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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました

中央都市へ行くわよ!25

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「しかも!酷いのは、あれだけ触らないでって言ってる尻尾を、普通に触ってくるんだよ!何度怒られても気にしないし。私は仕事してるのに、胸揉まれたことだって一度や二度じゃないからね!たちだって、迷惑してたはずだよ!」

 ちょっと待て。
 それ、セクハラとかそんなレベルじゃなくないか?
 いや、うさちゃんには胸はないけど......。
 そ、そうじゃなくて、ウィンソウってもしかして、女の人だったの?
 それに、他の娘ってどういうこと?
 そんな、疑問を私は抱く。

「それに、他にもいろいろ──」

「ちょ、ちょっと待って!ウィンソウって女の人なの?」

「?......はい。言ってなかった?でも、さすがに男の人にそんなことされたら、私も本気で殺しにいってるよぉ~」

 私は今、女で良かったと心の底から思う。
 もし、男だったら私はもう生きてないことだろう。

「あっ!それと、他の娘ってどういうこと?他にもいるってこと?」

「いるよ?それぞれの?とかいうのがあれば、呼べると思うよ?」

 いるらしい。
 それも、それぞれアクセサリーが必要となってくるとなると、探すのは大変だ。
 てか、メガネはアクセサリーという範囲に入ってるのか。
 そうして、私たちに仲間が増えた。
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