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最終章 世界の理は変わらない
私が魔王?……っ、そんなわけないでしょ……!10
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私も勇者も少し睨み合う。
そして、先ほどまでとは全く違う気迫を感じる。
きっと、相手もそれは同じだ。
私も残りの力を全て振り絞るように、力を溜める。
そして、私が地を蹴るのとほとんど同じタイミングで、勇者も地を蹴る。
「これで、終わりだよ!」
勇者はとてつもない気迫とともに、私との間を詰めてくる。
それは私も同じで、相手との距離を詰める。
そして、左手でもつ氷の剣を下段に構える。
勇者は聖剣を中断で構えている。
そして、距離が近づき、絶妙なタイミングで勇者は腕を後ろに引き、突きの構えに変わえた。
私は、下段に構えている氷の剣を急いで突きの対処にあてる。
私は、ギリギリのタイミングで氷の剣を聖剣にあてることに成功した。
けど、私の持つ氷の剣は聖剣とぶつかると、二つに折れた。
勇者の持つ聖剣の軌道は誤差の範囲内といえるほどしか変わっていない。
それでも、私は諦めるつもりはなかった。
勇者の持つ聖剣は、確実に私の心臓を捉えてる。
だから、私はせめてもの抵抗をするために、右手を心臓の前にもっていく。
そして、聖剣で突かれるのとほぼ同じタイミングで、手をグーにする。
けど、私の必死の抵抗も虚しく、聖剣は私の手の上から心臓を貫いていた。
「さよ……なら……」
私は痛みに耐えながら、それだけを言い残すと、意識を失った。
そして、先ほどまでとは全く違う気迫を感じる。
きっと、相手もそれは同じだ。
私も残りの力を全て振り絞るように、力を溜める。
そして、私が地を蹴るのとほとんど同じタイミングで、勇者も地を蹴る。
「これで、終わりだよ!」
勇者はとてつもない気迫とともに、私との間を詰めてくる。
それは私も同じで、相手との距離を詰める。
そして、左手でもつ氷の剣を下段に構える。
勇者は聖剣を中断で構えている。
そして、距離が近づき、絶妙なタイミングで勇者は腕を後ろに引き、突きの構えに変わえた。
私は、下段に構えている氷の剣を急いで突きの対処にあてる。
私は、ギリギリのタイミングで氷の剣を聖剣にあてることに成功した。
けど、私の持つ氷の剣は聖剣とぶつかると、二つに折れた。
勇者の持つ聖剣の軌道は誤差の範囲内といえるほどしか変わっていない。
それでも、私は諦めるつもりはなかった。
勇者の持つ聖剣は、確実に私の心臓を捉えてる。
だから、私はせめてもの抵抗をするために、右手を心臓の前にもっていく。
そして、聖剣で突かれるのとほぼ同じタイミングで、手をグーにする。
けど、私の必死の抵抗も虚しく、聖剣は私の手の上から心臓を貫いていた。
「さよ……なら……」
私は痛みに耐えながら、それだけを言い残すと、意識を失った。
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