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一章 異世界で勇者《最弱職》になりました
あなたも勇者になりませんか?6
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「あんた、さっきから意味わかんないことばっかり言ってるけど、どうしたの?もしかして、私があなたのパーティーになってあげることが、そんなに嬉しかったの?」
「あの、この世界のことで知ってること、全て教えてもらっていい?」
「知ってること?まあ、いいけど。てか、私としたことが、自己紹介を忘れてたわね。私の名前は、マギア・ユートリアよ。マギアって、呼んでちょうだい。あんたは?」
「私は、雨宮雫。えっと、雫のほうが名前ね?」
「それじゃ、シズね」
「それで、教えて?」
「わかったわ。それじゃ、私の知ってることを話すわね」
それから、彼女は知ってることを全て話してくれた。
過去の歴史を。
内容は、だいたいこんな感じ。
『そうね、それじゃ、勇者が勇者として扱われてた頃から話すわ。何年も前のこと、勇者が生まれたの。もちろん、このときはまだ、魔王を倒す宿命をもってたわ。で、もちろん勇者は魔王を倒しに行ったそうよ。でも、結果は負け。実際、負けたかどうかはわからないけど、魔王を倒しに行った勇者は帰って来なかったと言われてるわ。
で、そのあとも、勇者は生まれた。けど、誰も魔王を倒せなかった。それどころか、勇者はどんどん弱くなっていった。で、今は誰でもなれる役職になった』
「あの、この世界のことで知ってること、全て教えてもらっていい?」
「知ってること?まあ、いいけど。てか、私としたことが、自己紹介を忘れてたわね。私の名前は、マギア・ユートリアよ。マギアって、呼んでちょうだい。あんたは?」
「私は、雨宮雫。えっと、雫のほうが名前ね?」
「それじゃ、シズね」
「それで、教えて?」
「わかったわ。それじゃ、私の知ってることを話すわね」
それから、彼女は知ってることを全て話してくれた。
過去の歴史を。
内容は、だいたいこんな感じ。
『そうね、それじゃ、勇者が勇者として扱われてた頃から話すわ。何年も前のこと、勇者が生まれたの。もちろん、このときはまだ、魔王を倒す宿命をもってたわ。で、もちろん勇者は魔王を倒しに行ったそうよ。でも、結果は負け。実際、負けたかどうかはわからないけど、魔王を倒しに行った勇者は帰って来なかったと言われてるわ。
で、そのあとも、勇者は生まれた。けど、誰も魔王を倒せなかった。それどころか、勇者はどんどん弱くなっていった。で、今は誰でもなれる役職になった』
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