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二章 ダンジョン探索は冒険者のロマンでしょ?

喫茶店に行ったはずの私は、なぜか現魔王と会いました23

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「えっと、殺したりしないよ……?」

「嘘です!きっと、私のことを痛ぶって楽しんだあと、苦しみながら殺すつもりなんですよね?それとも、殺さずにギリギリを楽しんでから、飽きたら奴隷として、高額で売るつもりなんですか?」

 なんか、えらく被害妄想が激しい。
 というか、しないって言ってるのに、こっちの話なんて聞いてない。
 そもそも、私はただお話がしたかっただけだというのに。

 私はそんなことを思いながら、これからどうするかを考える。

「いえ、そんなことはしないでしょう。だって、この都市で生きにくくなりますから。ああ、これから牢屋で永遠と生きるか死ぬかギリギリでの、拷問が始まるんですね。そして、私がなにを言っても許してもらえないで──」

「あんた、シズの話を邪魔するとか、万死に値するわ!死になさい!」

「あー!やっぱり私を殺す気だったんですね……!いいえ、きっとただ殺すんじゃない。ゆっくり、ゆっくり、私が苦しんでる様子を楽しみながら殺すつもりなんですね!ああ、私が紅茶をかけてしまったばっかりに……!」

 私が打開策を考えてる間に、マギアのせいで余計に話が拗れてしまう。

 うん、諦めよう。
 私なんかじゃ無理だから、諦めよう。
 私がそんなことを思ってると、

「なんだか賑やかですね!なんの話ですか?」

 マリアが現れた。
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