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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?

ダンジョンドラーズ、ハラハラドキドキ探索! 17

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 現状を打破することはわからなくても、今の私には原因がなんなのか、はっきりとわかっている。
 この、一寸先も見えないような真っ暗闇の空間にただ一人でいるから。
 でも、どうしたら……。
 そんなことを考えてると、一筋の光とともに一人の人間が現れる。
 光がだんだんと薄れ、その人が誰なのか浮き彫りになる。

「あなた、魔女ウィレアだよね?」

「あら、シズクさんこんにちは」

 そこに現れたのは、ウィレアだった。
 これで、救われた。
 私の中にあった不安は、ある程度なくなった。
 けど、まだ残っている。
 それはきっと、この空間から戻れていないから。
 ただ、他の人がいるから少しだけ、不安がなくなっただけ。

「まず、ここはどこ? それで、私をもといたダンジョンに返して」

「あの、なんの話ですか?」

「はっ? もしとぼけてるんだとしたら許さないよ? 私、今ものすごく機嫌がよくないから、あまりそういう冗談は言わないでくれる? それで、ここはどこ?」

「あのあの、本当にわからないんです。それとも、これがあなたのであるってことを教えればいいんですか?」

「はい?」

 全然意味がわからない。
 なんで夢の中? さっき、私はその確認のために、頬をつねった。
 そして、痛みを感じた。
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