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六章 私の『学園生活』……

機嫌を直してよ!

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「もう、マオちゃんは本当に酷いですわ!」

「いい加減機嫌直してよ」

 朝のあの出来事があってから、ずっとこの調子なのだ。もう、昼ごはんの時間だからね。
 まあ、原因は私にあるのはわかってるけどね?
 いや、もともとの原因はロノアなんだけどさ。
 ロノアがまいたたねだからね。
 
「ほら、『あ~ん』してあげるから機嫌直してよ」

「『あ~ん』て、なんですの?」

 なんで『あ~ん』がわからないのに食いついてくるの?そういうことはなんとなく気づくの?
 まあ、別にいいけど。

「『あ~ん』ていうのはこうやって、ほら口を開けて?はい、『あ~ん』」

「あ、あ~ん」

 私はそう言いながらロノアに玉子焼きのようなものを食べさせる。
 まあ、名前わからないからね。料理しないから......。
 見た目はそんな感じだから。

「どう?おいしい?まあ、作ったのはあなただけどね」

 すると、ロノアは顔を赤く染めながら、

「そ、その、すごく美味しかったですわ」

 そう言った。

「それで?機嫌は直った?」

「はいですわ。こんなに素晴らしいものが存在したなんて知らなかったですわ」

 よかった。ロノアの機嫌直った。
 まあ、もともとの原因は絶対にロノアだけどね。

「それじゃ、そろそろ教室に戻ろう」

「そうですわね」
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