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最終章 世界の理は変わらない

《幕間》女の子と温泉は蜜の味?2

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「やだ」

「そう言わずに、心も体も一つになりましょう!」

「来るなー!やめろ!こっちに来るんじゃなーい!」

 私は叫び声をあげながら逃げまわる。
 てか、逃げないやつはいないでしょ。
 だって、襲われかけてるんだよ!

「マオちゃん、そういうことなんですの?もしかして、痛みを心配してるんですの?それでしたら、安心してくださいな。やさしくしてあげますわーー!」

「いや、そんなことを心配してるわけじゃないよ!」

 ロノアは諦める気がないらしく、私は広大な露天風呂を駆け回る。
 そこで、私は気づく。
 あっ、確かあそこに冷水があったはず......!
 これをロノアにぶっ掛ければっ......!

「私を、私を下僕しもべにしてくださいなー!」

 やばい。
 もう、わけわからんこと言い出してる。
 どうにかしてこいつを止めないと、これは絶対に襲われる......!

 そんなわけで、私は冷水の入ったバケツを取るために走る。
 ここが勝負所だっー!

 そして、私はバケツを手にする。
 それは思ったよりも重く、持ち上げるのに少しの時間がかかる。

 それをチャンスとみたロノアが、ここぞとばかりに攻めてくる。

 けど、なんとか私はバケツに入った水をロノアにかけることに成功した。

「冷たっ...!ですわ!」
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