる人って事か?」

「そうね・・・♡」

 セレアの理想は、"身も心も支配してくれる男"である。それは即ち、"自分より強く逞しい肉体"と、心から"心酔できる人格"。その両方が必要なのだ。
 一見、誰にでも達成できそうな条件だ。しかし人間の女と彼女では、そもそもの基準が違う。

「俺はどうなんだよ?」

「体は支配してくれそう♡でも、心はどうかしら?」

 品定めするかのような笑みを浮かべながら、シンの反応を見る。慌てるか、喜ぶか、それとも笑うか。
 どれにしても不合格。この程度で心を動かされては、自分の手綱を握れる男ではないだろう。

「ちなみに、いつから娼婦なんだ?」

「・・・ッ!?あぁ、10歳ね。オークションに売られちゃって。」
(無反応!?)

 セレアは内心で驚いた。彼の反応が、あまりにも薄いのだ。
 動かざること山の如し。彼女の事を特別視せず、あくまで一人の女としか思っていない。

(フフ♡そう言う男が好きなのよ・・・♡)

 彼女は内心で、シンに対する思いを募らせた。

「そうか、それは災難だったな。毎日、結構大変だろ?」

「好きでやってるから良いの♡ただ、満足に寝れる日がないのは困るかもね♡」

「もっと体に気を遣えよ。」

 彼女の心を溶かすため、シンはそれとなく甘い言葉をかけた。
 強すぎる甘言よりも、さりげない言葉の方がかえって彼女に効く気がしたのだ。

「あら、優しい♡それとも口説いてるだけかしら♡」

「勘のいい奴だなぁ・・・。」

 流石のセレアも、この手の口説きには慣れている。
 何千何百という厄介な客、俗に言う"ガチ恋勢"を捌いてきた経験が、彼女の自尊心を無敵にしている。

「まぁ、そこまで言うなら、今日は寝かしてくれるのよね?」

「そいつぁ無理だ。こんな良い女、放っとくなんて男じゃない。」

 セレアの肩に手を寄せ、彼女の体を抱き寄せる。
 彼の意図を理解したセレアは、ゆっくりと目を閉じた。

「・・・イジワル♡」

 二人は激しく口付けを交わし、舌を絡み合わせた。
 温かい体温を感じあった二人は、その勢いで風呂を出た。

~~~~~~~~~~

 抱き上げられたセレアは、寝室へと連れ帰られた。
 ベッドの脇まで抱えてきた彼女を、シンは敢えて乱暴に放り出す。

ドサッ!

「きゃっ♡」

 沈み込むほと柔らかいベッドに、豊満な裸身が着地する。またしても、たぷんと大きく揺れた乳房は、シンの欲情を誘った。
 上に再び跨った彼は、彼女の脇腹を心臓に向けて撫で上げる。

「あっ・・・はぁっ・・・!♡」

「脇腹を撫でただけで感じるのか?」

「ち、ちがっ・・・!あなたが・・・気持ち良くて・・・♡」

「よく聞こえないなぁ?」

「あなたの愛撫が・・・気持ち良いのぉ・・・♡」

「しっかり言えて偉いじゃないか。ほら、抱いて欲しいなら自分から言うんだ。」

「わ、分かった・・・///」

 普段、何気なくしている行為なのに。なぜ彼を前にすると、これほど緊張するのか。
 客とはまるで違う。楽しんでいるつもりでも、結局は仕事だったのだと気付かされる。彼女にとって、あれは"仮初の快楽"だったのだ。

「私を・・・抱いてください・・・♡」

 彼女の口調は、自然と敬語になった。
 雌である自分と交尾してくれる雄に対し、本能的な尊敬を抱いている。

 脚を大きく開き、陰裂を自らの意思で広げた。
 露わになった鮮やかな色のヴァギナは、雄に見られる興奮で涎を垂らしている。

「ピルは飲んでるよな?」

「淫魔は、人間の赤ちゃんは出来ないからご安心を・・・♡性病も完全耐性です・・・♡」

「それは安心だ・・・!」

 男に抱かれるには、理想的な体と言っても過言では無い。
 妊娠しないのは残念だが、厄介にならないのはお互いにとって良い事だ。

 だが一つ、彼には疑問が浮かんだ。それは彼女の出生についてだ。

(コイツ、淫魔と人間のハーフなんだよな?なのに、ガキは出来ないのか?
 でも、客とヤッて出来てないなら問題ないか。まぁ最悪、孕んでも既成事実だと思えば良いか。)

 疑問は浮かんだが、些末な問いとして受け流した。
 この女体を前にして”生中出し”をしない。そんな事、彼には考えられない。

「もっと開いて、中まで見せるんだ。出来るな?」

「いくら私でも、おまんこを見せるのは恥ずかしいです・・・///」

 そう言いつつも、セレアは膣を更に開く。
 より多くの部分を、彼の瞳に映せるように。雄としての魅力に溢れた彼に、雌として最大限のアピールをしたいと思ったからだ。

「他の男のは残ってないな?」

「さっきお腹をマッサージされた時に、全部出ましたから安心してください♡私の雌穴は、全てあなたの物です♡・・・んぅっ♡」

 大きく開かれたセレアの膣に、シンは指を入れてみる。
 探ってみる限り、何も残ってはいない。奥まで差し込んで念入りに掻き回すが、肉壁以外に絡みつく物は何も無い。

「お前の中、意外と綺麗なんだな。娼婦だって言うから、もっと黒ずんでるかと思ったが。」

 陰裂の中を覗き込んだシンは、素直な感想を述べた。
 彼女の中は正に、新品同然の色をしている。遊んでる女特有の匂いはなく、代わりに仄かな薔薇の香りが漂っていた。

「淫魔ですから♡締まりも色も、処女の時から変わってません♡むしろ、腹筋が付いてキツくなったかと・・・♡
 んぁっ・・・♡ま、待って・・・♡もう・・・おまんこダメ・・・♡いっ・・・イキ・・・イキそうで・・・!」

「はいストップ。まだダメだぞ。」

「ふぇ・・・?な、なんりぇ・・・?」

 膣内をかき混ぜられたセレアは、そのまま絶頂する気でいた。このムードなら、自分はイカせて貰えると思ったのだ。

 しかし、現実は非情だ。
 彼女の脳は絶頂寸前に置き去りにされたまま、更に欲情を溜め込んでしまう。

「まだ12時だ。焦る時間じゃない・・・精一杯、楽しもうぜ・・・!」

 シンはそう言うと、セレアの脇下を優しく撫でた。
 撫でさすり、柔らかく圧迫しながら、少しずつ指先を乳房に近付けるーー。

「は・・・っ!あっ・・・あぅっ・・・!こ、これ・・・なんか・・・!」

「どうした?横乳を触っただけだぞ。」

「じ、実は私、おっぱいでは感じなくて・・・!」

「なら、もっと触って良いよな?」

「い、いや・・・!待って・・・!おっぱい・・・揉んじゃダメぇっ・・・!!!」

 セレアは困惑していた。自分の身に起きている、得体の知れない異変に。
 先ほどから、何かが変なのだ。風呂場にて行われた性感マッサージ、あの後から時折り心臓が詰まる思いがする。

 怖かった。これまでにない快感。性豪と呼んで差し支えないほど、彼女は数多の男と体を重ねてきた。
 しかしそれでも、この感覚は初めてなのだ。ゆえに、知らないが故の恐怖がある。



 しかし、シンは知っていた。彼女の身に何が起きているのかーー。



(コイツ、胸が大きい上に性感帯が埋もれてやがる。
 全身を開発されてるからこそ、快感が分散されてる。だから、触っても反応がない。)

 これが、IQ130の頭脳が導き出した結論だった。

 セレアはいわゆる、多くの客のニーズに応えるための娼婦。その為、全身を限界まで開発されている。

 しかしそれは、"性感の分散"を意味する。
 どの部分も人並み以上に感じるが、どこかで綻びが出る。それが、彼女の場合は乳房だった。

 また、彼女の乳房が、あまりに大きすぎるのも問題だった。
 決して、形は崩れていない。言うなれば美爆乳。形も大きさも素晴らしいが、一つだけ欠点がある。

 脂肪が多すぎるのだ。
 それもまた、決して悪い事ではない。子を育む為の果実に、柔らかな果肉が詰まっている。それはむしろ、歓迎するべき事だろう。

 だが、性感帯は神経の塊。
 それが脂肪に覆われて埋もれていては、快感を得られるはずがないのだ。

(性感の集結は済んだ。後は、埋もれてる性感帯を持ち上げれば・・・!)
「感じてないのか・・・すまない。でも俺は、胸を触りたい気分でな。」

「いっ、良いっ!良いけどっ!」

 横乳を擦り続けられたセレアは、息も絶え絶えだ。
 この場所には、ちょうど"スぺンス乳腺"という性感帯の塊がある。俗に言う"乳のGスポット"だ。
 シンは女の体を知り尽くしている。だからこそ、横乳を責める事の意味も知っていた。

「良い乳をしてる・・・柔らかくて・・・弾力がある・・・!」

「あ、ありが、とねっ!♡ひぅぅっ!♡」

 もはや彼女は、声を抑える事ができなくなっていた。
 シンの指は乳房全体に伸び、横乳から下乳へ、そして外周を優しく揉み込みながら乳輪へと迫る。

 下の方に埋もれていた性感が、指に引っ張られる形で浮き上がってきた。
 今ではもう、乳輪の周囲に結集しているのだ。

「んっ・・・!♡んんぅっ!!!♡♡♡」

 まさに絶頂寸前。いや、昇天寸前と言っても良い。
 何かのキッカケで炸裂すれば、彼女はきっと経験のないアクメに襲われるだろう。

「感じてるんだろ?正直になれよ・・・!」 

「わ、わらひはっ・・・!♡わらひはぁ・・・!♡」

 これまで、乳房では感じないという主張を貫いてきたセレアだが、もはや偽りようがない。
 圧倒的な手腕によって開発された乳房は、その時を待ち続けている。

「認めろよ。そうすれば、すぐ楽にしてやる・・・!」

 シンはそう言うと、両乳房を揉みしだく手を止めた。
 代わりに両手の人差し指を直立させ、まるでボタンを押す直前かのように、一点を狙っている。

「触って・・・ください・・・!♡」

「何を?」

 言葉で明確に示すまで、シンは一切の妥協を許さない。
 あくまでセレアに、雌としての立場を理解させるつもりなのだ。

 背に腹は変えられない。
 たとえどんな事になろうと、この発情から解放されるなら構わなかったーー。





「わ、私の・・・Hな乳首っ!♡その指で・・・虐めてくださいっ!!!♡♡♡」

「・・・合格だ!」

 掛け声と共に、シンの指は突き下ろされた。
 真っ直ぐに乳頭へ突き刺さった両指先を、力強く押し込む。そうすると、彼女の乳首は豊満な果実の中へと沈み込んだ。

 柔らかくも、弾力のある乳房に、シンの指がめり込んでいく。
 押し返そうとする圧力をねじ伏せながら、力強くめり込んでいく指先。

 まるで罪人を斬首する刃のように、"不感症の過去"との訣別を示す潮流が、セレアの全身を駆け巡るーー。



「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"~~~~~ッッッッッ!!!!!♡♡♡♡♡あ"ッ!?♡あ"ぁ"ぁ"ッッッ!!!♡♡♡あ"ぁ"んッ!!!♡♡♡」

プッシャアァァァァァッッッッッ!!!!!

 まるで、獣のような雄叫びを上げながら、セレアは盛大に潮を噴いた。
 尿道を通って噴出する体液は止まる事を知らず、湧き上がる快楽によって全身が痙攣する。

「い"ッ!?♡い"ぁぁッ!?♡♡い"ぐぅッ!♡い"ぐぅ"ぅ"ぅ"~~~ッッッ!!!♡♡♡」

プシャッ!プシャァッ!

 ビクンビクンと全身を震わせ、くの字に曲がりながら潮を吹き続ける。
 恐ろしいほどのアクメ地獄に囚われ、絶頂から抜け出す事も出来ずに、のたうち回っているのだ。

「はぁ"ッ!?♡♡あ"ぉ"ッ!♡お"ぉ"ッッッ!!!♡♡♡い"ぐの"ッ!♡どま"ら"な"い"ぃ"ッッッ!!!♡♡♡い"ぅぅ~~~ッッッ!!!♡♡♡はぁッ!♡はぁッ!♡あ"ぁ"ッ!!!♡♡♡」

プシュッ!プシュッ!

 小刻みに潮を噴き続け、休まる時間がない。まるで壊れた蛇口のように、彼女の股間は快感を垂れ流し続ける。

「はぁ"っ・・・!♡はぁ"っ・・・ん"ん"ぁ"ッッッ!!!♡♡♡はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・♡」

ピュッ!

 計6回の潮を噴いた後、セレアはようやく感覚を取り戻した。
 度重なる"昇天"で麻痺した脳は、彼女の表情をバカにさせる。舌を出し、頬を赤らめ、目をトロンと蕩けさせ、息も絶え絶えだ。

 やっと訪れた休憩に、セレアは安堵した。
 これ以上イッてしまえば、おかしくなってしまうと思ったのだ。



 しかし、シンは休ませる気など一切ない。

「まだ始まったばかりだぞ?休むんじゃない。」

「へ?・・・ひぅぅっ!!!♡♡♡乳首ぃ・・・キュってしちゃ・・・ダメェっ・・・♡♡♡」

 親指と人差し指で、乳首を優しく摘まれる。コリコリとした乳首をつねられ、両指で繰り返し圧迫された。
 これだけでも絶頂しそうなほど感じてしまうが、シンの責めは終わらない。

「はぁんっ・・・♡搾っちゃ・・・ダメェッ!♡ひぁ"ぁ"~~~ッッッ!!!♡♡♡」

 摘まれた乳首を、ギュウギュウと何度も引っ張られ、弄ばれる。彼女の性感は再び高まり、またしても絶頂してしまう。

「乳首を搾られて感じるとは・・・この淫乱雌牛め!」

「もっ、もっと!♡もっとしてぇっ♡おっぱい・・・気持ち良いの好きぃっ!!!♡♡♡」

 罵倒されたセレアは、更に興奮してしまった。
 蕩け切ったセレアの顔を見たシンは、更に虐めてやりたくなる。

 つねり上げた乳首を、シンは指で弾いた。

「んんぅっ・・・!♡」

 突然の刺激に驚いたセレアの体は、ピクピクと痙攣する。本能で腰と背中を浮かせ、全身に快感を行き渡らせた。

「感度は良いけど、味はどうかなぁ?」

「な、舐めてぇ・・・♡私のおっぱい・・・味わってぇ・・・♡んはぁっ・・・♡はぁん・・・んんぁっ・・・♡」

 窄ませた唇に乳輪まで挟み込まれ、優しく舐められる。舌全体を使って味わい、敏感な乳頭を責めていく。
 何度も甘噛みされ、舌を絡み付かされて、まるで赤子のように吸いつかれると、より本能的な快楽が湧き上がる。

「ちゅっ・・・ちゅぅっ・・・ちゅぱっ・・・れろれろ・・・。」

「んんぅっ・・・♡気持ち・・・良いよぉ・・・♡」

 セレアはすっかり、シンの舌技の虜となっていた。
 甘く、優しく、母性を刺激される責めに対し、完全にメロメロになっている。
 覆い被さったシンの背に腕を回し、力強く抱きしめる。シンもそれに応え、同じように抱きしめ返すと、その豊満な谷間に顔を埋めた。

 穏やかで、心地の良いリズムで刻まれる鼓動が、彼の耳を包み込む。
 満面の笑みを浮かべたシンは、遂に前戯を終えた。

 抱き合った姿勢のまま、シンは秘所に逸物を当てがった。
 既に、甘美な蜜が溢れ出しており、男を受け入れる準備は出来ているようだ――。

「挿れるぞ・・・!」

「お願い・・・・・・んんぅッ!!!♡♡♡」

 勢いを付けたシンのモノは、一瞬にして乙女の中を最奥まで犯した。
 子宮口にまで達した巨根を、セレアは全力で締め上げる。膣肉の全てを絡みつかせ、搾り取るつもりなのだ。
 温かく、そして力強く締め付ける膣に、シンは腰を打ち付ける。

「んっ♡あっ♡あっ♡あっ♡くぁっ♡あぁっ♡」

 話しかける余裕もない。一定のリズムで子宮を突き上げられる快楽を前に、彼女は喘ぐ事しか許されていない。

 脇腹を抑えて腰を振っていた彼だが、もっと力強く抱くには上から抑えた方が良いと考えた。
 体勢を少しだけ変え、セレアと自分の両手を肩の上で繋ぎ、熱く激しい口付けを交わす。

「ちゅっ・・・ちゅぅぅっ・・・れろっ・・・♡ぷはぁ・・・はぁ・・・♡あっ♡あぁっ♡」

 注送と共に濃厚なディープキスをされ、優しく手を繋がれる。
 客ではあり得ないロマンチックな雰囲気と、驚くほど的確に急所を責める逸物に、彼女は何も考えられなくなっていた。

(Gスポット・・・そんな・・・激しく・・・♡)
「んっ!♡あっ!♡あぁっ!♡んんぁっ!!!♡♡♡」

 弱点を繰り返し突かれたセレアの膣は、侵入者を更に強く締め付ける。
 この男の”子種”が欲しいという、生物として原始的な本能が、彼女の脳内を支配しているのだ。

 締まりがきつくなり、嬌声は高くなった。誰の目から見ても、彼女が達する寸前なのは理解できる。
 それはシンとて同じ事。溜め込まれた精は極上の雌に吐き出される時を、今か今かと待ち望んでいる。



 そして遂に、その時は来た――。



「そろそろ・・・出すぞ・・・!良いな!」

「あ”っ!♡はぁ”っ!♡ん”ん”ぁっ!!!♡♡♡は、はいぃっ!♡出してぇっ!♡中に出してぇっ!♡はっ♡あっ♡・・・・・・・・・んあぁぁぁぁぁ~~~~~ッッッッッ!!!!!♡♡♡♡♡」

 二人は、ほぼ同時に達した。
 下腹部がぽっこりと膨れてしまうほど、子宮内に大量の精が吐き出された。
 ドクドクと脈打ちながら注がれた子種は、子袋に収まりきらずに膣口から漏れ出している。

「あっ♡はぁっ・・・♡あぁっ・・・♡」

 全身で痙攣しながら、セレアは絶頂の余韻に浸っている。
 シンは彼女の乳首を弄りながら、上目遣いで囁く。

「気持ち良かったか?」

「勿論よ・・・♡あなたこそ、どうだった?」

「これまでに抱いた女で、一番だった・・・!」

「嬉しいわ・・・ちゅっ♡」

 甘いピロートークを交わせる相手など、忙しい客の中には殆ど居ない。
 乳首を弄る手を離したシンは、セレアの顎を引いてソフトなキスをする。

 まるで夢のような一夜だった。
 娼婦としての自分とは違う、乙女の自分を曝け出せる相手に出会えた事を、彼女は嬉しく思える。

(出来ればもっとしたいけど、あんなに最高のエッチをしたんだもの。我慢しないと・・・。)

 淫魔の性欲は、人間の3倍はあると言われている。それは、ハーフである彼女とて変わらない。
 そうなって来るとやはり、質はともかく量が足りないのだ。そこまでを彼に求めるのは、酷というものだ。

「それじゃ、そろそろ寝ま」

「何言ってるんだ?まだ寝かすわけ無いだろ?」

「・・・えっ!?」

 彼女は完全に、このまま眠るつもりで布団を被った。しかし背後から、シンに腕を引っ張られる。
 急いで布団を退けてみると、そこにあったのは――。

「もしかして・・・あなた・・・!」

「あぁ、昔っから絶倫なんだ。特に最近は溜まっててな。」

 隆起した巨根は、少しも衰えていない。それどころか、先ほどよりも力強く勃起している。

 シンはこの世界に来てから、相性の良い相手を見つけていなかった。
 それでいて、いつも傍に居る女は眼に毒だと思えるほど”ダイナマイトボディ”なのだ。

 セレアほどでは無いとは言え、その誘惑は強烈。
 彼氏がおっかないので、迂闊に手も出せない。そんな生殺しを、シンは数か月間も受けていた。

「絶倫の殿方って・・・本当に素敵よね・・・♡特に、あなたみたいなモノなら・・・♡」

「何回でも行けるぞ。お前が望むなら。」

 セレアは本当に、この言葉を待っていた。今すぐにでも了承したいが、あと一歩で踏みとどまる。

「良いけど、条件があるわ。」

「何だい?」

 彼女の中にあったのは、彼を手放したくないという思い。
 この機を逃せば、これ以上の男には出会えないかも知れないと思ったのだ。

「私と・・・これからもエッチして・・・♡」

 シンは少しの躊躇もなく、思い付いた言葉を即答する。

「・・・こんな極上の女、俺が逃がすと思うか?」

「・・・好き♡あなたの奴隷にして・・・♡」

 シンはそう言われると、頬を赤らめたセレアを乱暴に組み伏せ、犬のようにバックで犯し始めた。
 乳房に手を置き、乳輪ごと乳首を搾りながら、力強く突き込んでいく。

「顔をこっちに向けろ。」

「はぁっ♡は、はいぃっ!♡んちゅっ・・・ちゅぅぅっ・・・んはぁっ!♡はぁっ・・・はぁっ・・・♡ん"っ!♡あ"っ!♡はぁん"っ!!!♡♡♡おっぱい♡搾られてるぅっ!!!♡♡♡」

 指全体で力強く両乳を搾りながら、シンはセレアにキスをした。今度は乱暴に、ねっとりと舌を絡ませる。

「俺より先に寝ようとした罰だ!」

 より深くまで、より鋭く、より重たい抽送を続ける。ポルチオを抉られるセレアには、もはや喘ぐ事しか出来ない。

「あ"っ!♡ん"ん"ぁ"っ!!!♡♡♡ごめんなさぁいぃっ!!!♡♡♡生意気な雌奴隷にぃっ・・・いっぱい種付けしてぇっ!!!♡♡♡ひぃ"ぁ"っ!♡激じぃ"っ"!!!♡♡♡」

「当たり前だ!寝かすと思うなよ!」

 二人が交わる淫猥な水音は、一晩中響き続けたという――。

~~~~~~~~~~

 二人が再び獣のようなセックスを始めた頃、隣の部屋では――。

「うぅ・・・声大きいよぉ・・・眠れない・・・。
 エッチしても良いけど・・・もっと静かにしてよぉ・・・清也、助けてぇ・・・。」

 ギシアンに悩まされる乙女が、両耳を枕で塞ぎながら行為が終わるのを待っていた。

~~~~~~~~~~

 花が恋人を切望する頃、当の本人は――。

「マシュマロ焼くぞぉ~!」

「わ~い♪」

 巨大キャンプファイアーを、薄暗い森の中で踊りながら開催していた。
 この後、ボヤ騒ぎが起きたのは言うまでもない。
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