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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?

ダンジョンドラーズ、ハラハラドキドキ探索! 26

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 とりあえず、私は悪い魔女の撃退方法を考えてから、もう一度同じ質問をした。

「それで、あなたは一体に何者なの?」

「いい加減諦めてくれると思ってましたが、無理そうですね。それでは、一度しか言わないので、よく聞いておいてくださいね」

 私はその言葉通り、全神経を集させ、彼女の次の言葉を待つ。
 これから、今の現状の謎がわかるのだから。

「まず、私はいい魔女です。とても、とても良い魔女です。そして、名をウィレアと言います。……と、ここまではお話しましたね?」

 私はコクコクと、首を縦に振って頷く。そこまでは、私も知ってる内容だから。

「私はマギアさんの母親と繋がりがあります。それはもう、随分と前からですね。そして、マギアさんの使う特殊魔法オリジナル冷炎コールドフレアは本来、魔女の末裔まつえいにしかわたらないものなのですよ」

 それはつまり、彼女が特殊魔法オリジナルを使えるようになったのは、おかしなことだということだ。
 いや、母親が──

「もちろん、マギアさんの母親は魔女の末裔ではありません」

 そう考えようとしたけれど、その思考はウィレアの一言で打ち切られる。
 それなら理由は?
 マギアはかつて、そのことが理由で苦しんでたことがある。
 もし、そのことが故意によるものなのなら、私はその人を許すことはできない。
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