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コリスの葛藤
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その後二人は、クラスメイトの居るペンションから連れ立ち、アギトの下を訪ねて新居を紹介してもらった。アギトに案内された住処は何処もちゃんとした作りになっていた。彼が作ったのだろうか? 中もしっかりした作りになっている上、外から見れば人が住んでるとは思わない完璧なカモフラージュがなされていた。
(あの人って何者なの……?)
荷物を部屋に置いてそんな事を考えていると、
ギュッ
(!?)
後ろから抱きすくめられた。勿論相手はドンガメである。
(ややや、嫌だ! 未だ心の準備がっ……)
「僕がね、コリスさんの事、好きになった経緯ってのを聞いて欲しいんだ」
「……え?」(何それ!? 凄い意外な展開!?)
ドンガメに力づくで襲われると思って身を固くしたコリスだったが、ドンガメは力任せに抱きすくめてるわけではなく、振り解こうと思えば何時でも抜け出せる力加減であった。更にはコリスの左側から耳元で、どうして彼女のことが好きかを訥々と囁き始めたのだった。
「あれは小学校の頃……」
(歴史が長かった!?)
~~◆◇◆◇◆~~
「てことなんだ。だから受け入れてくれて本当に嬉しいんだよ」
「そ、そうなんだ……」(ひゃー!! ……ひゃー!!)
とてもとても長い長い愛の囁きと、どれ位好きかを嫌という程に耳元で語られて、コリスは正常な判断ができなくなっていた。何より自分にそこまで好意を寄せて貰ってるという事実は、コリスの女性の部分を強く刺激していたのだ。まんざらでもない気持ちに傾いていたコリスだったが、
(えっ……?)
ドンガメはすっと体を離すのだった。困惑するコリスにドンガメは提案する。
「ね、アギトによると、この近くに水浴び場を作ってくれてるそうなんだ。良かったらどう?」
「あ、そうなん……(カ――――ッ!)」
恋愛脳に傾きだしたコリスの脳は、その提案をそのまま捉えてくれず、
「シャワー、浴びてこいよ」
と変換してしまったのだ。ドンガメにそんな気は……無いこともない。事実彼は興奮しながらも、コリスの反応を楽しんでいた。
(意識してる……! よし! よし!)
固まってしまったコリスだったが、ドンガメに手を引かれるようにして水浴び場にやってくるのだった。
「……ねえドンガメ君。アギト君って何者なの?」
「小さい頃から家具職人だったじいちゃんに懐いてたとか聞いたかなぁ? 刃物の取り扱いは上手みたいだよ」
「……そうなのね」
水浴び場には、外から見えないように衝立が立てられ、脱衣所まで完備してあったのだ。水も、上流から流れてくる川を引き込んで、ろ過装置を通して流しっぱなしのシャワーのようになっている徹底ぶりだ。流石にここは住む場所ではないためカモフラージュまではなされてないらしい。
「見張ってるから先に浴びちゃって」
「あ……うん」
少々規格外さに現実に戻りかけていたコリスだったが、ドンガメに促されることでまた少し恥ずかしさや期待されてるのかな? と、恋愛脳が復活してきていた。そして脱衣所で着替え始めるのだが……
(あ、やだ……濡れちゃってる。私、そんなにエッチだったのかな……?)
全ての女性がそうとは限らないだろうが、条件が色々重なっているので仕方ないだろう。好きではないが、少なくとも身を任せても仕方ないか位にまでは思える相手。そして相手は自分とそういう仲になりたいと強く望んでいるはず。そんな相手に抱きすくめられ、愛を語り続けられてそういう気分に全くならないというのは流石に少ないのではないだろうか。
(うう……こうやって心の予防線張ってるんだろうなぁ)
自分の不誠実さを少しばかり嘆きながら、コリスは水浴びをするのだった。
一方のドンガメは……
(……わぁ……湿ってる)
コリスの下着を漁っていた。何処を見張るつもりだったのか……。
(……糸、引いてる。これはアレだね。これからの事、ちゃんと想像してくれてたんだね。よしよし!)
確認するだけすると、ドンガメは音も無く脱衣所からぬけ出すのだった。そんな事があったなどとは知らないコリスは、
「あがったよー。水も冷たくなかった。ドンガメ君もさっぱりしてきたら?」
と、変た……いや、ドンガメに声を掛けるのだった。
~~◆◇◆◇◆~~
そして夜……。
(ちょっとかわいいかも、なんて思った私がバカだった……)
コリスは心の底から後悔していた。いや、選択肢が無いことは間違い無かったのだが、早まったかも? と思わずにはいられなかった。
(男の子はエッチ。それは仕方ない。割り切ろう。でも……ちょっと所じゃない変態だなんて、誰が思うの……っ!)
目の前にはスマホを構えてじりじりとにじり寄るドンガメ……逃げ場はない。
(撮らせて……って、エンコーか何かと勘違いしてない!?)
そうなのだ。彼はコリスを抱くに辺り、こう言った。
「コリスさんの全てを記録に収めておきたい」
と。
勿論コリスは抵抗した。したが……、
ズゥゥウウウン………………
この世の終わりのような顔で落ち込むドンガメに、思わず頭を抱えた。そして色々計算したのだ。
ドンガメを拒否→クラスに戻る→居場所はない→狩りも多分できない→お荷物になる→狩りのできる男子の言いなり→めちゃくちゃにされる→それも多分複数相手。
(ううう……嫌ぁぁあっ。でも、でもでも! 撮るって何よ!?)
計算を終え、クラスに戻る選択肢は無いと、目の前のドンガメを恨みがましい目で見ると……。
(ううう……狡い)
捨てられた子犬のような目で、縋るような目でコリスをじっと見つめているのだ。
(あんな話聞くんじゃなかったー!!)
愛の語りさえ聞いていなければ、食料を得るため仕方なく、なんて割り切っていたはずだ。それが……、
(歪でも、恋人になるんだなぁ……って甘い期待が……)
ガラガラと打ち砕かれてしまっていた。
「……ねぇ、もし恥ずかしいからダメって言うなら目隠ししようか?」
「……何故撮ること前提で話を進めてるの?」
「……御免なさい」
コリスは自分でもびっくりするような低い声を出すのだった。思わずビクッとなって謝るドンガメを見て、不覚にも吹きそうになる。
「………………はぁ、もう良いよ。分かったよ。どうせ選択肢無いし。……誰にも見せないんでしょうね?」
「見た奴はぶっ殺します。これは僕だけの宝物ですから」
「……そ、そう」(何ちょっと嬉しくなってるんだろう私。ああ……自分が分からない)
そして一瞬躊躇った後、コリスは服を脱ぎ始めるのだった。パサリ、パサリと衣服が脱ぎ落とされるに従い、ドンガメの鼻息が荒くなっていくのを感じる。
(ううう……恥ずかしい)
下着姿になって、もう一度躊躇うコリス。対するドンガメは、期待で胸を膨らませてるのが見て取れた。
(これで我慢、これで我慢……)
もはや恋愛脳は完全に機能を停止していた。せざるを得なかった。そうでもないと、ブラのホックを外す度胸が持てなかった。彼女が覚悟を決めて漸くブラを外すと、
「わぁっ!」
ドンガメがすぐ近くまで来ていた。
(びびび、びっくりした……)
「綺麗だ……」
「ふぁっ!?」
コリスはドンガメの呟きに、必要以上に飛び上がってしまう。思わず胸を隠して飛び退ったままのコリスだったが、ドンガメの視線が下に向いているのを見て、何を期待してるのかが嫌でも分かってしまった。
(うう……脱ぐしか……ないもんね)
●●●
全てを脱ぎ捨てたコリスは、暫くの間舐め回すようなカメラワークに全身を収められるのだった。
(恥ずかしさで死にそう……)
「コリスさん。寝床に横たわって下さい」
「………………」
コリスは渋々言う通りに横たわる。
「じゃあ脚を広げて……」
「む、無理無理無理!!」
「……目隠し、します? どちらにしても開いてもらわないと……」
「うー!! うう――――っ!!」
コリスは忌々しげに唸るものの結局は開かざるを得ないと分かり、恥ずかしさでがっちり顔を隠したまま、おずおずと脚を開いていく。コリスの性器はぴっちりと閉じていた。子供のようにも見えるそれを、ドンガメは両の手でゆっくりと開いていく。コリスはピクリと反応するものの、顔を隠して早く終われと念じているように見える。
「あんまり自分では弄ってないんですかね? びっくりするほど綺麗です」
「バカ!」
「あたっ」
コリスが開いた脚の踵をドンガメの頭に器用に落とす。
「でも開いてみると複雑で……興奮します」
「バカ――――!!」
「あいた、痛いですっ」
ポカポカと踵を落とすコリス。しかし、ドンガメが性器を揉むように、なぞるように愛撫し始めると、ビクリと震え、
「嫌っ……」
「ダメですよ、脚閉じちゃ」
ここへ来てドンガメが体を割り入れてコリスの脚を固定し、閉じれないようにしてしまった。
(ああ……嫌だぁ……)
ドンガメはまるでコリスの性器の形を確かめるかのように、一つ一つなぞっては刺激を与え、コリスの反応を見ているかのようだった。ヒダの一つ一つを確かめては広げたり、詰まんだり、こすったり。そのたびにピクンピクンとコリスは反応するのだった。
(あっ……そこは……)
とうとうその作業が陰核に到達すると、余り自分を慰めたりしないコリスであっても、どういう感覚を生む場所かを体感として知ってるし、知識も十分であった。だからといってドンガメを止められるはずもなく、
「ふぅっ……んっ」
陰核を摘まれた時には、思わず声を漏らしてしまった。それに気を良くしたのか、ドンガメがクニクニと執拗に陰核を弄るものだから、コリスとしては堪ったものではない。次第に声は抑えられなくなり、ついに
「あっ、あ――――っ!!」
陰核だけの刺激でイカされてしまうのだった。
(どれだけ……弄くり続けるのよぉ……)
コリスは知り得なかったが、時間を測っていれば1時間近く弄られていた。きっと怒りを顕にしていただろう。
「コリスさん」
「……何よっ」
「キスしていいですか?」
「…………順番おかしいいいいっっ!!」
コリスは大いに怒ったのである。
●●●
(あの人って何者なの……?)
荷物を部屋に置いてそんな事を考えていると、
ギュッ
(!?)
後ろから抱きすくめられた。勿論相手はドンガメである。
(ややや、嫌だ! 未だ心の準備がっ……)
「僕がね、コリスさんの事、好きになった経緯ってのを聞いて欲しいんだ」
「……え?」(何それ!? 凄い意外な展開!?)
ドンガメに力づくで襲われると思って身を固くしたコリスだったが、ドンガメは力任せに抱きすくめてるわけではなく、振り解こうと思えば何時でも抜け出せる力加減であった。更にはコリスの左側から耳元で、どうして彼女のことが好きかを訥々と囁き始めたのだった。
「あれは小学校の頃……」
(歴史が長かった!?)
~~◆◇◆◇◆~~
「てことなんだ。だから受け入れてくれて本当に嬉しいんだよ」
「そ、そうなんだ……」(ひゃー!! ……ひゃー!!)
とてもとても長い長い愛の囁きと、どれ位好きかを嫌という程に耳元で語られて、コリスは正常な判断ができなくなっていた。何より自分にそこまで好意を寄せて貰ってるという事実は、コリスの女性の部分を強く刺激していたのだ。まんざらでもない気持ちに傾いていたコリスだったが、
(えっ……?)
ドンガメはすっと体を離すのだった。困惑するコリスにドンガメは提案する。
「ね、アギトによると、この近くに水浴び場を作ってくれてるそうなんだ。良かったらどう?」
「あ、そうなん……(カ――――ッ!)」
恋愛脳に傾きだしたコリスの脳は、その提案をそのまま捉えてくれず、
「シャワー、浴びてこいよ」
と変換してしまったのだ。ドンガメにそんな気は……無いこともない。事実彼は興奮しながらも、コリスの反応を楽しんでいた。
(意識してる……! よし! よし!)
固まってしまったコリスだったが、ドンガメに手を引かれるようにして水浴び場にやってくるのだった。
「……ねえドンガメ君。アギト君って何者なの?」
「小さい頃から家具職人だったじいちゃんに懐いてたとか聞いたかなぁ? 刃物の取り扱いは上手みたいだよ」
「……そうなのね」
水浴び場には、外から見えないように衝立が立てられ、脱衣所まで完備してあったのだ。水も、上流から流れてくる川を引き込んで、ろ過装置を通して流しっぱなしのシャワーのようになっている徹底ぶりだ。流石にここは住む場所ではないためカモフラージュまではなされてないらしい。
「見張ってるから先に浴びちゃって」
「あ……うん」
少々規格外さに現実に戻りかけていたコリスだったが、ドンガメに促されることでまた少し恥ずかしさや期待されてるのかな? と、恋愛脳が復活してきていた。そして脱衣所で着替え始めるのだが……
(あ、やだ……濡れちゃってる。私、そんなにエッチだったのかな……?)
全ての女性がそうとは限らないだろうが、条件が色々重なっているので仕方ないだろう。好きではないが、少なくとも身を任せても仕方ないか位にまでは思える相手。そして相手は自分とそういう仲になりたいと強く望んでいるはず。そんな相手に抱きすくめられ、愛を語り続けられてそういう気分に全くならないというのは流石に少ないのではないだろうか。
(うう……こうやって心の予防線張ってるんだろうなぁ)
自分の不誠実さを少しばかり嘆きながら、コリスは水浴びをするのだった。
一方のドンガメは……
(……わぁ……湿ってる)
コリスの下着を漁っていた。何処を見張るつもりだったのか……。
(……糸、引いてる。これはアレだね。これからの事、ちゃんと想像してくれてたんだね。よしよし!)
確認するだけすると、ドンガメは音も無く脱衣所からぬけ出すのだった。そんな事があったなどとは知らないコリスは、
「あがったよー。水も冷たくなかった。ドンガメ君もさっぱりしてきたら?」
と、変た……いや、ドンガメに声を掛けるのだった。
~~◆◇◆◇◆~~
そして夜……。
(ちょっとかわいいかも、なんて思った私がバカだった……)
コリスは心の底から後悔していた。いや、選択肢が無いことは間違い無かったのだが、早まったかも? と思わずにはいられなかった。
(男の子はエッチ。それは仕方ない。割り切ろう。でも……ちょっと所じゃない変態だなんて、誰が思うの……っ!)
目の前にはスマホを構えてじりじりとにじり寄るドンガメ……逃げ場はない。
(撮らせて……って、エンコーか何かと勘違いしてない!?)
そうなのだ。彼はコリスを抱くに辺り、こう言った。
「コリスさんの全てを記録に収めておきたい」
と。
勿論コリスは抵抗した。したが……、
ズゥゥウウウン………………
この世の終わりのような顔で落ち込むドンガメに、思わず頭を抱えた。そして色々計算したのだ。
ドンガメを拒否→クラスに戻る→居場所はない→狩りも多分できない→お荷物になる→狩りのできる男子の言いなり→めちゃくちゃにされる→それも多分複数相手。
(ううう……嫌ぁぁあっ。でも、でもでも! 撮るって何よ!?)
計算を終え、クラスに戻る選択肢は無いと、目の前のドンガメを恨みがましい目で見ると……。
(ううう……狡い)
捨てられた子犬のような目で、縋るような目でコリスをじっと見つめているのだ。
(あんな話聞くんじゃなかったー!!)
愛の語りさえ聞いていなければ、食料を得るため仕方なく、なんて割り切っていたはずだ。それが……、
(歪でも、恋人になるんだなぁ……って甘い期待が……)
ガラガラと打ち砕かれてしまっていた。
「……ねぇ、もし恥ずかしいからダメって言うなら目隠ししようか?」
「……何故撮ること前提で話を進めてるの?」
「……御免なさい」
コリスは自分でもびっくりするような低い声を出すのだった。思わずビクッとなって謝るドンガメを見て、不覚にも吹きそうになる。
「………………はぁ、もう良いよ。分かったよ。どうせ選択肢無いし。……誰にも見せないんでしょうね?」
「見た奴はぶっ殺します。これは僕だけの宝物ですから」
「……そ、そう」(何ちょっと嬉しくなってるんだろう私。ああ……自分が分からない)
そして一瞬躊躇った後、コリスは服を脱ぎ始めるのだった。パサリ、パサリと衣服が脱ぎ落とされるに従い、ドンガメの鼻息が荒くなっていくのを感じる。
(ううう……恥ずかしい)
下着姿になって、もう一度躊躇うコリス。対するドンガメは、期待で胸を膨らませてるのが見て取れた。
(これで我慢、これで我慢……)
もはや恋愛脳は完全に機能を停止していた。せざるを得なかった。そうでもないと、ブラのホックを外す度胸が持てなかった。彼女が覚悟を決めて漸くブラを外すと、
「わぁっ!」
ドンガメがすぐ近くまで来ていた。
(びびび、びっくりした……)
「綺麗だ……」
「ふぁっ!?」
コリスはドンガメの呟きに、必要以上に飛び上がってしまう。思わず胸を隠して飛び退ったままのコリスだったが、ドンガメの視線が下に向いているのを見て、何を期待してるのかが嫌でも分かってしまった。
(うう……脱ぐしか……ないもんね)
●●●
全てを脱ぎ捨てたコリスは、暫くの間舐め回すようなカメラワークに全身を収められるのだった。
(恥ずかしさで死にそう……)
「コリスさん。寝床に横たわって下さい」
「………………」
コリスは渋々言う通りに横たわる。
「じゃあ脚を広げて……」
「む、無理無理無理!!」
「……目隠し、します? どちらにしても開いてもらわないと……」
「うー!! うう――――っ!!」
コリスは忌々しげに唸るものの結局は開かざるを得ないと分かり、恥ずかしさでがっちり顔を隠したまま、おずおずと脚を開いていく。コリスの性器はぴっちりと閉じていた。子供のようにも見えるそれを、ドンガメは両の手でゆっくりと開いていく。コリスはピクリと反応するものの、顔を隠して早く終われと念じているように見える。
「あんまり自分では弄ってないんですかね? びっくりするほど綺麗です」
「バカ!」
「あたっ」
コリスが開いた脚の踵をドンガメの頭に器用に落とす。
「でも開いてみると複雑で……興奮します」
「バカ――――!!」
「あいた、痛いですっ」
ポカポカと踵を落とすコリス。しかし、ドンガメが性器を揉むように、なぞるように愛撫し始めると、ビクリと震え、
「嫌っ……」
「ダメですよ、脚閉じちゃ」
ここへ来てドンガメが体を割り入れてコリスの脚を固定し、閉じれないようにしてしまった。
(ああ……嫌だぁ……)
ドンガメはまるでコリスの性器の形を確かめるかのように、一つ一つなぞっては刺激を与え、コリスの反応を見ているかのようだった。ヒダの一つ一つを確かめては広げたり、詰まんだり、こすったり。そのたびにピクンピクンとコリスは反応するのだった。
(あっ……そこは……)
とうとうその作業が陰核に到達すると、余り自分を慰めたりしないコリスであっても、どういう感覚を生む場所かを体感として知ってるし、知識も十分であった。だからといってドンガメを止められるはずもなく、
「ふぅっ……んっ」
陰核を摘まれた時には、思わず声を漏らしてしまった。それに気を良くしたのか、ドンガメがクニクニと執拗に陰核を弄るものだから、コリスとしては堪ったものではない。次第に声は抑えられなくなり、ついに
「あっ、あ――――っ!!」
陰核だけの刺激でイカされてしまうのだった。
(どれだけ……弄くり続けるのよぉ……)
コリスは知り得なかったが、時間を測っていれば1時間近く弄られていた。きっと怒りを顕にしていただろう。
「コリスさん」
「……何よっ」
「キスしていいですか?」
「…………順番おかしいいいいっっ!!」
コリスは大いに怒ったのである。
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