1 / 1
夕景無形
しおりを挟む
雨やな、と祖母が言うので私は快適な座椅子から離れ、冷気をまとうガラスの窓へと近づく。
祖母は昔から言葉が足らない人で、と母は言った。私に言わせれば言葉が足りないのではなく、言外の意味までを悟るのが周囲の人間だと思っている節がある。そしてその願いが叶わないとひどい癇癪を起こしたり、何日も拗ねてろくに口をきかなくなったりするのだ。ただの面倒で厄介な女だとしか思えない。
つまるところ、雨が降ってきたので様子を見て来いということだ。
案の定、窓辺に立つと体の芯から冷やすような冷たい空気が私の体を包む。ここからでも外の気配を窺うことはできるけれど、敢えて思い切りよく、ガラスの窓を開いた。祖母の家は古く、窓ひとつ開くのにも家全体を叩き起こすような振動が起きる。その音と窓から一気になだれ込む冷気に、祖母は寒い、と眉を顰めて背中を丸めた。
「雨なんて降ってないよ」
「わざわざ開けんでも分かるやろ、性の悪い子やで」
言った当人は炬燵から最小面積だけを出してぬくぬくとこちらを睨むだけなので、私としてもお互い様、と返すより他はない。
そもそも私と祖母の相性はこの上なく悪い。彼女は私を『地元を捨ててお高く留まっている可愛げのない孫娘』と言い、私は祖母を『子離れも孫離れも出来ない無趣味な老婆』と言う。お互い嫌い合っている訳ではないが、とにかく合わないのだ。それでも会えばそれなりに愛想良く話もする。ただ話が長くなると、どうにも言葉の端々にお性の悪さが滲み出てしまうだけだ。私の両親、祖母にとっては息子とその嫁は早々に私たちの関係に手を上げ、ここ最近では薄情なことに年に一、二度顔を出せばいい方だ。
彼女に連なる親族の中では、実は私が一番この家に顔を出している。そういう意味では、感謝されこそすれ甘んじて嫌味を受け入れる義理などない。
「はよ窓閉めえな。寒いわ」
「私も寒いよ。いちいち見に行かせなくても良かったでしょ」
「ああ言えばこう言う」
戻っといで、と祖母が言うので再び大きな音を立てて窓を閉め、今度は緞帳かと思うような重苦しいカーテンも閉めて炬燵へ戻る。戻るなり、祖母がぼそりと喉渇いたわ、と零した。
「用事があるならまとめて言ってよ」
「何も言うてへんやろ。喉渇いたて言うただけやで」
「嫌よ」
「何がな。別に、飲みたなったら自分で行くわ」
「口ばっかりじゃない、いつもそうやって」
こうなるとどちらが口答えをしてどちらが屁理屈をこねているのか判別がし兼ねてしまう。なので、私たちは殆ど同時に意思の疎通をやめて黙り込む。こういうところは嫌になるくらい、私は彼女の孫だと思う。
カーテンを閉めてしまえば外の様子を窺い知るのは難しい。既に築何年か分からない、隙間だらけの家の主は炬燵の中から手を出し、のそのそとテレビのリモコンに手を伸ばした。考えてみれば彼女も不憫で、五十も年の離れた、血の繋がり以外共通項のない生意気な小娘との同席を強いられているのだ。嫌味のひとつも言いたくなるし、テレビに逃げたくなる気持ちも分かる。裏を返せばそれはこちらも同じことで、私の生い立ちも生き様もすべて見知ったような、血の繋がり以外何もない老婆と差し向かいで炬燵に入る苦行を強いられている。
「おもろないわ、この時間は」
「まだマシな方でしょ。この時間、あっちじゃくだらないバラエティばっかりよ」
「そんなん言うんやったら帰ってきたらええやろ」
「そんな無責任なこと出来るわけないでしょ」
ごうごうと家の中を風が吹き抜けていく。エアコンなどという近代的なものはなく、ガスヒーターも石油ストーブも年寄りには危ないからと取り払われてしまい、暖を取れるのは電気ヒーターと炬燵という環境の中で随分と祖母も頑固なものである。実際のところ、私の伯父、そして彼女の長男からは同居をするようにと何度も誘われているらしいが頑なに断り続けているという。
私には、少しだけ分かる。
「この人、かっこええなあ。流行ってるんか」
「ああ、まあ。それなりには」
最近何だかという映画に出演し徐々に人気を獲得し始めている若手の俳優を見て祖母がうっとりと呟いた。年甲斐もなくみっともない、とは言わない。ここは彼女の居城であり、私はただの来訪者だから。
相性が悪い、犬猿の仲だといい続けてそろそろ二十年、私が一人でここを訪れるようになってから五年近くが経つが、少しだけ分かったことがある。
彼女は必ず、どこかしら似た人を画面の中や雑誌の中に見つけてはかっこええなあ、と呟く。
私は写真でしか会ったことのない、祖父に似た誰か。
随分と健気じゃないの、と私は思う。
「あんたこんなん好きなんか」
「私はもっとしっかりしてそうな人が好き。やだよ、こんななよなよした人」
「分かってへんなあ、あんたは」
「お互い様だよ」
本当は、嫌になるくらい似ている。彼女がその人生を賭けた人と、私がついつい追い掛けてしまう人の面影と。これではファザコンですらない、この場合は何と言うのだろう。
「ほんで、今日は何や」
「別に」
「ええ加減もうお見通しやで」
祖父にどこか似た面差しを持つ男性を追い掛け、かなりの確率で想いを破られ、そういう時は大体ここを訪れる。新幹線で二時間半、私の家からトータル四時間ほどをかけて、この血の繋がり以外何もない、性根の曲がったおんなの元へ。
「言うてみ、人生の先輩が話聞いたるで」
「今日は貢物がないから、やめとく」
「角の橋見さんとこの和菓子でええよ。まだ開いてるやろ」
「こんな寒い中追い出そうなんてほんとに性悪だね」
言いながらも炬燵を抜け出し、傍に置きっぱなしのコートと、鞄の中から財布を引っ張り出す。五十年のハンデは結局のところ一生埋まらず、この先あと十何年かで勝ち逃げする彼女の横っ面を軽く睨んで立ち上がる。
「ついでに手前の自動販売機で何か買うてきて、紅茶でええわ」
「何か、じゃないでしょ」
築何年経つか分からないこの家は至る所が冷え切っていて、歩く度に床が軋む。
それでも彼女は、この家で朽ち果てるのだろう。もう二度と会えない彼女の想い人と、その苦楽をぎっしりと詰め込んだ幽霊屋敷のような家で、幸せな夢を見ながら。
ぞっとする。
「気ぃつけて行ってきや」
「はいはい」
音ばかりうるさいガラスの引戸を開けると、ぱらぱらと大粒の雨が額を打った。
「言うたやろ、雨やて」
何でもお見通しやで、と炬燵の中から、老齢とは思えない澄んだ通る声が私の背中にぶつかってころころと響いた。
祖母は昔から言葉が足らない人で、と母は言った。私に言わせれば言葉が足りないのではなく、言外の意味までを悟るのが周囲の人間だと思っている節がある。そしてその願いが叶わないとひどい癇癪を起こしたり、何日も拗ねてろくに口をきかなくなったりするのだ。ただの面倒で厄介な女だとしか思えない。
つまるところ、雨が降ってきたので様子を見て来いということだ。
案の定、窓辺に立つと体の芯から冷やすような冷たい空気が私の体を包む。ここからでも外の気配を窺うことはできるけれど、敢えて思い切りよく、ガラスの窓を開いた。祖母の家は古く、窓ひとつ開くのにも家全体を叩き起こすような振動が起きる。その音と窓から一気になだれ込む冷気に、祖母は寒い、と眉を顰めて背中を丸めた。
「雨なんて降ってないよ」
「わざわざ開けんでも分かるやろ、性の悪い子やで」
言った当人は炬燵から最小面積だけを出してぬくぬくとこちらを睨むだけなので、私としてもお互い様、と返すより他はない。
そもそも私と祖母の相性はこの上なく悪い。彼女は私を『地元を捨ててお高く留まっている可愛げのない孫娘』と言い、私は祖母を『子離れも孫離れも出来ない無趣味な老婆』と言う。お互い嫌い合っている訳ではないが、とにかく合わないのだ。それでも会えばそれなりに愛想良く話もする。ただ話が長くなると、どうにも言葉の端々にお性の悪さが滲み出てしまうだけだ。私の両親、祖母にとっては息子とその嫁は早々に私たちの関係に手を上げ、ここ最近では薄情なことに年に一、二度顔を出せばいい方だ。
彼女に連なる親族の中では、実は私が一番この家に顔を出している。そういう意味では、感謝されこそすれ甘んじて嫌味を受け入れる義理などない。
「はよ窓閉めえな。寒いわ」
「私も寒いよ。いちいち見に行かせなくても良かったでしょ」
「ああ言えばこう言う」
戻っといで、と祖母が言うので再び大きな音を立てて窓を閉め、今度は緞帳かと思うような重苦しいカーテンも閉めて炬燵へ戻る。戻るなり、祖母がぼそりと喉渇いたわ、と零した。
「用事があるならまとめて言ってよ」
「何も言うてへんやろ。喉渇いたて言うただけやで」
「嫌よ」
「何がな。別に、飲みたなったら自分で行くわ」
「口ばっかりじゃない、いつもそうやって」
こうなるとどちらが口答えをしてどちらが屁理屈をこねているのか判別がし兼ねてしまう。なので、私たちは殆ど同時に意思の疎通をやめて黙り込む。こういうところは嫌になるくらい、私は彼女の孫だと思う。
カーテンを閉めてしまえば外の様子を窺い知るのは難しい。既に築何年か分からない、隙間だらけの家の主は炬燵の中から手を出し、のそのそとテレビのリモコンに手を伸ばした。考えてみれば彼女も不憫で、五十も年の離れた、血の繋がり以外共通項のない生意気な小娘との同席を強いられているのだ。嫌味のひとつも言いたくなるし、テレビに逃げたくなる気持ちも分かる。裏を返せばそれはこちらも同じことで、私の生い立ちも生き様もすべて見知ったような、血の繋がり以外何もない老婆と差し向かいで炬燵に入る苦行を強いられている。
「おもろないわ、この時間は」
「まだマシな方でしょ。この時間、あっちじゃくだらないバラエティばっかりよ」
「そんなん言うんやったら帰ってきたらええやろ」
「そんな無責任なこと出来るわけないでしょ」
ごうごうと家の中を風が吹き抜けていく。エアコンなどという近代的なものはなく、ガスヒーターも石油ストーブも年寄りには危ないからと取り払われてしまい、暖を取れるのは電気ヒーターと炬燵という環境の中で随分と祖母も頑固なものである。実際のところ、私の伯父、そして彼女の長男からは同居をするようにと何度も誘われているらしいが頑なに断り続けているという。
私には、少しだけ分かる。
「この人、かっこええなあ。流行ってるんか」
「ああ、まあ。それなりには」
最近何だかという映画に出演し徐々に人気を獲得し始めている若手の俳優を見て祖母がうっとりと呟いた。年甲斐もなくみっともない、とは言わない。ここは彼女の居城であり、私はただの来訪者だから。
相性が悪い、犬猿の仲だといい続けてそろそろ二十年、私が一人でここを訪れるようになってから五年近くが経つが、少しだけ分かったことがある。
彼女は必ず、どこかしら似た人を画面の中や雑誌の中に見つけてはかっこええなあ、と呟く。
私は写真でしか会ったことのない、祖父に似た誰か。
随分と健気じゃないの、と私は思う。
「あんたこんなん好きなんか」
「私はもっとしっかりしてそうな人が好き。やだよ、こんななよなよした人」
「分かってへんなあ、あんたは」
「お互い様だよ」
本当は、嫌になるくらい似ている。彼女がその人生を賭けた人と、私がついつい追い掛けてしまう人の面影と。これではファザコンですらない、この場合は何と言うのだろう。
「ほんで、今日は何や」
「別に」
「ええ加減もうお見通しやで」
祖父にどこか似た面差しを持つ男性を追い掛け、かなりの確率で想いを破られ、そういう時は大体ここを訪れる。新幹線で二時間半、私の家からトータル四時間ほどをかけて、この血の繋がり以外何もない、性根の曲がったおんなの元へ。
「言うてみ、人生の先輩が話聞いたるで」
「今日は貢物がないから、やめとく」
「角の橋見さんとこの和菓子でええよ。まだ開いてるやろ」
「こんな寒い中追い出そうなんてほんとに性悪だね」
言いながらも炬燵を抜け出し、傍に置きっぱなしのコートと、鞄の中から財布を引っ張り出す。五十年のハンデは結局のところ一生埋まらず、この先あと十何年かで勝ち逃げする彼女の横っ面を軽く睨んで立ち上がる。
「ついでに手前の自動販売機で何か買うてきて、紅茶でええわ」
「何か、じゃないでしょ」
築何年経つか分からないこの家は至る所が冷え切っていて、歩く度に床が軋む。
それでも彼女は、この家で朽ち果てるのだろう。もう二度と会えない彼女の想い人と、その苦楽をぎっしりと詰め込んだ幽霊屋敷のような家で、幸せな夢を見ながら。
ぞっとする。
「気ぃつけて行ってきや」
「はいはい」
音ばかりうるさいガラスの引戸を開けると、ぱらぱらと大粒の雨が額を打った。
「言うたやろ、雨やて」
何でもお見通しやで、と炬燵の中から、老齢とは思えない澄んだ通る声が私の背中にぶつかってころころと響いた。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
粗暴で優しい幼馴染彼氏はおっとり系彼女を好きすぎる
春音優月
恋愛
おっとりふわふわ大学生の一色のどかは、中学生の時から付き合っている幼馴染彼氏の黒瀬逸希と同棲中。態度や口は荒っぽい逸希だけど、のどかへの愛は大きすぎるほど。
幸せいっぱいなはずなのに、逸希から一度も「好き」と言われてないことに気がついてしまって……?
幼馴染大学生の糖度高めなショートストーリー。
2024.03.06
イラスト:雪緒さま
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
それからの日々
佐倉 蘭
現代文学
あの地震のあと、夫と二人の娘を捨て、愛する男と一緒にこの街を出たみどり。
あれから二〇数年が経ち、またこの街に戻ってきた…
※ 「偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎」および「きみは運命の人」のネタバレを含みます。
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる