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六章 私の『学園生活』……
お泊り会がしたいって、冗談だよね?(その日になるまで)2
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「マオちゃん、今日はどうしましたの?あんなこと、いつもはないですのに」
「えっ?いや、ちょっと、考えごとしてだけ~」
なんとなく誤魔化す。
「まあ、別にいいですわ。貴重な機会ですし。それより、お泊まり会、とっても楽しみですわね!」
そんなロノアの言葉を聞き、「その、お泊まり会のせいであんなことになったんだよ」と、ぼそっとつぶやく。ロノアは「なんか言いましたの?」と、全然聞いてなかったようだった。
よかった。
と、私はふと疑問に感じたことを聞いてみることにする。
「ねえ、ロノア。なんで、いつも昼ごはんのときはヴァイオレットいないの?」
「それは、マオちゃんと二人きりの時間が過ごしたい──わけではないですわ。えっと、その、ヴァイオレットはヴァイオレットのご学友がいますの。だから、それを優先してもらってるだけですの」
なるほど、本音が前者で、後者が建前ってことか。
でも、建前ってほど、建前ってわけじゃないとは思うけどね。
ロノアって、以外と優しいし。
「マオちゃん?どうしましたの?そんな、楽しそうな笑みを浮かべらして」
やばい、今の私の顔をロノアに見られた。
やばい、ちょっと恥ずかしいかも。
いや、かなり恥ずかしい!もう!
上がりかけていたロノアの評価は、元に戻ったのだった。
「えっ?いや、ちょっと、考えごとしてだけ~」
なんとなく誤魔化す。
「まあ、別にいいですわ。貴重な機会ですし。それより、お泊まり会、とっても楽しみですわね!」
そんなロノアの言葉を聞き、「その、お泊まり会のせいであんなことになったんだよ」と、ぼそっとつぶやく。ロノアは「なんか言いましたの?」と、全然聞いてなかったようだった。
よかった。
と、私はふと疑問に感じたことを聞いてみることにする。
「ねえ、ロノア。なんで、いつも昼ごはんのときはヴァイオレットいないの?」
「それは、マオちゃんと二人きりの時間が過ごしたい──わけではないですわ。えっと、その、ヴァイオレットはヴァイオレットのご学友がいますの。だから、それを優先してもらってるだけですの」
なるほど、本音が前者で、後者が建前ってことか。
でも、建前ってほど、建前ってわけじゃないとは思うけどね。
ロノアって、以外と優しいし。
「マオちゃん?どうしましたの?そんな、楽しそうな笑みを浮かべらして」
やばい、今の私の顔をロノアに見られた。
やばい、ちょっと恥ずかしいかも。
いや、かなり恥ずかしい!もう!
上がりかけていたロノアの評価は、元に戻ったのだった。
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